酸素計画

日記など雑多な文章

日記未満のことを書きます。

管理人の酸化です。
ツイッターやブログで書くほどでもない日記、妄想、感想などを載せる予定です。
オカルト系の内容は #オカルト のタグをつけています。苦手な方はお気をつけください。
R18、または特殊な要素のある二次創作の記事には鍵をつけています。パスワードに「実写作品の二次創作を意味するアルファベット小文字3字」を入力してください。

※このサイトは検索避けを行っています。

※注意
実写映画などの二次創作、妄想をしています。
またCPの話もします。
私が妄想・二次創作するCPは作中の関係性によるため、俳優さんによる左右固定はありません。

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#サイト説明
『ジェイコブス・ラダー』(1990)4Kレストアの感想です。
#鑑賞記録

【注意】
・作品の内容に触れています。
これは感想です。レビューではありません。




・軍隊という閉鎖的かつ性別に偏りがある集団のコミュニケーションに、「これはいいのか……?主人公は大丈夫なのか?(本当は嫌だけど、気を遣っているとかではないですか?)」と思いました。見方が陰キャすぎる。

・攻撃の場面がかなり怖かったです。もうここから悪夢は始まっていたのか、それとも……と見終わったあとで思いました。

・地下鉄の床が汚くて驚きました。
昭和〜平成初期の地下鉄や電車もこんな感じだったのかなと思いました。

・電車の場面が悪夢っぽい(話してくれない乗客、通常の人にはないと思われるものを持つ人の存在、こちらを見てくる乗客、出られない駅、なぜか向こうのホームに強引に渡ろうとしてしまう主人公、車両に見えた不気味な人影たちなど、理解できなくはないが、それぞれが微妙に現実に起こりがたく、混乱してしまいそうな事象が多発する。)ので、怖かったです。
それでも、小さい頃に見ていた夢みたいで懐かしかったです!(懐かしいのですが、夢そのものは別にいい思い出ではないです。ただ、あの夢を見ていた頃の自分が懐かしい気がします。)

・序盤の写真を燃やすところにも驚きましたが、ここで「子どもの名前は聖書にちなんでいる」「地獄では思い出が燃やされている」というセリフで、何となく実は主人公は冒頭の戦場で亡くなりかけていて、これは死の間際に見る夢や臨死体験ではないのか?と思いました。

・『野火』『ジョニーは戦場へ行った』のように、戦場とそこで「地獄のような現実」「極限化で生死に向き合い、宗教などへの救いを追求する」みたいなところ?が似ている気がしました。
この二つの映画と、チラシのウラさんの『彼らの実感としては今も』を読んでいたおかげで、「あ、こういう作品かな?」と自分なりに構えて見られたので、かなり見やすかったです。
先入観はスリラー要素強めだと思っていたので、こうやって見られてよかったのか、まっさらな状態で見た方がよかったのか、分かりませんが……

・ジェジーは地獄側というか、死の負の側面を象徴する人物だとしたら面白いと見終わったあとで思いましたが、さすがに考えすぎだと思いました。

・矯正してくれる人の施術の首ゴキ!で「えっ……死……?(首のマッサージか何かで有名人が亡くなったニュースがあった気がする。)」と思いました。
この施術で主人公は死にかけていて、死の間際の光景を思い出しているとかだったら嫌だな……と思いました。
(個人的には、体を正そうとする=現実にわずかに戻る、みたいな象徴?と思っています。)

・郵便局から帰るときに、色んな人から声をかけられるところで「これは……夢か幻ですよね?えっ……アメリカってこれが普通のことなんですか……?」となりました。海外の文化は分からない!!!を実感しました。(知識で知っていたとしても、やはり情報が足りなさすぎて実際その場に行って住過ごしてみないと分からないという感覚です。)

・病院で医師がいないところも、悪夢感があり好きです。
自分が通っていたはずなのにそれが通用しない、受付の人の頭に何かがあっても「ああ、できものか」にならずに異様に怯えてしまうなど、頭で恐怖を生成している感覚がすごかったです。

・パーティ会場での手相のあたりの会話で「たぶん、主人公は亡くなりかけていて、これは現実ではなさそうだ」とかなり思いました。

・パーティ会場でのパニックが、本当に現実で幻覚を見ているようでもありながら、悪夢を見ていてもおかしくはない絶妙なラインのリアリティとあり得ない恐怖のバランスの恐怖で本当に怖くて素晴らしかったです。
(私は、小さい頃に見た夢のような世界と似た恐怖を感じると、懐かしさと絶望を感じてとても落ち着くので好きです。自分でもよく分からない感覚ですが……)

・高熱が出ているところは、主人公が亡くなりかけているとかで現実の肉体の状態と呼応しているとかなのかなと思いましたが、現実であっても普通に怖い体験だと思いました。

・主人公がバスタブで目覚めて涙を流すところが、なぜかとても美しいと感じて好きです。

・子どもを寝かしつける場面や、事故で子どもが亡くなる直前の場面もですが、直接的ではないのに親から子どもへの愛や、子どもが親を慕う様子、家族の愛情、子どもを喪う前後の平穏な日常と悲しみの対比がものすごくてすごかったです。

・かつて軍隊が同じだった人たちが爆発で亡くなったり、同じことで悩んでいるらしいのを知ったり、弁護士に依頼したことが断られたりする一連の流れが、物語が進むことで報酬系が刺激されていて疑問に感じにくくも、冷静に考えるとおかしいのでは……?となるどこか不気味な雰囲気がぞわぞわします。
(ここで悪魔には十字架などが聞かないという苦悩に、恐怖などの負の側面=悪魔、生の側面=神などの神聖なもの、という単純な話ではなく、死の受け入れ方によって地獄にも天国にも行く=階段を下りるか、上るかは自らの心次第?なのかなと思いました。)(心次第というか、死への向き合い方とか、死の受容、諦念、許し、罪の意識……?の方が合っている気もしますが、頭が空っぽすぎて分かりません。)
(矯正してくれた方の言っていたセリフ通りかもしれません。)

・唐突な誘拐の仕方に「こんな白昼堂々とはしないだろ!」と思ってしまい、たぶん夢だなと思いました。
しかし、唐突に始まるアクションがかなり激しくてわくわくしました。アクション映画が好きすぎる弊害がここで出るとは……

・車から脱出してサンタクロース(の格好をした人)に財布を奪われるのは何……?!何かの比喩か、それとも「何だこれ……最悪すぎる……」と絶望する主人公を表しているのか分からなくて、未だによく分かっていません。

・ここで手術されるところで、手術室に行くまでが異様に長くて、拘束までされて動けない中で、廊下に倒れた人、血肉らしいもの、ガラス越しに頭をぶつける人、天井で這ったり、何かをしている人々、どんどん暗く、肉塊らしきものが増えていき、不気味な人に注射されるところまで、すべてが不気味で最高でした。
(特に天井の金網で、授乳している親子が怖くて凄まじかったです。自分でもなぜそう感じたのかはまったく分かりませんが……)
(『マッド・ゴッド』のように不気味で、吐き気がして、現実にもあるかもしれない光景なのに、あり得ないと思ってしまう歪さがあり、理解できそうで、何も理解できない嫌悪感を持った恐怖がすごくて、とても好きです。)

・家族が病室に来るところで、このあたりは主人公が死への恐怖から理想などを見ているとしたら辛いと思いました。

・病室を無理やり抜け出すところが、かなり正当(正当ではないが、怒りを表すと病院の人々や患者が訝しんで、距離を取るところは、理解できるため、悪夢感が薄れている。)で、「何?!ここはどこ、なんできてくれたんですか?怒りすぎでは?!」と思いつつ、やっとこの悪夢から抜けられるのか……?となって好きです。

・主人公が所属していた舞台が薬物の実験台になったことが判明する(しかし、実際この作中の現実世界はどうなっているのか不明。)ところですが、この作品が謎解きやサスペンス要素を持ちつつも、死の間際の幻覚・悪夢の世界を描いた世界であるため、主人公の治療中に誰かが「この実験は失敗だった〜」とか話しているのを、負傷した主人公が受け取って解釈した場面だったのかもしれないと想像しています。

・人の攻撃性を高めるのはいいが、そのあととか、後遺症とかはかなり危険ではないのですか……?になってしまいました。
『虐殺器官』みたいに、良心や抵抗みたいな感覚を抑える、痛みを紛らわせるの方が運用がしやすそうだと思いました。(攻撃性を高めるだと、極端な場面だと『哭悲』みたいになりそうだな……と思ったりしました。)
(あと個人同士の肉弾戦や情報が限られた地上戦などは、理性を外した方が強くて勝つのは分かりますが、軍隊規模だと、作戦、情報戦、物資が滞りなく供給できる、みたいなところの連携が重要なのでどうなんだろう……などと考えたりなど。どうなんですか?)
(しかし、戦時中はかなり変わった兵器も限界の環境下で作り出されており、あり得るでしょう……と思いました。)

・主人公がドッグタグをつけ始めたことも、死を恐れて遠ざけるばかりではなく、受け入れる準備をするみたいな比喩だったのかなと思いますが、考えすぎだと思います。

・家に帰って(迎えてくれる人が顔見知りで、主人公も慣れている場所に来たように見えるため、私はここがかつての家と判断しましたが、現実世界の家というよりも、人が亡くなるときに来る場所なのかもしれないと思いました。階段もあることから、天国と地獄の分かれ目なのかもと思いましたが、さすがに飛躍しすぎだと考えています。)、不穏な音楽が流れつつも、階段に座る亡くなった息子さんがいるところで、「救われた」と思いました。
(救われたというよりか、息子の死に向き合って、死を受容できた、という方が合っているかもしれませんが、見ていたときは「救われた」としか思えない不思議な感覚がありました。)

・階段を上がっていきながら、現実の主人公は亡くなっていて、主人公の死は膨大な感情や物語を伴うのに、現実では戦争で起こる莫大な死のうちの一つであり、ドッグタグもひょいと投げられて処理されてしまうものなのだという、個人と集団(集団は、国家、社会と言い換えられそうです。)の対比が無情で好きです。

・見終わってから、作中で「生きている」「死んでいる」といったセリフが各場面で印象的に使われていて、緩急となると同時に、この物語は現実か悪夢なのかみたいな境目が曖昧になっていく感覚があって好きだと思いました。
(現実のような幸せな光景と地獄のような悪夢めいた出来事を繰り返すことで、様々なことが曖昧になっていって、どちらでも構わない気もしてきて、最後に残った大切なものや心残りにどう向き合うのかという感情が残って、その感情の純粋さが際立っていて好きなのかもしれません。)

・最後の文章が出てくるあたりで、主人公の部隊に薬物が使われたのはほぼ確実(そうではなければ、あの情報は出さずに、死の間際の人間の思考に焦点をあてたまま終わる方が作品として余計なものが少ない気がするため。)と私は考えています。
そのため、戦争という無情で残酷な状況下で、凄惨な死を遂げようが、主人公のように階段を下りるか、上るかは、その人に与えられた最後の自由である=人間の尊厳や美しさ、みたいなことを表現している作品だと私は思いました。
そのため、サイコスリラーというよりも、反戦の側面を持たせながらも、宗教や哲学的な救いや尊厳みたいなところを追求した作品だと考えています。
恐怖の表現もすごいですが、そのおかげで救いに向かうところもまたすごく安堵する、すごい映画でした。

畳む
『ドラゴン✕マッハ!』の【洪文剛+亞囝+高晉】の二次創作小説です。
#ドラゴン×マッハ!

【※注意】
・二次創作小説で、全年齢向けです。
・平和な世界線の話です。
・登場人物の過去捏造があります。
・捏造、妄想の要素があります。
・【洪文剛+亞囝+高晉】の要素があります。
(この話はCP要素がないと思い込んで書きましたが、洪亞、洪獄、洪亞の話を過去に書いています。)
・無断転載はおやめください。

2025/10/18が過ぎたため小説を削除しました。
ドラゴンボートの大会を観覧しました。
#日記

【注意】
・気持ち悪いオタクが書いています。



【ドラゴンボート大会の観覧に行くまで】
いろいろあってドラゴンボートの観覧に行く機会がありました。
ドラゴンボートって……『逆流大叔』の龍舟ですよね?!となり、陰キャキモオタが行ってもいいのかと少し迷いましたが、ドラゴンボートの観覧の機会が今後あるかも分からないため行くことにしました。
こんな動機で観覧しに行ってもいいのでしょうか……

個人的な感覚ですが、『逆流大叔』の状況と自分の状況に少し共通点もある気もしたので、「こんな映画みたいなことはない!!!」という理由もあります。
……書いていて思いましたが、あまりにも気持ち悪いですね。
共通点と私が思い込んでいる点ですが、
・ドラゴンボート大会関係者に知り合いの方がいる。
・ドラゴンボート大会を知った関係が仕事、労働関係だった。
ということです。
こんなことあるんだ〜!!!と個人的にはテンションが上がりましたが、変なところでテンションを上げるな。


【ドラゴンボート大会に行ってみました】
始めて行く場所でめちゃくちゃ迷いかけまさたが……なんと……会場近くで偶然知り合いの方が所属するチームのユニフォームを着た方を見つけました。こんなこと、ある?!
そこでついていくと無事に会場にたどりつきました!!!!
こんな同人イベントに参加するときに、デカイ荷物を持った人についていくみたいなことがあるんだ……と思いました。あります!!!

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これが生で見るドラゴンボートです!!!とめちゃくちゃテンションが上がりました。
かなり人も多くて、家族や友人と言った方々でのんびり観覧している方や、チーム関係者で応援に熱が入っている方など、いろいろな応援の仕方や観覧があり、自由な雰囲気で気張らずに観覧できました。
会場の立地上、5分ほど歩かないと店もなく、自動販売機もなく、トイレもイベントで設置されるトイレだったため、体調やお腹の調子が心配な方は準備を入念にするか、下調べして行くのがいいのかもしれないと感じました。
(会場で水は配られていました。とてもありがたいです!)
キッチンカーも出ていたので、観覧中にお腹が減ったタイミングで買いに行って昼に食べました。
キッチンカーで料理を買ったことはほぼなかったのですが、めちゃくちゃおいしくて驚きました。おいしくて最高!!!

会場には観覧用の椅子があり、そこにはテントがあったので雨が降っても大丈夫だったのと、晴れても陽射しが防げて体への負担が軽くなりそうでありがたかったです。
(大会当日の天候が曇りで雨が降りそうだったので、テントがあったのかもしれません。そのため、晴れのときにテントがあるのかは不明です。屋外の会場だったため、もし夏〜秋に観覧しに行く方は、日傘、飲み物、タオル、ハンディファンなど用意していった方がいいかもしれません。)

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『逆流大叔』のディスクも記念(?)に持っていきました。意味が分からないが?

このあと、かなり雨が降り始めたり、やんだりして、参加者の方がびしょ濡れで寒そうで大変そうでした。観覧中はテントの下にいましたが、雨の勢いがすごくて跳ねてきた水で少し濡れるくらいでした。
雨の勢いに、これ途中で中止になりません?!大丈夫?!と思いながら見ていました。(大丈夫でした。)

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こちらは参加チームの意気込みです。
どのチームも個性的で、見ているだけで楽しかったです!!!
どのチームもベストを尽くしていい記録を出してほしい〜!!!と思いました。

観覧中は、めちゃくちゃ速いチームがいてすごかったり、スタート地点に行くときに観覧席に手を振ってくれる参加者の方がいたりで、見ていて楽しかったです!
個人的には、スタート地点に行くだけでも大変なんだ…!という驚きがありました。全然知らなすぎて見ているだけで面白いです!
あとチームごとに漕ぎ方が微妙に違ったり、コーチの方が「こういう漕ぎ方で、こういうペースで…」と話しているのが聞こえてきて(おっ、戦略があるんですね!それは当然だけれど、私は全然分からないので興味深い〜!)とテンションが上がりました。
ついでに、ドラゴンボートの出資?をしている企業の関係者の方から「あの舟はXXX万円するらしいです」と教えてもらって、「ひえ……」と言ったりしていました。そ、そんなにするんですね……

あと『逆流大叔』で見た、スタート前の構え方を見られたりして最高でした。
私のドラゴンボートの前知識が『逆流大叔』しかないの、だめだろ。

途中で雨がかなり降ったり、舟が転覆してしまうアクシデントがあったり(すぐに周りの方が舟で近くに寄っていろいろしていたのと、全員無事だったようですが、水場のスポーツなのでこういう危険があるんだ…とドキドキしました。)しましたが、初めて見に行ったドラゴンボート大会はとても楽しかったです!!!

畳む
『逆流大叔』の感想です。
#鑑賞記録

【注意】
・作品の内容に触れています。
・気持ち悪いオタクが書いています。
これは感想です。レビューではありません。




※日本語字幕のないディスクを見ているため、絶対に誤解がある感想です。

・あまり今まで見たことがない吳鎮宇さんのキャラクター(陳龍さん)に、新鮮〜!!!となります。最高!!!

・英語字幕を出して見たとき、「あっ!これ、レイオフって解雇ってことですよね!!!!」となってよかったです。英語が分かって嬉しい!!!状況は嬉しくないですが……
(私は社会不適合者すぎて自分がいつクビになってもおかしくないと考えているため、解雇されるか、仕事を辞めたらどうするか(失業保険などの社会支援を調べる)については調べていたことで、レイオフが分かったのがあれすぎて笑いました。)

・会社の車にめちゃくちゃ私物が置いてあって笑いました。こんなに置いていてもいいんですか?!

・かわいいぬいぐるみにパンチしてぷぴぷぴさせている胡子彤さんが演じる威廉さんに若手感があって最高です。でも、ぬいぐるみにリアルな汚れがあって洗ってほしい(しかし、中身を乾かすのが大変なので洗うのは意外と大変で……)と思ったりしました。
それにしてもこのぬいぐるみを置いたのは誰なんですか?教えてください。かわいすぎです。ありがとうございます、監督……!!!!

・レイオフでぴりつく車内に、空気が辛いなと思いました。

・会社〜!!!!戻ってきたら大変なことになっている……
ここは見た途端に「帰りたい」と言ってしまいました。いろいろ辛いので……あと責任とか負いたくないので……転職活動して逃げたいです……

・黎家泰さんが嫌な上司という感じで、「胃が溶ける!!」と言ってしまいました。もう帰っていいですか?
怖いし、あまりに社会すぎるし、私は見ているだけでもくるものがあります。
(社会すぎるというのは、社会性が求められているという感覚で、ちゃんとしているように見えないといけないとか、周りの人や物事を把握して真面目にしないといけないとか、自分の好き勝手に行動してはいけない状況に、私が「社会〜!!!!」と感じたのを指しています。)

・それにしても、黎家泰さんは悪い意味のあだ名をつけられているのも知っていて、中間管理職って大変……と思いました。(しかし、『狂獣』では西狗さんから廃sirと目の前で呼ばれる上司も出てくるわけで、改めて西狗さんの怖さに気がつきます。上司に面と向かって「お前、こんな風に呼ばれてるんだぞ!」って言えないですよ!)

・陳龍さんが隣人家族とごく当たり前に仲が良いというか、食事や家という家族にとってパーソナルなスペースを共有するのが当然になっていて、私から見るとほとんど家族に近い不思議な関係で驚きました。
子どもの書類にまでサインするんですか?!
日本だったら国語の教科書を音読する宿題とか見てあげていたのかな……などと考えてしまいました。
しかし、もしも自分が同じ子どもの立場だったら何だか複雑かもしれないと思いました。個人の性格、考え方、家族への価値観、育った文化に影響されそうですが……
(自分が同じ立場だったら、この人はお母さんと仲良くなりたいために子どもの自分を利用しているのか、それとも損得抜きに優しくしてくれるのかと考えてしまって自己嫌悪に陥ったりしそうです。あと、ある程度仲が深まったら暴力振るわれたりしないかとか警戒してしまう……など……いや、これは私が成人したためと、誰も信用できないために思うことなのですが……)

・更衣室が……なんか……会社の規模に対して地下の狭い空間っぽくて悲しくなるうえ、天井も低いし、ロッカーの上にはかなり物が置かれていて、何でこんなに?と思いました。もう少しきれいにしてあげてください!

・レイオフ対象を言い渡すときの黎家泰さんが、ボードでパイプをかんかんするのが怖くて「社会……」と泣きそうでした。社会というか、会社や労働が嫌なので。

・レイオフを言い渡された人が周りに「裏切り者〜!!!!」となるのも、周りの三人も「あ……っす……」で背を向けるのがよかったです。よくないのですが、リアルさとコミカルさに笑ってしまいます。
いや、状況はまったく笑えませんが……

・ドラゴンボートの練習にめちゃくちゃ嫌そうに参加する陳龍さんと黃淑儀さんに、「わ、分かる……でも、嫌がり方が露骨すぎる!!」となりましま。
私は……表面上は頑張る振りをして、次の練習から体調不良でさぼったりします。運動もチームプレーも協力も嫌だから……(社会不適合者すぎて、最低限の頑張る振りだけして、やりたくないこととの関わりや怒られる可能性をできるだけ減らそうとする卑屈な姿勢が最悪すぎる。)

・でも、朝食で遊ぶな!!!!食べ物で人を叩くのはだめだろ。(唐突な倫理)

・それにしても、何でこの三人は仲がいいんですか?と思います。香港とかだと普通の距離感なんですか?とも思いましたが、私が社会不適合者で日本での人と人との距離感ですらよく分かっていないので考えるのをやめました。

・記録されるのでがんばります!になる威廉さんに、私は学生時代の体力テストを思い出してしまい「がんばって……」と遠い目をしていました。
周りと一緒に測定しないでほしいです。自分が惨めになるだけなので……

・IT系の会社の割に筋肉ムキムキな人が多くて「なんで……?!」と言っていました。ひどい偏見をやめろ。

・黃淑儀さんの泳ぎが意外とうまいというか、へたに見せているが、水泳の基礎ができていないとできない泳ぎ方で驚きました。(沈まず、顔だけ安定して水上に出したままの姿勢をキープして泳ぐのは、本当に泳げない人にはできないので。)
眼鏡をつけたまま泳ぐのも驚きますが。

・アンディ・ラウのコンサートがあるということは、この世界はアンディ・ラウさんはいるけど、吳鎮宇さんはいないのか?!と思ったりしました。
香港映画を見ていると、こういうことをよく考えます。

・転売屋が警察と勘違いして両手を差し出すところの背景に、警察のポスターが貼ってあってめちゃくちゃ笑いました。
この作品はこういう笑いどころが細かくてめちゃくちゃ好きです。香港版を見ているため、私が理解できているのはほんの少しとは思いますが。

・月、水、金曜日の朝7:00から練習?!えっ……給料出るか、手当がつくか、出勤7:00からにして労働時間にカウントしてくれます??そうじゃないと……やだ……やりたくない……仕事中に眠くなる……

・黃淑儀さんがコーチに悪口を言っていて「だめだろ!!!」とでかい声が出ました。だめだろ!!!

・黎家泰さんに威廉さんが悪口と中指を立てるコンボでめちゃくちゃ笑いました。だめですよ!!!!
私なら気配を消して、(私は何も気がついていませんが……)という振りをします。オフの日にまで上司と会いたくなさすぎるので。

・上司の黎家泰さんが参戦しているのは好感が持てます。こういう会社のイベントは上司も出ろ!!!!と思うので。上司も出ろ。会社の上の立場の人が出なくてどうするんだよ!!!!部下が出るなら上司も出るんだよ!!!(戦国時代?)

・こんな練習をしたら肩がバキバキになってしまう……!!!と戦々恐々しながら見ていました。こんなことをしたら肩がバキバキになるので。
フィットボクシングを5分しただけで肩も背中もバキバキになった私からすると、本当に怖いです。

・黎家泰さんの隣に威廉さんがなってしまったり、コーチに怒られて前に呼ばれる陳龍さんと黃淑儀さんに笑いました。自業自得なので言い訳もできないのが好きです。
しかし、苦手な上司の隣になったら……いやすぎる……帰りたい……帰っていいですか?

・黎家泰さんが家で子どもとそんなに仲がよくなさそうと思いましたが、本当に子どもから嫌われていると、子どもが自室から一切出てこない、リビングで趣味のことや勉強などしない(なぜなら、親と遭遇するのが嫌すぎるから)と思ったので、まだましな方だと思いました。
それでも、黎家泰さんがこう……パートナーのことや「こいつは誰だ?」と子どものことを聞くのは……あんまりよくないですよ……と思いました。結構露骨に不機嫌ムーブしているのも、感情でコントロールしようとしているのを感じてしまい、「いや〜……!!!!」と言っていました。
「あなたに話しかけている」とか言われても、子どもからすると圧力しか感じないし、知らないし、ゲームしてるし、話したくない……としか思えないので……大人のことは大人に聞いてほしいです。(過去に大人と大人のやり取りの仲介をさせられて、「こういうことをするのが自分の価値なんだ」「(子どもは保護してもらっている立場だから)やらないといけないんだ」とか思ったり、誰かのためだからしないといけないと感じたりしましたが、冷静になると大人がやれ!!!となります。というか、子どもがやることではないし、精神にくる。)

・でも、体がバキバキなのか、黎家泰さんが筋肉痛に効く薬を塗ろうとしていてそこは好きです。それ以外は子どもの目線で見てしまい、めちゃくちゃ複雑になりますが。

・留学費用を出す?!えっ……?
怖いよ〜!!!!
(本当に善意からならいいですが、こう……あの……誰かから好かれたいとか、善意を報われたいとか、そういう気持ちを叶えるための目的があった場合、それが叶わないと逆恨みになりそうで怖い……という意味です。10万程度ならともかく、かなりの大金なのもあり人生や生活に影響を及ぼすレベルの大金を、本当に他人のために使っていいのか……?!という心配があります。)

・威廉さんがパートナーにあーんするときのめちゃくちゃ嫌そうな顔に「な、なんで……?!」になりました。
人の口の中が見たくないとか、何でパートナー同士のスキンシップだろうがあーんして食べるとかいう面倒くさいことをしないとならないんだとか……まあ気持ちを分かろうとすれば分かりますけど……なんで……?

・このときの嫌な顔により、スポーツ選手の道を諦めたことの覚悟みたいな、そういうのをパートナーが理解している(はず)のケーキの場面に「ほ、本当……?大丈夫ですか?何かわだかまりとかないですか?将来とか考えたときにこう……本当に大丈夫……?」と心配になりました。
私は誰の目線で見ているんだ。

・黎家泰さんがお手洗いで泣いていて、「会社で泣かないで……それも仕事ではないプライベートのことで!!!見たこっちはどうすればいいんですか」とぞっとしました。こういうときどういう顔をすればいいのか分からないのとか言ってしまって、すべてが嘘の綾波レイになるだろ。
「『HUNTERXHUNTER』の絶をするしかないだろ!!」とが言ってめちゃくちゃになりました。助けて……!
えっ、気まずい……本当に帰っていいですか……?
黎家泰さんが陳龍さんに気がつく場面は本当にへたなホラー映画より怖くて胃がぎゅっとなります。吐きそうです。

・泣いている上司から金を借りる部下はさすがにクレイジーすぎますが、そもそも会社でこんなに号泣している上司もクレイジーだし、泣いているのに金を貸す判断できるのもクレイジーです。
精神がいろんな意味で心配になります。勢いだけで判断してませんか?
本当にここの場面だけで情報が多すぎて笑ってしまうし、情緒と感情が乱れて楽しいです。楽しいか?

・仕事の車で別の仕事をしていいのか分かりませんが、本業に加えてさらに働く姿に切なくなりました。
優しすぎる人を見ると切なくなってしまうので。

・最近の若い子はレーザーディスクも知らないの?みたいなノリに「あ?」と声が出ました。
CDとビデオ、VCD、フロッピーディスク、ワープロ、MD、カセットテープくらいは分かりますが、レーザーディスクはさすがに知りません。
(こういうデッドメディアの知識の有無や、扱ったことの経験の有無で、若者は〜みたいな話をされるのがだるすぎてあまり好きではありません。)

・『男たちの挽歌』はいつ見ても最高!!!

・夜にボートの練習だ!で、夜の10時に四人で集合って……もう帰って寝ませんか?帰ってお風呂入って寝ましょう!!!(疲れている人の感想。)

・夜だろうがサングラスをかけているのは……えっ、香港映画だから……では……?(あと冷静に考えると、光に過敏でサングラスをつけていないと頭が痛くなる傾向がある、などの事情。しかし、作中でこうしたことを連想させる情報がないため除外しています。)
香港映画では刑事さんや黒社会の人たちが特に意味もなくサングラスをかけがちなので、いつどこで誰がかけていても「かっこいい〜!!!!最高!!!世界の宝!!!ノーベル賞!!!!」になるので私は疑問にすら思いませんでした。
香港映画の見過ぎで脳が壊れたか、脳の神経細胞が香港映画に適応して疑問に思わなくなったようです。

・サングラスをかけている理由は、たぶん泣いた跡とか、泣いて腫れた目元を隠すためだと思いますが……
そう考えると、黎家泰さんがかなり序盤から泣いていたことが判明して、「もう休んでください……」としか言えなくなります。

・ボートの上で携帯電話を投げないでください!!!現場猫が頭をよぎる!

