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聖ジョルジュ女学園暗黒料理研究会 タベルナ - 2巻

2巻では文化祭という大きなイベントがあり、その直後に調理部の2人が準レギュラーに加わります!
正統派ツンデレのヒカルは安定の被害者ポジション。
ツッコミも可能ですがそれ以上にダメージを受けたり自爆したり。
サクヤに近いポジションですが、ツッコミよりも被害の割合が若干高めかも。
そして、個人的にはもう1人のショウコがお気に入り。
いわゆる傍観者キャラでヒカルの迷走や混乱、被害っぷりを楽しむタイプ。
それでいて友人を「いい方向」陰ながら導いたり(この巻のラストエピソードなんかはそう)。
なんか波長が合います。
というか、被害者と傍観者。なんだ、この黄金の組み合わせは。
ヒカルはスー先輩をライバル視している上に意識しているのでその言動に過敏に反応するんですが、スー先輩が全く自覚がないため「勝手に」被弾することの多い彼女。
それを見てショウコが楽しむ。
スキのない布陣でございます。
あとがきで先生ご自身も語られていますが、組み合わせが増えたことで今までと色々違うパターンが楽しめるようになったのがこの2巻。
それが1巻との最大の違いでしょう。

ヒカルツッコミ要員
正統派ツンデレ・参戦!(P50右4コマ目)彼女は貴重なツッコミ要員(P45左4コマ目)

P45やP87〜 ではサクヤがツッコミであること、そしてこの作品にとって必須要因であることが改めて語られます。
こういう暴走系作品では「ツッコミ=被害者」ですので、どれだけ彼女に負担がかかっているのやら・・・
んで、ボケ3人の中であまりサクヤの負担になっていないだろうなのがレンゲ。
彼女のボケは意外性こそ凄いものの(P56など)、直接被害が出るタイプではないためサクヤも安心です。
結構彼女のネタ、好きです。
こういう周囲と少しズレた無表情キャラのイメージと違う一面といったタイプのネタ、大好物です。
それ以外もこの子のネタは他のキャラとは全く異質。1巻P65〜 の隠れた趣味や2巻P79〜 の家族のお話などなど、個性的なものばかり。
アイたちの暴走ネタにこういうネタが挟まることで彩り鮮やかになっております。
そして、個人的に気に入っているセリフがP91の「アイはサクヤにごめんなさいしないといけないよね」。
なんかこの表現、好き。

好きなこの2巻で特にお気に入りのネタはP101のアイ「HUNTER×HUNTER」の「ナニカ」の顔になっているネタ。
やっぱ「分かるパロディネタ」って強力です。こういうネタで笑えるためにもサブカル系の知識をある程度深めないとなぁ、と思うわけなのですよ。

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