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みちなる

作者 ひざきりゅうた みちなる
作者HP
掲載誌 まんが4コマぱれっと(一迅社)
単行本数 1巻(連載終了)
Wikipedia
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チャート
内容 「超能力の無駄使い」
これ以上にしっくりくる一言は無いだろう。
超能力が使える「みちる」とその友人でちょっとクールな「カナ」。
登場人物はほぼこの2人だけで、超能力をベースにしたゆるい日常が描かれる。

「超能力」というとやや特殊な印象を持つかもしれないが、それ以外に設定もなく登場人物が2人のみであるため、雑誌掲載時も途中から読んでもそのまま読めるという特徴があった。
まったりとしており、ネタの多めの作品ではあるが、爆発的な笑いではなく空気と共に味わうタイプの笑い。
色々な意味で、掲載誌の中で特異な立ち位置の作品だった。
作者にとって初の単行本。
感想 第1話、P9で「せっかく超能力があってもなんの役にも立たんな」とありますが、まさにその通り。
「みちるに超能力がある」と分かった直後ですら、大騒ぎにすらなりません。
もう、この2人なら超能力があろうが無かろうがこの空気なんだろうな、という2人。
掲載誌はぱれっとですが、その中でいい意味で独特の存在。
さっぱりした画風とのんびりした空気。どちらかというとネタ重視の作風。
「ざっちゃん」の様にとんがった作品ではないですが、雑誌のスパイスとしていい仕事していたという点で共通しています。
萌えとかそういうのではないです。空気を楽しんで下さい。

ややネタ重視ですが、激しいネタはありません。まったり系。
そのため、
空気 > ネタ >> 萌え
くらいでしょうか。ネタも若干シュール入っている時があります。
「空気作品」という程の空気のみではないです。いい感じでネタの色も強いです。
アホの子とその相方、という安定感のあるコンビです。
カナがツッコミ担当で、ややクール系です。とはいえ、結構喜怒哀楽があるクール系。
みちるはアホの子です。超能力を搭載したアホの子です。
だからこその超能力の無駄使い。
激しいネタや萌えを求める方にはお勧めはしません。
ただ、ゆるっとした笑いを求める方には是非!
この作品が有るのと無いのとで、ぱれっと全体の空気が変わったのを感じた作品でした。
雑記 帯が実はちょっと変わっています。
似た空気(画風も近い)だからなのか、仲がいいからなのか、
他社雑誌で連載中のカヅホ先生(きららキャラットで「キルミーベイベー」連載中)の推薦文が書かれています。
一迅社さんって、割とその辺りゆるいですね。
「あにけん」でも芳文社さんのアニメベースのネタがありましたし、帯といえば「ふぃっとねす」でも色々ありましたし・・・
そういうの、私は好きです。
単行本 発売日 ・1巻:2012年9月22日 試し読み
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