・携帯電話……あああ!!!になる気持ちが分かって辛かったです。
でも、ちゃんと袋には入れておいてよかった!(そのあとがよくないのだが。)

・お前が行けよ!嫌だけど!?じゃんけんで決めるぞ!とかでもたもたしている間に、黎家泰さんが飛び込んでいくところで「えっ…………?」になるのが好きです。
このあたりのNGシーンも好きです。

・黎家泰さんは本当に死ぬ気だったのかも知れないと思って怖くなります。残された三人の気持ちも考えてください!!!目の前で人が亡くなったとしたらトラウマになるので。

・携帯電話は戻ってきた!!あれ、上司(黎家泰さん)は……?になるまでの間が絶妙に長くてめちゃくちゃ笑います。
人命<携帯電話の優先順位はやめろ!!!たとえ嫌いな上司でも……うーん……気持ちは分かりますが……(最悪)

・威廉さんがすぐに助けに行ってくれたのが優しくて、よかったね……(よかったか?さっきまで携帯電話の方に気を取られていましたが?)と思いました。
水場の救助は危ないので、日本なら118に通報だ!!!と調べました。知らなかったので気をつけます。(何の話?)

・黎家泰さんが無事に助けられてよかったと思うのも束の間、これ……なんか映画で見る救助?応急処置?とかする?えっ……する?え……誰がする……?みたいな雰囲気で三人とも助けてくれなくてめちゃくちゃ笑いました。
助けたならあと少し助けてください!!!せめて救急車を呼んでください!!!!!なんでそこで躊躇うんですか?!!!!

・みんなが助けないせいで(?)、黎家泰さんがまた泣いてしまったし……陳龍さんが「また泣いてる」とか言うせいで周りにも「なんでまた泣いてるって知っているんだ?」で黎家泰さんの事情が知られてしまうしで、ろくなことがなくて笑います。
こんな最悪コンボは起こらなくていいんですよ。

・上司の不幸をつまみにして飲む酒はおいしそうですが、最悪で笑います。何で乾杯してるんだよ!!!いや、私も同じ状況でお酒が飲めたらお酒を飲んで笑顔になりますが……(最悪)

・黎家泰さんは人の名前を間違えるのをやめましょう……その……よくないですよ……
(分からなかったら素直に聞くのが最善というか、印象が悪くないので。)

・人生とか、性別によるなんか勝手な責任感の背負い方とか、そういう価値観の違いで上司に反論する部下はともかく、それにさらに反発して喧嘩を起こす上司って……だめだろ!!!!
黎家泰さんは威廉さんに助けてもらったことを忘れたか、知らないんですか?
(あと男性・女性のプライド?みたいなのがよく分からなくて「はあ……」としか言いようがなかったです。そういう性別で勝手に重荷を自分で背負ったり、他人に重荷を押し付けたり、責任を感じたり、責任を感じさせたりするのも、自分で勝手に考えてやっているだけなので、勝手にデバフをかけたいなら勝手に自分にかけて他人にかけるのはやめてくださいとしか私は思わないです。私は、せっかくの人生なら考え方一つでかけられるバフをできるだけかけて、気軽に生きていきたいですというスタンスです。考え方に遊び(余裕)がある方がコンフリクトとか矛盾の発生も柔軟に対応できそうなので。)(考え方や価値観をゲームのバフデバフで例えるな。)

・黎家泰さんが全然謝っていなくて笑います。大人しく謝りましょうよ!!!

・30年前にアスリートだった……2025年の日本だと、30年前は大半の平成生まれが生まれていないですね……ブランクというには長すぎる、若者一人分の空白……と思って辛くなりました。

・えっ!!!?喧嘩します!?!!?香港映画だから、殴り合いが始まってしまう!!!やめてください!!!と思っていたら、順当に(?)卓球バトルで安心しました。
香港映画で喧嘩=暴力か殴り合いの認識になっていて自分が危ないと思いました。私は香港映画に謝れ。

・同僚が喧嘩している隣で、陳龍さんと黃淑儀さんがわちゃわちゃしていて好きです。これはサービスシーンですか……?えっ……?となるので。

・唐突に出てきたおじさんのおかげで、喧嘩する雰囲気ではなくなって、やべ、退散!!!解散だ!!!になってよかったです。
唐突に出てくるおじさん、本当にありがとうございます……(?)

・なんか偉そうな人たちが話す時間が退屈で私は苦手なので、「これが社会……」と思いました。

・勢いがよすぎて地上に乗り上げる舟が好きですが、ドラゴンボートで使う舟の価格が3桁万円くらいすると聞いたことがあり「ひえ……」となりました。

・大会で腰が……になるところが怖かったです。腰はヤバい。

・大会の下位争いをしながらもめちゃくちゃ盛り上がってよかった〜!!!
みんながハグしたりしていて「陽……!!!」と思いました。私は怖いので隅にいたいです。
それはともかく、黎家泰さんがハグしてきたり、コーチがハグしてきたりで、「えっいいの?!ひえ……」になりました。いや、私は立場とか性別とか関係なく、誰ともハグしたくないですけど……
(私は接触恐怖・嫌悪とまではいきませんが、接触したいと思わず、触れられるとかなり驚いてしまうため。)

・黎家泰さんのパートナーと子どもも応援に来てくれて……よかった……?
ハグしていい雰囲気だったのに、いや、その、触れるのは……みたいになるのが辛すぎて、嫌ならこれから用事があって服が汚れると困るからとか適当に理由をつけて最初から断ってくれ〜!!!と頭を抱えました。辛すぎです。

・威廉さんもパートナー(私が使うパートナーはそのときのパートナーの意です。)の人が言ったことに、もやもやしてそうで心配になります。
パートナーの人が言ったことも、優しさとかで、悪意があるわけではないのでしょうが、たとえ結果がそんなに出ていなくても打ち込んでいるものがある人にあんまり言わない方がいいのでは?と思いました。
(そのため、私は「すごいです!」「お疲れ様です!」とまずベターなポジティブなことを言うようにしています。相手が褒めてほしいのか、結果に不満で褒められるのも嫌なのか、よく分からないので……。そこから少しずつ話していろんなことが見られたり、応援できたりしてよかったと伝えられたらいいですね、と思います。理想なので現実でできているわけではありませんが。)

・黃淑儀さんがコーチに対して恋人の文脈?というか、恋愛や性愛の感情込みで見ているようなのが怖くて、見ていると自然に拳を構えてしまいます。

・陳龍さんは一緒に引っ越さない?と誘われて、次の日に物件探しに行こう!となるのが嬉しいんだな……となりつつ、このあとを考えると……辛かったです。

・威廉さんが新しい物件を探しに不動産に来たのに、黎家泰さんはパートナーの浮気相手に会いに来たのが辛すぎるうえに、オフの日まで職場の同僚と会いたくなさすぎて笑いました。
帰っていいですか?

・浮気相手の言い分もひどいですが、警察を呼ばれるのも仕方がない(成人済みの男性がプライベートな事情で職場に来たら、私の場合は物理的にとめるのが困難なため呼びます。そもそも職場に関係がない成人済みの人(男女問わず)が来る時点で問題に近い気がします。)し、黎家泰さんは暴力沙汰を起こしかけていて、もう……やめましょう……
威廉さんがいなかったら、前科がついていたのが怖すぎです。(日本だと、運がよければ民事で示談で済むとは思いますが、不起訴になったとしても逮捕されると報道されたりして大変なので。)

・威廉さんは上司をとめてくれて優しい……私なら動画を撮って会社に報告する準備をすると思います。私が非力なために誰かをとめたら逆に危ないのもありますが、人に殴りかかる人が同じ職場にいてほしくないので。

・何で部下が上司を慰めているんだよ!!!!逆だろ!!!!!年の功で年下を助けてください!!!!!
(年齢差でそういう役割を決めたり、傾向があると思い込むのはよくないと思いつつ、年下で精神のコントロールが優秀な人が年上の人のケアをしているのを見ると、立場が理由でケアをさせられているのでは?と心配になります。)

・威廉さんは人ができすぎていて……このままいい人でいてほしいです。私は誰目線で見ているんだ?

・黃淑儀さんの家庭から逃げるところが、「あ〜……」になってよかったです。
逃げたい気持ちは分かりますが、責任を持って子どもを育ててほしい気持ちがどうにもあってだめでした。

・黎家泰さんはとうとう(たぶん)離婚していて、まあこれ以上不安定な精神で無理に頑張るよりはずっといいはず……でも、子どもは……と考えてしまいました。
(離婚の決断後もお互いに環境が変わって大変で……などと考えてしまいました。別に考えなくてもいいのですが。)

・陳龍さんもこう……めちゃくちゃ大変そうで……子どもも辛いのに、気を遣っていて……吐きそう……

・そして、ドラゴンボートもしないことが決まって練習できなくなって……えっ……そんな……こんなにいい感じなのに……?
(チームがいいかはともかく、こういう会社が外に向かって行う活動はだいたい会社がスポンサーになって会社のチームを応援したり、維持したりするものなので、お金をかける必要や余裕がないと判断されたら、こうなってしまうので仕方がないと思います。)

・帰り道の車内の空気が、序盤のレイオフのときの車内とは比にならないくらい重くて「もうみんなゆっくり休んで考えましょう……」と思いました。

・もう無茶苦茶だよ……になった陳龍さんが食事中に「黙って食え」と言われていて笑いました。それは確かにそうです。

・会議室の壁がスケスケでスイッチで曇りガラスになるところで「ラブホとかであるやつ?!たしか公衆トイレでもあって、故障して大変だったらしいとかあった気がする」と思ってしまい最悪でした。
お菓子が謎のチョイスで好きです。ここで日本語を見ることがあるんだ……

・レイオフがまたあるのでストライキするぞ!!!ドラゴンボートするぞ!!!!になるところで「やった!労働者の権利だあああ!!!!」とめちゃくちゃテンションが上がりました。権利の行使!!!!私もしてみたいです!!!!(労働者の権利の正当な使い方でテンションを上げるな。)
上司もやるな……!!!!!

・コーチに謝って済むことではないだろ。

・アンディ・ラウのコンサートのチケット?あった!の流れ、「何であるんだよ!」になっていて好きです。
あと、鑑賞者には分かるけど、登場人物たちには分かっていないみたいな情報の使い方や物語の流れがうまくて好きです。

・ストライキをしたのに労働に戻ってドラゴンボート不参加の人がいるところで、「これが香港だ」というセリフがありめちゃくちゃ笑いました。そうなんですか?!

・陳龍さんにお母さんが結婚することを伝えに来たついでに、ドラゴンボートに参戦することになる娘さん!!!の状況がむちゃくちゃで笑います。こんなことある!?!?大丈夫??!まあ……大丈夫か……!!!
伝言ゲームで陳龍さんの事情がチームに共有されるところが、ドラゴンボートらしくて好きです。伝言する以外に伝えようがないせいで、プライベートが筒抜けなのは恥ずかしいですが。いいのか?まあいいか……

・過去に負けたチームに競り勝つのも好きですが、ゴールしてそのまま結婚式場へGO!!!!なのも好きです。

・失うものがあっても結婚したかった気持ち自体はおかしくはない(なぜなら、人間は非合理であり、また個人で何に高い評価値をつけるのかはまったく異なるため、子どもより恋愛を優先したり、家庭があるのに不倫をしたりするので。ただし、それが社会的にどう見られるか、どのような評価を受けるのかは別の問題です。)のですが、それなら自分で潔く結婚か現状維持を選べよ……今さらうだうだ言うのはやめろ!!!!
潔く何もかも捨てて、周りの人を傷つけていることに向き合って自分の感情を最優先させる残酷な自分の一面を認めて、自分のしたいことを貫け!!!!と思いました。
でも、結婚したかったんですよね……いろいろ大変だっただろうし……

・好きな人で、お金も時間もかけてきた人が目の前で結婚するのを見守るの……えっ……優しすぎる……泣いてしまう……
(BSSでもNTRでもない、複雑な感情になってよかったです。よかったか?)

・しかし、こんなの見たら途中で抜け出すに決まっていて……辛いというか、もうだめだ……になります。お腹が痛くなりそうです。何も誰も悪くないのに……(子どもが生まれるのに世話も見ずに、パートナーから離れたやつは最悪ですが。)

・外に出てアイス食べてる……みんな待ってるのに?!

・どこにあったんだよ!くらいペットボトルが投げつけられているのが好きです。
チームのメンバーはいい人で……いろいろ大変ですが、よかったです。
あと陳龍さんが何だかんだ人望や信頼がありそうなところが好きです。一見やる気とかなさそうに見えても、仕事で困っていると現れてめちゃくちゃ助けてくれそうだと勝手に妄想してしまい、自分でも気持ち悪い想像だと思いました。

・いろいろあったけど、じゃあ、帰りますか……!でそのままエンドクレジットが入って、エンディングにつながるのが好きです。
他の映画のエンドクレジットはこういう作りとかにしてほしいです。それかNGシーンとか流してほしいです。お願いします!!!

・帰ってきてからトロフィーをよこせ!!!になっているのも好きです。もう会場の片付けは始まっていますが、本人たちが満足していたらすべてが最高!!!
自分たちのためにやりきった、そんな感覚が好きです。

・特典にNGシーンがあって……ありがとうございます……う、嬉しい……

・特典がすごくて、オーディオコメンタリー、メイキング、NGシーン、削除シーン、サウンドトラックなど盛り沢山です。
サウンドトラックが映画のディスクと一緒なのはあまりないので驚きます。(映画本編とはまた別にサウンドトラックがCDとして付属、というのはありました。)

・メイキングでいろんな人がピース✌してくれるのがマジで最高すぎてありがとうございます!!!!になって本当に最高です!!!!!この世に感謝……

・『オーバー・サマー 爆裂刑事』では、吳鎮宇さんと黄德斌さんは敵対していましたが、この作品では誰も亡くならずに二人とも(たぶん)仲が良好で終わるのでよかったです。
香港アクション映画ばかり見ていると、人が亡くならない映画がほぼないので嬉しかったです。

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映画『逃獄兄弟』『逃獄兄弟2』『逃獄兄弟3』の感想です。

【注意】
・作品の内容に触れています。
・気持ち悪いオタクが書いています。
これは感想です。レビューではありません。

#鑑賞記録




※日本語字幕のないディスクを見ているため、絶対に誤解がある感想です。


手に入れたので見ました。
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ボックスセットで持っている映画が『殺破狼』シリーズ、『ムカデ人間』シリーズ、『逃獄兄弟』シリーズで、2/3が香港版で日本語字幕がないうえ、くせがあるなと思いました。


『逃獄兄弟』の感想

・タイトルを見た瞬間に「脱獄しないで刑に服してください……」と思いましたが、好きな俳優さんが出られるので手に入れました。
脱獄をしないでほしいと思っている私が見ても大丈夫なのか……?!

・私の好きな俳優さんの刑務所長を演じる率が割合高いような気もしますが、刑務所長より警察関係者を演じる率の方が遥かに高いため、単純に刑務所が出てくる作品が母体数として少ないんだろうな……と思いました。(実際、ディスクの特典映像でも刑務所が舞台なのはあまり〜みたいな雰囲気がありました。)

・コミカル寄りの始まりからの暴力!!!!で「は、早い!!!『狂獣』とか『プリズン・オン・ファイヤー』並みに暴力が出るのが早い!!!秩序は????!!!」になりました。
『プリズン・オン・ファイヤー』を見ていたことで暴力は覚悟していましたが、最近作られた映画なのに『プリズン・オン・ファイヤー』くらい暴力があって驚きました。(作中の時代が比較的近いので、当時の刑務所のイメージを描いているという意味ではしっかりしているのかもしれないと思いました。)

・刑務所内が怖すぎる……嫌……暴力はやめてください!!!!

・滚筒さんとの顔合わせで早速暴力が出るのがすごい。怖い。なんで殴るんですか?
殴るのに迷いがなくて素早いので感動しますが。これは私がアクション好きなために嬉しいだけで、冷静に見ると怖いです。

・それにしてもこういう役を演じられる譚耀文さんをあまり見たことがなかったので、新鮮でした。
怖いのにしっかり情に厚くて段々と応援したくなる人柄が見えてくるのが最高です。
しかし、人を殴るのに躊躇いがなさすぎて怖いですが……

・陳浩正さんは面会に来てくれる家族とのやり取りに笑顔になっていたら、母の病気で……そんな……になって辛かったです。
あと腎臓を移植をすることへの抵抗がなく、かっこよかったです。葛藤するのが当然の事態なのに本当にするのが当然くらいの意思決定の早さで、家族思いで潔いというか、覚悟を決めると覆さない性格なんだ……と分かって好きです。

・監獄長に頼んでも、たぶん囚人の出入りについての権限は持ってないのでは……?と思いました。
日本だと病気か、妊娠などで刑務所の外自体には出て治療等を受けられはずですが、それも規則だと思うので……
恩赦を狙うしかないのでは?だが、そんなの無理では……
(囚人あたりの人権活動とかしている個人、集団に連絡を取って「〜〜の事情で出たいが認められない。人権侵害だ」みたいなことを訴えてもらうとか……?)

・監獄長からしたら「えっ……出られないですけど……できたとしてもすぐには難しいのでは……」しか言いようがないはずなので、私が同じ立場だったらめちゃくちゃ困るなと思いました。
別に嫌がらせのために出させないとかではなく、権限がないからできないだけなのに立場的には憎まれるやつなので嫌です。

・仮にも頼んでいる相手でなおかつ立場が上の監獄長(刑務所内で立場が上とか嫌ですが、刑務所で秩序を保っていて自由があるのは看守たちなので立場が上と書いています。)に言葉を荒げる陳浩正さんに、「それはやめてください!!!!」と思いました。
悪手!!!!せめて舌打ちとか……いや、舌打ちもだめだろ……

・グラウンド〇〇周みたいなやつを久しぶりに見て、「許すな!!!」になりました。いいことがないし、暴力はやめてください。

・それにしても、監獄長が振る舞ってくれるお茶は絶対に飲みたくない〜〜〜!!!!!と思いました。
こんなの飲んだら勝手に合意したとみなされて面倒くさいことになりそうなので。
『ドラゴン✕マッハ!』の獄長なら、「仲間にしてやったのに」とかあとで言いそうだなと思いました。

・でも、鄧瀚宗監獄長が直々に淹れてくれたお茶か……保存しておきたいかもしれない……と考えたところで、気持ち悪すぎて「やめろ!」と言っていました。
考えていいことと、悪いことがある。

・本格的にお茶を淹れてくれる監獄長に、結構いい生活をしていて味とかにこだわりがあるといいですねと思いました。
気持ちの悪い妄想はやめろ。

・麥建天さんが懲役5年だったので「模範囚で頑張って……脱獄しないで……」と思いましたが、想像を遥かに上回る暴力と容赦なく殺しにかかってくる刀疤さんに、「脱獄しましょう!!!!一刻も早く!!!」になるのがすごかったです。
脱獄というヘイトを招く行為をいかにヘイトではなく、見ている側に応援させる行為にさせるように見せるかがうますぎる!!!!

・刀疤さんの爪と指の間に鋭いものを刺すという手段に「マジの拷問が出てきたな……サスペンスやアクション映画とかの拷問・尋問シーンでもあまり出ないのに?!?!!い、痛そう……」となってよかったです。
(この拷問は死ぬ危険性が低い割に効果てきめんなのですが、やはり真似しやすいので映画ではあまり映さないのかなと思いました。私としては「拷問に向き合ってくれている……嬉しい……(メギド72のフルカスさんか?)」と思いますが。) 

・懲役30年と終身刑は日本だと殺人、強盗殺人とかかな……?怖!!!!!えっ……となってよかったです。
なってよかったか?

・みんな服に名前が書いてあるおかげで、人の顔が覚えられない私でも見やすくて助かります。
みんな囚人ということを除けばいいですね!!!!でも、名前がぱっと分かる人はみんな囚人なんだよな……

・陳浩正さんも滚筒さんも、それぞれに脱獄する理由が共感できるのと、丁寧に動機が描かれるので「冷静に考えたら応援しにくいけど、がんばれ〜!!!脱獄したい気持ちは分かる!!!!」になるのがよかったです。

・滚筒さんに娘さんの写真を見せるところで(もしもこれが偽物だったら……最悪……)と一瞬思いましたが、すべてが本物でよかったです。
それにしてもパソコンが古い!!!写真の流し方が映画の特典についてくるフォトギャラリーみたい!!!あとパソコンの古さの割に画質がいい気がする!!!当時ってこんな感じでした?といろいろ懐かしかったです。
でも、父親のことを知らなそうな娘さんを思うと、犯罪を犯して服役中の父親の存在を娘さんが知りたいと考えているだろうか、会いに行っていいのだろうかとも思います。
(過去にこう……いろいろあったら、親に対してもう会いたくない、生きてると知ったからといって何がしてほしいの?お金の無心でもするのか?と思う人もいるだろうと想像しています。)

・脱獄DIY(DIYというか破壊と工作)が始まってめちゃくちゃテンションが上がりました。
脱獄に向けて具体的に動き始めると一気に物語が進んでいって面白いです。
それにしても麥建天さんの発想と行動力と知識がすごくて、見ていて楽しいです。

・ダクト?を開けるところで、不安定な足場が組まれて「『ドラゴン✕マッハ!』だと崩れるやつだ……大丈夫ですか?!」と思いましたが、大丈夫でよかったです。

・監獄長の定期見回りがゲームでの敵回避イベントみたいで楽しかったです。
監獄長の役割が鬼ごっこの鬼役とはっきりしているので、監獄長だ!!!隠せ!!!!になるのが分かりやすくて物語としてめちゃくちゃ見やすくなっていて最高です。
(松井優征先生の言葉を借りると「防御力が高い」のでとても見やすいです。この作品全体を通して本当に作りがうまくて、無駄な描写もなく、ストレスがかかる場面とすっきりする場面の因果もしっかりしているうえ、各人物の役割も明確でヘイトコントロールも丁寧にされているため、攻守ともに高いすごい映画になっています。香港映画はだいたい攻撃ばかり異常に高いピーキーなものが多いので驚きました。私は香港映画に謝れ。)

・監獄長が見に来てくれるの……ファンサービス?!と思いました。
それはともかく、刑務所でトップの立場が現場でしっかり動いているのは好感が上がります。
(上の立場がデスクワークばかりで現場に出たがらないとかだと、現場を見下してるのかな……印象が悪いと感じるためです。)

・鍵の型を入手するために、ゲロを吐くことで足止めしていて脱獄への覚悟が最高でした。案としては優秀ですが、かっこいい俳優さんたちにやらせていいことではない絵面が見られてすごかったです。
あと吐瀉物がリアルで好きです。
(ホラー映画やアクション映画を見ていると、よくゲロを吐くシーンが出てくる気がするのですが、どろどろで固形物がない吐瀉物より、消化途中の食べたものが混ざっている吐瀉物の方が私はリアルと感じて好きです。)
(ちなみに、この映画を見る前に見ていた『暗殺風暴』でもゲロを吐く場面があり「なんで無関係の映画を見ているのにゲロが続くんですか?!!!」と思いました。しかし、前知識なしでレンタルした映画5作品のうち3本にゲロの描写があったこともあるので、私に謎の悪運があるだけです。)

・滚筒さんと刀疤さんの決闘に、「決闘罪……?!」になってよかったです。いいか?
いや、戦わせるな!!!!アクションは嬉しいですが。
牢屋の中に人を入れて戦わせてその様子を外から見ている看守みたいなシチュエーションにめちゃくちゃよくない方向へテンションが上がってしまい、「自分はこの状況が好き……?!えっ?そんな……」と思いました。自分で自分に引くな。

・脱獄に備えて各々がんばるところが好きです。滚筒さんが腹筋して上体を上げた先に娘さんの写真があるところが面白くて、この作品のシリアスとギャグ(コミカル)なバランスがすごかったです。

・中秋節のイベントに、日本の刑務所も祝日やお正月は少し特別な料理が出るらしいことを思い出しました。
……あってよかったか?刑務所の知識。

・偉そうな人が来ているときに重大インシデントを起こされる監獄長に同情しました。ストレスで胃が溶けそう!!!

・年代の割に監視カメラの映像がきれいですが、リアリティよりも映画としての見やすさを優先して見る側のストレスを減らしたのかなと思います。
(リアルよりフェイクを優先させる方が、フェイクよりリアルを優先させる方よりもメリットが大きそうです。)

・唐突に脱獄メンバーに加入した刀疤さんがいいところなしで「こいつなんなんだよ!!!」となってよかったです。
脱獄がスムーズにいかないようにするためのキャラクターだとしても、面倒事しか起こしてない!!!何なんだ???ここまで来たら上辺だけでも強力してがんばって逃げようよ!!!!
がんばれば脱獄ですよ!!!!(しかし、脱獄できてもその後に捕まって罪状が重くなる可能性は高い!!!!)

・しかし、脱獄メンバーに加入した刀疤さんは最悪だよ〜!!!と思いますが、舞台が刑務所のせいで脱獄メンバー=囚人=みんな罪状あり=そもそも脱獄メンバーへの加入が嬉しくなさすぎるのが面白すぎです。
登場する人たちは好きですが、大半が犯罪をやっている!!!!監獄長も2で刑務所にぶち込まれるし……こんなに増えて嬉しくないメンバーがあるんだ!!!!と感動します。

・2と3があるので、1で人が死ぬことはないでしょう!!!!と思いつつもハラハラしました。脱獄、がんばれ!!!(だめな応援。)

・入れ墨を入れている場合か?
(衛生面が心配です。)

・逃げる側と追う側を映すカットが効果的に使われていて好きです。
(他の映画でも見たことありますが、こうしたコミカル要素がある作品で効果的に使われているのをあまり見たことがないので。)

・最後の最後で「お前は逃げろ!!!」が発生してアクションが始まって笑うと同時に最高でした!!!!
激熱展開!!!!!!!!
そんな自分も逃げるために準備してきたはずなのに、他人に譲るなんて……兄弟!!!!になりました。最高……………………!!!(友情が好きすぎる。)

・監獄長が戦っていて最高です。トップが戦う〜?!!!!う、嬉しい……『ドラゴン✕マッハ!』の獄長みたいで……獄長はさすがにやりすぎですが……囚人に容赦なく手を下すので……拷問でお腹を切ってくるし……(削除シーンのため正式にはやっていないですが、水責めはしている……)

・脱獄した先に普通に看守がいて、刑務所側が無能ではないのも嬉しいです。ここで刑務所が無能だと「さすがに物語の都合がよすぎる!!」になるので。

・看守を後ろから殴っていいのか?!まあ……えっと……うーん……いいか?罪を償うなら……

・結婚式に無事に出られた滚筒さんが、外に出るところが本当にすごいです。
捕まるけれど、達成感と、娘さんに心配をかけたくない親心が見えて……最高……

・残りのメンバー(刀疤さんを除く)もボコボコになったことで病院へ行けるの万事塞翁が馬ってこと?!!?!こんなバグというか抜け穴を使った展開あり?!!!全然考えてもいなかった展開に笑いました。
ボコボコにされますが、腎臓移植は何とかなってよかったです!!!!!!
しかし、監獄長が重症そうで心配です。

・麥建天さんも刑期を何とか生きて終わらせられそうでよかったです。

・ハッピーエンドを爽やかに迎えられて本当によかったです。
脱獄ものかあ……どう見るんだ……?と思ってみていたのにめちゃくちゃ面白くて最高でした!!!!!!面白すぎる!!!



