作者 | 師走冬子 | ![]() |
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作者HP | ![]() とことこ日記 |
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単行本数 | 3巻(連載終了) | |||||||||
掲載誌 | まんがタウンオリジナル(双葉社)(休刊) → まんがタウン(双葉社) | |||||||||
Wikipedia | 花やか梅ちゃん | |||||||||
チャート | ![]() |
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内容 |
花屋「すずらん」を舞台にした春巻一家とひょんなことでバイトになった通称キリヤマンのほのぼのラブコメ。 作者特有のどこか温かい作風で、心温まる作品に仕上がっている。 花屋を舞台にしていることもあり、花に関する豆知識や花に絡めたネタが豊富に登場する。
かなりシリアスな設定が多くあるにも拘わらず、話が重くならず、明るい作品に仕上げる技術はもはや才能の域に達している。 「さらに雑記」で書いているように、同作者の他の作品とも微妙に絡んでいる。 |
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感想 |
流石は師走先生、ですね。 凄いネタばらしになっちゃうので深くは言えませんが、かなりシリアスな設定の筈なのにほのぼのさせるとは・・・ やはりこの方の作品は安心して読めますね。凄い安定感。 それにしても・・・1巻P84の梅の設定には驚きました。ええ、一番の衝撃だったかも。 どこかほのぼのさせる作風で、その分笑いは抑え気味(あいたま比較)。 そのため“笑い”よりも“心があったかくなる作品”が好きな方にお薦めしたい作品です。
桃ちゃん、人気がないということですが、私は好きですよー! 生意気でハイスペックで、でも子供っぽい一面もある桃ちゃん、可愛いですよね。 あとキリヤマンとも仲良くケンカしな、っていう関係も♪ そして梅ちゃん、設定のせいなのかクズ男に惚れたからなのか、いつも笑顔なのに(いつも笑顔だからこそなのか?)ついつい「幸せになれよ」と応援したくなりますね。 本人はいたって幸せの筈なんですけどね〜。 ネタとしてはやはり先生らしいほのぼのコメディで、人間関係を扱ったもの。 ただ、先生の作品の中ではシリアスな要素が一番多い作品で、その辺りは注意が必要です。 先生の作風でかなりマイルドにはなっていますが(同じテーマで別の方が描いたらこうはいかないんやろうなぁ)。 それに、人間関係がちょっと複雑で、そこにラブコメが入るものなのでさらに複雑に・・・ その中で「家族の形」というものについて考えさせられるところが多分にあります。 それに加え、「この作品ならでは」と言えばやっぱり花ネタ。 先生と言えばマニアックな動物ネタがお馴染ですが、この作品ではさらに植物にも造詣が深いところを発揮。 様々な花の豆知識を絡めたネタは他に類を見ません。 「初めて見たよ、そんな名前の花!」 という連発です! 色々な意味で個性的な作品ですよ。 P.S. 柳さんはキャラ崩壊後の方が好きです。 |
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雑記 |
掲載紙は当初は「まんがタウンオリジナル」だったのだが、同誌が休刊となり、 その後、「まんがタウン」に移籍し連載が再開されました。 |
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さらに雑記 |
2巻P90でカスミソウが「ベイビー・ブレス」と呼ばれることから出産祝いにどうですか、という話があります。 実は私に妹の所に甥っ子が生まれた時、この話を思い出してカスミソウと誕生花を送りました。 上記のいわれを教えてあげると、妹夫婦はすごく喜んでいましたヨ。 |
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さらにさらに雑記 |
本作では当然ですが、花に関するたくさんの解説が登場します。 ということは、当然私の性格上、それをレポートに纏めたくなります。 題して『花やか知恵ちゃん』。 作中の花に関する解説を抜粋してみました。 今回は私の蛇足はちょこっとだけですよ。 |
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さらにさらにさらに雑記 |
作者さんの御母堂様が一番好きな作品だったとのことがご自身の同人誌「トコバコ」にて語られています。 なお、「トコバコ」は師走ブランドのオールキャストで贈る「師走冬子のおもちゃ箱」です♪ |
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単行本 | 発売日 |
・1巻:2005年7月12日 ・2巻:2007年7月12日 ・3巻:2008年10月11日 |
試し読み |
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関連項目 | ●ジャンル |
・ラブコメ ・お仕事モノ |
●チャート |
・感動 ・万人ウケ(高い) |
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●データ |
・誕生日 ・名前の規則(植物) |
●作品研究 |
・師走冬子ワールド ・花やか知恵ちゃん |
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●作者別 | ・作者別作品一覧 | ●各巻感想 |
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