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タマさん

作者 森ゆきなつ タマさん
作者HP
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掲載誌 まんがタイム(芳文社)
まんがタイムオリジナル(芳文社)(連載終了)
単行本数 6巻(連載終了)
Wikipedia タマさん
チャート
内容 自称「どこにでもおる猫」の関西弁をしゃべる猫・タマさんと周りの人間や不思議生物を描いた4コマ漫画。
関西弁ではあるが、作者自身は生粋の関東人のため、微妙な関西弁の時がたまにある。
自称「猫マンガやない、妖怪マンガなんやで」とあるように、様々な不思議生物が登場する。
しかし、登場人物(如月夕人除く)はかなり柔軟に受け入れている(そもそもしゃべる猫と普通に親睦を深めている時点で柔軟の域を超えている気が)。
話はメインとなる「如月家編」、杏たちの通う学校を舞台とする「学校編」、如月家編の少し前の話を描いた「回想編」がある。
タマさんや杏たち周囲の人間が不思議生物と出会い、それと絡む話が多い。
強烈なアクもなく、画風も受け入れやすいもののため、比較的読みやすい作品。
感想 魅力的なキャラクターが満載であるにも拘らず読みやすい。そんな作品です。
キャラの個性が強いと、アクが強くなりがちなのですが、画風やメルヘンな設定もあって、不思議と読みやすいです。
タイムの長期連載作品の名は伊達じゃありません!
常に中心にいるのはタマさんです。
ただのの猫やで?
普通に喋ったり、不思議生物に造詣が深くて、関西弁ですが・・・ただの猫やで?
そんなタマさんと如月家、ご近所さんや学校のみなさん。そして、たくさんの不思議生物たちが織りなす賑やかなドタバタ日常コメディです。
絵の可愛さもそうですが、ネタもしっかりしているので安定感が抜群ですね。
ネタの多くはキャラクターの魅力や不思議生物絡みで楽しい内容ですよ〜。

インパクトのあるネタが多くて、笑いも満載です。
この手の作品は不思議生物の個性に大きく依存するようなネタで攻める作品が多いですが、この作品ではむしろそれらはお話のきっかけやスパイス。
メインとなる笑いはそれらに頼らないメインキャラクター達によるものがほとんどです。
ネタがとっちらからないのはその辺りにも理由があるのかもです。
作品形式としては各話独立の時と、数話にまたがった話の時の両方があります。
また、「回想編」が約半年続くなど、比較的自由な作品形式なのが特徴。
世界感としては雑誌で読んでも満喫できるタイプですが、作品形式としては纏めて読んだ方(単行本)が話が分かりやすいかもしれないです。

個人的には特に杏ちゃんがとても好みです。もう、この子のキャラってばステキすぎ♪
3巻55ページのアホっぽい顔はまさにツボでした。
あ、あと2巻以降のカバー裏も見所です。って、本筋から大きく離れたところをお薦めしてどうする、私。
カバー裏ではタマさんを擬人化したシリーズが続いており、2巻以降のお約束に。
これがまたインパクトが凄いです。
是非とも本編を読んでたっぷりとタマさんの愛らしさを目に焼き付けてからカバーをめくって下さい♪
雑記 簡単に本作に登場する不思議生物たちを纏めてみました。
「妖怪大辞典 -タマさん-」
不思議で可愛らしい妖怪たちが多数登場することが特徴の作品。
これからもどんどんこのレポートが増えていくんでしょうね♪
さらに雑記 本作のもう一つのメイン。それが、単行本カバー裏だと勝手に思っています。
感想でもちょろっと触っているんですが、そこにピックアップしてみましょう。

1巻:「ホンモノを探せ!」ということで、様々な模様のタマさんもどきの中から本物のタマさんを見つける企画
2巻:「タマ殿」。ここからが本作カバー裏の真骨頂。ステキにガチムチなタマ殿の雄姿をご覧あれ。
3巻:「タマ殿」第2弾。ただの猫でござる。
4巻:「タマにゃん」。性別まで変わってます。いわゆる「萌え」というやつです。
5巻:「タマ崎さん」。渋い企業戦士です。いわゆる「漢」というやつです。
6巻:初期設定とそこからの変化
単行本 発売日 ・1巻:2007年12月7日
・2巻:2008年8月7日
・3巻:2009年12月7日
・4巻:2010年9月7日
・5巻:2011年7月7日
・6巻:2013年2月7日
試し読み
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関連項目 ●ジャンル ロングセラー
動物モノ
妖怪モノ
●チャート 万人ウケ(高い)
●データ 身長
関西のキャラクター
資格(普通自動車運転免許)
●作品研究
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●作者別 いんどあHappy ●各巻感想 1/2巻
3/4巻
5/6巻

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