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未確認で進行形

作者 荒井チェリー 未確認で進行形
作者HP
掲載誌 まんが4コマぱれっと(一迅社)
 → 月刊ComicREX(一迅社)
単行本数 13巻(連載中)
Wikipedia 未確認で進行形
アニメ アニメオフィシャル
チャート
内容 16歳になった「夜ノ森小紅」。そんな彼女の元に突然現れたのは許婚「三峰白夜」とその妹「三峰真白」(小姑)。
突然の同居人に戸惑いながらも奇妙な共同生活が始まる。
同作者の作品としてはラブコメ分多めの作品。
それに加え、ややマニアックな要素が多いなど他の作品とはかなり毛色が違うため、やや異質な印象を受ける。
一方で、読みやすさや軽快な笑いは健在で、流石は荒井チェリー作品という面もある。
許婚・シスコン・幼女・朴念仁・天然・恋愛・etc...
色々と詰め込まれた作品。

2014年1月よりアニメが放送されていた。
ぱれっと初のアニメであり、荒井チェリー先生の作品としても初のアニメ化作品。
2022年4月号をもってぱれっとが休刊となった後は掲載誌を月刊ComicREXに移して連載が継続している。
感想 先生の作品としては珍しくラブ要素を前面に押し出した作品。
また、珍しく萌え要素をふんだんに取り込んだ作品。
設定やら紅緒やら、べしゃり方やら紅緒やら、幼女やら紅緒やら・・・
また、先生の作品では個性の強い人間だけでなく、魅力的な人外やファンタジー要素を含みながらも日常感が強く、自然に溶け込んでいます。
が、この作品では三峰兄妹の素性などのストーリーの根幹にかかわる謎要素があったり。
古くからの先生のファンからすると雑誌のカラーに合わせてそちら方面の要素を多めにしたのかな?という印象です。
そのため、先生の他の作品とはやや色が違う事が特徴。
特に初期の一般4コマ誌での作品とは印象がずいぶん違います。

上記のように差異は多いですが、先生特有の読みやすさやライトなノリ、軽快な笑いは当然健在。
ラブ要素は多いですが、個性的な人間性のキャラクター達による賑やかな日常も非常に多いです。
元々の先生のファンとしては普段と違う要素が受け入れられるかどうかが評価の分かれ目であり、これを機に先生の事を知られた方には多くの魅力的な作品の導入になるのかな?
相変わらず話が進むにつれてキャラの魅力が深まり、その魅力が面白さや笑いに繋がっていきます。
正直、初期の頃はいつもの先生の作品との違いに戸惑っていましたが、最近はその違いを込みで魅力的な作品だと感じています。
元々、私は強めの萌え要素やラブ方面には食指が動かないタイプ。
それでも読むにつれてその魅力にハマっていったという事、やはりそれだけ先生の作品には人を引き付ける魅力があるという事なんだと思います。

そういえば、他の作品と違って、他の作品と世界観を共通しているかが不明ですね。
確かにこの作品に満腹さんや山Gが出てきても不自然ですが。
いや、ある意味出てきたら面白いとは思いますが。あまりにも不自然すぎる・・・(作品の方向性と違いすぎる)
まあ、他の4コマ作品は全て芳文社で、出版社が違うのでコラボは元々難しいかもしれませんけどね(4コマではないですが、同じく一迅社作品の「いつかまたかえる」も他の作品とリンクしていませんでしたし)。
単行本 発売日 ・1巻:2010年7月22日
・2巻:2011年10月22日
・3巻:2012年11月22日
・4巻:2013年12月28日(限定版同時発売)
・5巻:2014年3月28日(限定版同時発売)
・6巻:2015年3月20日(限定版同時発売)
・7巻:2016年3月22日(限定版同時発売)
・8巻:2017年5月22日(限定版同時発売)
・9巻:2018年7月21日(限定版同時発売)
・10巻:2019年7月22日(限定版同時発売)
・11巻:2020年7月22日(限定版同時発売)
・12巻:2021年6月22日(限定版同時発売)
・13巻:2022年4月21日(限定版同時発売)
試し読み
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関連項目 ●ジャンル アニメ化
ロングセラー
ラブコメ
●チャート 万人ウケ(低い)
●データ 名前の規則
小冊子(単行本)
●作品研究 荒井チェリーワールド
妖怪大辞典 -荒井チェリー作品-
●作者別 作者別作品一覧 ●各巻感想
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