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中国嫁日記

作者 井上純一 中国嫁日記
単行本数 8巻(連載中)
掲載サイト
(作者HP)
中国嫁日記
Wikipedia
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チャート
内容 奥さまの名前は月(ゆえ)。だんなさまの名前はジンサン。2人はごくふつうの出会いをし、ごくふつうの結婚をしました。だがしかし、1つだけ違っていたのは、奥さまは中国嫁だったのです。

作者本人のブログにて連載されていた実録奥さん観察4コマが待望の書籍化!
今や超人気ブログとなった「中国嫁日記」の内容に、コメントを加筆し、さらに50ページにも渡る二人の馴れ初めを描いた描き下ろしを添えての1冊。
内容は作者の奥さんである「月」さんをはじめとするキャラの立った「中国嫁」の皆さんの実態や、国際結婚をした二人の日常を描くエッセイ作品。
日本で生まれ、日本で育った我々では想像も出来ないような楽しいエピソード満載の日々がコミカルな絵と共に綴られている。
当初は当の奥さんにブログの存在は伏せられていたが、後に公認となる。
個性豊かな「中国嫁」達とのカルチャーギャップを楽しく描いた作品。

ブログ発進の作品に多いのだが、単行本は非常に描き下ろしが多いことが特徴。
そのため、いつもブログを見ているという人が読んでも満足度が高い。
描き下ろしは1巻は上記のように馴れ初め、2巻ではプロポーズを描いたもの。
感想 私は毎日訪れる巡回サイトが幾つかあります。
そのうちの1つがこの「中国嫁日記」の連載されているサイトです。
とあるニュースサイトで存在を知って以降、毎日通っています。
ええ、ブログの存在が奥さんにバレてブログの存続は・・・?の時、リアルタイムで見ていました。
元々が4コマ好きでエッセイ漫画好き(「けらえいこ先生」と聞いて、「あたしンち」ではなく「セキララ結婚生活」等のエッセイ作品を連想する人間です)。
コミカルで可愛らしい絵に笑えて癒されるエピソードの数々。
しかも、自宅で手軽に読む事の出来るWeb連載。
「読まない理由」を探す方が一苦労です(探したっても見つかんない)。

もう兎に角、月さんの言動が面白かわいい!の一言です。
こんなに楽しい奥さんがいて、旦那さんが漫画家さん。
そりゃこういう形になりますよ。作品にしたくなりますよ。
ネタのほとんどはこの月さんの明るくて楽しいエピソードの数々です。
カルチャーギャップだったり、独特な「月語」だったり、月さん自身のキャラクター性だったり。
それに加え、王先生やゆんさんという二人の「中国嫁」のエピソードも。
・・・中国の女性は皆さんこんなにステキキャラなんでしょうか?それともたまたま?
なんでしょう、国際結婚って敷居が高いイメージですが、本作を見ていると「国による感覚の違いを楽しむ事が出来れば日常すら面白エピソードの宝庫になる」という感じがしますね。
なんだかんだで夫婦って、違う人間なのは国内だろうが違う国だろうが同じ。
大なり小なりのその違いをどこまで認めて、楽しめるかが大事なんでしょうね。
これからもそういう楽しいエピソードを紡いでいって頂きたい。お二人で末永く!

あ、いつものWikipediaの記事なんですが、確かに「この作品としての独立した記事」はありませんが、ジンサン先生の記事で必要な解説が行われている上に、「エッセイ作品の記事は私の手に余る・・・」ということで今回は無しです。
いやははは・・・実在する人の上に超人気ブログの記事ということで尻込みしています。
ちなみに「ジンサン先生」と呼んでいますが、「ジンサン」とは「井上」という名字の中国読み。
つまりは「井上先生」と同義です。作中でも解説されています。
ので、“さん”と“先生”の二重敬称ではありませんよ。
ほら、「なかやまきんに君さん」みたいな感じです。
まあ、この方は「なかやまキン肉マン君さん」と呼ばれたこともありますが(“マン”と“君”と“さん”全部乗せ)。

最近はこうやってサイトやブログでの連載作が本に纏まって出版・・・ということが増えましたね。
昔と比べると「本当に面白いけど表舞台に出てこなかった作品」が発掘されやすくなっている気がします。
「ぼく、オタリーマン。」や「ウチのトコでは」「マンガごっちゃ」等の投稿型サイトの作品。
ホントに誰にでもチャンスのある世の中になったんだなぁ・・・としみじみ。

P.S.
うちのPCは単語登録で「ゆえ」と入力すると「月」と変換されるように設定されています。
ええ、ロンモチ「人名」として。
単行本 発売日 ・1巻:2011年8月12日
・2巻:2012年3月10日
・3巻:2014年2月14日
・4巻:2015年1月31日
・5巻:2015年12月26日
・6巻:2016年12月28日
・7巻:2018年3月30日
・8巻:2020年9月17日
試し読み
(連載ブログ)
中国嫁日記
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