作者 | OYSTER ※実際には"O"の上に点が2つ付きます | ![]() |
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作者HP | Oに点々 | |||||||||
単行本数 | 6巻(連載中) | |||||||||
掲載誌 | まんがタウン(双葉社) | |||||||||
Wikipedia | ||||||||||
チャート | ![]() |
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内容 |
漫画家の始(ペンネーム:軒並ライジ)とその妻となった彩葉の穏やかな夫婦生活を描く。 決して誰も傷つかない緩やかな作風でありながら、作者らしい独特の角度のネタがきらりと光る作品。 夫婦モノ(しかも新婚)であることで空気全体がマイルドになっているためネタも突飛なものはないが、これまでの作者の作品の中でも飛びぬけて暖かさがある。 そのためか比較的これまでの作品よりも穏やかさがあり、それでいて作者らしいネタもあるというファミリー誌作品として非常に優秀な作品。
主に夫婦の会話に重きを置いたネタであり、ありふれた日常や何気ないことを夫婦で大切に感じていく内容が中心。 そのため穏やかさや優しさ、個性的なネタが見事に融合した非常に読みやすくも楽しい作品。 |
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感想 |
旦那さんが漫画家という設定もあり、いつも2人。 そのためレギュラーキャラは夫婦2人のみ(準レギュラーに数名)。 OYSTER先生といえば圧倒的個性を武器に極めて特徴的な作品を多く手掛けてらっしゃいますが、今回の作品はその中で最も一般向けと言えます。 ファミリー誌にぴったりで、逆に先生のこれまでの作品を知っていると「え?」と驚くかもしれません。 ただ、ご安心ください。 先生らしさはばっちりと出ております。 というか、間違いなくこれは先生の作品だ。ほかの人には絶対描けない。 そんな個性的なネタと温かい夫婦モノが奇跡の融合。 これは間違いなくオンリーワンです。
同じ光景でも1人だった時と2人で見るときと、感じ方が違う。 常に隣に君がる。 「病める時も健やかなる時も」なんて言いますが、全てを2人で体験し、楽しんでいく。 そんな姿が描かれています。 「結婚は悲しみを半分に、喜びを2倍に」なんてのも言いますが、この2人の場合特に「喜び2倍」が強く描かれています。 常に日常的なこと、当たり前のことを楽しんだり喜んだり。 それがほほえましく、楽しい。 「こういう夫婦でいたい」 誰もがそう思うような楽しい新婚生活です。 それだけに前述していますが、先生の個性的なネタとその空気が見事にマッチしているのはお見事としか言いようがないです。 「男爵校長」や「光の大社員」といった先生の他の作品を読んだことのある方ならご存じでしょうが、あの圧倒的に予想の斜め上を行くネタと温かい新婚夫婦という奇妙な組み合わせ。 これほど見事な化学反応になるのか、と驚きです。 お隣に住んでいる女子高生の早倉さん、普段はクールなのに4コマの話になると熱弁をふるう(ちなみに軒並ライジ先生のファン)。 ちょっと自分を見ているようです。 |
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単行本 | 発売日 |
・1巻:2017年10月12日 ・2巻:2018年8月9日 ・3巻:2019年6月12日 ・4巻:2020年5月12日 ・5巻:2021年3月12日 ・6巻:2022年4月12日 |
試し読み |
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関連項目 | ●ジャンル |
・ロングセラー ・少人数 ・家族モノ |
●チャート | ・万人ウケ(高い) | ||||||
●データ | ●作品研究 | |||||||||
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