2024年02月19日(月)
答えはぼやけたままで
不意に思い出は億千万とか、組曲ニコニコ動画を見たのですが、懐かしすぎて最早泣けてきますね…もう。
そういう動画のYouTubeのコメント欄を覗いてみると、この時代(2007年~2009年ぐらい?)のニコニコ動画を「リアルタイムで体験したかった」系の感想が沢山あるんですよ。私はγ時代のユーザーなので運良くリアルタイム体験組と言える人間ですが、確かにこの頃の動画の思い出って物凄く沢山あるし、楽しかったです。
これ系の話は、別にニコニコ動画に限ったことではないんですよね。要するに、現在衰退あるいは終了しているコンテンツ・サービス・文化などがあったとして、自分が偶然それらに興味関心を持った場合、昔はどういう状況だったのか自ずと調べたくなるでしょう。すると、全盛期に思いを馳せるのは至極当然です。
度々日記でネタにするように、私が個人サイトを持つ理由はまさしくそれです。
2009年頃にゲーム音楽アレンジサイト(同人音楽)の世界を知り、いつかは自分もサイトを開きたいと思っていた。DTMをなんとか覚え、フレームページで作ったレトロ感溢れるWebサイトを引っ提げてようやく活動を始めたのが2011年頃。しかし、既にSNSが隆盛を極めており、DTMに限らず昔ながらの個人サイトで活動する創作者は、絶滅危惧種とも言える時代に差し掛かっていた。
そんな中このスタイルで活動を続けた理由は、やはり先人達と、その時代に対する憧憬の念が大きい。実際に自分がサイトを作って活動することによって、その当時の雰囲気をほんの少しでも味わえるのではないか、と…。
「今あいつら どこに居るの? 何をしているの? 答えはぼやけたままで」
この言葉が、今になって深く刺さる。