引き続き文化祭準備編!
すげー・・・準備だけで1年以上連載が継続するこの抜群の安定感。
数々の誤解と勢いが重なりに重なってこじれるのは恋愛漫画の醍醐味ですが、その醍醐味がコミカルに凝縮された巻と言えるでしょう。
特に中心となるのがマキ・リコ・エノの3人。
次々と進展するエノですが、ここにきて突然のトラブル発生!
自分の見せたくない地の部分を思い切り相手にぶつけてしまって自己嫌悪&嫌われたかもしれない。
ま〜、気分はわかりますが。
いくら褒めても「自虐が染みついてるの?」というくらい謙虚な人。
謙虚も行き過ぎると「自分を認めてくれている人に失礼」となる事もあるわけで(P96/97のスズも似た感じですね)。
でも、この一件で当のUK王子も変われそうな雰囲気で。でもそれがエノに誤解を与える結果になって・・・
どうなっていくのか気になりますが、自分を変えてくれう人ってホントありがたいですね。
自分では気づかなかったところを見つけてくれる人や自分の知らない景色を見せてくれる人。
エノの言葉でいい意味で変えられていく姿がどう描かれるのか楽しみです♪
そして、何よりもエノの場合はほぼ一方通行というか相手が完全無自覚なので独り相撲感がまた♪
最近は氷解か?と思われたマキとヤン。
互いに頭がいいからなのかまー、トラブルや誤解には事欠きませんね。
頭がいい人は自分で自己完結することも多いのですが、この2人はその典型か。
まあ、マキは自己完結の連続の結果あの独自の感性を形成してしまったようなところもありますが。
第一印象最悪からお互いを認め、再び険悪になりかけ・・・
こういうことを繰り返す2人の絆って、相当強くなるんでしょうね。
ラブコメ作品にこういうこと言うのは無粋かもしれませんが、一番長く続きそうなカップルですね。
長〜く引っ張っているのはリコとナギの幼少期の告白。
それもようやく動き始めたようで、それが2人の関係性の今後を決めるカギになるんでしょうね。
他カップルと違って互いに好意を抱きながらもすれ違い中という「少女漫画かっ!」的な展開の2人。
幼馴染の力は凄いですねぇ。
次巻の文化祭本番では女装したナギと「かわいい」という言葉と、これが2人の進展にどう絡んでくるかに注目ですね。
とまあ、これまで以上にラブ方面の「トラブル」が中心に描かれた11巻。
終盤では上記3人のトラブルの相談会のために集まるなどもあり、次巻でそれらがどういう新展開を見せるのかが楽しみです。