作者 | 笹野ちはる | ![]() |
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作者HP | ![]() |
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単行本数 | 2巻(連載終了) | |||||||||
掲載誌 | まんがタウン(双葉社) | |||||||||
Wikipedia | ぽこぽこコーヒー気分 | |||||||||
チャート | ![]() |
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内容 |
喫茶店「たんぽぽ」には小さな店長「月島彩」と元気なウェイトレスの「千川智子」がいる。 自慢のコーヒーと美味しい料理、そして楽しいウェイトレスのお喋りで評判のたんぽぽには今日も常連さん達がやって来る。 終始一貫して「たんぽぽ」を舞台とした喫茶店4コマ。 最近では珍しくなった「1本独立タイプ」の4コマ作品かつ、メインとなる登場人物が最後まで2人だけであり、どこから読んでも設定が分からなくなることは全くない(さらに、毎回1本目は設定の説明が入る)。
爆発的な笑いではなく、ファミリー誌やビジネス誌の作品のタイプの笑いがメイン。 ネタとしては彩さんや智子さん自身の特徴や行動によるものが多く、次いでコーヒーや喫茶店にちなんだもの。 ネタだけでなく、作品全体に穏やかな空気が流れており、賑やかでありながらほっこりとした気分になれる作品。 なお、言うまでもないが、タイトルの「ぽこぽこ」とは喫茶店でよく見かける「サイフォンコーヒー」を淹れる音である。 |
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感想 |
タイトルから「たんぽぽコーヒー」を連想してしまいました。そんな私はコーヒー党。 タウン作品のため、比較的落ち着いた雰囲気の作品ですね。 クスリとした笑いがちりばめられた穏やかでほのぼのする作品です。 何より凄いと思うのは、メインキャラが終始2人だけだということ(常連さんもいますが、名前があるのは2人だけ)。 話もほとんどが店内で、これだけ縛った条件でこれだけ話を展開させる実力は「流石」の一言。 コーヒーを片手にゆっくりとした時間に味わいながら読みたい作品ですね。 ネタも1本ずつが独立した読み切り感覚ですので、ページを開いたその瞬間から「たんぽぽ」の日常が始まります。 ふとした時に何気なく手に取りそっとページを開く。 事前知識も設定の予習も必要ありません。 開いたそのページからすぐにでも優しいコーヒーの香りのする物語が広がります。 私が「笑い重視」の視点のためにチャートの様な値になっていますが、「雰囲気」や「ほのぼの」が好きな方には確実に強いと思います。 そのため、他の方(一般的な評価)であれば、確実にチャートの形が変わっています。 ん〜・・・作品の普遍的な評価って難しいですね。 うちのサイトの場合、「勢いのある笑い」の作品が高評価になりますので(サイト名が「笑本」ですしね)。 そんなわけで、「いい作品なのに、笑いが主軸のこのサイトではちゃんとした評価をしてあげられない作品」なんですね(申し訳ないです)。 ロンモチ、好きな作品ですヨ♪(好きでなければそもそもレビューしませんよ)
2巻P34右のネタは特にウケましたね。凄いコンビネーション。 そして、2巻P70左のネタはほのぼのしました。なんか、この作品の真骨頂みたいなネタでした。 やはりこの作品は笑いを求めるのではなく、こういう癒されて、ちょっとクスリとするようなお話がウリです。 ちなみにあたしもコーヒーはよく飲みます(毎朝コーヒー。1巻P132左で解説されているように胃にはよくないんですけどね)。 酸味が苦手で苦みが好きです。近所のコーヒーショップで豆を買ってます。 よく電気屋のコーヒーメーカーコーナー(熟語の5割がハイフン・・・)で販売員さんに絡んでいます(エスプレッソマシン、欲しいです)。 |
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単行本 | 発売日 |
・1巻:2006年5月12日 ・2巻:2008年5月12日 |
試し読み |
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関連項目 | ●ジャンル |
・少人数 ・お仕事モノ |
●チャート | ・万人ウケ(高い) | ||||||
●データ | ・身長 | ●作品研究 |
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●作者別 | ・せんせといっしょ! | ●各巻感想 |
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