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お湯屋へようこそ

作者 湖西晶 作者HP
掲載誌 まんがタイムラブリー(芳文社) 単行本数 1巻(連載終了)
Wikipedia お湯屋へようこそ
チャート
内容 温泉旅館「奥山」の従業員、若女将「奥山ゆや」・旦那様で番頭の「奥山トージ」・大女将の「奥山ナガユ」・板長(名前なし)。
彼らの日常(温泉旅館の経営)を描くちょっとハートフルなコメディ4コマ。
お酒が大好きで明るくてちょっと天然なゆやとバトルを繰り広げるナガユ。そしてツッコミは男二人というのが基本的なスタイル。
舞台が温泉旅館のため、全ての話がそれを軸としている。
特に温泉旅館の経営サイドの話が多く、メインとなる登場人物は全員が従業員である。
裏方としてのネタが中心であり、経営難ネタも多く、作者の作品としては珍しくお色気ネタがほとんど無いことが大きな特徴。

連載はラブリーではあるが、単行本はきららレーベルとして刊行された。
感想 この方の作品はなんと言ってもお色気ネタが基本。4コマでもストーリーでも。
その中で、本作は温泉旅館が舞台でありながら、その手のネタは出てきません。入浴シーンすら稀です。
掲載誌がタイム系列ということもあり、比較的間口の広い作風に仕上がっています。
あとがきでも「ターゲットやテーマを絞らずに」と語られていますしね。
ただ、レーベルとしては「きららコミックス」という立ち位置です。
家族経営の旅館なので、全員が身内。板長も家族のような存在ですし。
というわけで、家族モノとしての色もあるのかな?

ネタは「内容」でも触れていますが、温泉旅館の経営サイドとしてのお話が全て。
特に経営難ネタが頻出します。
それ以外では、やはりゆやさんの飲酒ネタや嫁姑バトル。
板長の叶わぬ恋物語などが定番ネタ。
ドタバタではある筈なんですが、比較的落ち着いた印象のある作品です。
そのため、この作者さんの他の作品のような雰囲気を求めて読む作品ではないかもしれません。
少なくとも、お色気ネタや下ネタとは無縁ですし。

舞台とキャラクターが固定で、設定も分かりやすい。
「どこからでも読める」作品の1つです。
個人的にはもうひと弾けしてくれるくらいでちょうどいいかな、と思います。
ちょっと落ち着いた感が強いかもしれないです(この方の他の作品が思いっきり弾けているというのもありますが)。

小さな事からコツコツと。
少しずつ増やしてきたWikiの記事。増えてきましたね。
この作品でも書かせて頂きました。
キャラクターや単行本の事をこちらに纏めました。
・・・増えたなぁ。Wikiの4コマの記事も。
雑記 P57で「ご時世」というネタがありましたが、雑誌掲載時分に「温泉旅館で温泉の素を使って色を付けている事件」がリアルに発生した直後でした。
というわけで、いわゆる時事ネタです。
そんなことしなくても、泉質はいい温泉なんですけどねぇ。
やっぱり、一般観光客は泉質より、見た目の「お湯の色」を重視しちゃうんでしょうか。
単行本 発売日 ・1巻:2006年4月27日 試し読み まんがタイムきららWeb:1巻
関連項目 ●ジャンル 家族モノ
お仕事モノ
●チャート 万人ウケ(高い)
●データ 関西のキャラクター ●作品研究
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●作者別 かみさまのいうとおり! ●各巻感想
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