作者 | さくらえび ちま | ![]() |
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作者HP | 桜色の海 | |||
掲載サイト | GANMA! | |||
単行本数 | 2巻(連載終了) | |||
Wikipedia | ||||
チャート | ![]() |
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内容 |
ゴーレム・マンドラゴラ・吸血鬼などなど、人外大集合な賑やかコメディ。 ゴーレムといえば「土と水でできた巨人」というイメージではあるが、本作では少女の姿で描かれている点が最大の特徴(その表現がゴーレムの定義に従ったものであることも解説されている)。 ストーリーの骨子には『神を体内に宿した「神代巫亜子」の護衛のために作られたゴーレムの「レム」』というシリアスな設定があるが、全体を通してゆるくてコミカルな内容となっている。 人外が普通にいる日常が描かれ、萌えと共に笑いの要素がふんだんに詰め込まれている。 Web連載作品なので1ページに1本のワイド4コマ。Web連載では媒体との相性もありこのサイズのものが多い。 2巻以降も連載は続いたが、単行本は出なかった。 |
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感想 |
イラストを見ただけの時は絵柄がかわいい系のよくあるオチのない萌え作品かと思いました。 が、実際に読んでみるとそれがただの偏見であると分かりました。 エッジの効いた笑いが溢れる作品でした! しかも、積極的にボケてくる優良作品でした!4コマ目には必ずオチをつけてきます。 特にマンドラゴラの「タマ」が相当なコメディリリーフです。 その存在感も発言も相当な威力で、本作のコメディの中核を担っている存在です。 コメディとしては打点が高めの作品です。 特に通常の描写とデフォルメされた描写を混在させることで緩急をつける手法が随所に使われています。 そのためか「笑いどころ」が分かりやすいです。というか、前述ですが4コマ目は常にオチをつけているので安心して読める4コマです。 タマだけではなく、メインのレムも常識とズレていてコメディリリーフ。 なのですが、出番が多くて明確にボケ役というのはこの2人くらいかな? ボケ役が多くなく、ツッコミ(常識人)が多いというコメディとしてはちょっと変わったバランスの人員構成です。 それだけレムとタマが積極的にボケてくるということでもあります。 2巻以降の単行本未収録エピソードではシリアス展開が一気に増えます。 その際もボケを混ぜたりすることもあるのですが、シリアスなシーンが続くこともあります。 コミカルな日常パートとシリアスな戦闘パートといったところでしょうか。 それをどうとらえるかは読み手次第ですが、全編笑い一辺倒ではないです。でも、単行本2巻までは徹頭徹尾コメディです。 そして、前述したタマなんですが、実はシリアス展開でも重要な存在です。 本人はそうあろうとしているわけではないのですが、彼の言動が危機的な状況を打開することが多く、直接バトルすることはないのですが、話の進行で最も欠かすことのできない重要キャラ。 ある意味彼(?)こそが本作品を象徴している存在なのかもしれません。 総合して、読む前と読んだ後で印象ががらりと変わった作品です。 絵柄からはこれだけ積極的に笑いを取りに来ているとは思いませんでした。 それだけに「読んでみないと分からない」ということを再認識させられました。 |
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単行本 | 発売日 |
・1巻:2015年10月27日 ・2巻:2016年3月26日 |
試し読み (連載サイト) |
GANMA! |
関連項目 | ●ジャンル | ・ファンタジー | ●チャート | ・万人ウケ(低い) |
●データ | ・名前の規則 | ●作品研究 | ||
●作者別 | ・魔界から来たメイドさん | ●各巻感想 |