『逃獄兄弟2』の感想

・監獄長がボールをとめてくれたら、ぐへへ……と言って遊びに使わずに保管しそうで怖くなりました。ファンサービスですか?(違う。)

・看守の制服が冬服になっている……!!!!!??!!ああああああ!!!最高…………………………ありがとうございます。

・鄧瀚宗さんの制服(正式な制服?)もかっこよくて嬉しいです!!!!
『ドラゴン✕マッハ!』の獄長が原因ですが、看守の制服がめちゃくちゃ好きです。気持ち悪すぎる趣味だ……

・新人賀俊さんが刑務所メンバーに加入しました!!!罪人のため嬉しくないメンバーですが……と思っていたら、とんでもない暴れ方を見せてくれて嬉しかったです!!!!始まってすぐにアクションが始まる!!!!
刑務所って怖い……

・食事にネズミはやめろ!!!!衛生面が本当に怖いので。
これはボコボコにしていいです。(だめです。)

・戦闘において武器はやはり有効なのと、刑務所なのでがんばっていろんな武器が作られているところに悪意と人間の創造力を感じて好きです。

・図書室が出てくるのが嬉しいですが、普通に喧嘩が始まるうえに本が傷つけられていて「やめてくれ〜!!!!」になりました。

・賀俊さんはマインドコントロール・人心掌握・洗脳あたりが得意そうで「こいつとは集団生活をしたくないですね……」となりました。
限られた集団生活の中では暴力と恐怖で支配するのが有効なのですが、私は普通にそれらに屈するタイプなので……

・オレンジが貢がれていますが、そんなに食べられないのに?!となります。

・賀俊さんの刑務所内囚人ビジネス(搾取)が最悪すぎて……人間の悪意って最悪!!!!になりました。

・監獄長と二人きりでお茶をする場面で、「デート……?(違う。)」と思いましたが、そんなわけないだろ。ふざけるな。

・鄧瀚宗さんが賀俊さんから賄賂(?)を要求していて、さすがに「だめだろ!!!!!」になりました。だめだろ。
リスクが大きいし、そんな格の低いことをしないでください。するなら『ドラゴン✕マッハ!』みたいに刑務所内を支配して好き勝手しまくりましょう。監獄長に誰も逆らえなくしてください!!!!!
私の推しはこんな賄賂なんて受け取らない!!!!(むちゃくちゃ言うな。解釈を押しつけるな。獄長のやることを肯定するな。)

・滚筒さんのパートナーが襲われるところで「こんなの許していいわけがないが、手のうちようが限られていてどうすればいいんだ……」と絶望しました。

・鄧瀚宗さんが盆栽(?)を切っていて「は?何チョキチョキしてんだよ!!!」と理不尽に思えてよかったです。
チョキチョキしているだけなのに?!
監獄長の手元がめちゃくちゃ……きれいですね……になったので助けてほしいです。
制服の腰のベルトも「ふーん……だめだろ、これ……こんなの……公に見ていいんですか?」と思ったのでもうだめです。終わりです。

・白い粉トラップがクソすぎて「許せねえ」と思いましたが、「何か見つけました!!!!!」と看守に差し出したらどうなるんだろうと思いました。

・滚筒さんのパンチが鋭すぎて最高です。暴力への躊躇いがなさすぎる。

・賀俊さんが脱獄の協力を強制してきて最悪……脱獄したあとはどうするんだよ!!!と思いました。

・陳浩正さんは無事に出所……の前に足に入れ墨をまた入れていて衛生面〜!!!!となりました。

・本をくり抜くな。

・お風呂場での場面が謎すぎて笑いました。
いや、めちゃくちゃ体が鍛えられていて胸筋が大きいな……とは思いますが……えっ、公式も男性の上半身を出すことがサービスシーンだと思ってます?やめてください!!!!
邪な目で見てしまうので本当にやめてください。(それはそういう目で見る私が悪いのですが。やめたいですが、もう私はだめです。)

・刑務所からしたら、床をボロボロに削って掘られていてかわいそうです。

・監獄長の定期見回りにハラハラしつつも、見ていてファンサービス?と言ってしまうので終わりです。もうだめだ……

・看守がサンドウィッチを作っていたら喧嘩が始まってしまい、わくわくクッキングタイムがめちゃくちゃになっていてかわいそうでした。

・それにしてもパンチの勢いがめちゃくちゃいい……!!!!やはり香港映画のアクションは最高。(いろいろなアクション映画を見ましたが、香港のアクションは速さ、量、質すべてが最高なことが多く、本当にすごいです。最高。)

・壁を削って手に入れた粉ってジョジョ第6部でコイン削った粉を飲ませたやつと同じですか?

・針金でワインを開けられるのがすごいですが、私はお酒を飲まないのでたぶん使える機会はないけどやってみたい!!すごい〜!!!で終わりました。

・競馬に夢中過ぎて職務を忘れているお医者さんが面白すぎて好きです。むちゃくちゃ負けてる!!!!

・競馬の勝敗に左右される脱獄計画が、乱数次第のゲームみたいで笑います。

・お、お医者さんー!!!!!かわいそう……

・食中毒が発生していたら本当にヤバいので、食中毒ではなくて本当によかったです。

・救急車を利用して脱獄だ!!!
前作で想定外の脱出となった怪我・病気を利用し救急車で外には出られることから、救急車で事故を起こして脱獄につなげるコンボにつなげているのが最高です。発生させているコンボ自体は最悪ですが。
前作を踏まえつつ、それを越えたり、脱獄そのものの目的などを変えたりしていて作品に飽きさせないのがすごいです。

・そっと近くのものに捕まる囚人たちを見て「えっ、何?!」となる看守が好きです。はぶらないでくださいよ!!!!教えて!!!

・水のペットボトルがでかい!!!

・野犬は怖すぎる……襲われたら人間は死ぬ……(『MASTERキートン』を読んだため。)

・でも、犬がめちゃくちゃ尻尾を振っていて「遊んで〜!!」だったり、走り方が人に合わせたペースでかわいかったです。(あと野犬にしては毛並みがいい。)

・賀俊さんがすぐに脅すのどうかしています。怖すぎです。

・野犬は何だったんだよ!!!と思っていましたが、ハプニングを起こして麥建天さんが置いていかれるのが普通に伏線になっていてすごかったです。
無駄な描写がない……

・商店で巻き込まれた店員さんがかわいそうすぎる……賀俊さんを誰か早くとめてください!!!!

・刀疤さんが遠慮なく買い物(自分のお金はないため他人に払ってもらう前提で)していて好きです。

・香港映画でよく招き猫を見ますが「なぜ……?」と思います。

・三対一って『インビジブル・ターゲット』みたいでめちゃくちゃ嬉しいです!!!
(特典映像で怪我をしていて「や、やめて……アクションって危なすぎる……」と思いましたが。)

・賀俊さんの武器が喉や動脈を狙わないと致命傷にならないため、一度致命傷にならないところに刺すと、次の攻撃がしにくくなるので面と向かっての戦いだと難しいなと思いました。
(動脈を狙うのはマジで怖いので狙ってこなくてよかったです。)

・それにしても、警察がきてくれてこんなに嬉しい映画ないです。警察!!!!ありがとう!!!!
こういうのを見ると、税金を有効活用してくれ!!と思います。

・賀俊さんは本当に早い段階で裏切られていたというか、協力はおろか、脱獄メンバーたちを従わせられていなかったことが分かり、人望のなさが明らかになって辛かったです。

・監獄長のもとにICACが来てよかったです。有能!!!!監獄長は罪を償ってください。
それにしても、部下に裏切られていた(部下は裏切っておらず、職務をまっとうしただけですが。)のも辛いです。人望がない……!!!!

・ここで焦りを隠しきれずに煙草を吸っているところがかっこよくて好きです!!!!

・刑務所メンバーに元監獄長の鄧瀚宗さんが加わりました!!!!!う、嬉しくない!!!!!
10年も刑期があるんですか????!!!
推しに10年の刑期がつくことがあるんですね!!!さすがに複雑な気持ちです。(3ではさらにめちゃくちゃをするので、一層複雑な気持ちになりますが。)



『逃獄兄弟3』の感想

・賀俊さんの罪状がかなり長くて笑いました。脱獄より大人しく模範囚していた方が絶対にいいですよ。

・初っ端からタイマンが始まって最高!!!となると同時にアクションのぶち込みが早い!!!!さすが香港映画……!!!と感動しました。
アクションもかっこよくて最高です!!!!
最後に手を取るのもかっこよかったです!!!

・麥建天さんは頭脳派だったのにこんなに……戦うようになってしまって……いいんですか?私はアクションが見られて嬉しいですが。

・刑務所で賭け事するな!!!!ここは地下格闘技場か????
『九龍城寨之圍城』よりも運営が健全で好きですが。
持続可能な格闘をしてくれてありがたいです。(持続可能な格闘?)

・監獄長が元監獄長になって荒れている姿に、「やめてくれ〜!!!!脳が……あっ……!!!!なんかだめだこれ!!!!ギャップ萌え?!?!!!!これが闇堕ち????」になり、キモオタすぎて泣きそうでした。
すぐに萌えとか言うのやめよう……本当に……
(高貴というか、立場が上だった人が部下に正当な告発をされて、賄賂とかいう大義もなく自らの利益を優先したつまらない行いで今まで積み重ねた経験も、その結果いた立場も一気に変わって10年の刑期が出て、今までと全然違う姿と雰囲気が見られて私は最高!!!!と感じたことを萌えと表現しましたが、言語化するとすべてが最悪すぎる……)

・それにしても新監獄長は元監獄長のプライドみたいなところを刺激してそうで怖いです。逆撫でする気がなくても逆撫でしているようなものなので……
私なら「あ……っす……」で目を合わせないです。相手が怖いので。

・新監獄長の出してくれるコーヒーは特に何の意図もなくコミュニケーションの一環として出してもらってそうで躊躇なくいただけそうなので、元監獄長のお茶ってやっぱり怖かったんだ……になりました。

・やさぐれている元監獄長もかっこいいですが、こいつは絶対に独房から出さない方がいいなと自傷行為をしたところで思いました。
それか病室である程度拘束しておくべきでは?(人権侵害では?)

・賀俊さんは脱獄を考えすぎで笑いました。前作で失敗したのに?!(脱獄はともかく、逃げたあとに逃げきれるかが難しかったり、逃亡生活には協力者が必須だったり……など考えてしまいます。)
前作の悪役とたぶん今作の悪役がタッグを組むな。どちらも能力は高いのが厄介すぎる。
会わせるな、危険すぎる。

・元監獄長が来たぞ……のときの雰囲気が怖すぎる……帰りたい……となりました。

・麥建天さんは無事に出所されてよかったです。1から5年くらい経ったんだと感動します。おめでとうございます。本当に……(それなのにこのあと事件に巻き込まれる。)

・既に出所した二人と、服役中の二人の四人で話すところの場面がよすぎて最高です。
ビジュアルも印象的で、四人の仲もはっきりとしていてすごく好きです!!!

・新監獄長が刑務所を更生して社会復帰するための場所にしたいみたいなことを話していて「がんばってください!!刑務所は罰を与えるためではなく、社会復帰してもらうための場所にしてほしいです」と思いました。
『プリズンサークル』を見てから、刑務所ではいろんな人にいろんな可能性があってほしいと思います。

・鄧瀚宗さんが気を抜くと即座に襲われていて、暴力がすごい!!!!!怖い!!!!!と思いました。
私は立場が違うことで自分にとって嫌なことをしてきた相手が同じ立場になったとしても、「あ……もう関わらないでください……」でめちゃくちゃ避けるタイプなので、復讐したい気持ちがよく分からなくて怖いです。(復讐もののアクションやサスペンスは復讐する側に感情移入をしますが、刑務所ものだと「たぶん監獄長もやりたくて嫌なことをしていたわけではなくて、仕事だよな……」と思うところもなくはないので復讐したい気持ちはあまり想像できなかったです。)

・お風呂くらいゆっくり入らせて……
(武器を持っていないだろう無防備な瞬間を狙えるのと、水場で水責めして甚振るのが楽なので襲うにはちょうどいいな!と思いますが。)

・滾筒さんが助けてくれて、人徳が高すぎる……さすが兄貴……!!!!となりました。
私だったら一瞬で懐いてしまいます。

・お風呂場で襲撃する場面があると、……邪なことを考えてしまうので本当にやめてほしいですが、普通に私が最悪なだけなので「助けて!!!!私の煩悩をとめて!!!!」と頭を抱えました。

・ここでシャワーしか映されなくて「た、助かった……!!」と言っていました。よかった〜!!!!
(別に好きな俳優さんの肌とか、露出が多い場面を見たいわけではないので。)

・冷静に考えても黃德斌さんと譚耀文さんのアクションが多くて驚きます。あの……二人ともアクション俳優さんではないのですが?!
俳優さん側もアクションにOKを出しているから撮影ができているとは思いますが、香港映画はアクション俳優ではない方にアクションをさせすぎで心配になります。
私はアクションを見られて嬉しいですが、複雑です。

・賀俊さんと鄧瀚宗さんが組んだことで「いや〜!!!!」になっていて本当にすごい。やめてください。

・刑務所見学をするときの看守が少なくてハラハラしました。大丈夫なのは分かっていますが……
(刑務所次第ですが、いろいろな犯罪者がいるためです。)

・滾筒さんが優しくて……本当に……うっ……優しい……
でも、ゴキブリが出て普通に驚きました。ホラー映画はよく出るので平気ですが、ホラー映画ではないので。

・ボールを持っただけで圧がすごい鄧瀚宗さんに、笑いました。なんでボールを素直に渡さないんですか……(喧嘩を発生させるため。)
鄧瀚宗さんにボールをぶつけられたい気もしましたが、気持ちが悪いな……

・眠剤?か精神的な治療に使う医薬品か分かりませんが、『ごくちゅう!』で読んだ「らりるれろ」と言わされて薬を飲んだか確認されるやつだ〜!!!!となりました。何の知識?
でも、それすらごまかして薬を取っておいて悪用したり、他人に譲っていろいろするやつだ!!!となりました。何の知識?
それにしても人が口を開く演技をあまり見ないので少しドキドキしました。我ながら自分の好みとか、性癖?みたいなものが気持ち悪すぎる……

・薬を盛るな!!!!!

・薬を砕いているときの場面で膝が映って、「なんか……普段あんまり他人の膝とか見えないからか、見ているとだめな気持ちになるな……」と思いました。もう私はだめです。

・冷静に考えると2で脱獄グループが医者に粉を盛っているんだよな……同じことをしているのに物語で見え方がはっきり違うのは物語のコントロールやヘイトコントロールがすごいなと思います。

・刀疤さんが手紙を受け取るところで死亡フラグではないですよね……と思ったら死亡フラグで……そんな……

・薬、飲んじゃった……

・薬を飲ませて殺害するのは悪手では……?
殺害自体がリスク(この場合、重罪)に対するリターン(この場合、脱獄)が小さすぎる気がします。
脱獄はともかく、出てからの逃亡生活を継続できるかも大変なので……(そのため脱獄自体が私にとっては価値が低く、1のように一時的に外に出てある目的を達成すればいいだけではなく、脱獄して元の生活に近い環境に戻ることが目的だと難易度が高すぎて、脱獄はさっさとやめて模範囚になるか!!!になります。)

・何で殺したんですか?!
もっと事故か病気に見せかけて殺しましょうよ!!!!(カスの思考)

・自殺に見せかける気もなさそうで、真剣に人を殺せ……と思いました。(なぜなら殺害はリスクが高いためです。あの手この手を尽くして捕まらないようにするよう足掻くべきでは?と思います。)
動脈でもないのに自分の腕を切ってから自分の首を切る自殺者がいますか?(いるかもしれないですが、可能性としてはかなり低そうと考えられるのでは?)

・証拠の処分が雑すぎて疑惑が逆に向けられないやつですか?(そんな自分の居場所や持ち物に証拠を隠すわけないだろと思っています。しかし、人間は非合理的なのでやることもありますが。)

・鄧瀚宗さんがめちゃくちゃに疑われていて、それは確かに疑いますという気持ちと、容疑者をそんなに早計に決めつけていいんですか?(ミステリならミスリードのため)と思いましたが、ミステリではないのと、鄧瀚宗さんが普通に手強いのでちょうどいいバランスで見やすかったです。

・囚人服がハーフパンツのせいで、鄧瀚宗さんの脚がかなり見えるところで許せねえ〜!!!と思いましたが、私がそういう目で見ているのがだめなため、誰か……助けて……とめてくれ……と思いました。
映画を見ているとき、別に変なシーンでもないのに見ていいのか不安になるし、目を背けてしまう……

・新監獄長!!!!そんな……

・代理で監獄長の立場に立ったらめちゃくちゃな事件が起こるのが大変そうすぎて見ていてはらはらしました。私なら胃が溶けます。

・麥建天さんが出所したのに、会いに来てくれるのが嬉しいですね!と思っていたら大事件が勃発して「ひえ……」と声が出ました。
出所しても巻き込まれるのなんなんですか?

・鄧瀚宗さんが起こした事件がヤバすぎて笑うしかなかったです。私は情報の処理が自分の能力を越えると笑ってしまうので。
まさか銃が出てくるとは……え……死……?誰も死なないでください!!お願いします……

・1と2で主人公たちに脱獄されたことで、脱獄への難易度が上がっているのに元監獄長の立場のおかげで鄧瀚宗さんが脱獄チャレンジしていて……脱獄がちょうどいいバランスになっていて面白かったです。

・脱獄経験者からの協力と看守側も脱獄された経験があることで、鄧瀚宗さんの手際と計画がスムーズにいっているのに主人公たちが阻止していてすごかったです。お互いが過去の戦いから強くなっている!!!(違う。)
ここでお互いに脱獄したい側も、脱獄を阻止したい側もうまくやっていてストレスなく見られてすごいと思います。 

・賀俊さんも脱獄するつもりだったと早々に白状していて潔いのが好きです。
鄧瀚宗さんと賀俊さんはお互いに利用しようみたいなところが強くて、協力するみたいなところが少なかった気がしますが、もっとしっかり協力していたらヤバかったと思います。

・鄧瀚宗さんが上に何も着ないでつなぎを着ているように見えて(現実だと認めたくないためこのような書き方をしています。)、「やめてくれ〜!!!!下に何か着てください……あああああ!!!」となりめちゃくちゃ混乱しました。(峰不二子の着方で驚きました。私はつなぎを上着カウント?しているため、肌に直に触れる着方はこう……色気があると思っているらしいです。上着を着るときは何かを着て裸に直では着ないという固定概念があるようです。つなぎだけでこんなに混乱するな。)

・協力者の看守の人が結婚を控えているはずなのに?!普通は逆で、脱獄を阻止しようとしたら怪我とか死亡みたいな展開では?とめちゃくちゃ偏見に塗れたことを思いました。意外な展開で読めない!

・銃で脅して脱獄か……うまくいくか……?とかなり思いました。
武装した警察とかに包囲されると拳銃だとどうやっても突破できないし、へたしたら狙撃されて亡くなるし、そもそも人質が効く確証もない(そのうえ、人質の管理は難しい)し、うまくいく可能性が低そうですが……と考えてしまいます。

・滾筒さんが看守のトランシーバーをほぼ奪って使い始めるところが好きです。決断力とリーダーシップがありすぎて頼りになるところが最高です。

・刑務所のみんなで協力して元監獄長を探している展開が熱すぎです。刑務所全体が協力しているのが分かって好きです。

・鄧瀚宗さんが脚を撃っていて、殺しこそしていませんが最悪……になりました。
動脈を傷つけていたら亡くなる可能性も十分にあるので。

・ビー玉で気がついて……!とするのがハラハラしてすごかったです。

・内輪揉めが発生した瞬間に「イエーイ!!!内輪揉め!!!隙がありすぎですよ!!!!!」とテンションが上がりました。逃げろ!!!!

・拳銃を持っている人との近接格闘が好きなので最高でした。このお二人はアクション俳優さんではないのですが、アクションがきれいで最高です!!!!
香港映画のアクションは本当に質が高くて最高です。

・何とか解決してよかった〜!!!!
最後もハッピーエンド(犠牲者はいますが……)でよかったです。シリーズ作品がどれもそれぞれ特徴があって面白く、重い内容なのに笑って見られてすごいです。(1のときは続編が作られる雰囲気がなかったのに、そこから悪役を追加して見事に3まで面白さを持続して中弛みもせずに走りきっている!!!と感動します。)
鄧瀚宗さんは終身刑ですが。
模範囚をしていれば10年より短い服役で出られたかもしれないのに……
それにしても、推しの罪状が増していく作品はさすがに初めてで複雑な気分です。

・最後の回想で、1のゲロを吐いて看守を足止めするところがあって笑いました。ゲロが回想で出ることがあるんだ……

畳む

映画『鯨が消えた入江』の感想です。

【注意】
・作品の内容に触れています。
これは感想です。レビューではありません。
・自殺(自死)について書いているところがありますが、それらを肯定する意図はありません。

#鑑賞記録




・最近はいろいろあってあまり映画を見られていないのですが、偶然見られそうだったので見ました。
ロードムービーらしいのですが、普段はホラーとアクション、ドキュメンタリーしか私は見ていないため大丈夫かですか?!と思いながら見ました。
大丈夫なわけがあるか。

・ロードムービーだと、『コンパートメントNo.6』『モンスーン』『燕 Yan』『ユンヒへ』『冬冬の夏休み』(『ユンヒへ』『冬冬の夏休み』がロードムービーかと言われると分かりませんが。)が好きです。
あと『鵞鳥湖の夜』『ロングデイズジャーニー』あたりの雰囲気なら好みなので見られると思っていました。
……大丈夫じゃないだろ!!!!あまりにもロードムービーを見慣れていない。

・盗作から始まるのが印象が悪すぎますが、有名作家でないならば謝罪と適切な対応と、適度な期間を空けることでだいたい解決するのでやけに大事だな?と不思議でした。
中盤から発生するイベントで「主人公はかなりの有名作家らしいな……?」で有名作家と分かりますが、もう少し早めにこの情報は提示してほしかったです。
主人公のポジション(作中での立ち位置)が微妙に分かりにくかったので……
(私の理解力が本当にないのが悪いのですが。)(作品発表などのイベントも、ある程度知名度があればするよな、どれだけ有名なのか具体的に想像しにくい、だったので。)

・薬と酒はマジでヤバいのでやめろ。
(昨今のオーバドーズ事情を考えると、それで死ねるのか……?と真剣に考えてしまい、カウンセリングに行くか、確実に死ねそうな自殺を考えませんか?になってしまい私の倫理が終わっていました。死ねそうな自殺なんて考えるな。生き延びることに意識を集中させて、社会のみんな生きるべきという圧力に押し負けて流されながら生きましょう。)
(でも、自殺するな、死ぬなというのも、現在の社会規範の正しさを押しつけていたり、自分の願望を押しつけているだけでは……と最近思います。自分も死にたかったときがなくはなく、何とか自殺を先延ばしにして惰性で生きているだけな気もするタイプなので。辛くなったときは、アーバンギャルドの『ノンフィクションソング』を聞いているタイプです。)
(死なないで、ではなくて、死ぬのを延期して少し一緒に遊んでくれませんか?といった言い回しが私は好きです。)
(私は安楽死制度の導入は反対していますが、いろいろな死への向き合い方があって、「生きろ」と強引に押しつけるのではなく、柔軟かつ自由に生と死を考えて向き合える豊かさがある世界になってほしいです。)

・最後の原稿です、のメモつきで送られてきた封筒を受け取った編集者の気持ちを考えると本当にかわいそうで……

・台湾ってこんなに怖いところなんですか?!前に旅行に言ったときは全然安心していけた(都市の中心部だったからでは?)のに!?と驚きました。
でも、台湾が舞台の『燕 Yan』もスリか置き引きの場面とかあったはずだと思い出しました。日本でも歌舞伎町とかそんなに治安がよくないらしいのでそういうのと、主人公が有名作家だったことの相乗効果なのでしょうか。(いやな相乗効果すぎる。)

・なんか……BLみたい!!!予告もあらすじも知らずに見ているので頭が理解を拒む!!!!!いいのか?!どういうスタンスで見ればいいんだ……?
(私は、何の情報もなしに、映画館でポスターを見てどの映画を見るのかを決めているときが多いです。その方が私は楽しいので。)
というか、映像がかなり雰囲気重視なおしゃれめだったので、こういう鑑賞者が分かりやすく喜ぶカットを出すんだ〜!と驚きました。
おしゃれめで意識高そうな割に、脳の報酬系を刺激してるな〜と思いました。
(そういう言い方やめろ。)

・服を脱いでいるのは……吐瀉物とかで服がだめになっていたからでは?それならセーフか?(何が?)

・えっ、パンツを勝手に変えられている?もしかして警察沙汰ですか?

・阿翔さんがめちゃくちゃ話し続けていて、「あの!ちょっと、話を聞いて……というか、説明して……待って!」になってよかったです。本当に誰?ここはどこ?なんでスマホを渡してくれないんですか?あと主人公は手持ちのお金がなぜないんですか?……あっ、盗られている?!なんで逃げ道を塞ぐんですか?!(自殺を防ぐためにしろ手段が強引すぎて「あ……死にます?」になります。実際に起きた旅行先での殺人事件が頭を過ぎる!!!)
覚醒したてのミュウツーみたいな気持ちにさせるな。
主人公がずっと体を隠し続けている行動が納得しかなくて好きです。相手も状況も分からないし、スマホも渡してくれないの、現代だと怖すぎる。
(後半以降からは、「文通相手で憧れ(?)の作家で情緒が乱れたオタクの反応と近い……?」となりました。えっ?そうなんですか?分からないです。情緒がいくら乱れていても相手に情報を渡さないのは私にとって不信感が募るだけなので。)

・初っ端から原付チェイスを始めるな。
アクション映画か?(アクションはほぼないのですが。)
危ないだろ!!!!この世界はアクション映画とは違って交通事故で死ぬ世界だぞ!!!!
(アクション映画も交通事故はさすがに死ぬが、死なないことも多いので希望がある。希望……?)

・ラブホに行かないで……マジでなんで行ったんですか?! ここだけ見終わったあとも謎すぎる。
安いから?他にホテルがないから?
なんか子どものときに遊び方が分からなかったバネみたいかおもちゃがあってテンションがあがりました。

・ラブホのネーミングセンスってなんで独特なんですか?

・壁ドンするな。怖いだろ。もしかして警察沙汰ですか?
この距離感の近さは文化によるものなのか、舞台や文化的にもだめなのか、エンタメやギャグとして入れた場面なのか、BLの表現で鑑賞者を喜ばせるためなのか分からなくて疲れました。
私は怖いですが……

・しかし、匂いで(うっ……)とお互いになっているのが気の毒でした。悲しすぎますが、壁ドンしなければよかったので同情できないです。

・一緒にシャワー?怖……

・朝か夜か、どちらにお風呂に入った方がいいのかはかなり迷うな……と真剣に考えました。
どちらでもいいが?

・入り江というか、崖は自殺の名所ですからね!!!日本だと東尋坊はすごく怖かったのが印象的でした。
私は飛び降りで死ぬのは怖いので無理ですが……

・なんか……誤解されてる!!!!
この場面は面白いのですが、こう……同性同士の恋愛にも、友情にも、ただのエンタメにも見えて「あ~見える人には同性愛に見えるかもしれないですね!そう見ても構いません。お好きにどうぞ」みたいな目配せな気がして私はあまり快くはなかったです。(考え過ぎなだけです。)
そうやって同性愛を消費しているのに肯定的なんですか?しっかり客観的、批判的に考えてこの描写や表現を選んでいますか?と思うので……
(とても私が言えた立場ではないのですが、『モンスーン』や『マネーボーイズ』、『老ナルキソス』あたりで、同性愛を取り囲む問題点や、描写を真摯にする、みたいな作品も増えていて、安心して見ていたらこれだったので驚きました。)
(冷静に考えたら『戦場のメリークリスマス』『ランユー』などは真摯に表現しているため、やはり時代ではなく、製作陣がどれだけ考えているかだよな……と人間に失望しそうになりました。)

・サーフィンするし、主人公も海辺でそれなりにチルっていて、陽キャ……と思いました。
主人公はもう少しダウナー陰キャだと思っていたのですが……

・そもそも主人公の天国に行きたい、が私にはよく分からなくて共感できませんでした。
それは救いがほしいとか、現実の問題が解決してほしいと、どう違うんだろう?という気持ちです。
(つまり、天国に行きたいがこの世でやりたいことをやってから死にたいの比喩なのか、信仰的な意味合いでの天国に行きたい=死なのか、現実から逃れるために死を望んでいるがもし死後に行くのなら天国がいい、といった感情のどんなものなのかが分からなかったです。)
私は死後の世界を信じているわけでも、天国も地獄もあるか分かりません(ある信仰もあるのを知っているし、ない信仰もあるのを知っているし、私にとってはあってもいいし、なくてもいいなくらいです。ただ、現代の技術では死後に人の思考などがどうなるか分からないため、「死後の世界や天国、地獄などの有無は分からないが、私にとっては様々な理由で否定するほどでもない、あいまいなもの」と保留しています。)が、天国に行きたいと思ったことはありません。
天国に行きたい、この思いこそ天国には相応しくないように思えるからです。(天国に行って何がしたいんだ?楽をしたい?怠惰になりたい?欲求を満たしたい?それこそ、不敬で信心と程遠い、みたいな考えです。『ヘルシング』のアーカードが願うな、祈れというのに近い?気もします。)
あと、天国か……みたいな……どうにも魅力的には思えません。

地獄とかの方が私は気持ちが落ち着くというか、自分のような怠惰で愚かな社会不適合者は、罰せられるべき、と思っているかもしれませんし、私は自分の頭の中で地獄は発生していると思っているために、天国か……みたいにどうにも価値を見いだせないだけなのかもしれません。

・そもそも主人公を阿翔さんが騙す目的や意図が分からなくて、阿翔さんの行動の優先順位、何に評価を置いて行動しているのか、目的をずっと考えしまいました。(たぶん、そのあたりばったりで、考えなしに行動しているのでしょうが、それだとあまりにも阿翔さんに失礼なので。もう少し感情への導線があると私のような頭空っぽで機微とかが分からない社会不適合者には助かります。)
騙した理由ですが、①②③どれもしっくりこないです。
①主人公が自殺したいと何となく分かっており、気晴らしをさせたかった。
②鯨が消えた入江をどうしようと悩んでいたため、時間稼ぎ。(その割に信頼も失うし、もうつきまとうなと言われて離れられるリスクもあるんだよな……)
③自分が文通相手だと言うか悩んでいたため、時間稼ぎ。(同上のリスクがあって、これを選ぶか?と疑問がある。)

・温泉、ロブスター!イエーイ!!!!いいな〜!!!と思っていたら、反社会的勢力が出てきたうえ棒を持っていて「おっ、結構殺傷能力あるやつ持ってますね。全力で頭を殴ったら死にますからね!!!!……死?」になってしまい、終盤まで「あの、死ぬ可能性があるイベントの謎が残っているんですが」とかなりノイズになりました。
説明して!!!!口を塞がないで!!!!怖いよ!!!!ホウレンソウ!!!!

