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スーパーメイドちるみさん - 1〜2巻

超が付く長期連載作。先生の代表作にして初の単行本。
実は最初はジャンボで連載。その後、スペシャルでは現在に至るまで連載が続いています。
でもでも、何より驚きは、きららがメインの連載先だった事。
そう、きららの初期を支えた作品だったのです!
この時期はきららとスペシャルの並行連載。今は亡きタイムポップにも掲載された事があります。
流石にポップは読んだ事が無いです。

この頃から先生らしさはあるものの、どこか雰囲気が違う気もします。
ネタも確かに先生なんですが、色々とまだ固まっていない感もありました。
特にちるみ七変化!とでも言うかの様に色々な格好をしていましたね。
色々と不思議な過去をかもしつつ、初っ端から破壊力全開!
初期は特にメインでお皿を割っていました。他の物も破壊していますが、メインはお皿という感じでした。
「メイド=破壊」の図式はきっとこの作品発進でしょう・・・
「メイド=ドジ」くらいはもっと前からあったのかもしれませんが、徹底的に「破壊」を描いたのはきっとこれが初。
そして、1巻ではほぼ原田家オンリー。2巻になるとさらにちゆりとちまきが参戦。
そう、ここからメイド発生率が上昇していきます。
ちゆりが登場ですので、当然主人である麗子も登場。様々な人間関係が多く描かれるようになっていきます。
1巻ではほぼちるみの破壊オンリーに近い所がありましたが、人間模様や人間関係が増えてきたのが2巻です。
何せ麗子は登場時点でちゆりに大樹の事が好きなことをばらされていますしね。
その割に全く話が進展しないのは当然ですが・・・
メインで1巻から登場している吉田兄妹はなかなか出番が増えません。不遇だ・・・
まぁ、「メイド漫画」ですので。

絵が流石に現在と大幅に違っています。特に初期も初期は別人か?と思うくらい。
1巻の中でもかなり移り変わり、2巻でもその変化は続きます。
ただ、現在の画風とはまだまだ違う感じ。変化の途中という感じです。
ある程度近づいてきましたが、特にちゆりの表情とかは今を知っているとやっぱり違う感じがします。
でもまあ、中身は一緒です。特に2巻P82左とかね♪
こうでなくちゃ♪
この2人の関係性、好きなんです。

作中の作品で、先生の他の作品でもよく名前の出る「火星人と今日子と醤油」はこの作品の原田潤一先生の作品。
2巻では新巻として26巻が登場しています。

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