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ウチはおおきい

作者 ざら ウチはおおきい
作者HP
掲載誌 good!アフターヌーン(講談社)
単行本数 1巻(連載終了)
Wikipedia ウチはおおきい
チャート
内容 洋館を改造したアパート・ウチワ荘。
そこに暮らすのはハイスペック失業者「大黒梁」・ひきこもり高校生大家「春日井カナエ」・多重留年大学生「茅葺芽依」。
そんな彼女達の日常を描くちょっと変わった共同生活4コマ作品。
いい意味で「作者らしい」色が出ており、高い描写力と高度なネタが特徴。
話の多くがウチワ荘での日常やちょっとしたイベント。
感覚のズレたメイが話を妙な方向に展開し、二人が巻き込まれるというパターンが多い。
その中でカナエを教育したり、リョウが苦労したり。

なお、連載が終了しているが「打ち切り」ではなく、スケジュール的な都合からの作者からの申告による連載終了。
これは、元々「ふおんコネクト」との並行連載であったが、その状態での作業が非常に厳しいスケジュールであった事と、「ふおんコネクト」の連載終了、新作「しかくいシカク」のスタートを考えて、計画を立ててのことだった。
そのためか、本作のラストエピソードも「最終回」という内容ではなく、いつもの日常のエピソードとなっている。
感想 やはり先生らしい、独特の雰囲気のある作品です。
そのため、きららで「ふおんコネクト」や、現在連載中の「しかくいシカク」が好きな人なら、間違いなく「買い!」な作品です。
先生お得意の高度な知略戦が繰り広げられています。
そして、小物に至るまで非常にディテールの高い描写です。
そりゃ、これだけのレベルの作品を作り続けるのは大変やろうなぁ・・・という完成度の高さです。
ふおんと並行でこのレベルを維持していたとは・・・どちらも相当に時間がかかったであろう完成度の高さ。リアルに凄い・・・。
どちらの作品にもハイスペックキャラが登場しますが、ある意味先生が一番ハイスペックなのかも。

「笑える」作品というよりも「面白い作品」の色が濃いような気がしますね。や、個人的な意見ですが。
感覚的に爆発力のある笑いではなく、「よくこういう話を思いつくなぁ」というお話が多いです。
その分、頭を使う作品ではありますね。
「作り込まれた作品」が好きな人には、やはり最強の作品だと思います。

好きな作品を紹介するのがこのサイト。そして、そんな作品のWikipediaの記事が無い場合は・・・?
書きましょう!(某社長風に)というわけで、書きました、今回も。登場人物の詳細と単行本情報はそちらに任せます。
というか、初めからこのページとWikipediaの記事、2個1で書きましたし。・・・これぞやりたい放題の極み。
では、こちらをどうぞ〜♪
雑記 P48右4コマ目、「ふおんコネクト」のあのキャラがモチーフですね〜。
って、皆さん気付いてますよね。
さらに雑記 冒頭が5月にリョウが失業して戻ってくるシーン。
ということは4月に入社して、わずか1カ月での失業。
入社したのは一部上場企業。しかも、新卒での入社。
会社にもよりますが、通常は数カ月の研修期間があります(技術と事務の共通研修で1〜2カ月。分野や事業所ごとでさらに1〜2カ月。さらに配属後の職場研修。技術系の大手だと半年くらいの研修も珍しくないです。)。
「よほどのこと」が無い限り、この研修期間で「かたたたき」はありません。
ということは、「会社が倒産した」という形の失業が一番自然な予測になりますね(あまりに大きい会社だと、倒産「出来ない」ケースもありますが)。
若しくは業績が急激に悪化したことによる大規模リストラで・・・(ただ、この場合は新人や若手が切られることは少ないです。切っても大したコストカットにならないですしね。)。
もっとも、超大手の商社の場合は、「研修中に力尽きる」という新人さんも珍しくありませんが・・・
ただ、P49で「かたたたき」がトラウマ・・・
あったのかなぁ・・・「よほどのこと」。
まあ、会社によっては「優秀すぎるので」不採用というのはあり得ますけどね。
ちなみに、卒業後3年以内であれば「第二新卒」という扱いでの就職活動になります。
要するに、「まだ専門知識は無いけれど、基礎訓練(ビジネスマナー程度)は済ませている人材」という扱いですね。
さらにさらに雑記 おでん屋の但馬さん、国籍不明ですね。
名前が「タージマハール」とインドの世界遺産をもじったもの。
そして、鍋をした時にカレー鍋にしかけ、その時のタイトルが「日本総印度化計画」。
やっぱ、インドなんでしょうねぇ。
単行本 発売日 ・1巻:2011年4月7日 試し読み
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