作者 | 大沖 | ![]() |
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作者HP | ![]() |
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掲載誌 | 月刊コミックブレイド(マッグガーデン) | |||
単行本数 | 6巻(連載終了) | |||
Wikipedia | ひらめきはつめちゃん | |||
チャート | ![]() |
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内容 |
小学校1年生の「平目木はつめ」と父「はつのり」、それに“はこ”と“ネジ”が繰り広げる、ちょっと不思議な4コマ漫画。 作者特有の不思議な笑いはこの作品でも健在。 ネジをさすと不思議な機能を発揮する“はこ”を発明したはつめ。 その“はこ”と“はつめ”の不思議な言動を中心とした、ゆるっとした笑いが特徴の作品。 ちょっと感覚のずれたいとこの「ケイちゃん」や友達の「たっくん」との絡みもほのぼのしていて、独自の世界感をさらに豊かにしている。 不思議でかわいい独特の作品。 やや変則的なスタイルで、各話の1・2ページ目と最後のページが通常のコマ割り、その間が4コマというスタイルで描かれる。 |
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感想 |
子供主体のお話なので、ホント癒される毒の無いない作品まさにそれに尽きるでしょう。 その独特の作品の雰囲気は圧倒的な存在感を放っています。 ダジャレなどの言葉を上手く使ったボケと、独特の画風・作風。 作者さんのもう一つの作品「はるみねーしょん」同様、好みの分かれる作品でしょうね。 ゆるっとしていてほのぼのして、それでいてシュール。この独特のワールド、ハマればこの不思議な空気から逃れられないこと請け合いです。 ダジャレベースの作品ではありますが、「はるみねーしょん」ほどダジャレ押しではなく、はつめの作った“はこ”の突拍子もない機能やはつめの素朴なのにインパクトのある発言が程良く混ざり合っています。 さらに、登場人物ははつめと家族、そしてはつめの友達(小学一年生)。 そのため全く毒が無く、作風と相まって優しい気持ちになれます。 個人的にはこの世界観というのは好きですね。 たまにはこういう激しくないほのぼのとしたボケというのも癒されます。 1巻でははつめとはつのりさんの掛け合いがベース、2巻では小学校での様子が描かれることが多いです。 どちらもなんかほのぼのとしてます。 上記のように、ネタははつめたちの個性豊かな言動と“はこ”の機能。 そのため非常に独特な個性の塊なんですが、個人的にははつめに負けず劣らず個性的なケイちゃんが結構好きです。 はつめと凄く波長が合っていて、独特な感性。 小学生の女の子ということもあり、この個性が作品のほのぼの感を加速させています。 結果として、はつのりさんとたっくんの男二人がツッコミ役になっています。 この構図が独特のゆるくて優しい雰囲気を作っているような気がします。 あと、シュールなネタも「はるみねーしょん」ほどではないですが混じっています。 2巻P51左のネタは大爆笑しました。詳しくは単行本で! でもやっぱり、この作品の醍醐味は小学生たちによる愉快でかわいいほのぼのコメディです。 あと、作中アニメの「発明戦士ニシヤマ」(2巻P12〜)観てみたい・・・(1巻P82より、毎週日曜日に放送している様子) それにしても、「はるみねーしょん」にしろ本作にしろ、カレーが頻繁に登場する(「けいおん!」のあとがきに寄稿した際もカレーに触れていた)。 作者さん、好きなんだな。 今回も最後に一言言っておきます。この面白さ、やべえ。 |
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雑記 |
2巻ではホントに色々なお店で特典のペーパーが付いてきました。 んで、とらのあなさんでは8ページの小冊子が特典に。 表紙・裏表紙を含む3ページを大沖先生が、残る5ページをそれぞれ 今井哲也先生・桐丘さな先生・黒田bb先生・筒井大志先生・見富拓哉先生が 1ページずつ担当し、4コマやイラストを描かれています。 |
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単行本 | 発売日 |
・1巻:2010年1月9日 ・2巻:2011年8月10日 ・3巻:2012年5月10日 ・4巻:2013年9月10日 ・5巻:2014年11月10日 ・6巻:2016年2月10日 |
試し読み (連載先) |
マッグガーデン・コミック・オンライン |
関連項目 | ●ジャンル |
・ロングセラー ・小学生 |
●チャート | ・癒し |
●データ |
・身長 ・小冊子(単行本) |
●作品研究 |
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●作者別 | ・はるみねーしょん | ●各巻感想 |