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くすりのマジョラム

作者 鈴城芹 くすりのマジョラム
作者HP
掲載誌 まんがタイムきららMAX(芳文社)
単行本数 3巻(連載終了)
Wikipedia くすりのマジョラム
チャート
内容 とある薬局「馬放保険調剤薬局」には魔法の薬がある。
魔法の薬を求めて今日も賑やかな患者達がやって来る。
薬屋を舞台にした一風変わった作品で、なおかつ魔女っ娘(娘という年でもないが)。
薬を作るのは「馬放ラム」、小学生に見えるがれっきとした大人(26歳)で正当な魔女。
店にやって来る小学生や中学生の悩みやトラブルを魔法の薬で解決したり諭したり。
作者の作品の特徴であるセクハラ発言と作品テーマに関する豆知識の豊富さは本作でも健在。
見た目が小学生ながら、薬剤師兼魔女のラムによる解説が行われる。
話の多くはレギュラーである子どもたちの持ち込む悩みに対し、ラムが魔法の薬を調合するもの(恋愛絡みの話が多い)。
なお、魔女という特異な存在でありながら、作中最も普通の感性の持ち主がラムであるため内容が暴走したり行きすぎることが無い。
感想 前作の「看板娘はさしおさえ」に増して性的発言が増えた印象ですね。要するに、セクハラ発言です。
それに加え、やはり今回も小中学生のキャラクターが多いため、色々と「攻めてるなぁ、今回も」という感想です。
霧さん、やはり前作でのお母さんの様な立ち位置のキャラですね(今回はそちらサイドの人が多い気がしますが)。
必ずこの手のキャラが登場しますね、先生の作品では。
特に周囲のラムさん(26歳・魔女)と錠君(小学5年生)をくっつけさせようとするやりとりは本作の定番中の定番。
ラムさんの見た目がちっこいので違和感がないんですが、リアルに考えたら凄い状況だ・・・
当のラムさんも最近ぐらつきが大きくなっていないように見えないでもない?
ちなみに錠君にとってラムさんは命の恩人で、人工呼吸で助けられたわけで。
小5男子として、恩とも恋とも付かない不思議な感情を抱いています(それでも強い好意を抱いていることは自覚していて、様々なラッキーハプニング(?)の際は赤面しています)。
この錠君がまた紳士なんだわ。ホント、よく出来た子だ。

あと、テーマとなっている「薬局」から、人体や薬、健康法といった事に関する解説が多いです。
これは前作の「看板娘はさしおさえ」で、テーマとなっていた「質屋」に関する情報が多かった時と同じですね。
こういう学べる作品は大好物です。特に今回のテーマは身近な物なのでなおのこと。

あと、ユキさんの服の小ネタ、毎回楽しみにしています。
ユキさんの服には毎回色々な言葉がプリントされているんです(芸人のたむけん兄さんのお腹に書いているネタの様なもの)。
この手のネタ、好きなんですよね。
1巻ではP60右4コマ目のは、我々(4コマ好き)には見事にスマッシュヒットなネタでしたね。
それ以上にP63左3コマ目・4コマ目は・・・
ちなみに、2巻では表紙からフルスロットル。
「表紙だけで笑う」という貴重な経験をさせて頂きました。
この手のネタ、大好きです♪

この作品はジャンル分け、悩みましたが、結局全部突っ込んじゃいました。
主要キャラに大人も中学生も小学生もいますからねぇ。
まあ、明らかに後半二つは、主成分である「セクハラ発言」と混ぜるな危険の筈なんですが・・・

ちなみに、2巻の帯にも使われている「・・・30まで独り身が続いていたら若返りの薬を考える」は作中2巻P48のセリフを加工したものなのですが・・・多分一番の名言。色んな意味でね。
雑記 1巻P33に1コマだけ見切れている眼鏡の二人、やっぱあの人たち?
というか・・・どういう組み合わせ?
2巻P33の扉では再び「看板娘はさしおさえ」よりお母さんの後輩、瓜生莉子さんの後姿が。
P67では同じく五十鈴ちゃんが登場。中学に進学しており、場所は同じで時間軸だけがちょっと先のようですね。
前作の4巻終了時点(&AfterDays)では6年生で今回は中学生設定です。
五十鈴ちゃんは3巻P17〜 の話で本人の登場こそ少ないですが話題のメインになっています。
また、3巻P105では成長した小絵ちゃんも登場!
素質があるそうです・・・(ってことは・・・)
単行本 発売日 ・1巻:2010年7月27日
・2巻:2011年9月27日
・3巻:2012年10月27日
●試し読み まんがタイムきららWeb:1巻
まんがタイムきららWeb:2巻
まんがタイムきららWeb:3巻
関連項目 ●ジャンル 大人数
お仕事モノ
医学/薬学モノ
中学生
小学生
●チャート 万人ウケ(低い)
●データ
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●作品研究
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●作者別 看板娘はさしおさえ ●各巻感想 1巻
2巻
3巻

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