・ここでホウレンソウをしていたら……

・料理を置いていく……?!(食いしん坊すぎる感想。)

・車から煙が出ていて一発で素人では直せないのが分かってよかったです。

・むっ、犬!かわいい!!!!!
この毛並みはおそらく人間に世話をしてもらっている=飼い犬か、外飼!つまり、近くに人家が!!!と思っていたら違っていて「すみません……」となりました。
ミステリとかスリラーの目線で見るな。

・滝だ!入ろうぜ!なのが陽キャすぎて泣きそうでした。
死ぬかもしれないのでだめです。せめてライフジャケットを装備して……(誰?)

・怒りとかを大声に出して発散する時点で陽キャで泣いてしまう。
陰キャは文字とかぐちゃぐちゃ書くとかなので……
あと全然関係ない歌を歌うとか、ひたすら寝るとか、ゲームするとか……生と死について延々と考えて脳を疲弊させて、いったん死ぬことへの決定を先延ばしにさせるとか……

・石頭(アタマ・コンクリ)の笑いどころが分からなくて、『ドラゴン✕マッハ!』の特典映像にある削除シーンを見たときの気持ちだ!と思いました。

・粽がおいしいから食べなよからのアナフィラキシーショックがヤバすぎて、「これ……えっ?!あの大丈夫ではないと思いますけど……」となりました。
傍目から見ていても怖いし、そんなに阿翔さんは精神的にかなりきたのでは……
私はアレルギーがあまりないのですが、知り合いに重い方もいてここの表現はアレルギーを軽視させないか不安になりました。
絵面やカットはかっこいいのに、こういう細かい不安(ストレス)の積み重ねがかなりあって総合的に疲れる作品ですごいと思います。(よくない意味です。)

・あと普通にここで真相というか、自分が誰かを話していたら……と思います。
なぜ隠すのかが私には分からないです。
(私にとっては、情報を開示する=自分の弱みを晒す=相手を信頼しています、の意なので、信頼していれば教えてもいいのでは?主人公に見放されるのがいやだった?といろいろ考えましたが、他人の心理はよく分からない……となっています。人の機微に疎すぎる私には早すぎる作品だな……と思いました。)

・主人公の死ぬために来たって全然フォローになっていないし、そんなに死にたいなら真剣に死と向き合え。と思いました。死にたくないと、死にたい、は両立するからこそ、悩むし、自分が変なんじゃないのか、勇気が出なくて死ねないだけなのでは……とめちゃくちゃ落ち込む気持ちは分かりますが……
死にたいんじゃなくて、気晴らしがしたいんじゃないんですか?
辛い現実から目を背けたいんじゃないんですか?
なら、死にたいとか言わずに好きなことをして気が晴れるまで遊ぶか、盗作問題を真剣に解決するように向けて動いてください。
それかカウンセリングに行ってください。
死ぬことは取り返しがつかないため、私はできるだけ自分が死なないように希死念慮に向き合ったり、なだめたり、ごまかしたりしていますが、いろんな人がいろんな死との向き合い方をして、悩んで、自ら死ぬのはできるだけ遠ざけてほしいなと思います。

・花火大会〜!!?!!??
帰らせて…………………………(私が陰キャすぎて耐えられなくなる。)
主人公が意外と花火大会に乗り気で、「陰キャだと信じていたのに(勝手な印象です。すみません。)……」と思いました。

・仲良く三人で砂浜でずっと遊んでいてください……

・事故とはいえキスしていいんですか?
えっ……?あ…………?
(キモオタの私でも、さすがにこれを萌えとか言ったらグロテスクすぎると思いました。)
(友情とも、同性同士の恋愛・性愛とも取れる出来事を都合よくBLとして消費していませんか?とさすがに頭を抱えました。)
この作品全体の作りとして、見ている時間という負担(ストレス)に対し、発展する人間関係と判明していく事実を報酬にしているのですが、その報酬に「友情とも、同性同士の恋愛・性愛とも取れる出来事を明確にせず、BLとして消費もできる」描写があることで、鑑賞者はこういうので喜ぶんだよな?と目配せされているような印象を受けました。
こうした印象は、少なくとも私にとってあまり楽しくはありませんでした。快くはないです。
(私が言っても「自分みたいなキモオタが言ったところで、自分はいったいどういうスタンスで言っているんだ?」と思うと同時に、自身への嫌悪感や矛盾していることを考えていることへの愚かさを感じますが、公に向かって公開する作品には一定の倫理や規範とか、安心して見られるはずだ、いろんな立場の人々に考慮して作られているはずだ、みたいな理想が私にはあるので、このような感想になりました。理想を捨てろ、他人に期待するな、と思います。)

あと喧嘩するなら、マジで喧嘩しろ。
性行為の隠喩みたいな喧嘩はやめてください。(これはそう感じる私が悪いのですが……)
(お前はもうアクション映画だけを見てろ。)

喧嘩は目、耳への攻撃ありですか?金的ありですか?
武器あり?不意打ちあり?(もうそれは喧嘩ではなくて殺し合いですが、喧嘩といってもほぼ殺し合いみたいなときもあるためです。)
主人公は組み倒されても脚がガラ空きなので、膝を曲げて何とか距離取って反撃する気概くらい見せてくれません?(アクションキモオタクのクソ気持ち悪い感想です。でも、喧嘩は真剣勝負なので。まさかお遊びとかじゃれあいのことを言っていませんよね?)

・私は花火がかなり怖いというか、なぜか見ていてもどうにも楽しいとか、美しいとは思えなくて、謎です。
これをきれいだと思う人が世の中には大勢いるらしい……?
トーチトワリングはめちゃくちゃ楽しそう!!!!

・主人公と阿翔さんが会えなかったことで、「あっ阿翔さんは亡くなってそう!『ランユー』もこんな感じだったし、ここで亡くなっていたら物語としてはダメージが一番くる!!!ここで死ぬと一番印象的で物語的にも盛り上がる!!!」と最悪の見方をしていましたが、あたっていて「あたらなくていいんだよ……」と思いました。

・盗作問題が盗作ではなくて、同じ題材を書いていたからと分かる展開は好きですが……あの……
郵便箱がトンデモマジックアイテムで「推理小説の推理パートで、今まで何も示唆されていなかったタイムマシンが出てきた気持ちにさせるな」と思いました。
SF、ファンタジーの雰囲気を事前に出しておいてくれ!!!!!
阿翔さんが広東語も分かる、匂わせぶりな場面が多い、文通相手からもらった手紙がどこか時代(というか、相手が大人ではなさそう、貧しそうな印象を受ける。)を感じる、盗作問題などの伏線回収はかなり面白いのですが。

・阿翔さんがあそこまで執拗に追いかけられていたのも、反社会的勢力が主人公をどう利用しようとしていたのかも分からず、何か細かいところの描写や事実関係が気になってノイズだったのが気になりました。
『コンパートメントNo.6』『モンスーン』あたりは、登場人物の背景や心情を匂わせたり、説明をさらりと入れたりして、共感させると同時に想像を掻き立てさせてくれるのでよかったのですが、この作品は匂わせて風呂敷を広げる割に想像する手がかりが少ないというか……意味深なところを探る手がかりがなくて「あれ何?」というノイズになっている気がします。
(反社会的勢力としては、メリットのない無駄な殺しとか暴力とか犯罪をしないよな……でも、そういう損得感覚がない人はプライドとかが理由で殺しても得のない人を殺害したりするので分からないな……実際の事件もいろいろあるからな……と真剣に考えてしまいました。もしや阿翔さんは反社会的勢力のお金でも奪って逃げたんですか?(ひどい想像するな。))

・阿翔さんの部屋の地図にある絵が独特でよかったです。

・あの郵便箱、マジで何……?
私はSCPと考えることにしました。
(手がかりが少なすぎるので思考を停止して既存の作品の概念を借りています。)

・郵便箱を持ち運ぶ主人公は少し……ギャグでは?になりどう見たらいいのか分からなかったです。

・手紙は過去に送られる=過去が変わるのは分かるけど、だったら主人公にも何かしらの変化があるはずでは……?郵便箱の所有者の記憶には影響しない?どういう法則……?とめちゃくちゃ考えてしまいました。
あれ何ですか?

・レスリー・チャンさんが生きていた世界線が発生するのも、世界が変わったことが分かりやすくも複雑でした。
彼本人の意思とか(人に意思があるかはともかくです。意思とはいうが、結局様々な欲求のせめぎあいの結果下した判断を私たちは意思と認識しているだけでは?と思うためです。)を無視しているというか、死者にまつわる出来事を都合よく物語で消費していいのか……みたいなことを考えてしまいました。

・電車で粽を唐突にくれる人はちょっと怖いかもしれないです。

・主人公以外はどうやら記憶をリセットされている(またはその人の存在する世界線や現象自体が変わって、なかったことになっている?)ようですが……?えっ……本当にあの郵便箱は何〜〜〜???!!!!
というか、阿翔さんはかつてであった阿翔さんなのか?主人公が勝手に同一視しているだけでは?
などなど考えてしまいました。
肉体に彼を見出すか、記憶などの精神に彼を見出すか、肉体と脳から出力される現象に彼を見出すかは自由ですが、かつて出会った阿翔さんはいない気もして、複雑です。

・郵便箱!!マジで何……?!
『温泉シャーク』の方がしっかり説明があったな……何なんだよ。
(しかし、解明を始める物語だと『聖地X』になってしまう。)

・あと主人公もかなり自分の周りのことや、影響を作品に落とし込むタイプなんだと思って、自分を切り売りしていないか少し心配になりました。
(私は、作品は作品と割り切るか、思索として書いているか、エンタメとして夢中になって書く作家さんが好みであるところも理由にあるかもしれません。)

・周囲の人がよかった〜みたいな雰囲気で、泣いている?方もいるような雰囲気で、私だけ(あの郵便箱は何?!?!!!法則が分からない!!!『ゴーストキラー』で幽霊の法則みたいなのを探ってるわけじゃないんですけど、何でこんなことを考える羽目になっているんだよ!!!???あと過去を変えたことによる影響は大丈夫なの??!?!)となりました。
あまりにも社会不適合者すぎる。
道徳の教科書を読み直せ。

・『無敵のドラゴン』とか見て脳をむちゃくちゃにしてリセットしたい……と思いました。
めちゃくちゃトンチキ香港映画かアクション映画か、低予算のめちゃくちゃホラー映画が見たい!!!!
(お前はもうそれだけ見てろ。)
それか真面目なドキュメンタリーを見て少し真面目なことを考えて社会に属するふりをしたくなりました。
こういうBLとも取れる表現で、鑑賞者のエンタメを消費して喜ぶ脳を刺激する作品によって「きれいな物語でしょう?あいまいな表現を自分にとって都合よく解釈して消費して満足したでしょう?」とされたいわけではないので。

・乙一『失はれる物語』の『Calling You』と少し似た要素がある(直接会わない媒体を介した過去の人物とのやり取り、相手を喪うなど)なと思いましたが、私は『Calling You』がとても好きなのでどこでこの差が……と思いました。
『Calling You』は最初からギミックが説明されて、それが物語のキーになるかつ、登場人物たちの心の揺れ動きとしても重要になる要素で、縦軸と横軸の糸としてしっかり組み合っているんだよな……
『鯨が消えた入江』は郵便箱がどうにも都合のいいアイテムとして最後に使われているように見えるのと、主人公の葛藤もあまり表現されずに「阿翔を生かしたい(=それがいいことか、悪いことか、会えたとして過去が変わった影響があるのか、ということも何も考えられていないのでは?と思ってしまう。)」だけで突き進んでいるように見えて、ここに共感できなかったり、主人公はもう少し考えないのかと感じてしまったりすると、一気に物語がSF、ファンタジー、悪く言うとご都合主義が強く感じられてしまったのかもしれません。

畳む

映画『シャドウズ』の感想です。

【注意】
・作品の内容に触れています。
これは感想です。レビューではありません。
#鑑賞記録




・遺体の損壊具合が以外と控えめで、死因は頭部への打撲あたり?と思っていたら合っていてよかったです。(よかったか?)

・もらったトロフィーが犯人にとっては自分の尊厳で、認めてほしかったというか、「社会的に穏やかで、優しさに秀でたまともな人間です。」という支えになっていたのかもしれない……と思いました。

・精神科医の治療の場面を見て、次の可能性を考えました。
①主人公がいわゆるチャネラーで、超常現象あるいは特異的な能力で相手のことを通常の人間が見聞きできる情報以外を把握しており、主人公がその情報から想像したものを映像として表現している。

②主人公の能力が優れており、見聞きした情報から通常の人間が知り得ないことまで推測可能である。かつ、主人公の想像を映像として表現している。

③主人公が患者から見聞きした情報を映像として表現している。

ここから、超能力やエスパーものなのか、現実的な捜査で犯人を追い詰めるもののどちら寄りになるのかと思いながら見ていました。
序盤で比較的現実寄りの物語(現実寄りというのは、超能力が信じられるほど超能力者が社会で認知されておらず、警察が犯人を逮捕するには物的証拠や現行犯での逮捕が必要という意です。)だと分かりますが、もう少し早めに分かるとごちゃごちゃ考えずに済むので早めに提示してほしかった気もします。

・DVをしている妻を診察に連れて行くのは、自分がDVしているのがばれない自信と、自分が妻に対して優しいと示すための行動なのかなと思いました。

・病院で煙草を吸うな!!!!火のついた煙草を捨てるな!!!!危ないだろ。
それはともかくフィリップ・キョンさんがかっこいい〜!!!と思いつつ、この作品は生き残りますか?と不安になりながら見ました。

・ホー刑事の鞄の受け取り方に(そんなに俺を信頼していいのか……)と感じているのかなと思いました。鞄を預ける=大事なものが入っているものを預ける=信頼している(=そんなに俺を信頼していいのか?)、が私の中で成り立って好きな場面です。

・あとホー刑事が通路のベッドに文句を言いながら運ぶのを手伝っていて「口が悪いだけでいいところはいい人なんだな」と分かるところが好きです。

・家族を殺すくらいなら離婚とか、別居した方がいいですよ……(離婚や別居をしてすべて解決するわけではないため、殺害を選んだのでは?)

・人の頭を殴る音が鋭くてよかったです。硬そうなものを殴っている嫌な音で、心が穏やかになります。
(ホラー映画が好きなため、人体が破壊される音が好きです。フィクションに限りますが。)

・家族を殺す=自殺するべき、は成立しないだろ!!!!!それは犯人の中での評価や判断であり、本当は死にたくなかったのでは?と思います。
自殺しようとした、自殺を選ぶくらいに反省しているという体裁だけ作っておいて、本当は死ぬのが怖かったのでは?そもそも警察に通報したのも、何かに助けてほしかったとか、逃げるほど体力がなく考える力もなかったのか?など考えてしまいます。

・しかし、人間の行動(結果)から脳内の思考を特定しようとしても、やれることは人間の脳というブラックボックスに対して入力(パラメータ。事件当時の環境や生い立ち、本人の傾向などなど)をできうる限り特定し、出力結果に至る過程を推測することだけであり、本人も何を考えているのか(そもそも、人は本当に何かを考えているのか?無意識に行動を先に選んでおり、あとから理由や動機を探して自分の行動に対して辻褄を合わせているだけでは?)すら分かっていないのでは?などと思いました。
つまり、人間(あるいは、動物)の行動に大した理由は実はなく、ある振りをしているだけなのでは?と私は考えています。

・この殺人犯は、「家族はこうあるべき」「自分はこうしたから、こういう評価や見返りがあるべき」みたいな価値観に自縄自縛されて負荷をかけた結果、自分のいる環境を破壊せざるを得ないところまで追い詰められたのかなと思います。
制約がきつすぎて身動きが取れなくなった念能力者みたいだな……と思いました。(『HUNTERXHUNTER』の誓約と制約の話をすぐ出すオタク。)

・娘さんを迎えに行ってくれる同僚と、娘さんのめちゃくちゃかわいくも大人びていて率直な誘い文句に、めちゃくちゃ焦るお父さんのやり取りが最高です!!!!!もっと見せてください。こういうスリラー映画だと癒やしなので……
(主人公の首を見るのってまさかキスの跡を探している……!?となってドキドキしました。)

・対談のところで善悪を語っていますが、そもそも善悪の定義からしないとな……と思って見ていました。
善悪など都合よく各社会や各集団で解釈して運用しているに過ぎず、常に変わる概念のため、その場での定義くらい決めないと話し合いすらできないと思うので。

・ここで犯人らしき医師の「会ったことがあるのでは?」のフラグがいまいち分からないな〜とぼんやり見ていました。(犯人らしきとしているのは、主人公や物語の導線からは犯人と判断される要素が強いが、客観的にどうだったのか、本当に医師に殺人教唆をした自覚等があったのかが不明なためです。)

・老人に対しての殺害を見て、「『悪魔のいけにえ』みたいだな」と思いました。
生きたまま皮を剥いでやっていると個人的には「ホラー映画だ!!!」と嬉しくなりますが、作業的に殺害→人体損壊の流れだろうなと思いました。
(犯人にとっては意味があることかもしれませんが、傍から見たら人体損壊以外に何も言えないなと思いました。)

・犯人らしき医師の「人は身勝手だ」「心の闇を受け入れろ」で、はあ、そうですか……と思いました。
身勝手と心の闇の定義をお願いしますとしか言いようがないので……
人は身勝手という言葉はどれだけ身勝手という語句に幅を持たせるかで変わってくるのですが、極端に言えば人が人と関わろうとする時点で「他者への干渉は身勝手だ」と言い張れてしまうので。
別に人は身勝手でもいいのですが、合法かつ公共の福祉を妨げない範囲で、がつくのでは……?

あと心の闇ってなんですか?
私がタンクトップに上着を合わせて着ている人がアクションしたときに、上着がめくれて脇が見えたとき「うおおおお!!!!えっ、何で私はここでテンションが上がるんですか?!??!!!キモ…………」になることですか?
(他者の外見で勝手にテンションを上げるのは私にとっては気持ち悪い行為なので、私の中では闇というか、表に出してはいけない嗜好だ……と思います。)
心の闇とかいう社会的に受け入れられにくい感情などは、自覚してどのあたりが社会的に問題なのか、自分はどう扱いたいのかをカウンセリングして合法かつ公共の福祉を妨げない範囲で付き合っていくのがいいのでは……?

・伊藤計劃『ハーモニー』で書かれている人間の思考を思い出しながら見ました。
犯人らしき医師は患者の欲望に対する評価を変えてやって、犯行に対する抵抗を減らして犯行に至らせていると思いました。想像ですが。
教唆というか、犯人の思考の偏らせ方(=報酬系の評価値)に言葉で影響を与えて、押し留めていた殺人などの評価を高くさせてやる可能性を高めているのかなと思いました。

・患者の特定をするところはドキドキハラハラして楽しかったです。
それにしても、警察にSNSを特定されるのは絶対嫌だなと思いました。私の場合、キモオタということがばれるので。

・SNSをしていない人物が怪しいのでは?というところの説明があまりなかったので想像してみますが、SNSをしていない=診察後に患者が変わったとSNSを介して分かりにくい=犯罪教唆をしているのがばれにくい、みたいな感じで唆す患者を見定めていたのかなと思いました。説明してください……

・このおばあさんは助かるのでは……!?と思っていたので、辛かったです。

・老人を殺害していた犯人の部屋に、なるほど悪魔信仰ではなさそう!と思いました。(悪魔信仰でなくても、人が思考に偏りを持つと極端な行動に出るため、悪魔信仰のための生贄ではなく救いの意味合いなのかな?と思いました。)

・老人殺害については、ALS患者嘱託殺人事件や安楽死、がん末期患者への大麻利用などを思い出しました。
しかし、まだ人類にとって安楽死の運用は難しいのでは?(人類にとって運用が簡単なものがあるのか?と言われるとない気がしますが……)と思いました。
これについては本当に難しいのですが、それでも犯人のやったことは同意のない殺人のため、だめだろ……としか言いようがありませんが。あと人体損壊はしなくていいので。

・ただ、おばあさんが抵抗したときに犯人が怒っていないところに「へえ……やるな……覚悟がなくはないな」と思いました。こういう犯人は反撃されて自分の善意が分かってもらえていないと認識すると、激昂して怒りを露わにすることが多いと思っているので。

・老人殺害犯人の内面のところの映像表現が美しくて好きです。
でも、救世主って何……?それは犯人がなりたいだけでは?となって引きました。
(私は他人に〇〇してあげたいとか無意識に言ってしまえる人や、救世主になりたいとか言う人を信頼していないうえ、そういった考えを上から目線で嫌だと思います。)

・主人公の能力はテレパシーとか、深層心理での対話?みたいなものなのかなと思いました。

・主人公の能力がホー刑事に伝わるところで、「娘が実子ではないのでは?」があまりフラグ回収されなくて結局なんだったんだ?になったので意味深な作りにした割に効果が薄いなと思いました。
(学芸会のところで助けるところに、血がつながってないのにこんなに助けようとするんだ!と娘を助けようとしている父親に感動しているところで、さらに感動しようすればできますが、あの切羽詰まった緊張する場面で思考にわざわざそんなワンクッションを入れて、自分の感じる感情にバフをかける鑑賞者がいるのか?と言われると微妙な気がします。原作に忠実に作っただけかもしれませんが。私は一応いれておくかで入れますが……こういう手間をさせずに感情を動かしてくれとも少し思います。なんで見る側があえて感情を動かす手間や努力が必要なんですか?とも思うので。)

・あと主人公の海馬を圧迫している腫瘍のあたりもフラグ回収がいまいちで、結局何だったんだ?と思います。
特殊な能力の原因であること、それが主人公の幼少期につながることは推測できますが、物語の導線やフラグの回収が薄くて分かりにくい気がします。

・娘さんの学芸会に行ってほしいし、パンダ役の娘さんとか絶対に見に行った方がいいですよ!こんなのは一度きりなんですよ……!と思いました。(誰目線の感想?)

・詰められている先生を見てめちゃくちゃ大変だな……と思いました。
先生役がベイビー・ジョンさんだったので、「かっこいいのでこう……お手柔らかに……いや、だめか……教育は大事だからな……」と思いました。

・先生のシャツ、アーガイルのベスト、ネクタイ、眼鏡が似合いすぎていて最高でした。かっこいいし、美しいし、どこかかわいげもあって最高!!!!
(しかし、モブ役でベイビー・ジョンさん?となり、たぶん学校で何かしら大変なことが起こるな……と予想していました。どういう予想?)

・捜査令状がちゃんと出てくる香港映画?!あまり見ないな(私がアクション映画を見すぎなため。香港アクション映画は礼状とか証拠とか抜きに、とにかく殴ってアクションが発生して、その後は不問みたいな展開が多い気がしています。)……と思っていたら、偽造文書で笑ってしまいました。

・上司の「これ以上は守ってやれない」というセリフに、ホー刑事が優秀で、ある程度は人望があって守ってくれていたんだ……というのが分かって好きです。
信頼や実績がない無能な人は、だめなことを一度でもやった時点で大っぴらに報告されて左遷か停職などの処分にさせると思うので。(陰湿な想像やめろ。)

・停職になったことで、娘さんの学芸会に行けるのが皮肉すぎて辛くなりました。

・クローディアさんはいったい何なんだ……?と思いました。犯人らしき医師への疑いを確実にさせるためか?それにしては唐突だし、回収されたフラグがぱっと思い浮かばないため、主人公を動かして足止めをしたかった?など考えました。
クローディアさんはもう少し話して、こう……あの……物語の導線を示してほしかったです。(リアリティや共感を無視して、物語や脚本の一部として割り切って見るのをやめろ。)

・先生が子どもの目の前で親を殺害するのって……教育に悪くないですか?
(本当はこの先生が親に復讐したかったのか?など想像してしまいます。)

・拳銃をどこで入手したんですか?

・あと先生の水色のベストがかっこよくて笑顔になりました。肌がきれいだし、睫毛が長くてかっこいいです……!!!!

・しかし、拳銃である程度距離がある相手に圧倒的有利に立てる状況なのに、あえて相手に近くに来いとか何を言っているんだ?と思いました。
刑事だと分かっているなら距離を詰められる前にさっさと撃って、他の親も殺した方が効率がよくないですか?

・あの……娘の命がかかっている極限状態で、娘の命が最優先にできる人間を求めるな!!!!
デスゲームを「極限状態になった人間こそ本性を見せる」とか言って主催するやつか?
本性ってなんだよ!!!人の入出力は常に曖昧!!!!なんで予想外の入力に対して、意図した出力が理想通りに出ると思っているんですか?プログラムだと普通にエラーで落ちますけど……?

・犯人らしき医師が主人公の父親を召喚!!!
マジで、なんで……?

・主人公の父親を使っていいことがあるか?と本当に疑問です。
犯人らしき医師にとって次のことが目的だったのか?と推測してみますが……
①過去に主人公と何かしらがあり、「人間は身勝手だ」という考えに偏る。それを証明?するために主人公へバトル(深層心理への影響力の強さの戦い?)を挑んだ。

②主人公の動き次第で逮捕されるのはさすがにデメリットが大きいので、父親との確執が理由で主人公に何かしら事件を起こさせて、自分の追及の手をとめようとした。(失敗したときのデメリットが大きすぎる。そもそも娘である主人公が望んでいない、同意が取れていないのに、親に会わせてPTSDの治療をするとか勝手にやるのが危なすぎる。行政などで親子でも虐待で会わせないようにしていた、といった対応がされていた場合、医者として信頼を失うがやるか?という疑問が強い。)

③悪意なく主人公の助けになりたかった。
今までの犯行をした患者についても善意。

④主人公に何かしらの問題があり、それを解決しようとした。
(実は主人公側が悪い立場でしたといったような、どんでん返しの展開。)

・父親の身勝手さというか、虐待とか暴力を振るう人間の都合のよさってすごい!!!!と感動しました。
モラハラとDVの場面があると辛いですが。

・主人公は父親と会わない方がいいですよ……本当に……と思いました。会わなくても生きていけるなら会わないと決めて縁を切ってください。
切れないのにとか言っていても、自分が冷たい子どもだとか、責任を放棄していると勝手に罵られたり、他人の噂話として娯楽になるくらいなら、さっさと縁を切りましょう!!!
(別に子どもが親を助けなければならないわけでもなく、社会規範がそれを勝手に美徳としているだけなので。私だったら、会わないと決めたら連絡先を削除して、いろいろ変えて本当に会いません。)

・父親が暴力を振るった時点で警察を呼んだら勝てる!!!と思いました。
(医師が捕まるかはともかく、過去に虐待などがあった親子を合わせてトラブルに発展させたとして評判を落とせるのは確実なので。今ならSNSで炎上を狙うのもいけそうです。父親は罪状がつく可能性があるためこのまま縁を切れそうでいいです。)

・幼い主人公のカウンセリングをしている場面の解釈で、結末の解釈も分かれそうだな……と思いました。

・物語の導線が少し曖昧な(あるいは、私が何も考えずに見ているために物語を適切に読み取れていない)ため、結末について少し考えます。

①犯人らしき医師が計画したようにすべてが行われた。
→たぶん、なさそう。それなら、やられた……と主人公やホー刑事に言わせる、そう匂わせる場面を入れて、敗北を示せばいいため。この場合、主人公の最後のセリフがミスリードすぎる。
あと、犯人らしき医師が計画した通りになったとしてもメリットがなさすぎて、「何でこんな計画を……?」になるため。

②主人公の思惑通りになった。
→どこからが主人公の思惑によるのか?にもよるが、最後に取り調べされている主人公の「(ホー刑事の質問に対し)どっちだと思う?」という答えは、主人公が何かしらやっていましたという匂わせであり、映画の後味を悪くして「え?まさか……」と思わせる結末としては納得がいく。
個人的には、次のどちらかは主人公が意図したのか……?と思いました。
・最後に父親が亡くなる場面。
周りから見れば主人公自身が父親を殺したわけではなく、主人公に武器を持たせて父親が自殺した形ではあるが、主人公は殺したかった(と思われる)父親の殺害に成功している。
罪は父親と主人公を会わせた医師にあると主張も可能で、主人公のメリットが大きいと解釈ができるため。

・最後に父親を殺害するために、すべてを仕込んだ。
主人公が子どもの頃のカウンセリングをしたのが、犯人らしき医師だった場合、主人公と犯人らしき医師の過去には何かしらがあったと推測できる。その過去の因果から犯人らしき医師が殺人教唆を行う事件を発生させるも、結局は主人公によって都合よく利用されてしまうという流れを考えた。
この場合、物語のどこかでもう少し主人公が狙ってやっています、と示されてもいい気がするため、この想像は考えすぎだと思います。

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『柔道龍虎房』の日本版DVDと日本版Blu-ray4Kリマスターの比較です。
特に意味はないです。
#鑑賞記録



手元に『柔道龍虎房』の日本版DVDと日本版Blu-ray4Kリマスターがあったので比較してみました。
DVDと違うところがあるのか興味があったためです。

・パッケージ(表)
パッケージ(表)
パッケージ(表)

かなり違います。
個人的には日本版DVDの方が好みです。


・パッケージ(裏)
パッケージ(裏)
パッケージ(裏)

裏面もかなり違います。
そもそもBlu-ray版は『九龍城寨之圍城』への言及があり違和感があります。香港でリマスターされたのが2018年頃のはずのため、柔道龍虎房→柔道龍虎房のリマスター→九龍城寨之圍城の順番では?とクソキモ厄介オタクと化しました。どうでもいいです。

日本版DVDパッケージ(裏)
日本版DVDパッケージ(裏)

また日本版DVDの『青春ノワール・ムービー』の方が『青春アクション』より好きかな……?と思います。
『柔道龍虎房』は『柔道龍虎房』と私は考えているため、どんなキャッチコピーもどうだろう……と思ってしまうかもしれません。


