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作者 ととねみぎ 作者HP かるーあみるく
掲載誌 まんがタイムきららMAX(芳文社) 単行本数 2巻(連載終了)
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内容 生霊となってしまった「東屋ことり」は憧れの「日下部有人」とその妹「神無」達と関わることに。
実は家が神社で霊能力者の有人と神無だが、ことりを元に戻すことは出来ず、共に生活することに。
登場人物の大半が霊能力者か幽霊の類というちょっと変わったコメディ4コマ。
勿論、幽霊の類が登場するが、怖い作品では全くない。
可愛らしい登場人物と作者らしい笑いのセンスが光る明るい作品。
心霊現象や除霊をコミカルに描き、作者らしく、きらら作品らしい内容。
同作者の「ねこきっさ」とはまた違った路線の作品。
感想 テーマこそ「生霊」だの「学校の怪談」だのですが、この方らしい可愛らしくて明るいタッチで描かれる作品です。
後半、ヒロインのことりについてのシリアスなお話も挟まりますが、大部分はひたすらに明るコメディタッチで楽しい作風です。
もう、皆さん生き生きしてらっしゃいます。や、半分くらいのキャラクターは死んではいるんですが(含む生霊)。
掲載誌がきらら系列ということもあり、キャラクターの個性も強め。
明るい生霊に憑依男子、ブラコン妹に化粧奥さん。そして霊の皆様方。ついでにタワシメガネ(酷ぇ)。
いやぁ、個性豊かだ。

個人的に好きなネタはことりとポチ子の神無いじり(新作発表会)です。
後半になると無くなってしまったのがちょっと残念だったり。
とは言え、なんだかんだで神無ちゃんの立ち位置は似たような感じでしたが(いい意味で)。

ネタの多くは霊がいたり見えたりすることによって引き起こされる日常のイベントやトラブル・除霊・ゲスト霊との絡みなど。
設定を活かした「霊ならでは」のネタがメインです。
この手の作品では学校の七不思議や「花子さん」は定番ですね。
かたつむりちゃん等でもこの辺りはしっかり押さえていますし。
学校で心霊ネタ、となると・・・そりゃやっぱり出しますよね。
2巻からは新たな仲間も加わり、それまでとはまた違うお話に。
基本的なノリは相変わらず軽く楽しいコメディですが、冒頭でご紹介した「シリアスなお話」が後半にちらり。
そこから「東屋ことり」としての存在へと着地していきます。
生霊となってしまった彼女の物語の結末は、ご自身の目で確かめてみて下さい♪
雑記 簡単に本作に登場する妖怪たちを纏めました。
「妖怪大辞典 -0からはじめましょう-」
同じ妖怪をモチーフにしていても、作者さんによって全く違うキャラクターになりますね。
ただ、花子さんだけはいつだって学校妖怪のリーダーです。
定番キャラですもんねぇ。
単行本 発売日 ・1巻:2006年10月27日
・2巻:2009年1月27日
●試し読み まんがタイムきららWeb:1巻
まんがタイムきららWeb:2巻
関連項目 ●ジャンル 妖怪モノ
心霊モノ
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