ごくごく普通の女子高生たちの日常を描く本作の3年生。
「1年生から始まって卒業が最終回」という定番を作ったのもまた、この作品です。
1年生から始まり、実際の季節に合わせて時間が経過。そして、3年経って彼女達の卒業と共に作品も完結。
4コマの最も美しい一連の流れの1つと言えます。
もっとも、実際にやろうとしても「諸事情で打ち切り」などもあって出来ない事が多いでしょうが。
同様の形式で成功したのは「けいおん!」等があります。
巡る季節の中、1年生/2年生の時と同様にイベントがあり、ちよちゃんの別荘にも行きます。
ただ違うのは、受験生であること。
この3年生の後半では「受験」や「卒業」や「進路」を意識したものが多くあり、それがこれまでとの最も大きな違いです。
まず大きなイベントとしては「卒業旅行」。
普段と違う「旅行先」でのエピソード。
これまでも夏になるとちよちゃんの別荘に行っていましたが、それとはまた違う「沖縄という舞台」でのエピソード。
そしてそして・・・最後の重要キャラである「マヤー」も登場します。
加えて、榊さんの今までにない満面の笑み。
その後は引き続き皆で旅行。正味な話、ちよちゃんの別荘へ行きます。充実してんなぁ・・・
3年目にしてかおりん初参戦!ここで彼女の魅力全開です!
追加エピソードである「補習」ではその魅力がさらに加速中!
これ以上掘り下げると「最近のよくある萌え4コマ」になってしまいますが、「あずまんが大王」ではここでストップ!が丁度いいのです。
そっちを深掘りしてしまってはそれは別の作品になってしまいます。
体育祭が終わり、3年生では文化祭はスキップ。
その代わりマヤーが榊さんの元にやって来るお話が。
このお話は3年生で最も「旧単行本と新装版で違いの大きなお話」です。
そして、それが終わると後は受験へ一直線!
1月以降はそれ一色です。
センターがあり、ちよちゃんちでの勉強あり、そして本番へ・・・
そしてここであの伝説のセリフが飛び出します。
「シュークリーム分が不足してきた」
それまで本作のツッコミとして活躍してきたよみ、ここにきてまさかの特大のボケをほりこんできました。
真顔で意味不明の事を・・・
追い詰められて、疲れて、崩壊寸前?
だがご安心あれ、直後に大阪に対してツッコミを入れております。
よみはよみです!
この巻でもやっぱり大阪のネタが好きです。
特にP96のネタはもう、インパクト絶大!つーか、大阪でなければ決して成立しえないネタ!
では最後に。
忠吉さん可愛すぎ!
それだけを声を大にしてお伝えしてセパレートレビューを終了しましょう。