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ストーリー・オブ・ジャスティス

小説の属性:一般小説 / 未選択 / 感想希望 / 初級者 / 年齢制限なし / 休載中

前書き・紹介


第1章 3話

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開始の掛け声とともに男は同じ戦法を使ってきたわ。

「一度見てた攻撃が通じると思って!」

そう言うと剣を構えて鍔迫り合いに持ち込んだわ。

ガッギィィィ!という音、火花が出るような様、だったわ。

「流石、これまで勝ってきた相手を一瞬で倒すだけあるわね・・・」

私は全力を出しているのにもかかわらず、男は平然とした顔だったの。

(私の力がどのくらいか試したい、なんて言えないわね・・・)

だんだん圧され気味になってきたから、私は後ろへ飛びのいたわ。

周りを見るといつの間にか観客が戻ってきていたわ。

「いいぞー嬢ちゃん」

「こんな試合じゃ負けられないなあ、オイ」

そんな応援の声が聞こえてきて、観客のほうへ一瞬気が向いた時に

「余所見とは、いい度胸だな」

(ヤバ・・・)

その一瞬で勝負がついたわ。

悔しいけど負け。

私は実践不足をよく思い知ったわ。

「嶺打ちだ。立てるか?」

そう言って手を差し伸べてくれたわ。

「俺はヴァニス。お前は?」

「私はリ・・・」

「?」

危ない危ない、私がグランドパレスの王女だと知られたらここを出て行かないと・・・

間一髪だったんだけど、どうやって名乗ろうかしら・・・

後書き


作者:ルカナ
投稿日:2010/10/16 22:48
更新日:2010/10/16 22:48
『ストーリー・オブ・ジャスティス』の著作権は、すべて作者 ルカナ様に属します。

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