作者 | なかま亜咲 | 作者HP | ||
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掲載誌 | まんがタイムきららキャラット(芳文社) | 単行本数 | 3巻(連載終了) | |
Wikipedia | 火星ロボ大決戦! | |||
チャート | ![]() |
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内容 |
人々に迷惑をかけるペンギン帝国に対抗するため、日夜戦い続ける惑星ロボ達。 「与那嶺ギコ」はその中の一機、「火星ロボ」の操縦士に選ばれた。 これは、人類の平和をかけたエロスと、ロボと、エロスと、美少女と、エロスの物語である。 管理人がレビューを何度も思い止まったほど、良くも悪くも「個性的」な作品。 「笑い」「エロス」「ロボ」が主成分であり、全てである。それ以外の要素は基本的に見当たらない。 そのため、読み手を選ぶ作品の筆頭と言える。 登場人物が基本的に「好色者(スケベー)」か「その被害者」(両者共にそのほとんどがおバカさん)しか登場しない珍妙な作品。 その一方で、笑いのレベルは非常に高い作品でもある。 元々は「ぎゅっと!」に掲載されていたが、「ぎゅっと!」の休刊に伴い「きららキャラット」へ移籍。 掲載誌で色々な意味で存在感のある作品だった。 |
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感想 |
正直、非常に扱いに困る作品です。今も掲載していいものかどうか悩んでいます。 笑いのレベルはちかっぱ高いです。そして、このサイトは笑いがメインテーマです。そういった意味では凄い優等生です。 んが、トップクラスのエロさも誇ります。 「なんで年齢制限が無いの?というか、きららに載せていいレベルなの?というか、絵が上手い上に頭身が高くてエロいって色々やばくないですか?」というくらいです。 私の知る限り、最初にきらら誌上でAボタンとBボタンを描いた人でしょう(というか、この方は他の人の作品のゲスト寄稿でも手加減なしの全力エロの方ですし)。 そんな意味で、これのレビューを載せることは自分の中の何かが壊れそうな気がして、今の今まで保留のままにしていました。 ・・・笑いのレベルは大したものですので、これでエロス成分が無かったら私の中の評価ももっと高かったんですがねぇ・・・(エロスが無かったら“管理人の好み”は4ポイントくらい上がっていたと思います) ただ、その場合は「この作品らしさ」は全く無くなってしまうのでしょうが。 というわけで、笑本史上初の「“万人ウケ”0ポイント作品」でもあります。 流石に限度を超えたエロスとメカモノはニッチすぎますよね・・・ ただ、面白いんだから仕方がない。この笑いのセンスは反則です。だから手放せない。 ちなみに、一番好きなネタは1巻P53の1本(メインテーマの「ロボ」も「エロス」も全く関係の無いネタでした・・・)。 |
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雑記 | 他の漫画家さんとの親交も深いようで、同じく「ぎゅっと!」から「きららキャラット」に移籍した「GA 芸術科アートデザインクラス」にも火星ロボ(ロボ自体が)が登場しましたね(なんと、GAのアニメにも登場)。 さらに、同じく「きららキャラット」の「とらぶるクリック!!」のWeb連載、「Webクリ!!」(単行本にも収録)には、本作の登場人物「キガシラ」が登場。 本作にも「きらら」の「雅さんちの戦闘事情」の単行本が登場していましたね。 ※作者の「鬼八頭かかし」先生についてはあとがきでも頻繁に触れられていましたし。 漫画家さん同士の横の繋がりって、太いんですね。 |
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さらに雑記 | 先生の知名度の向上と共にこの作品も知られるようになりました。 が、芳文社様から出た後、重版がされず。 先生のその後の作品である『健全ロボ ダイミダラー』と世界観を共通している(別の時空だがリンクしている)事もあり、その連載先であるエンターブレイン様より内容そのままに復刊となりました。 サイズは一般的な漫画単行本と同じB6(4コマ単行本より一回り小さい)。 なかなか手に入れることのできなかった皆さま、これを機に入手してみては? |
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さらにさらに雑記 | 本作の一部のキャラやロボは次の作品である『健全ロボ ダイミダラー』にも登場。 そして、ペンギン皇帝は次元を越えて登場しています。 そのペンギン皇帝の若かりし頃、つまりは本作の更に前作に当たる作品、それが『カニメガ大接戦!』なのです。 掲載誌を変えたりそれが休刊になったりと不幸が重なったことで未完の上に単行本化もされた事のないまさに幻の作品。 加えて雑誌バックナンバーも超が付くレアもので・・・ そんな中、『健全ロボ ダイミダラー』のアニメ化に合わせて上記の『火星ロボ大決戦!』の復刻版が出ましたが、加えて『健全ロボ ダイミダラー』の掲載誌であるハルタさんの粋な計らいで、その幻であった『カニメガ大接戦!』が全話1冊に纏められた小冊子が誕生しました! ハルタVol.15での一部書店での無料配布という太っ腹企画!まさに漢の中の漢だぜ! 未完のため話の途中で終わってはいますが、ゆくゆくはカニメガ達の戦いを本誌で描き、完全版として単行本化する企画も進行中とか。 嗚呼、なんて先生と読者想いの雑誌なんだろう・・・ |
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単行本 | 発売日 |
●芳文社 ・1巻:2006年7月27日 ・2巻:2007年9月27日 ・3巻:2008年10月27日 ●エンターブレイン ・1巻:2012年2月15日 ・2巻:2012年3月15日 ・3巻:2012年4月15日 | 試し読み |
まんがタイムきららWeb:1巻 まんがタイムきららWeb:2巻 まんがタイムきららWeb:3巻 |
関連項目 | ●ジャンル | ・ハイテンション | ●チャート |
・笑い ・万人ウケ(低い) |
●データ |
・誕生日 ・血液型 ・身長 ・体重 ・スリーサイズ ・名前の規則(地名) |
●作品研究 |
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●作者別 | ●各巻感想 |