・メインメニュー
メインメニュー(日本版Blu-ray4Kリマスター)
メインメニュー(日本版Blu-ray4Kリマスター)


メインメニュー(日本版DVD)
メインメニュー(日本版DVD)


全然違います。
日本版DVDはBGMがあるのに対して、日本版Blu-rayは音なしのため「何か違う…!」と驚きました。
私は日本版DVDの方が好きです。


・チャプター
チャプター(日本版Blu-ray4Kリマスター)
チャプター(日本版Blu-ray4Kリマスター)


チャプター(日本版DVD)
チャプター(日本版DVD)


チャプターも全然違います。
日本の映画ではチャプター名がつくことが多いため、海外版と見比べると楽しいのですが日本版Blu-rayはチャプター名がありません。そんな……つけてくださいよ!!!!
それにしても『柔道バカと嘘つき女』はひどい(が、その通りで何も言えないのですが…)し、『四台のテーブル』はかっこよくて好きです。


・音声設定
音声設定(日本版Blu-ray4Kリマスター)
音声設定(日本版Blu-ray4Kリマスター)


音声設定(日本版DVD)
音声設定(日本版DVD)

この音声設定は画面こそ違いますが、選べる設定に違いはありません。
日本語字幕の比較はしていないため、細かく比較したら違うかもしれません。


・特典映像
特典映像(日本版Blu-ray4Kリマスター)
特典映像(日本版Blu-ray4Kリマスター)


特典映像(日本版DVD)
特典映像(日本版DVD)


インタビュー、メイキングに関しては、DVDの画質がBlu-rayでも変わっていないようだったので、Blu-rayなのに画質がDVDだ!?と違和感がすごかったです。
違うのは、日本版DVDに『TVスポット』と『フォトギャラリー』があることと、『トレーラー』の数の違いです。

『フォトギャラリー』には作中の場面、『TVスポット』にはメイキングとインタビュー映像が使われているようです。
どちらか片方でしか見られないという映像等はほとんどなさそうですが、なぜ日本版Blu-rayに『TVスポット』と『フォトギャラリー』がないのかは謎です。

・その他
日本版Blu-rayにはポストカードがついてきます。う、嬉しい……!!!
(香港映画にファングッズがなくてフライヤーを大切にしていたオタク)

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映画『ジョニーは戦場へ行った』(4kリマスター)の感想です。

【注意】
・作品の内容に触れています。
これは感想です。レビューではありません。
#鑑賞記録



『ジョニーは戦場へ行った』の感想

・冒頭のアーカイブ映像?を見ていると、当時この記録を撮った人々がどのような目的で、どのように使われることになって、どのような意味を持つのか、何を考えて撮っていたのかが気になります。
あと大勢の人々の考えが同じ方向に向くことの恐ろしさみたいなことを感じます。
(偶然、鑑賞前日に『オルクセン王国史』のコミカライズ版を読んでおり、「確かに軍は突然出現するわけではなく、人々の人生があり、日々のくらし、築いたライフライン、文化があるんだよな……それが戦争につながることへ社会システムの物凄さと、あまりにも人が多すぎて理解を越えてしまう。私の脳では処理できない情報で想像すらできない」と改めて思いました。)

・戦争はやはり当時の最先端医療が注ぎ込まれて、実験場でもあり、人間の負う損傷(攻撃)も研究され尽くしてきたんだろうなと実感します。
(インターネットなどの通信技術は戦争で発達し、最先端の医療技術は軍で試されることがある、など。戦争は国家などの集団がありとあらゆることにおいて技術を発達させなければいけないのだと感じます。戦う前にあった豊かさや文化芸術、娯楽、心の余裕を楽しむ余裕がなくなるのも当然ですが、やはり戦争でいろいろなものが失われていくのは私は嫌だと思います。)

・志願から戦場に行くまでの間に、ジョーは「俺は大丈夫」と本当に思っていたのか、国家や軍に思わさせられていたのか、それともそう思わないとやっていけなかったのか……そんなことを考えてしまいました。

・カリーナとジョーの二人のもどかしい距離感は本当にほほえましいのですが、これから第一次世界大戦なんだよな……になってしまい……

・塹壕で爆発を食らったら衝撃が逃げないのでひどいことになるので、本当によく生き残ったなと思いました。(ジョーからすれば、生き残ってしまったというべきかもしれませんが……)

・自分の体がないことに気づいていく描写があまりにも辛かったです。

・乙一『失はれる物語』で考えたことはありましたが、自分にあった機能が失われる恐ろしさは想像することさえもおこがましいなと思います。

・年数をカウントしていくところの喜びと虚しさがすごくて、辛かったです。
(かつてのままなら亡くなっていたものを、人間の技術や介入で生きながらえさせることは正しいのか?などと考えてしまいます。)
(しかし、そもそも生と死を比べて生に価値を置いていないか、無条件に生きることをよしとした固定的な思考になっていないか、そこには善悪もなく、人間が勝手に価値を持ち込んでいるだけでは?と思います。)

・鎧戸が開けられた瞬間の開放感と、開けてくれた看護師さんの強かさがすごく好きです。

・現実は白黒で、夢の世界?はカラーなのが印象的でした。
特に夢の世界は鮮やかで、回想と後悔、思慕が混ざりあってどこまでが回想で、どこからがジョーの夢(現実ではなかったこと)なのかが分からず、悪夢のようでいて美しく、風や陽射しまで伝わるようで目が離せませんでした。
(お父さんの釣り竿あたりは、「なんでそんなこと言うんですか?」と思いました。平凡こそ最高だろ!!!!平凡をやめたくて、大人になっても虚言とかフェイクニュース拡散とかやめられないより素晴らしいだろ。)(これ自体が過去になかったかもしれませんが。)(釣りが趣味で、たくさん動物を育てて、子どももいて、養蜂までやっているのは、めちゃくちゃ体力があって「どこが平凡なんですか?!すごすぎですよ!!!」と思いました。)
(犬と猫と鳥が出てきて嬉しかったです。)

・カリーナが本当にかわいくて、流行が一周してめちゃくちゃ最新に見える!と思いました。
特に出征する列車に乗るジョーを見送るときの服装がかわいかったです。
ジョーの見送りのためにこんなにおしゃれをしてきてくれて……本当に戦争はよくないです。

・新しい看護師さんの距離感が怖いというか、人間として扱ってくれるのは分かるけど、急に胸に触れるのは少し驚きました。

・クリスマスを書いて伝えてくれるときの、ジョーの見たものが本当に怖かったです。
分かるようで分からない夢の中にいるようでした。

・キリスト?らしい人が出たり、死後の世界を象徴するような場面もあり、表現が今見ても全然古くないどころか、見ていてずっと興味深かったです。

・相手に意思疎通ができても、「みんなに見せてほしい(見世物になるから、そこで稼いだお金を自分にかかるお金にあててくれ)」が、周りからは「反戦の象徴として扱ってほしいのか?(そうでないとしても、戦争でそうなったと知った人の中では、反戦の象徴として掲げる人も出てくるだろう。)」になってしまい、あの部屋で戦争に対する利益、継続、イデオロギーみたいなものが出てきて辛くなりました。
人道ではなく、国家や情勢への影響を考える人々を見て「政治だ……」となりました。
(「政治」という語句の使い方は間違っていて、私の感覚として「政治にはこういう側面があるよな……」という気持ちで使っています。)

・殺してくれと繰り返すジョーに、それでも私は人道的には殺せないと思ってしまいました。
安楽死は正しいのか、どんな状態でも生かすことが最善なのか……(そもそも生かすことを優先すること、生きることを死より優先させている現在の価値観まで含めて考えなければいけないと思いますが、そうすると生死を使って命に優先順位をつけようとするのが今までの歴史で証明されてしまいかねないので、一律で「生を優先する」価値観は運用として楽なのかもしれません。この価値観を変えると、人種、能力、身分等に価値をつけて虐殺しかねないので。私としては、どんな命であっても生きていける余裕のある世界になってほしいです。)(罪人はどうするんだ、といった問題は例外としてここでは考えに含めていません。そこまで考えると、また別の方向に話が広がるので……)

・ジョーの呼吸をとめた看護師さんの気持ちは分かる以外に言えませんでした。
分かるけれど、その行動すべてを肯定することはできないと思いました。

・最後に真っ暗になっていく画面に、これがジョーの世界なんだと息苦しくなりました。
辛さと絶望が想像を越えていて凄まじいとしか言いようがありません。

・最後にどれだけの人が亡くなり、負傷したか、イデオロギーと一緒に出ますが、皮肉がすごかったです。本当に戦争はよくないです……
(よくないというか、人は国家などの集団を作り出し、その集団の利益のためならイデオロギーを振りかざして失われたあまりにも多くの命に勝手に価値をつけて、勝手に尊い犠牲にして、戦争で使っていくおぞましさを理解して、再度戦争をしていかないようにしなければ、と思います。)
(私は戦争を知らない世代で、戦争はよくないと教育されてきたために甘っちょろい理想を考えなしに振りかざしているだけかもしれせんが、理想でも平和を求めていくしかないのだろうと思います。それくらい戦争は嫌です。)

・江戸川乱歩の『芋虫』も反戦ものと評価されながらも作者はそういうつもりはないとどこかで書いてあったのが印象的でしたが、『ジョニーは戦場へ行った』を見たあとだと、『芋虫』は確かに反戦を訴えるものではなく、フェチがすごいと思いました。
フェチというか、身体を失った人への興味が……(ここでの興味は倫理的な側面ではない、好奇、欲望といった意です。オブラートに包んでいるつもりです。)
(読んだ当時から「これは反戦ではないのでは……江戸川乱歩の好奇心がすごいので……」と思っていましたが……)

・戦争や虐殺にまつわるドキュメンタリーをときどき見ますが、「第二次世界大戦時にナチスドイツの収容所で生き延びた人々」や、「東京大空襲の生存者」、「キエフ裁判」「世界大戦時の空襲」などのドキュメンタリーを見ていても、やはり話される方々は被害を受けた(=巻き込まれた人々、被害があった人々)であり、兵士側や戦勝国側で利益を得た、戦争での成功体験(=いい思い出)がある人々の話はなかなかないため、一度調べてみたくなりました。
なぜ戦争を肯定する立場にいるのかを、私は分からないためです。
しかし、そういう立場側の話は、私にとってやはり快いものではないため避けてきました。ただ、そういう立場や価値観も知らないと、いつかは私も教育、イデオロギーで戦争や差別、虐殺を肯定してしまうのではないかと考え、恐ろしいと思いました。
(虐殺をする・肯定する側の作品だと『ヒトラーのための虐殺会議』『風が吹くとき』くらいしか見た記憶がありません。『風が吹くとき』も反戦の内容で、主人公のセリフに「戦争はよかった」というニュアンスがあるくらいですが。『ジョジョ・ラビット』は反戦の話で、主人公も戦争に巻き込まれた側だと考えています。)
(戦争に対していい思いをしている側からすると、「戦争で被害を受けた側の不利益など知ったことではない。自分に利益があれば戦争をしてもいい」という考えにもなってしまいそうで、戦争はひどいことばかりだからしてはいけない、という教育や伝え方だと限界がありそうでは……と最近考えています。他人の人権を認めず、暴力や恐怖で支配し、差別をして利益を搾取することの楽さより、感情的にも労力的にもコストが高く利益が少ない平和を選べるよう人類が家畜化されて、穏やかになるまで努力し続けるほかないのかもしれません。)
(やはり伊藤計劃『ハーモニー』みたいに人類からは意思をなくして、特定の行動への価値評価を高くしてシステム的に行動させて、意思決定に委ねるべきではないのかもしれないなど考えてしまいます。平和に至るまでの決定に対して、人間は非合理的な利益を求めて平和の決定ができなくなる要素が多すぎるため。あと、伊藤計劃『虐殺器官』のように、人間は言葉の力で良心を外して人々を殺してきた過去があるため、簡単に外せない良心を社会システムで構築するしかないのかも……など考えてしまいます。)
(私の思考が人間への失望へ傾いてきたため、いったん考えるのをやめます。)

・ガザ地区にまつわるドキュメンタリーを見ていても、やはりガザ地区の人々か、パキスタン側、イスラエルで政府のやり方や考えに反対する人の映画ばかりを見ていて、戦う兵士側の人々の考えを知らないのは問題だと思いました。
軍のやり方や戦いを肯定する人々はどのようにその考えを支えているのか。教育か、イデオロギーなのか、誰がその考えを主導しているのか、私は知りたいです。
(なぜなら、日本もそういう教育をしてきて、戦争や植民地支配を肯定して、やってきた歴史があるためです。)
(私も、時代や環境、受けられた教育次第では戦争を肯定していたのかもしれない、今の戦争反対という考えも自分自身でその考えを覆すような情報ばかりを調べて戦争に反対できなくなって賛成するのかもしれない、という可能性を忘れずにできるだけ長く平和を望み続けていたいです。)

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キテルヨぬい を作りました。

にーび様の型紙 を利用させていただき、久しぶりにぬいぐるみを作りました。
#九龍城寨之圍城 #ぬい


【注意】
気持ち悪いオタクが書いています。
・二次創作(ぬいぐるみ)の画像があります。
・一部手が映り込んだ画像があります。
・型紙のレビューではありません。作った感想です。
・誰かに金銭を渡して依頼することで作ってはいません。自作しています。



作ったのは『九龍城寨之圍城』の四仔さんです。
また作っている……



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刺繍で顔を作りました。
以前作ったぬいの反省を一切活かさず、顔の刺繍をしてからフィーリングで傷の刺繍をしています。
何で?学習しろ。

小さいぬいぐるみの刺繍が初めてだったこと、久しぶりにやったことで、もとからできない手芸がさらにへたになっていて落ち込みました。
しかし、一切練習をしない自分のせいなので何も言えません。
四仔さん、本当にすみません。

小さいぬいぐるみの刺繍なので、今回は傷をサテンステッチではなくアウトラインステッチにしました。


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刺繍はともかく、布を縫い合わせるのは楽しかったです。うまく縫えている気はまったくしませんが……
自分にしてはうまくできた気がしています。自画自賛しないとやっていけないので自画自賛してごまかしています。ごまかして逃げていいのか……?
だから、上達とか、うまくなるとかが微塵もないのでは?向上心がなさすぎる。


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前髪を貼る前の段階です。
綿をどれくらいいれたらちょうどいいのか分からず多めに詰めました。
私はいつもそういう細かな加減が分からないままで……愚かすぎる。

個人的にですが、「うまくできなかった」という感覚が作っている間にかなりあって申し訳なかったです。
(推しを作るなら今の自分でできるだけうまく作りたい、うまく作れないと失礼だ、といった謎の感覚があります。好きにやればいいのですが……また、どなたかの作品を指して思うことではなく、あくまで自分が作ったものに思っています。)

今回は髪に使う布ですごく迷い、いろいろ買ってみました。
今回は『ぬいぐるみの生地やさん』で手に入れたソフトボアのネイビーを使いました。


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前髪を貼って完成です。
前髪を貼るとへたさが少しましになった気がします!こんなやつがぬいぐるみを作っていていいのか?

このあとポーチを買って入れたら閉じ込めている感がすごくあってなおさら申し訳なくなりました。

信一さんも作っています。
(四仔さんが着ぐるみを着せられて「お前も着るんだ……!」となっていてほしいですねと思いました。キモオタすぎる。)
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【作った感想】
・初めて使わせていただいた型紙で緊張しました。ぬいぐるみを作るときは失敗しないかいつもひやひやしていますが、いつもより一層ひやひやして縫う前に何回も間違っていないか確認しました。
自分が手芸が得意ではないこと、図形の理解がほとんどできないので……

・型紙も分かりやすくて、作り方も画像と文章で丁寧にされているので助かりました。おかげで無事に作れました!
とてもかわいいぬいぐるみの型紙をありがとうございます!!!

・今まで15cm〜20cmのぬいぐるみばかり作っていたので、小さいぬいぐるみを作ってみて楽しかったです。
刺繍はめちゃくちゃ難しくなりますが。

・5mmソフトボアは縫い目に毛が埋もれてしまうので、かなりの時間を割いて針で埋もれた毛を出していました。
ずっとしていると疲れますが、妙にくせになって楽しかったです。



【資材について】
今回初めて使った資材のメモです。

・5mmソフトボア
「ぬいぐるみの生地やさん」「清原」「リトルクローゼット」「グッズプロ」(敬称略)あたりを探して好みの色を購入しました。
他にもソフトボアを取り扱っているお店はあるので、いろいろ探してみて楽しかったです。
5mmソフトボアは切ったときに出る切れ端がすごいので、コロコロがあるといいです。本当に。私は適当なことしか言いませんがこれだけは信じてください……!



【ぬい活】
・イタリア料理店にご飯を食べに行きました。
メニューを見ているとピクルスに「ほんとに美味しい!」と書いてあり、「ピクルスに?!メインのピザとか、パスタにつく宣伝文句では?!」とつい笑ってしまっていたのですが、気になったので注文しました。
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四仔さん、これが「ほんとに美味しい!」と店に言われているピクルスですよ……(キモオタすぎるしインターネットすぎる……)
ピクルスはいろんな野菜があっておいしかったです!

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映画『ハイテンション』(4kリマスター)の感想です。

【注意】
・作品の内容に触れています。
これは感想です。レビューではありません。
・ホラー映画好きのキモオタが書いています。怖いことが最高!!!!など書いています。ホラー映画や怖いことが苦手な方はお気をつけてください。
#鑑賞記録






・『ハイテンション』リマスター記念にフレンチホラーオールナイト上映?!いいな〜!!!!行きたい!!!!(体調不良と同人原稿のため行けませんが……)と思って上映作品を見たら、『ゴーストランドの惨劇』『屋敷女』『ハイテンション』の三本立てで「全部見てる……!!『ゴーストランドの惨劇』と『屋敷女』は劇場で見てる……え?私ってホラー映画のオタク……?」となりました。(私がホラー映画オタクなど名乗ったらオタクの面汚しのため、ホラー映画好きと自称しています。)
全部面白くて怖くて最高なのでおすすめです!!!
特に『屋敷女』のリマスター版はモザイクなしでお腹を開くのが……本当に……最高……!!!!!!

・最初のドライブの青春感がマジで最高!!!!
これからめちゃくちゃになるのが楽しみですね!!!!
(リマスター前にDVDで鑑賞済みのため。)

・「煙草」「火」ってやり取りが萌えだな……『ベイビーわるきゅーれ』で百合(シスターフッド)が好きになったのでめちゃくちゃかわいい〜、仲がいい〜!!と思いました。

・酒を飲みながら運転するな!!!!(唐突な倫理)

・後部座席から前の席に移ったり、一緒に歌を歌うのが仲がよすぎてマジで好きです。

・こういう大きい畑は本当に迷いそうで怖くなります。
私にとっては暗闇を怖がる本能的な怖さと同じため、よくできるな……と思います。こういう大きい畑を所有している農家育ちの方なら平気なのでしょうか……
(私は温室や植物園の密閉感?みたいなのもなぜかぞぞわして苦手なため、植物と視界が遮られる場所・閉塞感がある場所の組み合わせがだめなだけかもしれません。)

・泊めてくれるアレックス一家がいい人そうなのも……辛い……

・口でさせるなら、首はもう少し長めになるように切断した方がよくないですか???と思いました。
でも、実際の男性が犯人ではなくて、マリーが犯人なので首はそんなにいらないのかもしれないな〜と最悪のことを思いました。

・弟がかわいすぎるし、お父さんは優しいし、歓迎されていて……こう……友人の家だ!!!

・犬がかわいいけど、確か亡くなるんだよな〜と思いつつ見ました。

・ブランコにのっているときのライティングがジョニー・トゥー監督っぽくて好きです。

・男女で付き合わないとみたいな雰囲気のセリフに、時代を感じました。

・ホラー映画にありがちな色気の場面があとでめちゃくちゃ重要なフラグになっていて、すごい映画だなと思います。

・お父さんの頭削ぎ、マジで最高に好きすぎてDVDを見たときにすごく印象に残っていました。
頭削ぎ、最高!!!!!

・犬、亡くなってる……まあホラー映画だし、吠えられると面倒なので仕方がないですね……
殺す場面がないだけ優しいです。
(私はホラー映画で動物が死ぬのが割と平気(実際の動物が亡くなっているのはだめですが。)ですが、たとえフィクションでも動物が亡くなることは嫌とか散々言われていて、怖ければ何でもよしのホラー映画オタクとしては肩身が狭いのです。怖ければ何でもいいからと倫理観を捨てすぎるのもどうかと思いますが…)

・お母さんの首を切るところで血が黒くて驚きました。
でも、クローゼットにかかる血が赤くて鮮血!!!!新鮮!!!!でよかったです!!!!
スプラッタホラーの血飛沫は健康にいい!!!!
やはり血飛沫は赤くてたくさん出て新鮮そうなのが最高です!!!!焼き肉とか食べたくなります。

・腕を切断しているけれど、カミソリだけでは無理では?骨を折ってから切ったのかな?と思いました。
でも、断面を見る限りはきれいな断面なので骨を折ったりとかはしていなさそうです。

・腕を切断したのが電話に出られないようにするためだと、めちゃくちゃ絶望を相手に与えられて最高〜〜〜!!!とめちゃくちゃ笑顔になりました。
だめだ、ホラー映画を見ていて恐怖を感じると笑顔になるのがとめられない。

・弟が死ぬのも覚えていたので、あ……と思いました。はっきり描かれていなくてよかったです。
(ホラー映画でも子どもを殺害するのはさすがにタブーだよな〜と改めて思います。私は比較的平気なので、子どもが亡くなると、お!!!!気合が入ってるな!!!!!いえーい!!!!ホラーの表現を突き詰めてくれ!!!!!!と思いながら見ています。)
(ホラー映画に限っては倫理をなくして見ているだけで、現実で人が亡くなるのを見たかったり、遺体を見たかったりするわけではありません。児童虐待や児童が巻き込まれる事件などは本当にこの世からすべてなくなってほしいです。)

・ガソリンスタンドの人がかわいそうすぎるのと、斧でやっていてマジで最高になりました。
斧は殺傷能力も高いし、四肢切断もできるし、断頭もできるし、お腹や胸骨も切れて人の体を食肉用に解体できるので好きです!!!!!
ナタ、電動ノコギリ、チェーンソーも同じ理由でとても好きです!!!!

・ガソリンスタンドから警察に電話をかけても自分に都合が悪くて「私がやる!!!!」になる流れの勢いがよすぎて香港映画か?と思いました。
『屋敷女』も節々で勢いがよすぎたり、意思決定が早すぎて「割り切りがすごいな……生存術を極めたプロ?」と思いましたが、フランス映画はときどき勢いや割り切りがすごいときがあってテンポがよくて好きです。
(香港映画は常に勢いと割り切りと展開の早さが異様に早いので、「うわ〜!!!!!待って!!!!ちょっと落ち着いて、まって、まって、何?!!?!!」と思います。)

・車での追走劇は主人公=犯人のため、主人公の頭の中で認識している物語=鑑賞者が見ているものと、現実はどうなっているのかなと少し気になりました。

・森の中での戦いで特に思いますが、犯人(男性)の頭の回転のよさが「悪夢で見る想像した怖いことがすべて起きる」感覚で嫌だ〜〜〜〜!!!!!となります。強いし、怖いし、気持ち悪い!!!!!嫌だ……!!!ホラー映画としては最高!!!!

・マリーはこういう殺人鬼みたいな欲求があるのか?どうしてこういう殺人鬼なのか?と思ってぞわぞわします。
そもそも友人の家族を殺しているので、愛し方も束縛とか依存がすごそうですが……怖いよ……!!!!!

・最後の森での逃走は『悪魔のいけにえ』で笑顔になりました。電動ノコギリが出てきてめちゃくちゃにっこりしていました。ギュイーンと鳴る音が聞こえるだけでテンションが上がる!!!!!人体をめちゃくちゃにしてくれ〜!!!!
やはりチェーンソーと電動ノコギリは最高!!!!
『悪魔のいけにえ』と違って通りがかった人が殺されているのはかわいそうですが、車内が血飛沫ですごくて最高です!!!!!
こういう血飛沫の演出にかけてはフランス映画は強いなと思います。あとダリオ・アルジェント監督の作品の血の表現もすごいと思います。

・キスするところが切なくも怖くて、ぞわぞわしました。
これも愛なのにどうしてこんなことに…と悲しくなります。

・アレックスにバール(のようなもの?)を刺されても生きているマリーが怖いすぎるうえ、最後の「見えていないんですよね」と言ったアレックスの方に手を向けるマリーが強すぎて……最高!!!!
ありがとうございます!!!!!

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『ゴーストキラー』の【工藤+影原】の二次創作小説です。
#ゴーストキラー

【※注意】
・二次創作小説です。
・登場人物の過去捏造があります。
・捏造、妄想の要素があります。
・【工藤+影原】の要素があります。(CP要素はありません。)

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2025/4/12のオンラインイベントの日記です。
#日記

【注意】
・疲れたオタクが書いています。

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イベントにサークル参加したり、同人誌を作ったりするたびに記憶がないですね……になっているのがさすがにヤバいのでは? と思ったため今回イベントに出て新刊を作った記録をまとめます。

日記というか、同人誌を作るのって大変かも……という気持ちや、小説を私はどう書いているんだ? という謎のメモです。
#日記 #九龍城寨之圍城

【※注意】
・オタクが書いています。

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2025/3/29のオフラインイベントに出す本の頒布と通販についてです。

2025/3/29のオフラインイベントでは『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』の二次創作小説本を出す予定です。
#九龍城寨之圍城 #R18

【※注意】
・二次創作の本を出します。
・作る予定の本には成人向け(R18)の本もあります。成人済み(18歳以上の方)のみ以下を閲覧してください。
・イベントについて質問されてもお答えできません。

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原稿をしている最中のメギド72のプレイ日記です。
メギド72をしながら、原稿をしているだけの内容です。
#日記 #九龍城寨之圍城  #メギド72


【※注意】
・オタクが書いています。

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『九龍城寨之圍城(トワイライト・ウォリアーズ 決戦! 九龍城砦)』の【龍捲風+虎哥+信一+十二少】【龍捲風+虎哥+狄秋】の二次創作小説です。
#九龍城寨之圍城

【※注意】
・二次創作小説で、全年齢向けです。
・バレンタインデーの話です。
・登場人物の過去捏造があります。
・捏造、妄想の要素があります。
・【龍捲風+虎哥+狄秋】、【龍捲風+虎哥+信一+十二少】の要素があります。
・バレンタインデーにまつわるすべての物事が捏造です。
・バレンタインデー(2025/2/14)のみの公開となります。
・無断転載、テキストデータを無断使用してコピー本等の物理媒体の作成はしないでください。

バレンタインデーが終わったため、小説を削除しました。
AirPods Pro 2をもらった日記です。
#日記



AirPods Pro 2をもらいました。

去年はいろいろあって休んでいたり、生活環境がかなり変わったりしていたのですが、その中で再現性がとてつもなく低い方法でもらいました。

もらったとき、あまりにも信じられなくて手が震えていました。
このおかげで運を使いきったと思い、『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』のブロマイドを買うのがめちゃくちゃ怖かったです。

AirPods Pro 2は存在を知ったときからノイズキャンセリング機能が気になっていて、ずっと欲しかったのですが値段がネックになり欲しいと思って早4年…
が経っていました。
もう買う気がなかったのでは、自分…とは思います。

こちらがもらったAirPods Pro 2です。
20250209224438-tegaroguadmin.jpg
開封したら何かいい匂いがして「は? お高くとまってんなあ…アップルだからですか…?」と思いました。
なぜなら私はこれが初めてのアップル製品だったので。
アップル製品はおしゃれな人しか許されなさそうという警戒心や意識高そうな人が持ってそうなイメージが強すぎて、本当に申し訳ございません。

初めて使った感想は「お、音が消えた…?!」でした。
HUNTER×HUNTERの念能力?! などと言っており、未だにAirPods Pro 2をつけるときは「音が消えるやつ、やりますか…音が消えた…!?」と言っています。
頭が悪い遊びをするな。

ちなみにこれで音楽を聞いたとき、よすぎて夜更かしして音楽を聞いていました。
クリスマスプレゼントをもらった子どもか…? はしゃぎすきでは…?

あと自分が物をすぐに落とす、ぶつけるのは分かっていたため、ケースとストラップを買いました。
20250209224359-tegaroguadmin.jpg

これらをつけた直後に落としました。
「こんなこともあろうかと、ね…」と思いましたが、ちゃんとした人は落とさないんだよな…と思います。

作業中はだいたい音楽を聞いているので、AirPods Pro 2でよく音楽を聞いています。
同人の原稿中はよく音楽を聞くので助かっています。

最近はノイズキャンセリングの機能に感動したあまり、「AirPods Pro 2くん」と呼んでいます。

畳む
イベントに出す本についてです。

イベントでは『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』の二次創作小説本を出す予定です。
#九龍城寨之圍城 #R18

【※注意】
・二次創作の本を出します。
・作る予定の本には成人向け(R18)の本もあります。成人済み(18歳以上の方)のみ以下を閲覧してください。
・特殊と感じられる要素について触れています。
・イベントについて質問されてもお答えできません。

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『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』の感想です。
#鑑賞記録 #九龍城寨之圍城

【注意】
感想です。レビュー、批評ではありません。
・二次創作をするオタクが書いています。

『九龍城寨之圍城』(香港版)を見た感想はこちらです。
※こちらも感想であり、レビューではありません。





・日本上映前に、予習(?)として『軍鶏 Shamo』(ソイ・チェン監督作品)と『逆流大叔』(一部同じ俳優さんが出演する作品)を見ました。
予習というより、ン・ジャンユーさんが見たかっただけとも言うかもしれません。
予習か……?

