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ハッピーとれいるず!

作者 荒井チェリー 作者HP
掲載誌 まんがタイムきららキャラット(芳文社) 単行本数 1巻(連載終了)
Wikipedia ハッピーとれいるず!
チャート
内容 きららに最近多いジャンルと言えば部活ものだが、この作品はそもそもそのクラブを作るところから始まる。
通信教育で魔女になったという「亜胡」のために幼馴染の「宝」は「便利屋」を作ることにする。
クラブとして成立するためには部員が7人必要。宝たちは明るい老後のために部員探しを始め・・・

前半は部の立ち上げに奔走する内容、後半はその部活動内容で構成されている。
部員7人に生徒会の面々と、登場人物が多いのも特徴。
作者の他の作品とも密にリンクしており、特に三者三葉の「辻一芽」、ゆかにっし・みおにっきの「前田克樹」もメインで登場。
基本ギャグベースだが、他の作品ほど笑いを意識した作りではない印象。
感想 実は、先生の作品の中ではそれほどストライクに入らなかった部類の作品です。
というのも、笑いの要素が控えめの印象を受けたからなんです。
ウチのサイトの評価基準で最重要項目はこの“笑い”なもので。
や、コメディ作品ではありますよ、ちゃんと。
作者さんらしい可愛らしいタッチの絵と読みやすさは相変わらず素晴らしいの一言ですが、キャラが強すぎたのかもしれないです。
ん〜・・・狙ったように濃い個性の付いたキャラクターが多く登場し、どちらかというと彼らのアクが強いために作品の方が振り回されたというんでしょうか・・・
濃いキャラと濃いキャラの化学反応は一種のバクチに似たところがあります。
上手くハマれば魅力は倍増しますが、そうでないと・・・
中和剤的なキャラを投入する手もありますが、この作品はガチで攻めた結果、「濃いキャラの万国博覧会」状態になった感があります。
「魔法」というそれだけで濃い要素に濃いキャラクターわんさか。
結果としてハマるかハマらないかという二者択一になった気がします。
作者さんの作品ではファンタジー要素と濃いキャラの融合が最大の魅力の一つ。
それだけにハマれば長期連載の人気作に。そうでなければ短命に・・・という結果になっているのかもしれません。
ファンタジー×濃いキャラでハマった代表作と言えば、やっぱり「ワンダフルデイズ」ですよね♪

「三者三葉」「ゆかにっし」・「みおにっき」のキャラクターがメインで活躍するなど、他の作品と非常に密にリンクしていることが最大の特徴かな?と思っています。
それらを読んでからだとなお一層お楽しみ頂けますので、ご購入の際は先生の作品をセットでどうぞ♪(いや、別に宣伝とかじゃないですよ。でも、先生のファンが増えてくれると嬉しいなぁ・・・ってことで)
個人的には結花が普通に登場していて嬉しかったです。不思議なファンシーグッズ共々また活躍して欲しいです。
単行本 発売日 ・1巻:2008年8月27日 試し読み まんがタイムきららWeb:1巻
関連項目 ●ジャンル
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●チャート 感動
癒し
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●データ 学校
小冊子(単行本)
同人誌
●作品研究 荒井チェリーワールド
妖怪大辞典 -荒井チェリー作品-
●作者別 作者別作品一覧 ●各巻感想
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