「G専ラフスケッチ」に登場する宮本史子のTシャツはそのほとんどゲームにちなんだものです。
加えて、その回の話に関連したものとなっています。
というわけで、ここではそのTシャツの元ネタと、本編とどのように関わっているのかを考察してみます。
ただ、完全に全てを拾いきれているわけではありません。
何せ、「Tシャツの柄からゲームを推測する」というプロセスを踏みますので。
ベースのゲーム知識が相当必要。
これは・・・かなりの高難易度です。
P.S. 追加の情報などがあればまだまだ募集しています。
是非是非ご連絡下さい。
可能な限り正しい情報をお伝えできるよう鋭意努力していきますので、ご協力をお願いします!
出典 | 元ネタ | 内容 |
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1巻 | ||
表紙 | 初期のファミコンカセットのラベル。 | |
人物紹介 | 表紙に同じ。 | |
P41 | 1946年にアメリカで開発された「ENIAC」。 | PCを買いに行く話なので。 |
P56 | 任天堂「ヨッシーアイランド」のヨッシーのタマゴ。 | P63でヨッシーネタがある。 |
P88 | 任天堂「スーパーファミコン」のロゴ。 | 様々なゲームが登場する回。 |
P119 | ナムコ「パックマン」。 | 皆でご飯を食べるから? |
2巻 | ||
表紙 | ファミコンコントローラ | |
人物紹介 | 1巻と同じ | |
P5 | 「ゼルダの伝説」のトライフォース。 | 挑戦する「トライ(try)」と「トライ(tri[force] )」がかかっている? |
P9 | ドンキーコングのネクタイ。 | 現在のドンキーは初代ドンキー(現在のクランキーコング)の孫。 「次の代を育てる」ということ? もしくは、初代ドンキーは当初「マリオの敵」として登場。 その後、「マリオに捕まり息子に助け出される役」として登場。 その後は和解している・・・ということから「全然違う仕事に就く」という暗示? これについては管理人の知識ではしっくりくる理由が思いつかなかった。 |
P16 | SCEI「ジャンピングフラッシュ!」の登場キャラ「ムームー星人」。 | 冒頭のネタが「ジャンピングフラッシュ!」。 |
P22 | 「メトロイド」のサムスのヘルメット。 | サムスの着用する「パワードスーツ」の着用はサムス自身の精神力が大きく作用する。 「やる気が出なければ力が出ない」というここでの史子のことの暗示? |
P27 | 「Leaf」(R-18ゲームのブランド)。 | この回のテーマが美少女ゲーム。 |
P28 | ハドソン「ボンバーマン」の爆弾。 | 爆弾発言の多い回なので? |
P36 | セガ「セガサターン」のロゴ。 | ・・・黒歴史繋がり? |
P44 | 「元気」(ゲームメーカ)のロゴ。 | 本社がこの回の舞台である中野にある。 |
P51 | 「デザエモン」というシューティングゲームコンストラクションソフトウェア。 漢字表記の「絵描衛門」は初期のファミコン版での表記。 |
テーマがプレゼンのためか、クリエイター系のゲームネタが元になっているTシャツが中心。 |
P56 | マイクロソフト「Xbox」。 | |
P60 | PlayStation CAMP! ソニー主催のクリエイター発掘支援プログラム。 |
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P63 | バルブ・ソフトウェアが運営するプラットフォームの「STEAM」。 | |
P75 | アメリカのゲーム会社「ATARI」のロゴ。 | 史子がショックを受けている様子とゲーム業界で発生した市場縮小現象である「アタリショック」がかかっている? |
P79 | 右1コマ目:セガ「メガドライブ」 右3コマ目:EA/松下電器の「3DO REAL」 左:セガ「スーパー32X」 |
商業的に「失敗した」ハードたち(メガドラはある程度成功しているが)。 史子の様子とかかっている? |
P80 | 任天堂。 | 経営の多角化による失敗により甚大な損害が発生した過去を乗り越え、日本を代表する企業にまで成長した歴史と彼女たちを重ね合わせている? |
P88 | ファミコンを上から見た絵。 | 全てのゲームの原点・・・ってことで。 |
出典
鳥取砂丘著 「G専ラフスケッチ」1〜2巻(ページに関しては表の“出典”に記載)(角川書店)
2013年6月7日
Mevyさんより、多数の情報を頂きました。
ありがとうございます!