・『軍鶏 Shamo』はこう……カオス傾向が強く、比較的ニュートラルよりのわたしにとっては……「みんな大変そう……」と感情移入があまりできずに見ていました。
ただ細かいところが監督らしく、参考になりました。(何の参考?)
ン・ジャンユーさんが三島由紀夫に影響されたテロ犯を演じていて「テロ反対! デモをやってください……! この人は出所してほしくないな……」と初めて推しの演じる役に出所してほしくないと思いました。
特典映像で監督とショーン・ユーさんが自撮りをしていて最高でした。スマホがない時代でも自撮りはしてたんだ……とも思いました。
(急に別作品の感想を書くな。)

・『逆流大叔』で感情がめちゃくちゃになって楽しかったです。上司がお手洗いで泣いているところに遭遇したら「こういうときどういう顔をしたらいいのか分からないの(すべてが嘘の綾波レイ)」になってしまうだろ……!!
(急に別作品の感想を書くな。)

・Media Asia Filmのロゴを劇場で見られるだけで……マジで最高!!!!! ありがとうございます!!!!!
ここで泣いてしまうし、本当に……嬉しい……!!!!
『エグザイル/絆』のリマスターを劇場で見たときにも同じことを言っていたような気が……?

・推しの名前が出る……!!!! ノーベル賞!!!!(本当に何を言っているんだ? と思いますが、見るたびにこうなっています。『ドラゴン×マッハ!』『狂獣』『マスターZ』あたりでもずっと言っていました。しかし、"""最高"""なので言います。言いますよね?)

・一日で四回映画を久しぶりに見ましたが、一日で『キングダムⅠ』『キングダムⅡ』(5時間×2本の計10時間)を見たり、オールナイト上映前に一本映画を見てそのままオールナイト上映で朝まで映画を見たり、朝から夕方にかけて二本見て新幹線で移動した先でオールナイト上映を見て計5本を見たりしていたので、意外といけました。
過酷な映画鑑賞をしていてよかったです。(よくないが?)

・雷震東さんが続編で出てくるとしたら誰かなと考えてみるのが楽しいです。
張震さんかなと思ったりしましたが、かなりアクション映画にも出られていて強い役もできそうなので、殺人王に引けを取らなさそうです。殺人王よりは戦えない張震さんもみたいですが、アンディ・ラウさんとか出てきてくれると「うおおおお!!! 香港映画だ!!!」になると思いました。
……何の話ですか?

・抗争とかやめてみんなで逃げ出してしまおうよ……と思いますが、信頼してくれている仲間を集めて今さらやめるとは言えないし、家族を失っている仲間もいるため、とめられるわけがない……と思ってしまいます。
黒社会ってやっぱりよくないのかも……(社会的な黒社会の成り立ちから考えると当時の時代背景として必要な自警団としての役割もあるため、悪とは言いきれませんが……)

・ガラス破片デスマッチ、本当に危なすぎる。
もしかして……多くの方が流血とか大好きなんですか?(私は映画等のフィクションとしてスプラッタ映画やアクション映画は好きですが、現実の暴力は苦手なためです。でも、近年まで処刑等は娯楽だったため人は意外と暴力や死をコンテンツとして消費できるのかもしれません。)

・髪の毛を引っ掴んで質問する王九さんのパワハラぶりに時代を感じました。
(長い髪は戦闘だと掴まれて不利そうですが、持ち手としては便利だな〜!! と思います。最悪な考えをするな。)

・「黒社会に入らないか?」という質問に「入ります!」は物語が終わるため無理で、「いや……ちょっと……へへへ……考えておきます……あの……お金……」と躱しても「あのとき黒社会に入るって言ったよな?!(曖昧な拒否は肯定に強引に解釈されるため。)」で終わってしまいそうなので……答えは沈黙!!!『HUNTER×HUNTER』のハンター試験になってしまいました。沈黙しても沈黙=肯定で物語が終了しそうですが……
黒社会とできるだけ関わらずにどうすればお金をもらえるかを真面目に考えるな。
あと『HUNTER×HUNTER』をつい読んでめちゃくちゃ面白い!!! となっています。なんなんだこのオタク……映画の感想で『HUNTER×HUNTER』の話をするな。

・偽身分証に一応くしゃくしゃのラミネート加工みたいなものもされており、「やるなら真面目にやりたくないですか?! そこ!!!」と思いました。

・陳洛軍の怒りからの強奪は勢いがよくて最高です!!!! やっぱり香港映画と言えばこれです!!!! ここでお金が盗めていたらよかったのに……(それはそれで主人公が泥棒になって、命が狙われるのでよくないのでは……)

・王九さんの「ハロー」が魅力的で最高なのですが、めちゃくちゃ追いかけてきて怖いです。この人、本当にフィジカルがすごい……
やっぱりこの人だけホラー映画の文脈にいるのでは……?

・王九さんもさすがに物理法則には逆らえなくて安心します。強すぎて浮いたりしても「まあ……気功が強いから……できるかあ……(できないだろ。)」と思ってしまいそうなので。
二階建てバスから飛び出してしまうところのアクションは、『ポリス・ストーリー 香港国際警察』を思い出しました。今は比較的安全に撮影されているのに比べて、昔の作品はこう……命とか人件費が一番安上がりだったのかな……と不安になるくらい危険で……
王九さんも陳洛軍さんも無事で(?)よかったです!

・やはり武器なしで指をすぐに武器として使えるのが相当に有効だよな……と真剣に考えてしまいます。
一見武器を持っていないため油断をさそえるうえ、武器を取り出す、構えるといった動きもなくノーモーションで攻撃を繰り出せるので。

・信一さんに「色男」という王九さんに、(ですよね!!! よかった……!!! 信一さんをかっこいい!!!! と思っているのが私だけではなくて……分かってますね!!!(マジで誰の目線?))みたいに思いました。
自分が書いたと信じたくないくらい気持ちが悪すぎる文章だ……。義務教育の国語が泣いてそう……

・でも、王九さんもかっこいいですよ!!!! とめちゃくちゃ思います。
肌の手入れを全然してなさそうなのにめちゃくちゃきれいだといいですね。(本当に私は何を言っているんだ……?)

・陳洛軍さんが薬物を持ち込んだこと=シマ荒らしにつながるのがいまいち感覚として理解できていないのですが、その場のコミュニティで構築された既存の売買システムに横入りして商品の市場価値や物流等を崩すなよってこと?! と考えています。
経済がよく分からなすぎて……でも、既存のネットワークやコミュニティが安定していたり、黒社会の不文律で成り立つ金銭の流れをイレギュラーで乱されるとすぐに抗争等につながってしまうのかな……と考えました。

・薬売買所で壁から頭を出す人がかわいそうすぎて、笑ってしまいます。バイクに轢かれる寸前で……

・ここで戦うモブの人の顔をどこかで見たことがある気がしますが分かりませんでした。アクション映画の見すぎで役名のない人の顔まで覚えつつあって怖いです。

・信一さんが初手でナイフを投げるのが遠慮がなくて最高です。やはり緊迫するアクションはこういう「あ……、死ぬのかも……」くらいに迫力があると最高に好きです。

・ワイヤーアクションを使いつつ派手なシーンは派手に、堅実かつ身体能力を魅せるアクションは伝統的な雰囲気もあり、本当に最高です!!!!!
やっぱりアクション映画は香港映画が最高!!!(個人の感想です。)

・理髪店のお客さんのセリフが強すぎて好きです。もしや『カンフーハッスル』に出られてましたか?

・龍哥の陳洛軍さんに舐めた戦い方をするのが、本当に舐めきっていてかわいそうでした。
話くらい聞いてあげてください!!!(誰?)
『ベイビーわるきゅーれ』のヤクザカチコミのときに、「おいで」と言ってくる敵をふちのめすまひろさんの蹴りを思い出しました。

・私が広東語を誤って解釈していたのかと思いましたが、「失せろ」からの即窓から出ていく陳洛軍さんに「ここは私の間違いであってほしかった!!!」と思いました。
RTAの技じゃないんだよ!!!!

・しかし、この窓の出入りが作中で二回はあるのでまあ……ほぼ出入り口か……?(だめだろ!!! 危ないだろ!!!)

・ひさしの上にいる陳洛軍さんにご飯と飲み物をくれる方たちが優しくて……よかった……

・自分の広東語の解釈が間違っていたかはらはらしましたが、四仔さんが助けてくれて本当によかったです。
あとこのあたりで『千と千尋の神隠し』で湯婆婆に働かせてもらうよう頼む場面を思い出します。

・龍哥が食事中に寝るのは病気ゆえの疲れなのか……それとも監督が龍哥の眼鏡を信一さんが取るのを撮りたかっただけなのか……この場面は何回見ても、「自分の認識が狂ったかな?」と思います。
こんなの見たら陳洛軍さんも落下してしまうんだよな……(は?)

・脱臼させておいて、落下してきた相手に冷たすぎて泣きそうですが、香港映画は厳しい場面はなぜかかなり厳しいので……
お金か命かで陳洛軍さんは迷うんじゃない!!!! 絶対に命ですよ!!!! 生きてくれ……(『もののけ姫』?)

・薬物を返しに行く龍哥さんが、起きた相手に「起きたか」と言うのにまず勝手に侵入して最初に言っていい言葉じゃねえ!!!! と思ってしまいます。
たとえ乙女ゲームみたいに、ときめきの展開! みたいなドキドキ展開がある作品だとしても怖いですよ、この展開!!!! どんなに相手がかっこよかろうと、夜に侵入してきたら「犯罪」が真っ先に頭でちらつくだろ!!!
相手はアイマスクまでして寝ているのに……
普洱茶を入れたとかで勝手に話を進めるな!!!
お茶で許されることじゃないだろ!!!!

・「新刊」と言うセリフに「えっ!? 同人誌?!」と思いましたが、普通の意味での新刊で「私の新刊が完全にオタク用語になってる……」と落ち込みました。
新刊の一言で謎にテンションを上げるな。

・四仔さんがタンクトップを着ていると……こう……アクション俳優さんの身体はすごいな……と見てしまうので、こう……もう少し肌の露出を減らしてほしいです。

・陳洛軍さんが四仔さんの顔をまじまじと見る場面で、何回見ても……かっこいい!!!! と思います。ありがとうございます、監督……

・部屋の中が整理整頓されていなくて、物の置き場を自分しか把握していないと本当に物を触ってほしくないんだよ!!! と思いました。配置が変わったただけでもう何がどこにあるのか分からなくなるので……(私がただの社会不適合者とも……)

・あと自分が昔のカルト映画をよく見るせいで、AVのタイトルかカルト映画のタイトルか一部分からなかったりします。
カルト映画とAVって何か……タイトルが似ている気がするな……気のせいか……(ここで考えることではない。)

・AVを誰かがいるところでよく見られるな……と引きました。仲間内に趣味とかばれたら嫌なので。

・AVの隙間にある仮面ライダーに「ミッケのおまけにある問題みたい!」と幼い頃の思い出を汚していました。

・何回見てもばん! でビデオを消す四仔さんにびっくりしてしまいます。

・信一さんがやはり四仔さんのことをかなり勝手に話していて、香港版の認識があまり間違っていなくてよかったです。
それにしても……田原俊彦さんって誰?!?!!!(調べたが、当時の香港における印象が分からないため。)

・洋物のアダルトビデオでも、ヨーロッパ系統とアジア系統の百合物とかあるかもしれないだろ!!! と思いましたが、男女ものと比べるとニッチなジャンルなので……可能性は低いか……(急に謎のアダルトビデオを考えるな。)

・信一さんも(傷がない前とは言っていますが)四仔さんのことを色男だと思ってます?!?!! とめちゃくちゃテンションが上がりました。
やっぱり作中の人から見てもかっこいいですよね!!!! 最高!!!

・香港版で「うるさい、○○(伏せ字)」と四仔さんが言ってそうだ……と思っていたら、ほぼあたっていてよかったです。(よくない。)

・働き始める陳洛軍さんが本当に大変そうで……賄いとか出してあげてほしいです……

・肉の下味の説明をしてくれる人のところはやはり『ベイビーわるきゅーれ』の雰囲気で笑ってしまいます。
もしかして陳洛軍さんはかわいいのか……と頭が認識してきそうで怖いです。(成人男性にあまりかわいいという形容を使わない方がいいのでは? と思っているので……)

・「またご飯抜き」って……まさかこの主人公は中盤まで衣食住のすべてが揃っていない?!?!

・龍哥は陳洛軍さんにおかわりもさせてあげて……(誰?)と思います。私が卵をつけますよ!!!!! 卵は完全栄養食ですから!!!!

・龍哥もここに定住せずにできるだけ出ていってほしいというのが、お互いに自立していて理想的な保護者像で好きです。(個人的な理想です。)

・衣食住が揃ってよかった……衣食住が揃うのがこんなに遅い主人公っていったい……
新装備と寝る場所が手に入ってよかった……

・あとここの信一さんの衣装とスタイルが好きすぎて……脳内麻薬がめちゃくちゃ出ていて危険な気がします。
あと龍哥の後ろで陳洛軍さんがご飯を食べているのを窺っている信一さんが好きです。

・子どもがそういう店で働いているのも、暴力が容認されているのも児童への虐待で……セリフが分かって本当に辛かったです。

・そもそも児童労働させるな……(子どものときはこういう場面に何も思っていなかったため、自分も大人になったな……なったか? と思います。)

・薬物は本当に怖いし、本当に暴力はよくない……

・親の遺体を見つけてしまった子どもが「仕事しよう」という残酷さに、もう……
子どもは勉強して、働かなくていい……遊んでよく寝てよく食べて、健康に生きてほしい……

・燕芬さんが一緒に暮らそうと言ってくれて本当によかったです。もうここだけで一本映画が作れるのでは……?

・陳洛軍さんが誰にも言われずに遺体をおろしていて優しくて安心します。過酷な過去があるから誰かに優しくできるとかだと、私が嬉しいです。

・社会の隙間で生きるということは、社会の支援をまともに受けられない問題につながってしまうが、本来であればそういう問題こそに社会的な支援があるべきはずなのに……とかいろいろ考えてしまいます。

・お菓子で顔を隠すという面白さでさっきまでのもやもやをコミカルに一気に晴らす展開に加えて、新キャラクターの登場を印象的にやっているところがすごすぎて最高です。

・四人に顔を覗き込まれたら……心臓がとまってそのまま……と思いました。あのぼこぼこにされた人はよく生きてるな……

・十二少さんたちのセリフは自分の認識が間違ってそうだな……と思っていましたが、「半分城砦の人間」と、「十二」「少」のやり取りが合っていてよかったです。

・十二少さんの衣装もめちゃくちゃ好きです。あと信一さんがばしっと触るのが……同性同士の非言語コミュニケーションは最高!!! になってしまい、本当にだめでした。

・それにしても「少」は「若旦那」が妥当な翻訳かなと思っていたら「坊っちゃん」で「あ、ああああ~!!!??!! かわいすぎるし、日本語だとちょっと甘やかされている呼び方のニュアンスなのか……? う、うわ〜!!!!! 萌えてしまう……!!!!」とすべてが終わりました。
「少」でここまで萌えているキモオタになるとはさすがに自分でも思っていなかったので。

・今作は本当に名前の訳が最高で、漢字+広東語の音をフリガナで表記で助かりました。(一応、広東語での名前の呼び方は調べましたが、正しいかよく分からないので……)

・四仔さんのつけたお面と、信一さんと十二少さんの掛け合いも本当に最高で……監督はこういう人間関係を表現させると本当にすごい……(事実、中華圏で大ヒットしてオタクを狂わせているのだが……)

・麻雀をしているときに牌がカチッとあたる音になりたいと思いました。……さすがに気持ちが悪すぎる。

・家族を殺されたことに苦しみ、何十年も復讐を考えているのは苦しそうでやめてほしいですが、傍からそんなことを言えるわけもなく、ましてや身近な人ならもっと言えないだろうな……と辛くなりました。

・カラオケの場面で「龍哥のためにカラオケ店を開く」と信一さんが言っていて繁盛してほしいですね……(誰?)と思いました。
十二少さんとカラオケ店をやっていてほしいです。四仔さんと陳洛軍さんは裏方でがんばってほしいです。
カラオケ店をやっているスピンオフ作品が見たいですね……(すぐ二次創作をするな!!!)

・王九さんが逆らいそうなのを懸念したボスが「お前……最近は黒社会の締め付けも厳しいから……アイドルやれ!! 歌と踊りで儲かるぞ」とアイドルをやらせて、主人公四人も「黒社会からカタギになるか……アイドルグループ結成だ!」となりアイドルバトルしていてほしいです。
このオタクは、すぐにアイドルパロを考えていて本当に何なんだ?(私はすぐにアイドルパロを考えるキモオタなのですが、この趣味がどこから来ているのかは不明です。別にアイドルはそんなに……なので。)

・香港映画が好きでたくさん見ているが、広東語が分かるわけないだろ!!! と思いましたが、私は少しずつ多謝などの簡単な単語や数字、動詞、悪口なら少し分かるようになってきたので……
でも、四仔さんはしっかり教材など使って勉強してそうなイメージがあります。

・説明書を四仔さんに投げつけられて、笑顔で応じる十二少さんに「え、……もしかして、十二少さんは怒られたときに友人の間柄ではこの笑顔でのりきってる?!?!!!?」と思ってしまい、めちゃくちゃ最高になったため助けてほしいです。

・龍哥が陳洛軍さんの顎を触るところで「あ゛!!! BL?!!?!! いや、違うだろ!!!」と脳が混乱してしまい、もうだめでした。

・四仔さんに診てもらっているときも龍哥が煙草をすっていて、「い、今からでも禁煙を……どうか……」と思いました。吸いすぎていて本当に心配です。
あとテレビに反射する龍哥と四仔さんの表現がおしゃれすぎて、さすがソイ・チェン監督……!!!

・十二少さんがタンクトップを着ているところがめちゃくちゃ好きですが、露出が多い気がするので手心をもう少し……

・サングラスを香港映画ではかけがちですが、「見えないか?」と突っ込まれる場面=機能性でつけているわけではない、と作中で表していて好きです。フィクションとリアリティの間で、機能性ではなくファッションとしてやっていますよという観客への目配せがうますぎる。

・香港映画でブロマンスやノワールもの、同性同士の友情(デカ感情)ものをやるなら、理屈抜きに徹底的にかっこよくふりきってやってほしいなと私は思っているなと気がつきました。
『ザ・ミッション 非情の掟』『エグザイル/絆』のジョニー・トゥー監督作品もそういうところがめちゃくちゃ最高に好きなので。

・虎哥に怒られる十二少さんの「おめかしを」で私の脳で今まで活性化してなかったところが刺激され、「あ……ああああ゛?!?!!!! 萌……!!!!」となってしまいました。
こんなの『ドラゴン×マッハ!』『狂獣』『ベイビーわるきゅーれ』以来で……
香港版だと「ボスが恥ずかしくないように〜」みたいなニュアンスもあり、どちらも最高でした。

・それにしても、遅れていったために奢ると言ったら豪勢な料理で、(奢るって言わなければ……)と虎哥に少し思っていてほしいです。(すぐ二次創作するな!!!)

・龍哥は陳洛軍さんが名前を出さないようにずっとひやひやしていたんだろうな……と思って緊張しました。

・理髪店を始めるも仲間が来ない龍哥がかわいそうだろ!!! 仲間なら来てやれよ!!!! という気持ちと、陳占さんが断るのに無理やりやってくる龍哥に「そ、そういうところが原因で仲間が来ないんだろ!!!」と思いました。

・「お前が義父になってくれ」というセリフに「えっ……三人くらいに頼んでリスクヘッジしません?」とゴミカスの発想になりました。
でも、……三人くらい義父がいるはちゃめちゃコメディとかはフィクションなら面白そうなので……

・よく分からない黒社会のプライドと男の友情でパートナーを失ったとしたら……もう、ビンタではなくてグーパンチか包丁、銃が出てきても全然おかしくないんだよな……と思います。
『エグザイル/絆』は銃を撃ってましたが、本当にそれくらいしても全然おかしくないんだよな……
あと札束が足りるわけないだろ!!!! もっと渡してあげてください!!!

・虎哥と十二少さんが車に乗り込むあたりの場面はいろいろと細かくて好きです。
しかし、ここで虎哥が何も言わなかったとしたら……とはらはらします。

・陳洛軍さんを殺しに動くのも早いし、逃がそうとするのも早い!!!!
あと少し龍哥の判断が早ければ……
(『THIS コミュニケーション』のデルウハさんだったら、めちゃくちゃキレてそうです。敗戦処理をしてもらうか、巧みな弁舌で説得してどうにかしてほしいですね。)
(土下座と説得でどうにかならないかなと思いますが、謝った瞬間に極道の世界なら「へーお前が謝るってことは、お前が悪いって自覚があるんだ……どう落とし前つけんだよお?!!!」という文脈が発生して負けそうなため、黒社会でも謝るのは悪手寄りの選択なんだろうな……と思いました。)

・香港で相手を指さして牽制するのが好きなのですが、虎哥にされて十二少さんが手を離すところが叱責、見咎める、反抗と諦めといった感情を物語っていてとても好きです。

・龍哥がイエスかノーか答えるのを待つ時間が数秒しかなく、アクションへの移行が早くて最高です!!!!
このテンポにはまるともう香港映画以外だと物足りなくて……

・アクションシーンが最高!!! ですが、あの……アクション俳優ではない方がめちゃくちゃにアクションをしていて……本当に心配で……
香港版の特典映像も大変そうでしたが……

・虎哥の山突き(のはず……)がとても好きです!
『一勝千金』のおかげでいろいろな技を覚えられて、アクション映画の解像度が上がって最高です。
あと秋哥が戦う背景で倒れた虎哥を心配する十二少さんが映っていて、本当にいい子で(マジで誰!??!? 気持ちが悪すぎる。)……と思いました。

・陳洛軍さんを守るためにできるとすれば、龍哥が見を張って『風の谷のナウシカ』のユパ様みたいにとめるしか……(裏切ったが、身を挺してでもどちらも守りたいと示しつつ、罰として受け止める、みたいな好感情を抱かせられる利他的な行動なので。)

・上の世代のことは水に流せって……!!!! それができたら苦労も争いも復讐もないだろ!!!!! 正論かつ理想ではあるが、人間は感情的な生き物ってことを忘れたのか?!?!! あと感情的になっているときに、正論をまともに受け止められる聖人君子はほぼいないだろ!!!!
『THIS コミュニケーション』のデルウハさんに怒られますよ。

・四仔さんはずっと近くで見守っていてくれて……優しくて好きです。

・戦ったあとすぐさま殺しの依頼をしに行く判断とプライドの捨て方は、目上の人としては相当覚悟がいっただろうな……と思います。

・王九さんにもボスの椅子に座って調子に乗っていたら気まずいみたいな感情があるんだな……と失礼なことを思いました。
開き直って「温めておきました!」とか言って怒られてそうなイメージがありました。

・龍哥と信一さんのやり取りが香港映画の最高が詰まっているのと同時に「下の世代に継がせないでほしい!!!! 暴対法!!!」となっています。
『エグザイル/絆』の握手をしないで……そんな覚悟はもっとあとになってからでいいのに……龍哥は長生きをしてください……

・理髪店が乗っ取られたときに(皮肉で)お礼を言っていて、聞き取れてよかったと思いました。

・四仔さんが常に陳洛軍さんをお姫様抱っこで運んでくれて、傷を気にしてくれているんだよな……と思います。
優しすぎる……強いし……かっこいいし……めちゃくちゃ好みに刺さって去年から抜けなくなっているのに、さらにずぶずぶと刺さって自分の脳の作りが変化してそうです。

・十二少さんが虎哥の意向に従わなかったのも、虎哥は命令に背いてでも守りたい大切なものができたことや、ボスの命令だけでなく自分の考えに従う意思の強さを肯定的に思ってそうです。
……『ハイパーインフレーション』のフラペコさんの評価か?! いや、私がフラペコさんの成長がめちゃくちゃ大好きなだけです……

・十二少さんと虎哥のセリフがおしゃれなのと、「俺の世話が残っている」の一言がかっこよすぎるし、「ボスの手下でよかった」もこう……最高で……こんなに最高を見ていいのか……?!!?!?

・四仔さんが陳洛軍さんの治療中に鉗子を体の上に置いていて、狭い空間でよく手術ができるな……と思いました。

・信一さんに四仔さんが「龍哥をつけろ」と一言言ってくれるのが、四仔さんが冷たく見える一方で冷静に周りを見て気を遣ってくれているんだよな……と感動します。好きですね……(気持ち悪いオタク。)

・信一さんの顎に王九さんのパンチが入るものの、すぐにガードする信一さんのアクションが好きです。

・王九さんが信一さんに「廃仔」って吐き捨ててない?!?! と思いました。本当にこの人はひどすぎる。
『狂獣』の香港版で、西狗さんが上司に何を言っているのか見ておいてよかったです。
→香港版で確認しましたが、「廃柴」でした。意味は罵倒語でだめみたいなニュアンスみたいです。

・このあたりの展開は辛いですが、とにかくアクションが最高で、肘打ち、頭突き、刀、蹴りが本当に最高!!!

・十二少さんと四仔さんが一緒に王九さんと戦うところはあまり見たことがないというか、さらりと流していいアクションのレベルではなくて、香港映画のアクションのレベルの高さに震えます。

・みんなで逃げてほしいですが、目上の人が逃げたら面子や体面の問題でずっと追い回されるだろう……と『逃げ上手の若君』を読んでいたことで思いました。
でも、死で誰かを救うのも、死で誰かを助けるのもやめて、みんなで逃げて生きましょうよ!!!
最後まで笑顔で見送らないで……一緒に生きてほしい……病気も治療してほしい……
……いや、本当になんで病気を治療しなかったんだ……(病気とばれると九龍城砦が乗っ取られたり、抗争がすぐ起きたりするくらい不安定だったので? と思いますが……)

・陳洛軍さんがまた三人に会うために様々な手を講じていくのと、そこでいろいろな事実を知ってしまったことで、起きた一連の事件に心を痛めてそうで辛いです。

・何で悪役側が歌うシーンがあるんですか?
王九さんが楽しそうで何よりですが!!!

・九龍城砦への足がかりができたのなら最大限に使い尽くして、すべてを奪い去ってやろうとする方法が黒社会らしくて大好きです。
(反社会的勢力の手口を調べると、ビジネスとしてコスト、リターン、リスク等、手口がかなり考えられており、「悪い人ってこういうことを考えるのか! 勉強になるなあ!(※防犯等のため。犯罪等を肯定する意図はありません。)」と思います。悪いことが私は全然分からないため、事件や犯罪について調べると自分の知らない世界があって驚きます。)

・これが答えだ! 暴力!!!! の勢いが凄まじくて最高です。殴るのって最高!!!
やっぱり暴力による恐怖と痛みでの支配は強力ですからね!!!!!!(悪役の思考をするな。)

・王九さんは配下に「ボスになったら従います」と言われるまで、ボスに敵わないと思っていそうというか……動物が幼い頃に鎖で繋がれていたら、鎖をとめていた柱がなくなっても無意識に鎖でつながれた範囲しか動けないみたいなことをさせられるくらいに、痛めつけられた過去とかあるのかな……と思いました。
信一さんと十二少さんは上司と部下でも信頼や敬意がありますが、王九さんは恐怖と痛み、上下関係以外はあまりなさそうなイメージです。

・陳洛軍さんが来たときに手を上げる十二少さんに『エグザイル/絆』の序盤を思い出します。
この再会の場面は本当におしゃれかつ、静かな画面なのに感情的には熱くてすごいです!! 最高!!!

・四仔さんはPTSDに苦しんでそうですが、第二次世界大戦のPTSDに苦しむ方などのドキュメンタリーを見ていて(やはり人は暴力と争いに向いていないのかもしれない……)と思いました。
暴力と痛みと恐怖に、人が怯えることなく対話ですべてを解決できればよかったのに……暴力、許すまじ!!!! 暴力やよくない……といろいろ考えてしまいます。(ここで考えることではない。)

・四人が集まったら……スマブラ……?
おいしいご飯とか食べていてほしいですね……
しかし、復讐とか落とし前とか言わなくて本当によかったです。

・麻雀のところで「西……ほしいですね……」と気持ち悪いキモ(オタクがなくなってキモのみになった成れの果て)の感想が出てきたので、終わりです。

・盂蘭盆会の王九さんが靴下の隙間が見えていて、露出が低い衣装のため微妙な隙間に「えっ、なんか……『ドラゴン×マッハ!』の獄長でもこんなのあったな……」と思い出してもう終わりです。

・炭を食べる王九さんが他人の服の裾で口を拭いていて、完全に我儘天真爛漫傍若無人で最高です!!!
無茶苦茶自分勝手なキャラクターなのにおしゃれで無茶苦茶強くて、かっこよくて、テンション高すぎクレイジーすぎて、やはり監督は人を魅力的にするのがうますぎる……と思いました。
王九さんってお手洗いで手を洗ってハンカチを(当然)持っていなくて、配下の遣うハンカチを取ったり、挙句の果てにズボンとか上着で手を拭いたりしていてほしいです。(これ、ファンに絶対に怒られる妄想では……? 先に謝っておきます。大変申し訳ございません。)

・陳洛軍さんが帰ってきたのを知って家に帰る住人の方たちが火を消して去ったあとのワンシーンの入れ方に、やはり監督の映像表現はおしゃれなんだよな……と感動します。

・一人で戦いに行くんじゃない!!! 香港で死ぬ覚悟ではなく生きる覚悟をしてくれ!!!

