作者 | クール教信者 | ![]() |
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作者HP | ![]() |
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単行本数 | 4巻(連載終了) | |||||||||
掲載誌 | まんがライフ(竹書房) | |||||||||
Wikipedia | ||||||||||
チャート | ![]() |
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内容 |
金持ちをこじらせたお嬢様「地獄巡 春」。無口で時代錯誤な変人「川柳 徒然」。 立場も性格も全く違うけれども、「周囲から孤立」という共通点の2人。 ちょっと世間とずれていて、でもとっても純粋で、それを言葉にできなくて・・・ 一風変わった友情はやがて・・・ 繊細な人間描写を得意とするクール教信者先生が送る個性はラブコメ。
主に地獄巡を中心とした視点で描かれ、彼女の心の葛藤や本心などが言動として描かれている。 他人とのコミュニケーションの取り方が分からず高飛車な態度をとって孤立する地獄巡と、周囲から無口で変人と思われて孤立する川柳。 この2人の不器用で純粋なコミュニケーションが主軸となる作品。 笑いは少なく、ラブ多めのラブコメ作品。 なお、1巻のラストで設定が大きく動くため、ある意味1巻は「長いプロローグ」とも言える。 |
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感想 |
当サイトの基本的なコンセプトは「笑い」です。 そのため、紹介する作品も笑いの詰まった作品が多いのですが、例外もあります。数%くらいですが。 この作品はその数少ない例外の作品。 先生の作品は何故か心地よくて笑い抜きで楽しめてしまいます。 非常にわかりやすいタイプの「お嬢様」。 常に高飛車。でも、実際のところはコミュニケーションの取り方が分からずに孤独を抱えていて・・・ そんな自分に普通に接してくれる相手。それが周囲から「変人」と称されている川柳。 どちらも普通と大きくずれていて、そのベクトルも逆方向。 だからこそ上手くいくのかな? というか・・・川柳、男前すぎ! 無口でいらんことを言わないけれども口を開けば素直に自分の気持を伝え、何よりほしい時にほしい言葉を意識せずに返してくれる。 口数が少なく、その上その言葉に嘘偽りがないからこその言葉はより響くわけで(1巻P21の弱い面を見せる一言なんてめっさ強力ですよっ!)。 普通に見れば彼氏としてはつまらない人かもしれませんが、上辺ではなく飾らなくても素直な気持ちを返してくれる相手を欲していた地獄巡さんには何よりもの存在なんでしょうね。 1巻ではそんな2人の出会いと友情。そして(特に地獄巡さんが)相手に惹かれていく様子が描かれます。 地獄巡さんは友達自体が初めて。そんな彼女の心境の変化や自分の気持に気づいた反応をお楽しみください♪ お嬢様系ツンデレなラブコメです。
メインは当然ラブコメな2人ですが、サブキャラがまたいい存在感♪ 地獄巡さんのじぃやさんはある意味地獄巡さん以上の毒舌? お嬢様相手限定ですが、歯に衣を着せない物言いです(主人である地獄巡・父に対してもお構いなし)。 ある意味本作でのコメディリリーフ?(時々劇画タッチにもなります) でも、ちゃんと気遣いも出来る人です(1巻P67とか)。 そして、地獄巡さんが若干やわらかくなってからできた友人の「天童 紅」。 いわゆる『普通の女子』。 地獄巡さんの川柳に対する気持ちに気づき、イジったりけしかけたり。 コイバナに目を輝かせて興味津々♪ この子、結構お気に入りです。 1巻のラストで話が大きく動きます。 設定そのものを動かすくらいの。 正直・・・連載を雑誌で追っているためその時は「え?最終回?」と焦りました。 てっきり締めに入ってしまったのかと。 数話に渡るエピソードでしたし、他の作品であればそれが締めになっても不思議ではなく、加えてちょうど1巻分くらい連載が続いて・・・ 結果として、その後も連載は続きました。設定が1歩進んで。 えがった、えがった。 |
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単行本 | 発売日 |
・1巻:2013年9月6日 ・2巻:2014年10月7日 ・3巻:2016年5月20日 ・4巻:2017年7月12日 |
試し読み |
竹書房 -TAKESHOBO-:1巻 竹書房 -TAKESHOBO-:2巻 竹書房 -TAKESHOBO-:3巻 竹書房 -TAKESHOBO-:4巻 |
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関連項目 | ●ジャンル |
・少人数 ・ラブコメ ・お嬢様モノ |
●チャート |
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●データ |
・身長 ・小冊子(単行本) |
●作品研究 |
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●作者別 | ・小森さんは断れない! | ●各巻感想 |