作者 | 師走冬子 | 作者HP | ![]() とことこ日記 |
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掲載誌 | まんがタイムナチュラル(芳文社) → まんがタイムスペシャル(芳文社) | 単行本数 | 1巻(連載終了) | |
Wikipedia | いつも心に太陽新聞!! | |||
チャート | ![]() |
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内容 | 「高山こばと」「桜木優」「雪谷浅葱」は太陽新聞広告所のOL。 賑やかな職場で奮闘する女性達を描くOL4コマ作品。 やや落ち着いた感じのある作品であるものの、個性豊かなキャラクター達による日常系のネタは秀逸。 他の作品以上に「マニアックな動物ネタ」が多いことも特徴であり、「大人の女性の悩み」をネタにしたものも多い。 こういった要因から、他の師走冬子ブランドと若干違う雰囲気の作品といえる(そもそもOLものという時点でこの方としてはやや特殊)。 途中に1年半ほど空白期間があり(「さらに雑記」で解説)、序盤と後半ではかなり画風が変わっている。 また、「感想」でも触れているように、ネタ風も序盤と後半で変化していっている。 |
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感想 | 「女クラのおきて」や「スーパーメイドちるみさん」の序盤のように、本作でも最初は先生の初期の頃の画風です。 担当さんに「なるべくフツーのOLものを」と言われて生まれた作品ということで、確かに初期は大人しい作品の印象。 ですが、後半になるに従って、いい意味で「先生らしさ=師走冬子ワールド全開」な感じに。 普通の人だと思っていた浅葱さんも意外と濃いキャラでしたしね(P43以降。この辺りから先生、本気です)。 個人的に好きなキャラはやはりこばとさん。 この手の顔をした人って、いいキャラしていることが多くてお気に入りキャラ率が異常なまでに高いんですよね。 「スーパーメイドちるみさん」のちゆりさんとかね。 それにしても、P29左4コマ目の「40以下は男じゃない!!」は名言だと思う(P67の「男は20くらい年が離れてないと」というすずめちゃんのセリフも)。 私もインディジョーンズシリーズのハリソン・フォードは4の壮年期のおじさまバージョンの方が渋くて好きです。 んで、好きなネタもこばとさんとすずめちゃんのネタ。 いやぁ・・・マニアックな動物ネタだ。 |
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雑記 | 本作のメインの一人、「高山こばと」の従妹である「高山すずめ」は、実は「うさぎのーと」にも登場。 時系列的に言えば、この作品は「うさぎのーと」のちょっと過去の話なんですね(向こうでは中学2年生。本作では正確な年齢は語られていませんが、それよりも幼い姿です。)。 他の方でも、たまに世界感を同じにしている複数の作品を持ってらっしゃる方はいらっしゃいますが、この方の場合は「時間軸」だけが前後するなどして、「登場人物のその後」を別の作品で描いたりされることが多いですね。 コラボまんがなどで、「実はご近所さんでした」や、「この二人が実は同級生でした」などもありますし。 他の作品を知っているとより楽しめる仕掛けが満載なのがこの方の作品の特徴の一つですね。 |
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さらに雑記 | 最初に連載されていたのは「まんがタイムナチュラル」なんですが、自然消滅に近い形で廃刊(未だに宣言は無し)。 そのため、連載されていた作品は「いつの間にか他の雑誌に移動」もしくは「一緒に自然消滅」という事態に。 で、本作も最初は後者だと思われました。 んが、その後、1年半程の時を超えて復活。 そうして1冊の「単行本」として纏められたのがこの作品なのです。 良作が「雑誌消滅と運命を共にする」ことはよくあること。 それを免れて一つの区切りを付けることが出来るというのはやはり人気がある証拠。 またひょっこり復活して欲しい作品です。 |
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さらにさらに雑記 | 先生は実は某新聞社の広告作るお仕事をされていたそうです。 そのため、ほとんどが実体験だった事がご自身の同人誌「トコバコ」にて語られています。 あとがきにその事を書き忘れたことも・・・ なお、「トコバコ」は師走ブランドのオールキャストで贈る「師走冬子のおもちゃ箱」です♪ |
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単行本 | 発売日 | ・1巻:2006年5月8日 | 試し読み |
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関連項目 | ●ジャンル | ・お仕事モノ | ●チャート | ・万人ウケ(高い) |
●データ | ・血液型 | ●作品研究 | ・師走冬子ワールド | |
●作者別 | ・作者別作品一覧 | ●各巻感想 | ||
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