・振り回される敵を避けてあげる敵が優しいなと思いました。『バッドシティ』『ヘッドショット』は普通に敵を盾にしても敵が殺してしまうので……

・みんなが来てくれるところが本当に好きですが、これからぼろぼろになるまで戦うと思うと……みんな逃げようよ!!! もう戦ってほしくない……(今までめちゃくちゃ香港映画とアクション映画を見てきたくせに?!)

・この作品のすごいところは背景でもたくさんアクションをしていて情報量が多いところです。最高……!!!

・信一さんと陳洛軍さんもプリキュア結成しているかもしれないし、最後で信一さんと四仔さんもプリキュア結成しているかもしれないが、そもそも四人で最高なのでもう最高です。プリキュアではなくてこの作品の四人としてめちゃくちゃ好きです!!

・十二少さんの刀アクションに刀で受け止め、引く動きで切るところがあり、やっぱり刀アクションと言えばこういう引く動きだよな……と思いました。
そんなに刀アクションは見ていないので分かりませんが。

・王九さんは味方ごと銃で倒していて……こんなボスについていきたくないかも!!! と思いました。
遠くで見ている分にはいいですが、近くにいたら絶対に嫌です。

・やはりアクションの質が異様に高い……!!!
全部のアクションが好きですが、銃が不利になる間合いに入って戦ったり、組み付かれないように足で相手の体勢を崩したり、アクロバティックな動きを含めた四仔さんのアクションや、武器を交換しながら戦う信一さんと十二少さんのアクションがめちゃくちゃ好みで、最高に好きです!!!!
あと関節技や関節の動きを意識したり、相手の背後に回り込んで技をかけたりする動きが、人の筋肉や身体の可動領域が分かっている動きで……めちゃくちゃ最高です!!!

・室外機が落とされたり、屋根の上でバトルされたり、近くの住人の方は「え……なんか怖い!!!」となりそうです。
冷静に考えると、香港映画らしくめちゃくちゃ家屋や屋内の物が破壊されていて笑ってしまいます。
椅子もパイプも武器ではないんですよ!!!
あとガラスも割るものではないです!!! 香港映画ではすべてが破壊されていて、本当に勢いが最高です!!!!

・王九さんの四肢を封じても無理やり解除してくる単純な強さが好きです。
世界樹の迷宮でも縛りを相手にかけても、解除されるまでに倒しきれないと結局火力で押し負けてしまったり、搦め手で押していたのができなくなってジリ貧で負けたりしたので……この敵は強すぎる!(急にゲームで例えるな。)
(マジで攻略するなら、視界を遮るのは効くみたいなので煙や光で相手の視界を潰しながら戦う(点滅する懐中電灯で視界を塞ぐ、閃光弾や煙幕を用いるなど)か、攻撃を弾いてもおそらく呼吸はする=肺での酸素を取り入れているため薬品やガスで封じるとか、全身に油をかけて燃やして視界封じ+呼吸を阻害するあたりが有効そうです。『平穏世代の韋駄天達』みたいな搦め手でなんとかなりそうな……)
(あと点と線での攻撃ではなく、盾などを用いて高所から突き落とすとか……?)
(こんな卑怯な手で戦うな!!!!! 自分で考えた割に戦法が卑怯すぎる。)

・王九さんと戦えそうな他作品の人物を考えてみると、『狂獣』の西狗さん、『ドラゴン×マッハ!』の獄長、『ベイビーわるきゅーれ』のまひろさんとちさとさんコンビ、『ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ』の冬村かえでさん、『先生! 口裂け女です!』の口裂け女さん、あたりそうかなと思いました。
まひろさんとちさとさん、冬村かえでさんあたりは格闘ではなく、戦略で攻略してそうです。

・味方四人+敵一人でのアクションの構成がうますぎて……『ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー』の大人数相手のアクションや、『バッドシティ』の最後の大人数相手のバトルを思い出します。最高!!!!! 生きててよかった……!!!
それにしても本当にアクションの最高峰では……? 見てもいいんですか、こんな最高を……?
博物館とかに展示してほしいです!(『悪魔のいけにえ』もマスターフィルムが保管されているので。)

・やはり『ドラゴン×マッハ!』のテーマが監督は好きなのかな……と考えています。
落下のモチーフは『SPL』から来ている気もしますが、そこに天や因果、因縁を含めて監督のオリジナリティを出している感覚です。
(『SPL』から『ドラゴン×マッハ!』で落下のモチーフを使う→落下は画面映えもよく、物語としても盛り上がる展開と監督が知る→落下に表現したい天、因果といったことを含ませる……? みたいなイメージです。)
こう考えると香港映画の歴史や、作品や芸術の歴史があって、影響し合ってまた作品や生まれることに、人間の営みの複雑さや現実の複雑さってすごい……と思います。(なんか頭が悪い文章になってしまった。)

・竜巻と龍哥をかけていて、こんなに脚本がうまいこと……ある!!!! すごすぎる……

・『ドラゴン×マッハ!』とはまた違う因果や情の物語に、どちらも大好きで……本当にどちらも見られてよかったです!!! ホラー映画からカルト映画を見始めて、偶然アクション映画にはまりましたが、本当に生きててよかった……
(そこそこいろいろあって生きてきたので……)

・成人男性の力が入った腕を見るのが好きかもしれない……と信一さんの場面で謎の性癖に気がつきました。い、嫌すぎる……
(そもそもアクションが好きなので、アクションをする方の身体が好きといえば聞こえはいいかもしれませんが……どんどん性癖が狂っていっていて本当に嫌です。)

・香港版を見ていたときには気功って何?!?! でしたが、『シャクラ』みたいに謎の力が香港映画に限らず華流映画にはよく出てくるので「気功、ね……なるほど……(何も分かっていない。考えるな、感じろ……!!!)」と日本語字幕版を見れました。
個人的には、『HUNTER×HUNTER』の強化系だと思ってみています。
もしくは『ジョジョの奇妙な冒険』の呼吸法みたいな……そういう……

・秋哥が助けられるときに復讐相手と裏切り者になってしまった龍哥を重ねて見ていて……復讐と裏切りへの怒りが向く陳洛軍さんが復讐せず、助けて去ることでようやく彼らの因果は少しずつ変わっていったのかなと思います。
というか、龍哥が命を懸けてまで変えようとしたものなので憎しみではなく生きようとしていく力に変わっていってほしいです。

・最後の終わりの曲がめちゃくちゃ素敵で……本当に最高です!!!

・それはそうとして、高所が普通に怖いため「足が浮いてる!!!」といつも手に汗を握ります。
香港の建物は高すぎて、見上げるのも怖かったことを思い出しました。

・全員が少しずつ服装等が変わっていて本当に感謝……!!!! サービスシーンをありがとうございます……!!!(違う。)
陳洛軍さんに煙草を渡す信一さんで、あ……脳のヤバいところが刺激されていて……心臓が……『ルパン三世 カリオストロの城』を見たとき、子ども心に「えっ、仲が良すぎでは?!??!! なんだろう、このドキドキは……」となったことを思い出します。
『エグザイル/絆』を見ていなかったら心臓が本当に危なかったです。

・四仔さんは最後の戦いのあたりで決心がついて、マスクをしないと決めたんだろうな……と妄想をしてしまい、あの……本当に助けてほしいです……こんなに妄想をするキモオタになるなんて……

・四仔さんが飲み物を十二少さんに渡すところも好きです。四人がそれぞれ仲が良さそうで、誰かと誰かがすごく仲がいいみたいなところがない友情ものの描き方がすごすぎるし、私はこういうのがめちゃくちゃ好きで……
(『ベイビーわるきゅーれ』の主人公コンビがめちゃくちゃ仲がよくて、周りの人ともそれぞれの距離感を保った関係性みたいな、そういう登場人物の個性が出ているのがめちゃくちゃ好きみたいです。)

・めまぐるしく変わっていくものと、それでも変わらないものがあるはずというセリフに「『紅殻のパンドラ』でも変わらないものはあるって終わり方だったから……肉体が別のものに置き換わったとしても変わらないもの(ゴースト)がある限り、私たちの何かはきっと変わらないんだろうな……」など思って感動しましたが、ちょっとオタクの文脈すぎて自分でも感動の仕方が気持ち悪かったです。

・また『宝石の国』の「すべては変わっていく そうでしょ?」や、『少女終末旅行』で作者のつくみず先生の「終わりがあるということはとても優しいことだと思います」といった言葉も思い出します。
私は変わりゆくことが好き(というより、変わらないこと、変えられないことの方が怖いのかもしれません。)で、いい方向に何かは変わっていってほしいし、いろいろと変わりながら生きていってその中でも変わらなかった(変えられなかった)ものを見つけて大切にしたり、向き合っていけたりすればいいなと思いました。

畳む
『九龍城寨之圍城』の感想です。

香港版を見ていて、理解ができていない・誤解しているところが絶対にある感想です。
#九龍城寨之圍城 #鑑賞記録




【感想】
・各登場人物の印象が見ると序盤と終盤でかなり変わったのが面白かったです。
陳洛軍
 序盤:何か大変そう……
 終盤:最後まで大変だし、追い出されそうだし、命を狙われるし、最後は平和に終わってよかった……それにしても序盤が過酷すぎて、服が変わった瞬間に「やった!!! 新装備!!!(ゲーム感覚)」と思いました。
これからは平和に生きてほしいですね……(誰の目線の感情?)
あと一人で戦いに行くな!!! 死ぬつもりか?!!? 死んだら悲しむ人がいるんだぞ!!!!

信一
 序盤:何か陽キャでちょっと怖いんですけど!? 周りの人と仲がよさそうで陽キャすぎる……
 終盤:大変だった……これからは元気で幸せに生きてほしいですね……(誰の目線の感情?)
影がありつつもかっこいい最後の戦いは本当に最高でした!!!
それにしても、監督ってこういうかっこいい(美しい)人を魅力的に表現するのがうますぎる……

十二少
 序盤:陽キャだ!!! ソイ・チェン監督作の『ドラゴン×マッハ!』『狂獣』ではほぼ見たことのない元気そうなキャラクターで、怖いんですけど!!!(陽キャを見ると陰キャゆえに浄化されていく感覚があり怖い。)
 終盤:大変だった……めちゃくちゃかわいいというか、人懐こそうで登場人物の中でいいバランスを取っていてめちゃくちゃ最高だな……
今回のプリキュア枠(信一と一緒に戦うところで、プリキュアだ!!! になったので。二人はプリキュアの概念です。)だと勝手に認識してしまったので最高になっています。

四仔
 序盤:見た目も怖いし、怒ってて怖いんですけど!!!
 終盤:クールな雰囲気なのに仲間が困ってると助けてくれるし、賭け麻雀もするし、めちゃくちゃフィジカルが強いし、ビジュアルが好きで……あ……これは……『ドラゴン×マッハ!』見たときと同じ萌え方をしている?!?!!
た、助けて……!!!!!!



・初めから流血デスマッチみたいなガラスの破片デスマッチが行われており、怖すぎでした。
『一勝千金』方式でお金を儲ける基盤を作りませんか? これだと、選手(?)の方々が傷ついて再戦できないので……
(私はアクションが好きすぎて、戦える人にはできるだけ長く戦ってほしいと思っているためです。)

・偽物の身分証明書はもっと……こう……がんばれよ!!! 雑すぎるだろ!!! ある程度労力をかけてきれいに作る方法をシステム化して、黒社会の商売として一攫千金しなよ!!! と思いました。
(『ハイパーインフレーション』の影響か、めちゃくちゃ金になりそうなのにもったいない! と思いました。)
中盤でそのくしゃくしゃ偽身分証で人を探したんですか?! と思ってしまうし……絶対住人たちに「何あれ……」って引かれてそうです。

・ここで中途半端に煽るから大変なことになるんですよ!!! 徹底的に痛みと恐怖で逆らえないようにするか、適当に優遇させていい気にさせて都合のいい金づるにしましょうよ!!! と思いました。(悪役側の思考をするな。)

・王九さんがバスまで追いかけてくるときめちゃくちゃ楽しそうで、怖いけど楽しそうで何より!!! やれー!!! でも、怖い!!! と思いました。
『ヒッチャー』を見ているときの気持ちに少し似ていて、ホラー映画くらい怖くて笑いました。
王九さんだけホラー映画の登場人物みたいな怖さがあって好きです。何なんだこの人……

・バスの運転手さんが本当に大変で……かわいそうで……次の日から運転したくなくなるだろ!!! トラウマになってそうです。

・ナイフの持ち替えがアクションに組み込まれていて、めちゃくちゃ……最高……!!! になりました。
武器の持ち替えや細かな体の動きがアクションに組み込まれていると「いいな……!! アクション監督がうまい!!!」と思います。『狂獣』『SPL』を思い出して最高です。

・龍哥さんが陳洛軍さんに人質に取られたときの周りの(あ、あいつ終わったわ)みたいな雰囲気が好きです。

・陳洛軍さんの足元を蹴るところで「そんな見下した蹴りするんだ……格ゲーなら煽ってますよ……」、倒れている陳洛軍に追い打ちをかけていくところで「もう倒れている相手をボコボコに殴るやつでは……格ゲーなら煽ってますよ……」となぜか格ゲーで考えていました。舐めているのがすごすぎて……

・出ていけが、窓からって……RTAではないんですけど?!?! 確かに出ていけるうえ、出入り口が人で埋まっているので仕方がないのですが……えっ……さすがにひどいのでは……絵面がかわいそうすぎて笑ってしまった。
これはさすがにかわいそうだろ……! と思うと、私は感覚が壊れて笑ってしまうのかもしれないです。

・そこからピタゴラスイッチみたいに続けてひどいめに遭う陳洛軍さんに、どうして……と言っていました。ひどいめに遭うのが結構長い!!! 香港映画って展開が早い割に人がひどいめに遭う場面はしっかりあるからですか?(偏見)

・四仔さんがゲームの序盤で助けてくれるお助けキャラで、このビジュアルと優しさのギャップが最高〜!!! と思いました。

・龍哥の眼鏡を取る信一さんに「『ドラゴン×マッハ!』のネクタイでオタクを沼に引き込んだあれ?!!???! 助けて……」と頭を抱えました。
うっ……『ベイビーわるきゅーれ』を見たときみたいに萌えが供給される……(勝手に萌えを頭で発生させて苦しむオタク。)

・落下して龍哥のいる店に移動する展開に、これはRTAではないんですけど?!?!! と思いました。
展開を早くするために結構無茶苦茶なことをやっているのに、面白さで人を引き込んで魅せるのがこの作品(とソイ・チェン監督)のすごいところだと思います。
落下した先で物語が進められるキャラクターと再度出会うとか、普通の脚本でこんなことやらないので……

・四仔ってどういう意味なんだろ〜とウィキペディアを見たら、ポルノ映画と出てきて「英訳のAVって名前が直球すぎる(原作の漫画の名称のため正しいのですが)と思っていたが、広東語の方からして直球だったのか……」と衝撃を受けました。

・四仔さんが怒って物をばん! と叩くのに普通に驚きました。お医者さんは優しいイメージがあったので……(でも、冷静に思い出してみると初めて読んだ医療もの漫画であるブラック・ジャックでは普通にブラック・ジャックが怒るし、戦うので、私のお医者さんが優しいイメージはいったいどこから……? となりました。たぶん現実のお医者さんですが。)

・主人公(と観客)への説明にしても四仔さんの個人情報をめちゃくちゃ話す信一さんは、今だとコンプライアンスに引っかかりそうです。
それはともかく、キャラクター説明と場面を進めるのがうまいし、合わせてキャラクターの魅力や個性を描くのでヘイトとか溜まらずに「えー! こんな人なんだ、もっとみたい!」「この人たちの日常とか気になる!」「かっこいいけど……怖い人だ……」と惹きつけるのがすごいです。

・田原俊彦さんってどなたですか? になりました。全然知らないし、香港でどういう人気があったのか分からないので、難しい……と思いました。
『藍宇 〜情熱の嵐〜』でも「日本人みたいな服」といったセリフがあるのですが、「その地域における日本人みたいな服装が全然分からない……」と未だに感覚が分かっていません。翻訳できないこういう感覚は本当に理解するのが(頭で理解しても、感覚的な雰囲気や当時の時代背景を自分で噛み砕いて「あ、そういう感覚!」となるのが)難しいです。

・陳洛軍さんが働き始めたら、お店の人の教え方が早すぎて「え、えっ?!」となっているところで、『ベイビーわるきゅーれ』のちさとさんが序盤でバイトしている場面を思い出し、『九龍城寨之圍城』と『ベイビーわるきゅーれ』の萌えって被っている……?!と笑っていました。
しかし、両作品の監督ともにデカ感情とエモ、友情を描くのがめちゃくちゃ最高だし、かっこいい人やかわいい人を映すのがめちゃくちゃ最高で最高!!!です!と思いました。

・深夜に他人が寝ている枕元に立つ龍哥さんがホラー映画くらい怖くて笑っていました。
性別とか関係なく、起きたら他人(一緒に暮らしていない人)がいるのは怖いし、こう……だめだろ!!!
 絵面が!!! こんなことをするのは悪役だろ!!! あとパーソナルスペースもめちゃくちゃ無視している……(時代背景や価値観でパーソナルスペースは大きく変わりますが、安心して眠れる場所で相手を驚かせることをするのはだめだろ!!!  さすがに!!! という気持ちです。)

・陳洛軍さんが床(床ですらない?)場所で寝ていて、温かいご飯と寝床を用意してあげたい……と思いました。これを主人公にやらせていいんですか?(『フェノミナ』はきれいな少女を蛆虫のプールに突き落としたので、まあ、いいのか……? でも、あれはホラー映画なのですが……ホラー映画は登場人物がひどいことをされるか、するか、のどちらかなので大丈夫(?)です。)

・住民が亡くなっても無法地帯なゆえに辛いが、社会から改善(移民、不法滞在、貧困、言葉の壁、反社会的勢力等)しないと何一つ改善できないので、個人で解決できるものではなく辛いな……どうすればいいんだ……と考えてしまいました。

・作中名場面ですが私刑はいいのか……?! と思ってしまい、香港映画を見始めた頃より倫理観が変わっていると実感しました。
しかし、この場面の魅力と構成がうますぎて物語の作りとしてはものすごく勉強になります。(へたをするとヘイトが溜まりそうな暴力シーンに、新キャラクター登場、キャラクターの別の一面を描くことでガス抜きのギャグシーンとしながらヘイトコントロールをして、合わせてみんなが仲良くなるきっかけと新キャラクターの紹介までしているところの、情報量がものすごいのにめちゃくちゃ面白くさっぱり見れるのがすごすぎて『千と千尋の神隠し』を見ている気持ちになりました。)

・野外お手洗いをしていたら、ボコボコにされるのがさすがにかわいそうですね……でも、しでかしたことを思うと複雑です。(死者と生者の人権など考えてしまいました。そういうことを考える場面ではないが……?)

・お面を被せてあげる場面で、「優しい〜!!!」とめちゃくちゃ好きになってしまう……ここの場面の作り方がすごすぎて……ありがとうございます……!!!
初対面でこんなことがあったら、もう仲良くなっちゃうよ……(誰目線の感想?)

・四仔さんの行動に、信一さんと十二少さんが(そういうキャラだったのか……?)みたいになっているのが最高すぎて、本当にありがとうございます……

・ボコボコ終了後に新キャラクターを紹介する展開につなげるのがうますぎるし、(日本語字幕がない状態なので間違った認識かもしれませんが)十二少さんの「あ、お前知ってる! 陳洛軍だろ?」のノリで(隣のクラスに転校してきて、そのクラスにいる自分の友達と仲良くなって人伝いに聞いているシチュエーションと同じだ〜!!!)(違うのですが。)と思いました。
あと会話で「十二」「少」ってするのが、めちゃくちゃ……好きで……本当にありがとうございます……

・あと四仔さんをからかった信一さんと十二少さんがやり返されているのもめちゃくちゃ……最高……こんなに最高を見てもいいんですか……? 合法で……?

・みんなで麻雀やるのが仲がよくて嬉しい〜!!! と同時に「賭けはだめだろ!!!!」と理性が出ました。(私はギャンブル・賭け事をすると破滅する人間のため、絶対にやるなと戒めているし、一度もやったことがないです。なぜなら一度でもやった瞬間に終わりが始まる可能性が発生するため。あと身近な人に雀荘は賭け事をしているので行くなと言われて怖くなりました。)

・陳洛軍さんはせっかく頑張って手に入れたお金をむしり取られているし、みんながお金を取っていく勢いに遠慮なくて笑ってしまいました。最高……!!! やっぱり私は友情がめちゃくちゃ好きなんだよな……と思いました。(その割にCPの二次創作小説を書いていて意味が分からない。)

・十二少さんは現代だったらプリクラを撮るし、自撮りをするし、めちゃくちゃ陽キャでわちゃわちゃしてそうな雰囲気が最高すぎです。
現代なら絶対にインスタとtik tokをしていそうです。

・学パロ、見たすぎる。(唐突な純度100%の欲望)
とか考えていたら、学校(?)を舞台にした夢で俳優さんが出てくるのを見たので、自分の欲望が反映されすぎていて衝撃でした。
こんな不敬な夢を見るな!!!(自分の意思で二次創作するのはともかく、無意識でやるな……という感覚です。)

・それはともかく、麻雀のルールを知っていたらよかったなとは思います。(麻雀は漫画と映画でしか見たことがないし、すべて雰囲気で見ています。)

・陳洛軍さんのご飯の食べっぷりに、食べ放題とか奢りたいよ……と気持ち悪いことを考えました。

・中盤でようやく寝る場所と衣服を手に入れている陳洛軍さんに、衣食住をもっと早く用意してあげて……と思いました。中盤まで衣食住の食しかない主人公って……?

・カラオケの用意をする場面は本当にすごすぎて、何度見ても最高……!!! と言っています。
『ザ・ミッション 非情の掟』もそうですが、何回見てもめちゃくちゃ最高なの、本当に最高です。
本当に……ここの場面を国宝か……世界の宝にしてほしいです。何かしらのノーベル賞を出してほしいです。

・説明書を無視してもいいのに読んであげるうえに、正しくコードを差し直してくれる四仔さんは本当に優しい……
しかし、説明書は十二少さんに投げつけ返すところもまた人間関係がよく出ていて最高です。

・カラオケに喜んでいる信一さんが陽キャで内心怯えながら見ています。陰キャには絶対ない朗らかさが明るすぎて陰キャの魂が浄化されてしまうので。(陽キャの明るさを見ると眩しい……! となってしまうので。)

・序盤に行った場所(お、ここ終盤で重要イベント発生しそう〜ゲームだとよくあるよねと思っていた場所。)で重要な過去が分かって楽しかったです。

・抗争なんかやめて……なんか……もう全部から逃げてしまえばいいのに……
『逃げ上手の若君』とは正反対の価値観がある作品なので、死ぬのはもう古い!!! 今は元気、健康に生きる時代だよ〜(舞台は違うのですが。)と思ってしまいます。生きてください!!! みんな長生きしてください……

・上の立場にいる人たちの飲み会は圧がすごくて、怖……陰キャすぎて見ているだけなのに(か、帰りたい……)と思いました。

・Tiger哥と十二少さんのわちゃわちゃしたやり取りに呻くくらい萌えを感じてしまい、助けてくれ……と言っていました。
なんで若者たちは若者たちでやっていなさいと別の部屋に行くまで肩を揉んでいるんですか? 仲が良さそうで嬉しいですが、見た瞬間に(あっ、脳の危ないところが刺激されて『ドラゴン×マッハ!』を見たときと似た状態になっている!!?!? ヤバい!!!)と思いました。

・Tiger哥の頭が車にぶつからないようにしてくれる十二少さんが優しくて本当に最高です。細かな部分でもキャラクターの描写をしてくれて本当に好きです。

・Tiger哥がぽろっと話してしまうのに、「やっぱりお酒ってよくないのかも……」と思いました。
こんなに口が硬そうな人に話させてしまうし、なんだか少しさっきとのギャップにドキドキしてしまうし……(全部自分が悪いだけです。)

・それにしても漏れたら危ない情報を突然聞いたときの十二少さんの気持ちを考えると、本当に大変そうです。
私がこれくらいの情報を聞いたら普通に体調が悪くなりそうです。

・三回目くらい見ていたあたりで「なんか……聞いたことがある音楽なんだよな……」と思っていたのですが、『葉問』シリーズか!!! と気がついてあたりました。
ゲームをめちゃくちゃしていたときでもどの方が担当した音楽かすら分からなかったのに……謎の成長を感じます。

・電話をするときの信一さんの色気みたいなのがすごくてもう……監督の趣味というか、「かっこいい人がかっこいい役を演じるので徹底的にかっこよく映すぞ!!!(キャラクターに合った俳優の雰囲気を思う存分表現するぞ!!!)」みたいなのがすごくて驚きました。
ウォン・カーウァイ監督作品かジョニー・トゥー監督作品みたいな凄まじい魅力があります。
深作欣二監督が好きそう……(書いていて、自分でも何の話かもう分からないです。)

・この時代の通信(情報のやり取り)の感覚が分からなすぎて、もっと勉強しておけばよかったと思いました。

・陳洛軍さんはよく知らない人ばかりの飲み会に連れて行かれても大丈夫だったのか?! と思いました。私は帰ってから「お家大好き……」と呻いているタイプなので。

・四仔さんに自身の病気を口止めする龍哥さんに、口止めされた側の苦悩と、何も伝えられなかった側の辛さを考えているのか? と真面目に思いました。
残された側は無理にでも外の病院に連れていくべきだったのか、どうして気づけなかったのか、とあとで悩んでしまうと思ってしまいます。
(現在でも病気と延命などは議論が続いているため、そのときの最善は常にその時代の価値観によって変化すると分かってはいますが……)

・殺人王が直球すぎて笑いました。(低予算B級ホラー映画か低予算B級アクション映画でよく見る雰囲気を勝手に感じたため。)
殺人王は単純にめちゃくちゃ強いのか、殺人を躊躇なくできるからなのかでイメージがかなり変わりそうだなと思います。
個人的な印象としては王九さんが戦闘狂(自分が楽しければあとは誰が傷ついてもどうでもいい)かつ戦闘能力も高く、殺人王は戦闘能力は高いけれど他は一般的な感性に近そうと考えています。

・自分は保守的な考えがかなりあるため、陳洛軍さんの生い立ちがばれて出ていけと言われたときに「なんで出ていかないんですか?! 命を守らないと元も子もないですよ!」と思いました。
逃げるという選択は臆病ではなく、判断力と勇気ある行動だと思うので……
まあ……その……ほとぼりが冷めてからこっそり戻れば……いいのでは……? だめですか……?(クズの思考)

・陳洛軍さんを逃がそうとするのも早いし、殺そうとしに来るのも早いし、ボスが直々に手を下そうとしてくる決断も早くて好きです。
避けようもない事態で仕方がなかったという説得力と、最高のテンポで進むのでめちゃくちゃ楽しいです。
(韓国映画かインド映画、ハリウッドだと3時間半〜4時間くらいかけてこの作品2時間の内容をやりそうな印象です。私は香港映画のテンポと密度が大好きなので、もう駄目です。)

・ボスが強いとボスのアクションも見られるし、ボスが現場に来る責任感(というか、現場を下に投げっぱなしにしない覚悟?)が分かって好きです。

・お腹を刺された陳洛軍さんを助ける四仔さんが蹴りで距離を取らせるのもですが、この作品は基本的に暴力をとめるのが別の暴力で笑いました。
暴力の上書きで対象の暴力を打ち消す手段をここまで取っているのはなかなか見ないので楽しかったです!!!
(しかし、大勢が混乱している場合や感情による動機で意思決定がくだされている場合、または暴力で支配されている場合は、より大きな感情、暴力、恐怖を利用することで主導権を握ったり、同じ強さを振りかざして対話できる状況に持ち込んだりするのは有効打なんだよな……と考えてしまいます。ここで考えることではないですが。)

・やっぱり人を始末するときは、地元最高方式で憎む余地のないよう「助けてくれてありがとう」と思うくらい苦しめるか死の恐怖を刻みつけて恐怖と暴力で支配するのが最善(人の道としては最悪)なのか……と考えていました。
中途半端な恐怖と暴力が一番復讐に近づくなら、徹底的にやった方がいい……!(そもそもやらない方がいい。)
なぜこういうことを考えるのかというと、私は復讐されるのが怖いので、復讐されないためなら何でもするからです。

・四仔さんが素手で手術をしていて、(血液感染……!)と思いました。
(食人要素が好きでホラー映画などを見ていたり、家畜が食肉になるまでの過程を勉強したりすると、食人のリスクや屠畜の方法に詳しくなりますが、体液による感染症のリスクにも詳しくなれるので。要らなすぎる知識です。)

・みんなが一人を思ってこんなに守ってくれるのが本当に最高で……

・信一さんのナイフ捌きが人を殺すために急所をついていて笑顔になりました。
やっぱり殺しのアクションも最高!!!
(香港映画はアクロバティックなアクションが多めな印象で、殺すために目潰しや急所を狙うことに重きを置いたアクションは控えめな印象があったためです。今作は園村監督のような急所を狙った殺すためのアクションもところどころにあり、個人的にはめちゃくちゃ嬉しかったです。その場その場で、どんなアクションが映えて、かつどんな意味があるかを説明できるアクションで、アクション映画としてめちゃくちゃ見やすいというか、もうアクション映画の最高峰というか……)
(個人的には脚を使った絞め技等も多くてめちゃくちゃ嬉しかったです。細かい筋肉や関節の動きまで使ったアクションは最高なので……園村監督のアクション映画と『一勝千金』を嗜んでおいてアクションへの解像度を上げておいてよかったです!)

