笑本

萌え4コマの群雄割拠時代の後に、アンソロ作家を中心に若手を集めて誕生したのがぱれっと。
4コマとしては一般誌を除けばきららの唯一の対抗馬の時期が長く続きました。
きららを強く意識しながらも、ゲームのコミカライズなど、サブカルチャー方面の色が強いという特徴があります。
元々はComic REXの増刊としてスタート。
2007年8月号をもって独立創刊しました。
なお、単行本の奥付では増刊時代の掲載分は号数表記となっていますので、ここでもそれに準拠します。
創刊当初は初期に始まった作品がそのまま長期連載化しており、安定感がありました。
また、作品の幅も広かったです。

「四季おりおりっ！」「ざっちゃん」は当初は隔月連載でした。
その後、同誌を支える看板作品になり、長期連載となった事は皆さんご存知の通りです。
「四季おりおりっ！」のような読者を選ばない作品から、ゲームのコミカライズ、少女漫画風の「パンなキッス」、全力コメディ「ざっちゃん」等々、非常に幅広い作風の連載作品達だったことが見えます。
「ふぃっとねす」はストロマ先生が既に同誌で「スターマイン」を連載されてらっしゃることもあり、ぱれっとLiteでの連載となりました。
その後、ぱれっとLiteも休刊。ぱれっとOnlineでの連載に。
実は、ぱれっと・ぱれっとLite・ぱれっとOnlineの3つで「外伝ではなく本編が掲載された」唯一の作品。
ただし、ぱれっとでの掲載は「読みきり」としての扱いです。
よく見ると・・・そう、実はスタートは「スターマイン」より早かったりします。
実は先生の初の続きモノだったんですね。
2011年から長期連載作がバタバタと終了。
何より最も大きなターニングポイントとなったのは2011年6月号でのリニューアル。
姉妹誌のぱれっとLiteと統合したことにより、そちらで連載されていた作品の一部を取り込む形になりました。
また、リニューアルに合わせた新連載が一気に8本スタートし、その1つである「マジでカガク」が表紙を飾りました。
この時に雑誌名も「まんが4コマKINGSぱれっと」から「まんが4コマぱれっと」に変更されました。
当サイトでは両方を合わせて単に「ぱれっと」と呼んでいます。
2011年6月には「まんが4コマぱれっとOnline」もスタート。
雑誌連載作品のサイドストーリーを中心に多くの作品が参加しています。
Webのみの連載作品もあります。
さらに特徴としては「みりたり！」は一度連載が終了していますが、復活と同時にアニメ化が決定。
「不思議なソラメちゃん」も同様であり、近年は「終わっても本当にそれで終了というわけではない・・・？むしろ終わってからが本番？」という不思議な風潮があります。