8巻の終盤で小夜ちゃんが加わったのですが、それが最終回へ向けての合図だったように感じます。
ループする季節の中で変化していく日常。
正式にお互いが恋のライバルだと認識しつつも仲がよくて。
そんなひろえちゃんと小夜ちゃん。
肝心の信一朗君は相変わらず鈍くて・・・
P20のラストのオチ、七夕先生と同じようなことやっている気が・・・
ちゅ、中学生だからOKってことで!
そして、「特売戦士」なんてのが4人もいて。
信一朗君の複雑な家庭環境はこの9巻、特にラスト2話で大きな意味を持って来ます。
最後まで読んでからもう一度読み返すと色々と感慨深いものがあるこの9巻。
大人達の色々な関係がある中で、それでも子供たちは立派に成長していくんだなぁ。
まあ、恋愛方面はもっとしっかりと成長しなきゃ、ですが。
ラブコメといえばこちらも忘れてはいけません、達也達のサイド。
P33の「これ以上僕の株を上げないでくれ!」という魂の叫びが好き♪
一途で全力な可愛らしい女の子でありながらこう言われてしまう英子ちゃん。
そういうキャラ、大好物でございます(最終的にこの子については無事完結しましたが)。
一方で達也とともみちゃんの関係もなんだかいい感じで♪
こういう関係性もベタかもしれませんがやっぱり好き♪
当初は完全なライバル関係で、共通の人が好きで衝突しているうちに・・・
甘酸っぱいねぇ♪
ラストの1コマは足掛け10年の歴史を考えながらだとなおのこと大きな一言。
この1コマを見て、1巻から読み返すのもオツです。
この一言に辿り着くまでにどれだけの道のりがあったのか。
中学生という最も多感な時期に義父(頼りない)との2人暮らし。
『家族』というものを受け入れるのが難しい時期を乗り越えて、ようやく本当の家族になった。
この先もやっぱり変わらない日常が続いていくんでしょうけど、その変化があったその先もまた見てみたい気がします。
高校生になってもやっぱり報われないのであろうひろえちゃんの恋の行方も気になりますしね♪