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バイトの小森くん

作者 せかねこ 作者HP -
掲載誌 ピクシブエッセイ 単行本数 2巻(連載終了)(KADOKAWA)
Wikipedia
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チャート
内容 作者であるせかねこ先生の働くお店のバイト・小森くんを中心に描くお仕事エッセイ作品。
「お仕事エッセイ」とはいえ、仕事の具体的な内容には触れず、主にせかねこ先生と小森くんのやり取り、小森くんの愉快な人間性が描かれる。
作者の画風/作風も相まって非常に緩やかなテイストで描かれていることが特徴であり、気軽に読むことができる。

高校生に間違えられるくらい童顔の小森くん(23歳)の天然(?)エピソードと、彼に対するせかねこ先生のセクハラ発言発言が非常に愉快で、「こんな職場うらやましい!というか、少しは働け!」という気持ちになります。
作品を通して登場人物は変わらず、せかねこ先生・小森くん・パートさん・店長の4人。
エッセイ作品のため、実際の環境の変化がそのまま作品の設定にも反映されるため1/2巻のそれぞれに大きな変化についてのエピソードが収録されている。

単行本化にあたっては大量に書き下ろしが収録されており、先生の弟さんや学生時代の話などが収録されている。
こちらもエッセイ作品。
感想 もうね、「おいおい、これが成人男性かよ?」ってくらい小森くんが愉快で可愛いです。そして小悪魔で天使です。
そして、それに絡むせかねこ先生がまたいいキャラしています。
職場がこんなに愉快だったら毎日が楽しいんだろうな、と本気で思いました。
ああ、もう!仲いいなぁ!
職場ってね、「何をするか」も大事ですが、それ以上に「誰とするか」が大きいのです。
こんな愉快なバイト君がいるんやったら、そりゃあ最高ですわ。

画風が凄く緩くて可愛らしいので、ほんわかしながら読めます。
加えて、ほぼメインとなる登場人物はせかねこ先生と小森くんの2人なので、サクサク読めちゃいます。
先生の他の作品でも上記のことは言えます(緩くて登場人物が少なくて読みやすい)。
なんだかんだで「読みやすさ」というのは漫画で重要な要素やと思っています。
面白くても読むの気合や体力がいる作品もありますが、気軽に手に取れる。そういう作品って必要なんです。
加えてこの作品はエッセイなので「ここに描かれている人が実際にいて、このエピソードも実際にあったことなんや!」というのがじわじわ来ます。
その事実だけで「ごちそうさまです!」と叫びたくなります。
小森くんみたいな子、ホンマにおるんやぁ・・・

エッセイ作品らしく、現実と向き合わなければならないエピソードもあり、それを含めての本作です。
なんだかんだでせかねこ先生は「正社員」であり、小森くんは「バイト」なのです。
ゆるさと、その裏にある色々な事情や思い。
そういったものも併せてのお仕事。
とはいえ、全体的にライトで明るいエピソードが満載の素敵作品です。
単行本 発売日 ・1巻:2017年12月22日
・2巻:2018年12月27日
試し読み(連載サイト) ピクシブエッセイ
関連項目 ●ジャンル エッセイ作品
お仕事モノ
アルバイト
●チャート 万人ウケ(高い)
●データ
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●作品研究
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●作者別 ほむら先生はたぶんモテない ●各巻感想
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