実はこの巻の裏表紙&カバー下の一連の「口説き練習」が凄いお気に入り。
分かっていつつもどんどん違う方向へ発展していき、気が付けば夢中に。
そして、本題がおいてけぼり。
で・・・本題に戻ったらその本題が残念なことに・・・
完璧やっ!
前巻でリコの「恋愛マスターはウソでした」があり、この5巻からはそこをイジるネタへシフト!
加えて、「リコも恋愛初心者」というネタも登場。
本人も「嘘バレにこんな弊害が」と。
乙女の妄想をするのはリコも同じ。リコの「ポワ」はどんなのかな〜?
その時のサヨに対する「お前はちょっとポワれ」は安定のサヨオチ♪
この人は徹頭徹尾ブレませんねぇ。
7巻のあとがきでも「ありがとう 安心の守銭奴オチ!」とありましたが、描く側としたらダントツに使いやすい存在だと思います。
いい話風になりすぎてきた時に放り込むだけで空気を元に戻すことも出来ますし。
そして、「5人でお出かけ」という初のイベントも。
リコとマキだけ等はありましたが、全員でというのは実は初。
あとがきでも「“外”へ出ることが増えたり」とありますが、私服で外で会うだけでもちょっと違う雰囲気。そういう友達の普段とは違う姿というのも楽しいものです。
この6巻でのイベントは「星見会」という夏休みのイベント。
そして、マキ先生とヤン先生による落ちこぼれ(リコ&ナギ)指導。
ナギ・・・いい奴で成績悪いって・・・
ホントにリアルにいたら「いい人」で止まる典型例だな・・・
逆に最強なのはサヨの彼氏か?(多分、作中でもリアルにいても最強な気がする・・・)
この男女4人の勉強会がマキとヤンの関係性を一気に変える大きな物になります。
これまで「怖い」→「嫌い」と最悪のスタートから最悪の変化を経ましたが、ここで「苦手」に。
それも、「悪い意味でなく」の「苦手」です。
リコのウソが終わった後はマキの誤解へ。
これについては5巻はイントロまで。本番は6巻です。
一方、最も進展がゆっくりなのはこの2人?スズとレン。上記の「星見会」でも描かれています。
見た目だけだと小学生コンビですね。
レンはマキに憧れていますが、何かと構うのはスズ。
P88では男前なところも見せてくれました♪
お互いにまだまだ意識していないあたりがいい感じです♪
それにしてもレンよ・・・そりゃモテるわ、この子は。
顔のつくりが良くてちょっと乱暴だけど根はやさしくて時々子供っぽいところも見せる。
ホントに「素の方がいい」です。
そういえばすでに長期連載の域に達していますが、まだ一学期が終わったばかり。
恋愛の進展が重要要素でもありますのでサザエさん時空は無理。
その一方でメンバーは1年生〜3年生まで揃っております。
そのため、時間の経過が非常にゆっくりなのです。
あれだけ色々な事件がありましたが、それは全部数カ月の間にあった出来事というわけです。
6巻の至言!
P56で『教育者から出た』この発言。
「労せず高評価っていいな」
ええ、素晴らしい先生です。ホント、ステキ♪