作者 | せかねこ | ![]() |
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作者HP | - | |||
掲載誌 | ピクシブエッセイ | |||
単行本数 | 5巻 + 1巻(連載中)(KADOKAWA) | |||
Wikipedia | ||||
チャート | ![]() |
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内容 |
色々と駄目な生物教師「穂村虎太郎」と、なぜかそのほむら先生が好きな女子高生「蓮見れん」の恋愛模様をニヨニヨ楽しむラブコメ。 いわゆる「教師と生徒」のラブコメではあるが、他の作品と大きく違う点が多く、それが本作の個性であり魅力なっている。 代表的な差異を上げると ・ヒーロー側が基本的にダメ人間(蓮見自身も高い評価をしているわけではない。でも好き) ・ほむら先生は「女子高生と何かあると疑われただけで職を失う」的なネガティブさなので蓮見を警戒している ※苦手なものを聞かれて「女子高生」と答えるレベル ・ヒロインの蓮見はあくまでも「教師のほむら先生」が好きであり、自分に振り向いてほしいがそれで教師を辞めることになってほしくない ※作中で「生徒と教師で恋愛沙汰なんか起こしてこれ以上ほむらくんをダメ人間にするわけにはいかない」と発言 ・蓮見としては振り向いてほしいものの、そうでなくても自分が好きなことは変わらないので献身的 といった点がある。 結果、蓮見から積極的なアプローチをかけることはないが、日常的に「好きアピール」と「ほむら先生に喜んでほしい」行動をとることになり、それに対してほむら先生が過剰に怯えたり、戸惑ったりすることになる。 加えて、ほむら先生の何気ない言動でずっきゅんしてしまう蓮見も特徴である。 Webで公開されるエピソードは単行本の前半〜中盤の内容であり、そこでは上記のような日常が描かれるが、一方で単行本の後半はシリアス度合いの強い内容となっている。 また、構成も基本的には話が1本ずつであったり1話ずつで区切られているが、後半のシリアス部は1つの連続した話になっている。 いったんは連載が完結したが、その後の彼らをもっと見たいという声の高まりもあり「先生日誌 ほむら先生はたぶんモテない」として再開。 れんが同じ学校の教師となり、正式に恋人となった2人の物語が続いている。 |
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感想 |
上記でも語っていますが、蓮見さんが積極的な一方でものすごく物分かりがいいので「あー、もう、幸せになれ!」と叫びたいほどいい子。 彼女のおかげでものすごく作品自体がほんわかしています。 立ち位置的には基本的にツッコミです。 周囲の大人が色々な意味で個性的過ぎますので。 その一方でほむら先生絡みになると「好き」のベクトルが「向き」も「強さ」もおかしな時があり、それを発揮する際は強力なボケにもなります。 「生徒の成績が結果的に先生への評価につながる」という理由で生物の未成績が異常に高いとか・・・ 献身的っていうか、一直線というか。 ほむら先生は基本的にはダメ人間です。ネタの多くもそれ絡み。 蓮見さんもほむら先生を「思春期で成長が止まってしまった大人」と評しています。 その一方で不器用な気の使い方をしてみたり、ふと優しさを出してみたり。 惚れている側からすると「ずるい!」と叫びたくな気持ちもわかります。 登場人物は全体的に多くありませんが、2巻以降は男子生徒がレギュラーに加わります。 彼を含め、さらにラブコメ度は上がっています。 この非常に微妙な関係性がかなり特長的でありながら、ギスギスせずほんわかな作風を保っているのは流石。 せかねこ先生の作品はどれもそうなんですが、非常に良い空気を放っていて、読んでいてほんわかします。 |
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単行本 | 発売日 |
・1巻:2019年5月31日 ・2巻:2019年10月18日 ・3巻:2020年4月1日 ・4巻:2020年10月24日 ・5巻:2021年4月15日 ・先生日誌 1巻:2022年9月29日 |
試し読み(連載サイト) | ピクシブエッセイ |
関連項目 | ●ジャンル | ・ラブコメ | ●チャート | ・万人ウケ(高い) |
●データ |
・学校 ・誕生日 ・血液型 ・名前の規則 ・小冊子(単行本) |
●作品研究 | ||
●作者別 | ・バイトの小森くん | ●各巻感想 |