作者 | 師走冬子 | ![]() |
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作者HP | ![]() とことこ日記 |
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掲載誌 | まんがタイムジャンボ(芳文社)(連載終了) まんがタイムきらら(芳文社)(連載終了) まんがタイムポップ(芳文社)(廃刊)(連載終了) まんがホーム(芳文社)(連載終了) まんがタイムスペシャル(芳文社)(連載終了) |
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単行本数 | 12巻(連載終了) + オールカラー版・1巻 | |||
Wikipedia | スーパーメイドちるみさん | |||
チャート | ![]() |
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内容 | 原田家で住み込みで働いている「香田ちるみ」は優秀なメイド。ただ一つを除いては・・・ 他は完璧なのになぜか物を壊しまくる性質を持ったメイドとその家族を描くコメディ作品。 後に他のメイドやその雇い主も登場し、大所帯の作品となっている。 “メイド”という言葉が今よりもマイノリティだった頃からの作品で、破壊癖のちるみをはじめ、罠マニア、見た目ちびっ子、修理屋、物作り職人など、非常に多彩なメイドが登場する。 萌えよりも、作者特有の人間ドラマを描いたネタが多く、登場人物の増加によってその関係は非常に複雑になってきた。 “メイド”という特異なジャンルでありながら、作者特有の読みやすい作風のためそれほど異質感が無いことも特徴。 途中からは、登場人物の増加のため原田家以外を描く話も多い。 ヒット作を数々生み出す作者の中でも10年以上続いた長期連載作品。 |
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感想 | 「女クラのおきて」同様、先生の初期に近い頃からの作品。 そのため画風の変化が大きいですね。初期と現在で。 流石に10年も描いているとそりゃ絵も変わりますよね。 初期と今、どちらの画風が好みかは人それぞれで。 10年かぁ・・・凄い長期連載ですよねぇ・・・ それだけに、先生の代表作でもあります。 そういえば、メイドの皆さんの名前ですが、 「香田ちるみ」「唐沢ちゆり」「鬼原ちまき」「杉下ちふゆ」「漆田ちおり」「沙弓ちづる」 なぜかみんな名前が「ち」で始まっています。 これには何か深い理由が・・・(いや、多分ないんでしょうけど) 先生らしいほのぼのでドタバタなお話。 そして、徹頭徹尾メイドです。メイドが増殖します。個性豊かなメイド達が大暴れします。 ベースにあるのはちるみの破壊癖(どんな単語だ)。 メイドとしては優秀なのに、兎に角モノを壊して壊して壊しまくります(10巻の裏表紙にて、今までに破壊した物の被害総額を聞いて活動停止しました)。 初期はその性質全壊・・・もとい、全開のネタが中心でしたが、キャラクターの増加により、賑やかなドタバタとしての色が強くなりました。 そこにラブコメ要素も濃くなってきて、それはもう賑やかなこと賑やかなこと。 いつ読んでも全力でコメディ。安定感抜群の超人気ロングセラー4コマ作品です! やはりこの方のキャラクターはみんな魅力的ですね。 個性が強くて、見ていて楽しい気分になれます。 これだけ個性が強いのに、クセが無く、それぞれがそれぞれで非常に面白いんです。 個人的にはちゆりと麗子のコンビが好きです。 残念で薄幸なお嬢様とトラップマニアで朴念仁なメイド。 お互いに言いたい事を言い合う関係で、でもお互いに大切に思い合っている。 この二人の関係性(漫才?)って見ていて凄く楽しいです(もう、どっちが上なのやら)。 もしかして、メイドにデフォルトで“ドジ属性”が付くようになったのはこの作品がきっかけなんでしょうか・・・ |
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雑記 | 先生の作品はカバー裏にも遊び心満載♪ 本作も例にもれず、趣向を(尋常ではなく)凝らした楽しい内容になっています。 作中小説「火星人と今日子と醤油」をモチーフにしたネタになっており、先生だけでなく多くの方々が携わってらっしゃいます。 それらを纏めたレポートを作ってみましたので、ご参考まで。 題して、『火星人と今日子と醤油と笑本』。 レポート名のセンスについてのツッコミは無しの方向で。 |
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さらに雑記 | それにしても、掲載誌の数!(全て芳文社様) 確かにこの方の作品は、移籍が多いですが・・・それにしても多すぎでしょ?というくらいの掲載誌の数。 複数誌の並行連載もあり、数が凄いことに。 それ以上に驚いたのは、「きらら」で先生の作品が読めた時期があったんだ・・・ということです。 確かにメイド(連載開始当時は今のようにメジャーでは無かった筈)というジャンルではあるにしても、若手ひしめくきららで重鎮(当時はまだ若手だったんでしょうが)の作品が読めたとは。 |
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さらにさらに雑記 | 「オールカラー版」とは、文字通り全ページオールカラー(3色刷りではないです。カラーです!)という豪華な1冊です。 内容はノーマル版の内容を厳選し(つまりは総集編)、カラーにして、描き下ろしのイラストや設定を追加した内容。 さらに、おまけの小冊子まで付いてくるというもの凄く豪華な内容です。 この小冊子、キャラクター達の設定資料や描き下ろしの「メイド学校時代編」、そしてメイドたちの服をとりかえっこする企画ページと、かなり豪華。おまけにこちらもオールカラー。 こういうことが出来るのも長寿作品&人気作だからなんでしょうね。 |
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単行本 | 発売日 |
・1巻:2003年5月1日 ・2巻:2003年10月3日 ・3巻:2004年5月6日 ・4巻:2005年2月3日 ・5巻:2006年1月6日 ・6巻:2007年2月7日 ・7巻:2008年2月7日 ・オールカラー版:2008年10月7日 ・8巻:2009年4月7日 ・9巻:2010年9月7日 ・10巻:2011年12月7日 ・11巻:2012年12月7日 ・12巻:2014年1月7日 |
試し読み | まんがタイムWeb:オススメ4コマ紹介 |
関連項目 | ●ジャンル |
・ロングセラー ・大人数 ・ラブコメ |
●チャート |
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●データ |
・誕生日 ・小冊子(単行本) |
●作品研究 |
・火星人と今日子と醤油と笑本 ・師走冬子ワールド |
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●作者別 | ・作者別作品一覧 | ●各巻感想 |
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