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タマさん - 5〜6巻

長く続いたタマさんの不思議な物語もいよいよ完結。
5巻の前半は非常に長く続く一連の流れです。
まずはタマさんが「猫アイドルになる」と言いだし、まずはブログを始めるためにパソコン教室へ。
その後アイドルになるために個性が欲しい!と星に願いをかけたら「ツノ」という個性が生えて。
そのツノを何とかしようと店長の所に行くと原因は店長が「流れ星さん」を撃ち落とした事の様子。
その一方で杏・ふるる・ケイ(ニート)はヒトデのような不思議生物を発見。
そしてそのヒトデ(?)を海に帰しに行って・・・
という一連の4話に渡る物語。
つまり、4カ月に渡る物語だったのです。
同様に5巻から6巻へ跨っては楓と陽太の馴れ初め(?)が連続して。
6巻ではふるると圭人が動物園へ行くお話が数話に渡り。
そして、ラスト数話も当然続いたものになっております。
基本が1話読み切りの作品としては珍しいスタイルの作品なのです。

いよいよラスト。色々と整理と繋がりが。
「過去編」も現在に近づき、「現在編」の思い出話も過去編と現代編の繋がりの話となり・・・
「過去編」のレギュラーだったくららも成長した姿で「現代編」に登場。
過去と現在の繋がりが一気に深くなります。
最後はその過去と現代が繋がり・・・
ただの猫が送る不思議な不思議な物語は不思議で幸せな結末へと導かれていくのです。
長期連載ですし時間軸も入り混じっている作品だけに、どのようなクロージングをするのか。
是非ともその最後は単行本で。まだ読んでない人は書店へGO!

好きなネタ〜。もうお約束ですね。
今回はいきなり5巻P10。2本とも。
特に右は「この子らしい」というネタ。ああ・・・やっちゃったんだ。と。
そして5巻P21右。言葉など不要と言わんばかりのインパクト抜群の衝撃ネタでした。
同じくインパクトではP24左も。この店長さんのネタはシュールで好きです。

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