作者 | くりもとぴんこ | ![]() |
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単行本数 | 2巻(連載終了) | |||
掲載サイト | ヤングエースUP | |||
Wikipedia | ||||
チャート | ![]() |
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内容 |
学校一怖いと評判の高校生・大神有人に呼び出されたミニマム高校生・小森みみ子が紹介されたのは・・・まさかのメイド! コワモテなのに実は売れっ子小説家の有人と、ひょんなことからそのメイドとなったみみ子を描く凸凹ラブコメ。 メインキャラとしては加えて執事兼マネージャーのイケメンヤンデレ(有人に執着)・橘凪雪がおり、この3人がメインとなる。 コメディ要素の強い作品であり、その中心はコメ強めのラブコメ&有人に近づく者に容赦ない凪雪、である。 キャラクターの個性が濃いことが最大の特徴のコメディ作品であり、特に“執着的な愛”が多い傾向にある。 作者にとって初の連載&単行本である。 |
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感想 |
コメディとしては非常に分かりやすいタイプの作品です。 すれ違いや勘違いを軸にした作品ではなく、直球ストレートなコメディです。 タイトルに「メイド」と銘打たれていますが、そこまでメイド要素も過多ではありません。ヒロインのみみ子がメイドですが、半分くらいは学校のシーンです。 そのためかタイトルほど濃い印象ではなく、大抵の人には抵抗なく受け入れられる作品ではないでしょうか。 まあ、ものすんごくドSな人がメインにいるので、そこの好みは分かれるかもしれませんが、画風やコミカルさもあって個人的にはOKだと思います! ヒロインが作家な同級生に(分かりやすく)片思いしているのに相手は全くそのことに気づいていない、という構図は「月刊少女野崎くん」に近いところがありますね。 どちらもコメディ要素満載ですが、この作品ではヒーロー側の「小説家」という要素よりも「食いしん坊」の方が強調されているかもしれません。 みみ子を雇うことになった理由も料理の腕ですし。 この有人、とにかく鈍い。 まあ、みみ子の分かりやすい好意(周囲は完全に気付いている)に気が付かない辺りはこの手のラブコメの基本ですので。 それを込みで、仕事(小説)と食べること以外には鈍感すぎるんじゃないか?という子です。 というか感性が全体的に純真無垢。これも凪雪による徹底管理の賜物でしょうか・・・ 恋愛映画を観てもよく分かっていない様子で。 あの・・・プロの作家さん、ですよ・・・ね? だからこそ独創的な感性で作品を生み出せるのかもしれませんが(第19話で凪雪もそう発言しています)。 この作品のもう一つの特徴といえば凪雪でしょうね。 超が付くくらい有人に執着するヤンデレ&無自覚ストーカー(幼馴染&執事&マネージャーなので年期と濃度がハンパない)。 有人に近づく者には一切の容赦はしない超高校級のドS(みみ子曰く“最凶の防衛システム”“ドSの国の王子様”“闇が深い”)。 当然一番のターゲットになるのはみみ子であり、(一方的な)バトルは本作の見どころの1つ。 一方でその凪雪のストーカー(信者?)なドMさんも現れて・・・ 加えて有人を一方的にライバル視するかまってちゃんも(1巻では未登場ですが)。 そう、この作品の一番の特徴はとにかく一直線な奇人が誌面狭しと暴れるところなのです! というか奇人率高すぎ。 メインの筈の有人とみみ子を食っちゃうくらいの勢い。 何より他の作品と比べても“執着が強すぎる”タイプが多いです。いわゆる信者系。 作中でもみみ子が凪雪を指して「偏った執着」と発言していますし(1巻P89)。 みんな・・・愛が重い。 そんなわけで、濃いキャラ好きの方には超絶お勧めの作品です。 あと、表紙からも溢れだしていますが、身長差にぐっとくる方はぜひ買うべきです(183pと149p)。 いいよね!身長差って! |
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雑記 |
主要素として“メイド”があるのでチャートの「万人ウケ」を低めにしていますが、昨今のメイドの一般化を考えるともうちょっと高くてもいいのでしょうか? や、メイドってどこまで一般的なんだ? 普通が・・・普通が分からないっ! |
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単行本 | 発売日 |
・1巻:2016年6月30日 ・2巻:2016年12月31日 |
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