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2023年03月05日(日)

Diary

#nowplaying 花市観光振興課PR動画「お返事ください!」 – また切ない世界を生きる

誰もいなくなった世界か…。

ふと思ったことですが、自分が個人サイトを始めてもう12年と少々経ちます。一番最初の past sound 開設が2010年12月なので。

自分のサイトに日記を設置して、思い浮かんだことを適当に書き殴るスペースとして活用するスタイルは、要するに他のサイトの真似事なんですよね。2000年代の個人サイトって、「日記」のページが存在する確率、非常に高くありませんでしたか?日記が無いサイトってあったのかな。

日記を眺めた時、ベールに包まれたサイト管理人の日常が垣間見える雰囲気がなんとなく好きなんです。私の日記ページというのは、そういった2000年代の個人サイトの延長線上にあるというか、憧憬の念があって始めたという経緯があります。

2000年代で更新が止まってしまった個人サイトを巡ってみると、やはり1980年代生まれの人が多い傾向にあるように思います(プロフィールに生年が記載されている場合)。大学を卒業して、就職した辺りから更新頻度が低下して、やがてWeb上での活動がパタリと止んでしまう。Web廃墟はこうして発生していくと言いますか。これはもう、仕方のないことですね…。

しかし、更新が止まったサイトに訪問すると、なんとも言えない感情が湧き出てきます。サーバーが停止しない限りは、その管理人が綴ってきた表現・空間はその場に現存し続け、どのような年代の人であってもアクセスすることができる。たまたま訪問した方の人生に影響を与える可能性だってあるかもしれない。

ただ、以前も日記で触れたネタですが、近年はホームページスペースのサービス終了が相次いでいるので、そのような「時間の止まった空間」は存在すら無かったことになる場合があります…寂しいですね。Internet Archiveのクロールにも限界はありますから。

私も働き始めてそろそろ5年ですが、毎日インターネットを眺めている余裕はありますので、こうして日記を更新することはできます。ただまぁ、それだけなんですよね。創作活動に充てるリソースは、正直なかなか…。学生時代の潤沢な時間が恋しく思うこの頃です。普通に働きながらも創作活動等ができている方は、本当に凄いです。

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