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研究所ライフ

作者 坂巻あきむ 研究所ライフ
作者HP
単行本数 1巻(連載終了)
掲載誌 まんがタウン(双葉社)
Wikipedia
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チャート
内容 ラブコメを得意とする先生の作品であり、舞台は製薬会社の研究所。
人付き合いの苦手な「木瀬乃直哉」と、彼が研修を担当する童顔&ドジっ子な「名取なこ」を中心とした身長差37cmの研究所ライフが描かれる。
初期は身長差や名取のドジがよく描かれていたが、徐々に互いを意識するようになっていったり、「研究所内のみんなから愛される名取さん」といった展開が広がるようになっていく。
隣のグループの煎寺室長登場後は名取を巡っての木瀬乃と煎寺のライバル関係やそれに巻き込まれる名取がよく描かれる。

ドジ中愛される名取さん
絶賛ドジ中(1巻P37・3コマ目)愛される名取さん(1巻P51左2コマ目)

化学系のジョークなどのネタもあるが、基本はラブコメであり気軽に読むことのできる作品。
なお、タイトルは「“ラボ”ライフ」と読む。
1巻以降も連載が続いたが、未収録分についてどうなるかは明言されていない。
感想 どうも。リアルに研究所出身のいるかです。とはいえ、ソフトウェアエンジニアなので研究所と言っても全くの別物でしたが(白衣も着ていませんし)。
当時の勤務地も岐阜でしたので、色々とシンパシー(1巻P126にて研究所のおおよその位置記載)。
「すぐに成果が出たり利益につながるわけではない」という社会人としてはちょっと特殊な立場なのが研究所。
そのため、空気や雰囲気も他の職場とちょっと違ったりします(研究所から設計、開発、そして工場や販売現場まで一通り経験済みっス)。
理系の中でも突き抜けた人が多く所属していたり、やたら院卒が多かったり、「何かが飛び抜けている一方で何かがか欠けている人」がいたり。
人間関係が苦手な人、っていうのも珍しくありません。
そういった意味で木瀬乃さんのように不器用な人も「典型的な研究員」の1人と言えます。

なんといっても安定感抜群。
声を上げて笑うタイプの作品ではなく、名取さんのドジや人間関係にほっこりしながらクスリとする作品。
全く違うタイプの木瀬乃さんと名取さんですが、どちらもイジりたくなったり可愛がりたくなったりするのは共通♪
そんな2人だからこそ見ていて楽しい♪
メインとなる2人だけでなく、脇を固めるメンバーも個性的で魅力的。
特に名取さんの先輩のあるみんこと有海さん、言動がはっきりしていてそれでいてバランス感覚もあって。
そのうえで現役レイヤーさんという隠し武器を標準装備。
オープンオタの守武さんもいますし、そちら方面での賑やかさの可能性を秘めたキャラ。
名取さんと仲が良く、木瀬乃さんをイジる立場。2巻以降も活躍が期待されます!
っていうか、ホントにオールマイティに動かせそうなキャラだなぁ。

理系男子ラブコメ
理系男子の本気!(1巻P104右2コマ目)絶賛ラブコメ中♪(1巻P120右1コマ目)

ラブコメや人間関係のネタも楽しいですが、化学や薬もネタとして扱いやすいものの1つ。
特に生活に密着したものに関するネタは強いです。
そういったネタを扱いやすいのも武器ではないかな、と思っています。
名取さん自身は元々営業希望&新人ということもありますし、専門知識に関しては読者に近い立場。
1巻あとがきでの4コマの様に「身近(?)な薬の意外な話」や「知識や感性、常識の一般人とのズレ」はこの手の作品では定番ですしね♪

取り敢えず声を大にして言いたいのは「白衣×身長差×凸凹コンビ=最強」という方程式です。
あと、年の離れた兄妹とかメガネとか教師×生徒とか幼馴染とかボクっ娘とかハイスペック幼女とかもいいですよね。
単行本 発売日 ・1巻:2014年12月27日 試し読み 1巻特典情報(第1話の試し読みあり)
関連項目 ●ジャンル 未単行本化作品
ラブコメ
お仕事モノ
医学/薬学モノ
●チャート 万人ウケ(高い)
●データ 単行本未収録
作品の舞台
身長
資格(一般資格)
名前の規則
●作品研究
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●作者別 作者別作品一覧 ●各巻感想
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あわせて読みたい
・博士の白衣女子攻略論
同じく研究所を舞台にした作品で、研究や化学に関するエピソードやネタが多いです。
実はキャラクターの名前が元素に由来している点も共通です。
こちらは(それっぽいタイトルですが)ラブコメではなく研究所での日常を事務員(非理系)の視点から描いたもの。
「想像する研究所の人々と現実のギャップ」や「ひと癖もふた癖もある理系の人々」が中心です。

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