作者 | うず | ![]() |
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作者HP | ECO:えこ/うずブログ | |||||||||
掲載誌 | まんがくらぶオリジナル(竹書房) | |||||||||
単行本数 | 4巻(連載終了) | |||||||||
Wikipedia | しばいぬ子さん | |||||||||
アニメ | アニメオフィシャル | |||||||||
チャート | ![]() |
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内容 |
ごくごく普通の中学二年生の「石橋茶子」。 彼女の隣の席のクラスメイトはごくごく普通の・・・犬? とっても犬っぽい彼女の名前は「しばいぬ子」さん。 どこからどう見ても柴犬で、仕草も特徴も犬そのもの。 でも、茶子以外の人は全くそんな事を思ってもいなくて・・・ とっても不思議なしばいぬ子さんとクールなツッコミが冴える茶子、 そして二人の友人「なほ(なぽりん)」達のモフモフでシュールなコメディ作品。
元々は読みきりであったが、後に連載化。 1話4ページと少ないため単行本が出るまでに2年かかったが、その間に兄弟誌連載の「森田さんは無口」がアニメ化。 その放送直後の宣伝コーナー「しばいぬ子さん情報コーナー」にて竹書房様作品や関連商品の宣伝を担当。 それが話題となり「資本主義の犬」という愛称がネット上で生まれ、その後のアニメ作品でも定番のコーナーに。 さらに、自身もアニメ化する事になる。 単行本が出る前にアニメ化するという非常に稀有な経緯を辿った作品。 |
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感想 |
当然、まずは見た目のインパクト。 ネタもほぼそこから発生する「犬っぽさ」を使ったものです。 それ押しではありますが、不思議と食傷気味にならないのは動物の持つ魔力なのか先生の力量なのか。 全体的にセリフも多くなく、絵もすっきりして見やすいです。 ネタの多くもヴィジュアルを使ったものなので直感的に読めます。 設定として重要なのは「犬っぽい同級生だけど茶子(と弟)以外は誰も不思議に思っていない」というこの一点のみ。 ネタも1本ずつが独立した一般4コマ誌でお馴染のタイプ。 つまり、総合して「読みやすい!」作品なのです。 加えて、見た目の面白さがあり、しかも「犬」という親しみやすさ。 なるほど、単行本が出る前にアニメ化されるというのも納得です。
ヴィジュアルを使ったネタや「茶子以外はしばいぬ子さんを犬っぽいと思っていない」という設定。 このためネタもシュールなものも多いです。 シュールな作品は独特な作品が多いですが、その辺りは「犬」という親しみやすさが中和している印象。 まあ、しばいぬ子さんの存在そのものがシュールです。 あと、特徴的なのがツッコミの茶子。 クールな子なのですが、ツッコミもクール。 一言でバッサリ!ということも多く、独特なツッコミ。 テンション系とは全く違う、静かで一撃必殺系のツッコミです。 私は「笑いの神髄はツッコミにあり」という派なのですが、この作品の魅力を引き出しているのは見た目の面白さとこのクールなツッコミのバランスだと思っています。 総合的に、特徴の多い作品です。 1巻カバー裏の「我に返る」はホントウケました。 あと、ジャンルに「動物モノ」を加えましたが、未だにこのジャンル分けで正しいのかどうなのか迷っているのは秘密です。 |
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単行本 | 発売日 |
・1巻:2012年7月6日 ・2巻:2013年7月19日 ・3巻:2014年7月30日 |
試し読み | 竹書房 -TAKESHOBO-:3巻 | ||||||
関連項目 | ●ジャンル |
・アニメ化 ・シュール ・擬人化モノ ・中学生 |
●チャート | ・万人ウケ(高い) | ||||||
●データ | ・誕生日 | ●作品研究 |
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●作者別 | ●各巻感想 | |||||||||
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