作者 | 氏家ト全 | ![]() |
||
---|---|---|---|---|
作者HP | ||||
掲載誌 | マガジンSPECIAL(講談社) → 週刊少年マガジン(講談社) |
|||
単行本数 | 22巻(連載終了) | |||
Wikipedia | 生徒会役員共 | |||
アニメ | 第1期 第2期 |
|||
チャート | ![]() |
|||
内容 |
私立桜才学園に入学した津田タカトシはひょんなことから生徒会の副会長に(ほぼ強制的に)任命される。 そこにいたのは様々な意味で個性の強い生徒会役員共。 事ある毎に下ネタのボケ(天然・意識的の両方)を繰り返す彼女たちに的確なツッコミを入れるタカトシの気苦労の絶えない日々が始まる。 作者特有の下ネタ(直接描写は無し)のボケが最大の特徴の学園4コマ作品。 良くも悪くも下ネタが肝になっているが、時折普通のボケや、ラブコメ風の話も入る。 アニメ化もされ、シノの中の人が「けいおん!」の澪と同じ人ということがネット上で度々ネタになっていた。 1話が4ページと短めだが、連載誌が週刊誌のため単行本化は他の作品と比べて早いサイクル。 |
|||
感想 |
この方らしい作品、です。ええ、独自の下ネタワールドです。 とはいえ「妹は思春期」に比べると、普通の学園ラブコメ朝のネタも混じっているので、いささかマイルドか?(それでも一般の作品とは比べ物にならないほど下ネタですが) というわけで、読み手を選びます。ええ、それはもう。 下ネタに嫌悪感を抱く人は間違っても手を出さないで下さい。 逆に、下ネタ大好きな人は愛読書にして下さい。 あと、読んでいるとまず実生活で全く役に立たない知識が自然と身に付きます(ええ、そりゃもう役に立ちません)。 ただ、面白さは抜群です。やはり限度を超えない下ネタというのは鉄板なんでしょうか(限度を超えると逆に引きますからね)。 そういうわけで、上にあるチャート、今までに見たことが無い特異な形をしています。 “笑い”と“下ネタ”だけが突出している・・・ 恐らくこの先生の作品を読むまで下ネタにこんなにバリエーションがあるとは思いませんでした。 まあ、知らなくても生涯困ることはなかったんでしょうが。 というわけで、同じ下ネタという方向は同じなんですが、他の作品同様にキャラによってボケの傾向は違います。 天草シノはオープンエロス。思春期全開の下ネタを臆面もなく放ちます。 七条アリアはさらにディープ。踏み込んだ世界の「分からないなら分からないままで実生活に何の影響も無い」レベルのネタが中心(多分、一番危険な人。お金持ちネタも担当)。 萩村スズは数少ない非下ネタキャラ(こんな単語初めて使った)で、主に「子供に見える容姿」のネタが多いです(基本、この子はタカトシ同様に常識人)。 生徒会以外では、 畑ランコは新聞部で、相手の言ったことを歪曲して下ネタにしようとするネタ(自ら特技を「脚色」と発言)。 三葉ムツミはピュアな子なのでそれを前面に出したものか、生徒会メンバーとの感覚のズレがメイン。 津田コトミは主人公のタカトシの妹で、思春期大爆発&厨二発言という重装備(厨二キャラは5巻以降)。 などなど・・・全てが「下ネタ中心」で展開されます。 ホント・・・下ネタだけでどれだけバリエーションを広げているのやら・・・ 2コマ目や3コマ目で下ネタでボケておきながら、4コマ絵目で上を行く下ネタというコンボや、お約束じゃ済まさないネタに至っては、「どういう生活をしていればこういうネタが思い付くんやろ?」と思うほど。 それにしても、誰なんだろう・・・この作品のアニメ化にGO!サインを出したのは・・・ ちなみにこの作品も原作とアニメの雰囲気がだいぶ違います。 ま、下ネタという方向性は変わらずですが。 |
|||
雑記 |
元々はマガジンSPECIALで連載。その時シノ・アリアは3年生、スズは2年生設定でした。 その後、週刊少年マガジンに移籍する際、学齢が1つずつ下げられました。 恐らくムツミを入学させるため? ちなみに単行本では移籍後の設定で統一されてます(単行本化の際に修正を入れたそうです)。 第1話の時点で、タカトシと同じく入学したての筈のスズが既に生徒会メンバーなのはそのためです。 |
|||
単行本 | 発売日 |
・1巻:2008年8月12日 ・2巻:2009年5月15日 ・3巻:2010年1月15日 ・4巻:2010年8月17日 ・5巻:2011年4月15日 ・6巻:2011年11月17日 ・7巻:2012年7月17日 ・8巻:2013年2月15日 ・9巻:2013年10月17日 ・10巻:2014年5月16日 ・11巻:2015年2月17日 ・12巻:2015年9月17日 ・13巻:2016年4月15日 ・14巻:2016年12月16日 ・15巻:2017年9月15日 ・16巻:2018年3月16日 ・17巻:2019年4月17日 ・18巻:2019年8月16日 ・19巻:2020年9月17日 ・20巻:2021年3月17日 ・21巻:2021年8月17日 ・22巻:2022年1月17日 |
試し読み | |
関連項目 | ●ジャンル |
・アニメ化 ・ロングセラー ・委員会モノ |
●チャート |
・笑い ・万人ウケ(低い) |
●データ |
・学校 ・誕生日 ・スリーサイズ |
●作品研究 |
|
|
●作者別 | ・妹は思春期 | ●各巻感想 | ||
あわせて読みたい |
|