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レッケン! - 2巻

絶好調に飛ばした勢いはそのままに新キャラが2人加わる2巻。
両者とも両極端に個性満開です♪
1人目は小春の身内。
小春の歴女暴走で勝手にキャラ付けさせられた人としては4人目の登場(それ以前の3人は幸村・上杉・スミ姉)。
それが秋緒なのです!
まあ、この子については深く語りません。まだ読んでいない人もいるでしょうし。
ただひとつ言えるのは、この子は登場こそ多くないですが、登場すると必ずおいしい所を持っていく子です。
ある意味最強?

もう1人の新キャラも最強キャラで、ノブナガさん。
正確には先生曰く「ノブナガさんはなんていうか強弱ではなくバグキャラですね。なんでもアリ(笑)」。
「信長の忍び」で武田信玄が登場した時はやはりこの作品がよぎりましたが、あっちの温かみのある信長さんとは正反対の「This is 魔王!」なお方です。
超高校級のドSで策略家。
何よりも小春をいじめるのが大好き。
登場以降ほぼレギュラー化して歴研メンバーと幾度となく絡み、トラブルを巻き起こします。

新キャラ2人がホントに色々な意味で両極端。
その内面も対象的ですし、小春にとって味方か敵か・・・
取り敢えず、みやびんの腐妄想の材料になるのと幸村の苦労が増える点だけは共通しています。

キャラで言えば1巻のレビューでもちょっと語ったそれぞれの深掘りと別の側面。ほとばしる新たな魅力っ!
それが一気に開花したのがキャシー先生。
1巻までの「強くてカッコええ」から一気に「喪歴女」という称号を・・・
2巻の最初の方で「29年目一人身の夏」というネタがあって以降、これまでの強さとは真逆の「モテない」「寂しい」「男性に免疫が無い」というキャラが一気に加速。
「良識ある暴力」から一転して「寂しきモテないキャラ」までもをカバーする安定のオチ要員に。
その一方で、顧問としてもしっかりと仕事をしていたりと作中唯一の大人としてもしっかり働いております。
忙しいお方だ。
そして、番外編のメインであるクラスメイ子ズもゆっくりとキャラを固めております。
とはいえ、本領発揮は3巻からです。いや〜・・・いい個性してる子たちなんですってば。
それ以上に、やっぱり「一般人から見た歴研メンバー」という視点の存在って重要だと思うのですよ。

レギュラーでも幸村の変化が大きいです。
なんと小春を追い詰めるまでの力を見せます。物凄く限定的な条件下ですが。
そして、個人的にはP100が実は最も大きな変化では?とも思っています。
これまでも「幸村は名前ではなく名字」がバレる事を必死で避けてきました。
それは、「小春にとって『真田幸村の生まれ変わりではない』判定 = 死」だから。
真田幸村の生まれ変わりでないと知れたらどんな目に遭わされるか・・・
でも、ここでは「絶縁フラグ」として吐血しています。
「酷い目に遭わされる」よりも「縁が切れる」の方がダメージになっているってわけです。
なんだかんだで既に幸村の中でも苦労ばっかりだけど切りたくない縁になっているんだなぁ・・・と感じました。
ま、P102で「死ぬかもしれん・・・」とも漏らしていますが。縁も命も、大事ですもんねー。
当の小春もこの2巻のラストで想像も出来ないような一面を・・・
その回は本当に色々な表情の小春が楽しめます。
取り敢えず、ギャップって素晴らしい♪
みやびんも表紙にあるように巫女キャラ(本職)を。
皆、色々な面を持っているのです。

実はこの頃から月マガの発売の頃に先生のブログで時々おまけマンガが掲載されるようになりました。
その一部が2巻では収録されているんですね。
P112やP156がそれです。
P92もほんのりブログのネタに近いです。そのままでは単行本だとあれなのでちょっと変更して・・・のようです。

個人的に一番好きなネタはP153左。
普段賑やかでド派手なアクションも満載の本作。
時にはネタとはいえガチバトルまで展開されますしリアクションやツッコミも大きなもの。
だからこそ、こういう静かでシュールなネタが際立つのです!

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