酸素計画

日記など雑多な文章

日記未満のことを書きます。

2024/5/16に見た夢
#オカルト



起きる直前に見た夢だったと思う。

私は海のすぐそばに引っ越しをした。
引っ越しをしたばかりらしく、そのときの私は海を眺めながら街を散策するつもりだった。
海は青くて、よく晴れていた。人もかなりいた。もしかすると観光地なのかもしれない。
(波の音はなかったので、夢を見せている脳の機能が音までは補えなかったという感覚があり、夢らしいなと思う。)

ただ、砂浜には大きな、それこそ人を飲み込めるくらいの黒い蛇のようなものが何本も転がっていた。目に入る砂浜の方が面積が少ないくらい、黒い蛇みたいなものが転がっている。
蛇のようだけれど、顔らしいものはなくワームのように牙の生えた口だけが端にあるのが見えた。
「海藻が落ちているのは見たことがあるけれど、ここにはこんなものが落ちているのか」と思う。
周りの人たちは見向きもしないから、なおさらそう思った。

しかし、その何体もの蛇らしいものの口の中から人の体の一部が飛び出していた。
見ていると、若者が出てきた。面白半分で遊んでいるらしく、にやにや笑っている。度胸試しなのかもしれない。
よく見ると周りに転がる蛇の口から、何人かの人が見える。
口の端から上半身だけ出ている若者がいて、その人を仲間が抱えあげて引っ張り出した。
抱え上げられた人には下半身がなかった。(正確に書くと、下半身ではなく太腿の真ん中あたりから下の部分。)
傷口は黒くなっていて血は出ていなかった。内臓も見えなかった。
(おそらく、夢の中で人体の断面を出力するのに脳が間に合わなかったのだと考えている。しかし、夢の中の私は「削り取られるか、食べられるかすると、ああなるのか」と思い込んで疑問に思わなかった。思考かいたって簡略化されて疑問を持たないのも、また夢らしい)
私は「大変なことがあるものだな」と思い、家に帰った。
危なくないと思い込もうとしたものが、その実危険だというのが受け入れがたく、頭が疲れてしまっていた。
けれども、周りの人は誰も騒ぎ立てることはなかったたため、あの夢の世界では普通のことかもしれない。

しばらくして、その下半身を失った人の番組か映画を見た。
下半身を失った人が上映か何かの記念で監督と一緒に来ていて、作品を見に来た人の前に立つと、大勢の人が下半身を失った人に寄ってたかった。それが怖くなったのか、下半身を失った人はパニックになってどこかに行ってしまう。それを監督が追いかける。
「サアちゃん」「ザアちゃん」みたいなあだ名で監督が呼んでいたのが印象的だった。

妙に不気味な夢ではあったが、殺人鬼に追われたり、知らない街をぐるぐる回ったり、死んだり、ある街であるものを見かけると夢から覚めたりするよりは、ましな夢だった。
子どもの頃から死ぬ夢を見続けているが、だんだんと死んだ瞬間の意識のなくなり方が生々しくなっている気がする。
(死んだことはないので、確かめようはないが)


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