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作品形式


作品によっては、それまでの話を踏まえた話の展開をする作品などがありますよね。
その一方で、それぞれの話が独立しており、設定が変わらないため、どこからでも読める作品もあります。
さらには、各ネタが1本ずつ独立しているモノも。
それぞれに長所がある作品形式。
それをちょっと纏めてみました。
言うまでもありませんが、各タイプの名称は、「私が勝手に」そう呼んでいるだけですので。
んで、念のために用語解説。

・作品:作品を通して。つまりは、第1話から最終話まで。
・1話:雑誌ならば1号に掲載される分。
・1本:4コマの最小単位。「タイトル・1コマ目〜4コマ目」のこと。つまりは、一つのネタ。


作品を通して 解説 参考作品
ストーリータイプ ストーリー漫画を4コマにしたようなタイプ。
話の展開がそのまま設定にも反映され、それまでの話を知らない場合、話についていけないことが多い。
その反面、設定が変わることを活かしたネタや、長期読者の感情移入がしやすいなどのメリットもある。
氷室の天地
ダブルナイト
ぼくの生徒はヴァンパイア
各話独立タイプ それぞれの話が独立したスタンダードなタイプで、多くの作品がこれに該当。
基本となる設定があり、話はそれを基に展開される。
進級や新キャラなど、たまに設定の変更が行われ、それ以降はその変更された設定で同様に各話が独立して展開される。
ほとんどの作品がこれに該当。
完全各話独立タイプ 基本となる設定が一切変更されず、その上で各話が独立している。
そのため、いつ・どこから読んでも同様に楽しむ事が出来る。新聞4コマではこのタイプが基本。
読みやすい半面、話がマンネリし易いため、このタイプでの長期連載はそれだけ先生の技量が優れているという評価にも直結する。
スケッチブック
ひまじん
光の大社員
るすばんの達人
新聞4コマ

1話の中 解説 参考作品
連続タイプ 作品を通してが「ストーリータイプ」であればほぼこれに該当。
1話の話が全て繋がっており、一つの物語となっている。
大抵が時系列的に話が進み、直前の内容が次の1本の内容に直結するため、順番に読む必要がある。
「ストーリータイプ」の作品
テーマタイプ 一定のテーマに沿った内容が展開される。
ほとんどの作品がこれに分類される。
夏の話であれば「プール」などのテーマに焦点を当て、それを基に話が展開される。
ほとんどの作品がこれに該当。
完全独立タイプ かつてはかなりの数があったが、最近はめっきり少なくなってきたタイプ。
それぞれのネタが完全に独立しており、「各話」どころか、「各ネタ」単位で、どこから読んでも楽しむ事が出来る。
当然、新聞4コマはこれに該当する。
また、上記の「完全各話独立タイプ」に該当する作品はほぼこれに該当。
また「テーマタイプ」とのハイブリッド作品や、「テーマタイプ」の作品でもたまにこのスタイルで掲載される作品もある(落花流水など)。
スケッチブック
ひまじん
光の大社員
るすばんの達人
ハムスターの研究レポート
新聞4コマ

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