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スーパーメイドちるみさん - 9〜10巻

恒例だった掲載誌についてはカットで。
これ以降はずーっとスペシャルでの単独連載です。

本作のカバー裏は「火星人と今日子と醤油」の漫画化。
表の方を師走冬子先生ご自身が書かれ、裏の方は毎回スペシャルなゲストな先生が担当。
9巻ではなかま亜咲先生が登場!セクシーな今日子が登場だ!
・・・しかし、流石は先生です。
ゲスト投稿のネームの段階でボツを喰らったゲストさんは初めてとのことで、この方ならではのエピソードだなぁ・・・
ホントにいつでも全力投球ですからね!

前回からの続きで、健君とタマラさんのエピソードからスタート。
ちょっぴり大人になった健君。
取り敢えず、旦那さんにするなら原田先生のような人がお薦め、という結論で。
なんだかんだで人格者で成功者で大人の男性なんですよね。
あの賑やかな家庭で落ち着きのある大人という存在が話が必要以上にぶっ飛ばない秘訣なのかな?
最近の作品では親さえ出番が無くて高校生だけの家庭とかがよく描かれますが大人の存在って、必要やと思うんですよ。
んで、大人や親といえばメイド達。
みんな家族がいないんです。5巻P10でもちまき教官が「基本的に私達に家族はいないからな」と発言しています。
ちるみやちゆりだけでなく、ちおりも10巻P67で「本部では『特別工作部隊』として暗躍してきた」と発言しています。
さてさて、これがちるみたちの秘密や過去と関係があるのか。
今後明らかになるかもしれませんね。
そんなメイド達が10巻ではえらいことに。
メイドとご主人をシャッフルする「メイド・シャッフル」なる企画が。この作品以外でまずお目にかかる事はないのだろう企画・・・
ええ、メイド群生地域を描いた作品自体がまず他にないでしょうし。
ちおりはなんと憧れの大樹のメイドに!
ただ、個人的にこのシーンで気になったのは、メイド達がご主人の名前をボールに描いてくじ引きをしました。
ちゆりなら「麗子さま」、ちおりなら「純さま」という具合に。
で、ちるみの御主人は・・・本来は雇い主である原田先生の筈。書くとしたら原田先生か、「原田家」と書くところ。
でも、ちるみが書いたのは「大樹さま」。
ちるみにとって大樹が特別な存在という事なのか・・・
と、勝手にちょっとしたワンシーンを捕まえて無意味に想像の翼を広げてみちゃったりして(10巻P95〜 のエピソードもあるので、まんざら勝手な想像でもないかもしれませんが)。
ちなみにこの時は
ちるみ → 詩歌ちゃん
ちゆり → 佐々木先生
ちおり → 原田家
ちふゆ → 倉田先生
ちまき → 麗子
というシャッフル結果でした。
ちおりは大樹の元へ行けて意気揚々。そこで思わぬライバルとの出会いが・・・
そりゃこれは思いがけなかったでしょうね・・・
相手が(広い意味で)人外ですから。そして規格外。

キャラクターも増えに増えましたが、ここにきて増加は一旦ストップ。
10巻ラストでちづるさん登場ですが、それを除くと増員はありません。
しかしまあ、増えたなぁ・・・
途中から読んだとすると多分人間関係が分からないと思います。
そもそもどのメイドさんがどの家庭とセットなのかをまず把握しなきゃですしね。
にしても、教師3人全員の家にメイドってどんな学校だ・・・
そして、人間関係といえば子どもたちの可愛らしい共演も。
健君に花梨ちゃんに詩歌ちゃん。
この3人の関係を描く事も増えました。なんならここにちまき教官を加えたい気分です。
人間関係といえば複雑な関係の先生3人とメイド達も。
10巻P94ではその関係に大きな動きが。
人間、「なんでこんな人を好きになったのか・・・」と思う時もありますが、好きなものは好きだからしょうがない!
その場の勢いでついつい気持ちを伝えちゃった倉田先生と、うっかり気持ちを伝えられちゃった佐々木先生の明日はどっちだ?

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