多くの作品で登場する「元気な子」。1作品に1人はいるのでは?は、言い過ぎかもしれませんが、よく見かけます。
元気で、明るくて、あまり考えなくて、無邪気で、時に天然で、トラブルメーカなんだけどなんだか憎めない。
周囲や作品自体を明るくし、読者人気も高いことが多いです。
何より、話のきっかけやキーパーソンになってくれる上に、動かしやすい便利な子。
では、そんな子が実在したとしたら・・・?
昔、とある歌に「距離を置いてみるとそれなりに楽しい奴なんですが・・・」とありました。
そう、「自分が被害を受けないところから見ている」時は楽しいのです。
ところが、自分に実害があった場合、同じように思えるかというと・・・うん、難しい。
そういえばクラスに一人はいた賑やかな子。
離れて見ている分には面白いのですが、絡まれると愛想笑いで逃げていた記憶が・・・
相手に悪意が無い事が分かっていても、被害を避けようとしていたんでしょうねぇ・・・
※人間心理として「何をするか分からない」という相手には無意識で警戒するそうです。
でも、そんな中でも「実際にいて、近くにいても同じように楽しそう」と思わせてくれる元気な子も少なくないです。
個人的には「四季おりおりっ!」の秋乃などがその代表だと感じています。
典型的な「元気な子」ですが、実際にいても楽しそう。
そう思わせるのも、描き方なんでしょうか。
「賑やかなだけじゃない一面」が描かれて、それらを含めての印象だからなんでしょうか。
どちらにしろ、「何かしらトラブルを持ってくるかもしれないけど、一緒にいるとそれ以上に“楽しい”を与えてくれる」。
4コマでも、リアルでも、そういう人はやはり魅力的です。
「きららでは男性キャラを出そうとするとNGになる」
なんてネット上でちょくちょく見かけます。
まあ、雑誌のコンセプト自体が「ドキドキ☆ビジュアル4コマ誌」ですしね。
そこに米国通販番組に出てきそうなマッチョな彼が活躍する作品があっても・・・ね。
きらら姉妹誌では「かわいい女の子を描く」のが基本。
雑誌毎に「色」ってありますしね。コンセプトに合った作品っていうのも重要。
芳文社さんだけでもタイムやホームといった、男性が活躍している雑誌も多いですよ。
なのできららでは男性は影が薄く・・・とは限らない(ここにきて突然の裏切り)。
というのも、例外的作品も幾つか。
極端な例で言えば「ビジュアル探偵明智くん」とか「ドージンワーク」。
コミケの企画本でのこの2作品のコラボは・・・凄かった・・・
他にも「二丁目路地裏探偵奇譚」ではヘタレな兄ちゃんやステキなおじ様が活躍。
おまけに、この作品は「きら☆スタ」出身!
熱血な男性キャラがメインの「the Airs」なんかもありましたね。
キャラクターの名前でよく使われるものに「東京の駅名」があります。
それだけ馴染みがあるということなんでしょうね。
「CIRCLEさーくる」や「丸の内!」、ダイレクトに「東京!」なんてタイトルの作品のキャラクターの名前がそうですね。
北海道の地下鉄の駅名を名前にした「あにけん」・「あねけん」もあります(作者さんは北海道出身)。
一方で、大阪の駅名や地名を元にした名前って、出会ったことがありません。
あっても不思議じゃないんですが、やはり作家の皆さんが関東に集中しているからなんでしょうか?
埼玉在住の方とか多いですしね。
「福島」とか「野田」とか「天満」とか・・・
使いやすそうな駅名がずらりとあるんですけどね。
思い切って「西中島南方」さん、なんてキャラクター・・・いかがでしょう?(西なのか中なのか南なのか・・・現在地見失いそうですが)