・信一さんの指が切られるところで助けてくれる一般市民(市民より住人がニュアンスとしては正しそうです。)の方が王九さんに立ち向かううえに、切断された指にも臆せず助けてくれて……判断力が早すぎてものすごく好きな場面です。
普通は逃げ出してしまうので……王九さんは危険すぎるのでみんなに逃げてほしいですが……

・十二少さんが加勢しにきてくれたときの過去の説明と動機づけをセットにして説明しているのが、時間の使い方と展開をとめずにやっていてうますぎて驚きました。
ついでに、Tiger哥と十二少さんの信頼関係みたいなところにも焦点があたっていてすごい……

・Tiger哥には上着だけではなく服を着てほしいです。
監督が「めちゃくちゃかっこいいので、上着だけ羽織ってください」みたいにしたんですか? 私の性癖がさらに曲がってしまうのですが……俳優さんたちも肌の露出を控えたいとかありませんか?……大丈夫なのか……本当に見ても大丈夫ですか? 本当に合法ですか?
(『エグザイル/絆』でも怪我した人が上着だけ羽織る場面があったので、香港映画ではサングラスと上着だけ羽織るのがかっこいい文脈があるのかもしれない……と思いました。)

・王九さんが強すぎて「絶対に強化系だろ!!!一人だけ念能力が使えるから無双しているみたいだな……天空闘技場の上層階に入りたての洗礼……?(HUNTER×HUNTERネタが好きなので)」と言いながら見ていました。(途中からウボォーさんみたい〜と思いながら見ていました。)
それにしても、フィリップ・ンさんがこういう何も考えなしに感情的に楽しい! 暴れたい(遊びたい)! それ以外はどうでもいい! みたいなクレイジーでハッピー(周りからしたらアンハッピーな場合が多い)なキャラクターを演じてくれて、今までの真面目なキャラクターが多いイメージががらりと変わって驚きました。
(フィリップ・ンさんは真面目なキャラクターを演じることが多い印象が勝手にありますが、どこから来たものなのかあまり覚えていません。警察の役とかから……? 『ゾンビ・ファイト・クラブ』はそもそもキャラクターの描写自体が少なかったし……)

・信一さんに龍哥が握手をするとき、(あ、『エグザイル/絆』にあった握手か……だめだろ!!! 黒社会に引き込んでは……本人たちは同意のうえなのだろうが……)と悩みました。
私は親にあたる人物が子にあたる人物に黒社会を継がせるのはいいのだろうか……やはり継がせるべきではないのでは……と考えてしまいます。

・四仔さんは何で戦ってくれるんですか?! 黒社会に強く関わりがないうえ、むしろ嫌っているのに……たとえ一人で逃げても誰にも咎められない立場なのに進んで助けてくれていて……本当に……こういう優しさや人情みたいなものが私はめちゃくちゃ好きなので最高です。

・四仔さんは過去が重たいだけではなく、医者で、黒社会を嫌っていて、でも友人は助けてくれる優しさがあって、日本語が分かって、フィジカルも強いの……何でですか?! こんな要素がたくさんあって、こんなの……好きです!!!!
ソイ・チェン監督の要素がたくさんあるキャラクターの描き方が最高すぎて本当に好きだと気がつきました。

・王九さんが指で刺突できるのが、武器携行に左右されないうえに近接格闘においてはどこに武器があるのか分かりにくい武器で便利だなと感心していました。

・龍哥が身を挺して逃がそうとしてくれるところで、(『ドラゴン×マッハ!』のボスの業を背負っている火の鳥の猿田彦システムなんですか? なぜ人はここまで苦しまないといけないのか……)と考えてしまいました。

・龍哥に信一さんと十二少さんが呼びかけるのに、四仔さんだけ離れて見ているのが、それぞれの人間関係や四仔さんまで呼びかけたらもう逃げられないから耐えているんだろうか、など考えてしまいます。

・王九さんがのこぎりを持ってくるところで、「まあ……、私もそうします。(『THISコミュニケーション』のデルウハさんの思考)」と思いつつ、やっぱりこの人だけホラー映画の登場人物並みに怖いな……と思いました。

・ぼろぼろになっても敵に立ち向かう三人が生きていて本当に……よかった……
あとこのあたりの特典映像が最高すぎて、収録していただきありがとうございます!!!!

・陳洛軍さんが入院中に逮捕されるのも、今まで使っていた番号が使えなくなるのも、両親が香港の方だということが判明して身分証の発行と釈放されるのもすべてが複雑で悲しくなります。
出会わなければよかったのか、それとも……みたいにたくさん考えてしまいます。
(『魔人探偵脳噛ネウロ』の終盤のように、やっぱり出会っていてよかった! とは思いますが、本人はやはり複雑な心境のはず……と考えてしまいます。) 

・Tiger哥が三人は亡くなったというのがどれだけ覚悟して言ったのだろうとつい考えてしまいます。
我が子同然にしていた十二少も含めて三人を守るためでも、亡くなったことにして貫こうとする覚悟と、亡くなったことまでもして助けたかったのだと感動してしまいます。

・三人と陳洛軍さんが再開したときに、お互いに生きていてよかった! と笑顔で会っていて……本当によかった……仲が良くて……
四仔さんが辛そうですが……もう何があったんだ……

・香港の男性は同性同士でハグとかするんだ……と驚きました。
ジョニー・トゥー監督作品や『狂獣』など(若者より、親にあたる世代が主人公が多いためな気もしますが)ではあまり見ないのですが、若い世代で友人同士だとする感覚なのかもしれない? と推測しています。
(自分は人との身体的接触がかなり苦手なため、同性同士でも肩を組んだりしているのを見ると「えっ……めちゃくちゃ仲がいい?! 分からない……」と思っています。)

・麻雀をまたしていて嬉しいです。友情の演出がうますぎる。最高です!

・王九さんに人望がなさすぎるし、子どもに手出ししようとしているのが……本当に最悪すぎる……子どもはたくさんおいしいものを食べさせて、温かい服と寝床を用意するものだろうがよ!!!(こっちもこっちで最悪な趣味であるが……)

・なんで主人公たちより王九さんが歌う時間の方があるんですか? わざとへたそうに歌っていて王九さんはジャイアンみたいだな……と思いました。
声の出し方を訓練すれば声量はありそうなので歌唱力はすごそうですが。

・主人公が一人で突撃することに「死ぬ気か?! お前には友人がいるだろうが!!! 頼ってくれよ……」と謎の目線からの感想が出ました。
一人でやり合うには分が悪すぎる相手なので……

・二丁拳銃をぶっ放してくれる王九さんに、これがみんな見たいやつだ!!! とテンションが上がりました。

・それでも、三人が助けに来てくれて……見せ場がみんなそれぞれかっこよくて……最高!!!!!!!

・バイクを破壊する王九さんに、さすが悪役のボスをつとめるだけあるな……と感動しました。
ボスとしての貫禄はないですが、強さと前に出て戦うことでカリスマ性はありそうです。

・四仔さんにボコボコにされる人が暗闇に引っ張られて消えるのが完全にホラー映画で大好きです。
医者の戦い方ではないだろ!!!(『ケンガンアシュラ』の英さんが医者の戦い方かと言われると、それは極端すぎるなとも思うので、医者の戦い方とは? と思います。世界樹の迷宮のメディックみたいな戦い方?)

・信一さんと十二さんが敵に挟まれて戦うところで、腕を組んで支点にして場所を入れ替わる、武器を投げあって助けるところが二人で大人数と戦うアクションシーンの最高峰な気がしました。『ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ』のアクション並みに二人対大人数のアクションがすごくて最高です!!!

・四仔さんは一人で戦っているのも好きです。敵が紅葉おろしにされていてかわいそうでした。狭い通路(狭い空間)でのアクションが見られて最高です!!!
あと最後に顔を出すのが、覚悟や過去に向き合う決心がついたように見えてとても好きです。
胸が開きすぎな気もしますが……あの……本当に合法でいいんですか? 露出を減らしてほしいです……心臓が持たないので……

・王九さんが強すぎて本当に勝てるのか……?! までの追い詰め方がすごすぎる。『ドラゴン×マッハ!』の最終決戦並みに本当に勝てるか分からなかったです。

・落下するシーンは『ドラゴン×マッハ!』を思い出しました。何だろう……この運や天みたいな概念みたいなものがさらりと入っていてすごく好きな場面です。
(いろいろと作品を見ていると、まったく別の作品でも影響を受けたのかなみたいなものを感じるときがあり、そういう経験や文化の蓄積みたいなものを感じる気がして好きです。)

・陳洛軍さんが信一さんに手を離せと言うところで「それで離せる人がいるわけないだろ!!! 友人の手を離したくて離すやつがどこにいるんだよ……酷なことを言わないでくれ……」と思いました。

・王九さんが服を脱いでいて、(あんなに派手派手で最高なのに?! 香港アクション映画ではときどきありますけど……かっこいいけど、唐突な露出で脳がびっくりしている……)と思いました。

・めちゃくちゃ身体を強化してきて手下もめちゃくちゃいる厄介すぎるボス戦で、まず手下を倒して内部から傷つけないといけないという攻略ハードルの高さに今まで見てきたアクション映画でもトップクラスの厄介さに「本当に勝てるのか……」と絶望します。
(『ベイビーわるきゅーれ』の雪村かえでさんや『ドラゴン×マッハ!』の獄長、味方ですが『先生!口裂け女です!』の口裂け女さんを思い出す強さです。)

・信一さんが王九さんにとどめをさすところで、物語が終わったことにほっとしながらも、信一さんは龍哥の跡を継ぐのだろうな、復讐をしてよかったのだろうか、と真剣に考えてしまいました。
(最近は黒社会の友情ものに疑問を感じる倫理観に変化してきたため、最高!!! と言いつつ暴対法! とも言っていて自分でも何がなんだか分からないうえ、落とし所を考え中です。)

・最後にぼろぼろになりながらも人を助けていて、この四人はずっと仲良く、カオスでダークな考えにならないでほしいと思いました。
(それにしても、香港映画はよく人を木箱に詰めるな〜! と思います。『エレクション』『エレクション 死の報復』の印象が強いだけかもしれません。)

・最後に四人で屋根の上にいる場面に、よかった……とほっとします。
みんなの格好が少しずつ変わっていて本当にありがとうございます!!!!

・それでも、四仔さんは黒社会から離れられるのに一緒にいてくれて……そんないいのか……優しすぎる……と思うと同時に、仲良く一緒にいてほしい!!! と矛盾した気持ちになりました。陳洛軍さんも親を知らなかったため離れられそうですが、本人に離れる選択自体がなさそうです。)

・エンドクレジットもめちゃくちゃ本当に最高!!!! こういうのが見たい!!! というオタクの心を分かりすぎでは……?


【ディスク特典の感想】
・アクションメイキングはどんなアクション映画でもありがたいですが、インタビューも練習中の映像もたくさんあって最高!!! です。『ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ』みたいにドキュメンタリーを作ってほしいですね……お金なら払います!!!!
(金で何でも解決しようとする悪役か?)

・アクション俳優さんがアクションの割合に比べて少ない印象ですが、本当に……あの……大変そうで……アクション俳優さんでも大変なのに……アクション俳優ではない方がめちゃくちゃアクションをしてくれていて……アクション映画を撮るときはアクション俳優さんももっと入れてほしい!!!! と思いました。
(個人的には『ベイビーわるきゅーれ』シリーズのようにアクション俳優さんのアクションと、アクション俳優さんではないアクションを分けてやるとかが好きです。しかし、『ベイビーわるきゅーれ』ナイスデイズでアクション俳優さんではない方もめちゃくちゃにアクションをしてくれていて……ありがたいのですが、大変そう……と思ってしまい……)

・アクションがしたことがないみたいなことを言っている俳優さんをメインに据えてよくあんなにアクションさせましたね……『ベイビーわるきゅーれ』の髙石あかりさんみたい……大変そう……

・怪我をしたシーンが本当に大変そうで……アクション映画って規制されてもおかしくないな……とつくづく思います。『ハーモニー』なら絶対にホラー映画と並んで規制対象になってそうです。

・怪我をメイクで隠して撮ったみたいなことを話していませんか……? そんな過酷な撮影だったんだ……と思いました。

・陳洛軍さんを逃がすところの最後のアクションシーンのわちゃわちゃ感が最高です!
それにしても『ドラゴン×マッハ!』の監獄で暴動が発生したときのアクションがいかにすごかったかが改めて分かります。あれほどの規模で質の高いアクションは本当になかなか見られないのでありがとうございます!!!!

・撮影がうまくいって拳をぶつけ合うみたいなのってフィクションではなくて、現実であるんだ……と思いました。

・信一さんが顔を出してバイクに乗るのでスタントではなく本人がやる必要がありますが、そのシーンの多さが異常だな……と思います。普通なら本人の顔が出ないようにしたシーンを多くして、危険ではないシーンのみ顔を出して本人にしてもらうはずなのに……

・信一さんが特典映像で九龍城を案内してくれるときに、副委員長とあって(なんか……日本語のイメージで考えるとドキドキするな……)と思いました。
(副委員長という言葉にドキドキする自分の異常性に気がついただけ、と言うのかもしれないが……)

・インタビューはいろんな格好でされていて、その……ありがたいです!!!
作中の衣装でインタビューを受けているのも好きですが、また違う服装を見られるのも最高……!!!

・撮影終わり!! のオフシーンが本当に……無事に終わってよかったです……よかった……

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『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』のブロマイド付き前売り券を買った日記です。

キモオタがブロマイド付き前売り券を買った記録です。
内容は完全にオタクなため、オタクを許せる方のみご覧ください。
※ブロマイドの交換等をする予定はありません。
#九龍城寨之圍城 #日記



『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』が日本公開、おめでとうございます!!!
香港版を購入し、分からないなりに見ながらめちゃくちゃ感動して「これはもう『ドラゴン×マッハ!』の再来では?!?!!!(幻覚)」「推しが増えてしまう!!!助けて!!!」「……私は鄭保瑞監督の作品で二次創作をしてしまっている?この話、やめよう…………」となったりしました。
他にも供給が多すぎて心拍数が一気に上がって大変だったり、キャストがオフで仲良さそうにしていたりで「供給ではないが、そう見てしまうのでやめてくれ!!!!(キモオタが完全に悪いのですが)」と叫んでいました。
改めて書いてみても気持ちが悪すぎる。

しかし、嬉しい日本公開に、なおさら嬉しくなってくるブロマイド付き前売り券というものが発売された。
ブロマイドは11種類で、ランダムという資本主義を感じさせる恐ろしいものだったが。
資本主義って、やっぱりよくないかも……

全部買うから11種類セットで売ってくれ〜〜〜!!!!!!
12月くらいからほぼ毎日脳内で叫んでいました。
全種類を揃えるために最低でも、1800円×11枚……だめだ、考えるのをやめよう。

それにしても公式の香港映画のグッズって、フライヤーと前売り券くらいしかなかった(あったとしてもパンフレット)のに唐突にブロマイドが来てしまい……自分の肉(二次創作)を食べていたのに急にご飯が来た気持ちになって「今までなんというものを食べていたんだ……?」と思いました。



というわけで、先日ようやく悪辣なブラインド商法に諦めて購入しました。
こういときオンライン発券で在庫の心配がなくいつでも買えるのはいいですね。
11枚が一気に買えず、10枚+1枚で買うしかないのはどうかと思いますが。

ブラインド商法に不満を言う割に、ひとまず11枚買いました。
なぜなら私はキモオタで資本主義の犬なので……
このときばかりは、資本主義とは……娯楽とは……消費とは……といろいろ考えてしまいました。
社会の授業か?


始めてブロマイド付き前売り券を買ったのですが、次の点で人が少ない時間帯に行っておいてよかったと思いました。
  • 一枚ずつしか発券できない
  • 発券時に印刷されるまで時間がかかる(体感1〜2分)
  • 周りの目が気になる



以下からは買ったときのキモオタのレポです。

外に出たら天気予報の雨雲レーダーに雨雲がなかったのにわずかに小雨が降っているうえ、ブロマイドを入れるように買った100均のファイルが壊れました。
箱みたいになっているファイルの開いたり閉じたりする本の背みたいなところが完全に割れました。ついてなさすぎです。

5枚くらい被りが出そうだな……と思いつつ、2024年に完全に運を使いきった気もしているので本当にはらはらしました。

始めてなのでもたつきながらコンビニで印刷を開始して、まず一枚を発券してみました。
一枚目は陳占さんのブロマイドで、あまりにかっこよすぎてオタクスマイルになってしまい、本当に危なかったです。

そのままどんどん発券していきましたが、5枚目まで重複がなく「ここからヤバそうだな」とはらはらしながら発券していきました。
その結果、10枚目まで重複がなく、主人公の陳洛軍以外は出てくれました。

最後の11枚目の発券時「主人公、がんばれー!!!」と謎の応援を脳内でしていました。
11枚目に出てきたのは……龍捲風でした。

その瞬間に「確かにオープニングの主演の二人にいますけど、龍捲風が主人公ってことですか?!!」と笑ってしまいました。
主人公、主人公の座を取られている……(取られていない)

主人公が出るまでもう少し買ってみるかもしれません。ちょっと考えますが。
これがガチャ課金やギャンブルをする人の気持ち……?(やはり自分は賭け事をやらない方がいいという気持ちが強まりました。)



【追記】
映画公開前日までムビチケの購入ができたため、それまでに追加で購入しました。
追加で購入したのは7枚です。中途半端な枚数ですが、カレンダーつきのムビチケの方も買っているのでその枚数との調整です。
調整というか、前売り券を買っておいて使いきれないのがもったいなくて私は嫌なので自分が見られる上限まで前売り券は買いません。
つまり、約20回は見られるだろうなと考えたうえで前売り券購入限度数を決めました。(『葉問4 完結』は20回以上、『マスターZ』は15回以上劇場で見た前科があるためです。他の香港映画も複数回見ている作品がかなりあります。)
これを決めないとたぶん本当にギャンブル依存症みたいになってしまうので……

結果ですが……陳洛軍さんは出ませんでした!!!
やっぱり資本主義はよくないのかも……

しかし、全員が推しなので問題はありませんが!!!
(監督も推しですが、外見ではなく作品が好きなので複雑ですが……でも、監督のブロマイドって何?! と出てきた瞬間に笑ってしまいました。確かにかっこいいですが、ビジュアルではなく監督として好きなのでブロマイド……? という気持ちです。)

というわけで、自分の記録のために出てきたブロマイドを載せておきます。本当に要らない情報ですが、これは自分の日記なので書きます。

1.陳占
2.十二少
3.王九
4.虎哥
5.信一
6.監督
7.狄秋
8.龍捲風
9.大老闆
10.四仔
11.龍捲風
12.十二少
13.四仔
14.大老闆
15.龍捲風
16.十二少
17.虎哥
18.監督
どのブロマイドもかっこよくて最高です!!!!
※ブロマイドの交換等をする予定はありません。

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『九龍城寨之圍城』の二次創作です。
#九龍城寨之圍城

【※注意】
・ぬいの画像があります。
・四仔さんのぬいにワンピース等を着用させています。(女装があります。)
・信一さんのぬいにジャージメイド(ジャージ+エプロン)を着用させています。(女装があります。)
・十二少さんのぬいに中華風ワンピースを着用させています。(女装があります。)
・作中の衣装にない服装をぬいに着せています。

上記の注意にご理解いただけた方のみ、パスワードを入力して続きをご覧ください。

パスワードはこちらを参照してください。


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『怪人の偽証 冨樫興信所事件簿』の感想です。
#鑑賞記録



・アクションがいい!!!!!最高!!!!
やっぱり最高アクションは最高なので最高です!!!

・それ以外は……ブロマンス(男性同士の友情)の描き方は『エクザイル/絆』を思わせる場面もあり個人的には好きです。
煙草を吸う所と共闘するところは好きです。

・怖い表現は好きだったり、アクションもすごかったり、人間関係も分かりやすかったりいいところはたくさんあるのに、個人的にはどれが主軸か分からないまま終わった感覚です。
(細かな表現、感情の機微に気がつけない頭が空っぽ人間の感想です。)

・めちゃくちゃ正直に書くと、男の友情、過去の事件と後悔、怪異による失踪事件、アクションの要素が浅く広くありすぎてどれが主軸・導線なのか分かりませんでした。
私は頭が空っぽなので……
次のどれかかな……みたいに思っていましたが……
「現実の事件かと思いきや、オカルト要素が絡んでくるホラー寄り映画なのか?(『ジェーン・ドゥの解剖』みたいに何気なく調べていたものがオカルトだったみたいな展開)」
「現実とオカルトが絡み合った謎解きものなのか?(『聖地X』『リング』『劇場版 ほんとにあった!呪いのビデオ100』)」
「人間も関わる事件+オカルトの事件を、友情と機転、過去の事件から分かったこと、アクションで解決するホラーアクションものかな?(『きさらぎ駅』『温泉シャーク』)」
「オカルトとみせかけてアクションメインで解決するホラー風アクション映画かな?(『オカムロさん』『先生!口裂け女です!』)」
「個人の力(人間)ではオカルトは解決しきれず、後味が悪いホラー映画かな?(『アントラム』『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』)」
「世間的な平和は続くけど、世の中は不気味・不条理なことばかりだよ的な後味が悪いホラー映画かな?(『リング』『セルビアン・フィルム』)」
と思って見ていましたが、最後まで怪異も生埋め事件の犯人とよく分からないままで、冨樫の葛藤や過去に何か影響を及ぼした描写もなく、なぜ探偵コンビが結成されたのかもよく分からなかったです。

【個人的に謎が残る、微妙だったところ↓】
・公式では子取りの動機は「子どもの味方で、子どもにひどいことをした大人への復讐」では?というセリフもありますが、家族関係が良好な人も失踪しているというセリフと矛盾してしまう。

・津田さんを襲った犯人もアサクラが逃がして後味が悪い。
失踪事件は人間と子取り、どちらもあります以外に何も分からなくて報酬系が刺激されない。

・怪異の謎が解けないのはともかく現実の事件は重要参考人死亡と犯人の失踪で解決してない。

・依頼人の不倫相手は失踪したままでも、まあいっか〜みたいなのりで、人がいなくなっているんだが?倫理観どうなっていますか?
まあ前科者と元刑事だから、倫理観壊れちゃったかな?と思いました。

・警察官は三名が亡くなっているのに、冨樫の心情描写が終盤でないため冨樫が怖い。

・アサクラが探偵の相棒をすると決断した決め手・きっかけがよく分からない。(どこで冨樫に懐いたのか?命を懸けたり、信頼をすると決めたところが分かりにくい。二人で戦ったところ?)
なんか雰囲気はいい感じで終わったけどどこに帰着させたいんだよ!!!!と思いました。
雰囲気だけはいいので、登場人物たちがその場限りの感情だけで動いているように見えて怖い。

・子取りも不倫女性のように人間にはあり得ない現象を起こしたり、既に亡くなった人物を模していたりする割に、包丁で戦ったりするので「この怪異の特徴は何?」「めちゃくちゃ予算と都合のいい存在か?設定あるんですか?」と思う。

・アサクラが殺人犯から離れる理由が説明されていなくて、殺人犯から目を離すことへの無能さ(こいつ、馬鹿か?なんで?)にいらつく。
こんなこと私も思いたくもないが。

・最後に警察に保護されるのも、山に警察はいないだろと思いました。
山に入るときにご近所さんに見られて通報されたのかな?

【個人的に謎が残る、微妙だったところ↑】


・アサクラがヤクザに親を殺してこいと言われたところで、「……? そんなめんどうなことしますか? 親がヤクザ相手に子どもが所属していることを理由にめちゃくちゃ金をせびったり、暴対法を振りかざしてたかったりしてくるなら分かりますけど、そんなめんどうなやつを組に入れないのでは……?生命保険が親にかかってた……?だったら自殺か事故に見せかけるし……前科者になるんだったら、もう少し合理的な犯罪させて利益を出すようにするよな……」と思いました。
(趣味でオカルト、事件など調べるのが好きなので、最近のめちゃくちゃ合理的かつシステム化されている強盗事件などを思うとヤクザは意外と犯罪に対してリターンをみこしてやるはずなのでこんな感情的に動かないよな~と思います)

・エンドクレジットで演じた方の姿と、キャラクター名、俳優さんの名前が出るところはよかったです。

・なんか全体的に声が小さい……!!!
アサクラさんはもう少しはきはき話してくれませんか?
邦画はボソボソ話すとよく揶揄されているのを知っていて、あまりそういうイメージで語りたくないと思ってこういうことは書いたことがありませんが、マジで『ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ』の「邦画ってこうやってボソボソ話すやつか、パーティーだぜ!!ひゃはあ!!みたいなやつばっか」かな?と思いました。
冨樫さんのセリフ以外、英語のリスニング試験並みに集中して見ていました。疲れた……
(これは私の耳が悪く、対面ではほぼ問題ないものの、映画などの媒体では聞き取りにくくなる傾向もありますが……)

・拳銃が出てくる割に拳銃を使ったアクションをしないし、特に役立っていなくてよく分からなかったです。
出さなくていいのでは?
(一般人が銃を入手するのは現代日本だとかなり困難なので、すごい!!!と思いました。なんでこんなところで違和感を覚えて銃を使う場面がほぼないんだよ!!!怪異には銃さえ通用しないと表現したいなら、ちゃんと映すかセリフで説明してくれ)

・子取りも女性の家でめちゃくちゃ怪異を起こす割に、最後の山中ではフィジカルと念力でどういう怪異なのか、どういうところが怖いのかよく分からなかったです。
念力は怖いですが、内臓と血液がありとあらゆる人体の穴から溢れ出すとか、急に倒れて原因不明で亡くなるとか、体がねじれていくとか、そういう怪異らしい攻撃をしてほしかったです。
これでは神出鬼没でフォースが使える不審者だな~と思ってしまったので。
(不審者はフォースを使えないが。)

・冨樫さんは何に価値をおいていて、何のために行動をしているのか、どの目標のために行動を選んでいるのか分からず、最後も元同僚が亡くなっているのに落ち込む様子もなく「え……十年前の児童生埋め事件を引きずっていない……?情報屋と接触したり、元同僚にも会いに行くのに、犯人や元同僚が亡くなっているのに後悔などないのか……?怖………………」と思いました。
お金のためなのか、複雑な人間関係の汚いところをみたいのか、事件解決の糸口を探しているのか、刑事ではできない方法で誰かを助けたいのか……
そのため、探偵コンビが結成されようが、マジで「はあ」しか思わない。近所に野良猫がいたとかいう情報の方がテンションが上がる。

・『ハーモニー』みたいに人間は非合理的で、将来の利益より目先の利益を過剰評価しがちだという話がありますが、冨樫さんはどこに行動するべき評価をしているのかさっぱり分からず、私が社会不適合者のため、人間の感情を理解できていないんだな……と改めて思いました。

・娯楽的な物語のベーシックな作りはストレスと報酬系が刺激されることだと思いますが、この作品は主に細かな要素をそこそこ回収(回収されないこともあり、伏線なのか分からない部分もある)→中途半端にストレスが溜まったまま報酬系が刺激される要素がなかなか来ない→物語の終わりで感情・怪異と過去の事件謎解き・友情すべてが中途半端に終わりストレスが残る作りだと感じました。

・映画が終わって外に出たら看板を持った監督さんがいてびっくりしました。
こういう面白かったけど……みたいな作品のとき、どういう顔をしたらいいのか分からないの……(すべてが嘘の綾波レイ)と思いつつ帰りました。

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『九龍城寨之圍城』の妄想です。
#九龍城寨之圍城

【注意】
香港版を見ていて、理解ができていない・誤解しているところが絶対にある妄想です。
全年齢向けの妄想で、CP等はありません。




【四仔の服の話】
四仔は服装に無頓着でビデオにお金を使うので、基本的に服装が全体的にちぐはぐだったり、サイズが合っていなかったりするのを、患者で来ていた周りの人たちが段々と打ち解けて知っていくにつれて、「サイズを間違えて買った」「もう着れないけどきれいだからどう?」みたいな感じでいろんな服などを持って来るようになっていてほしいです。
四仔も周りの人に自分は心配されているな……と表には出さずにも理解しているので、着れそうな服はだいたいもらってそうです。

そうやってもらった服を適当に組み合わせて着ているので、服をあげた人からは喜ばれたり、信一と十二少からは「もう少し似合うように合わせて着ればいいのに」「この前に見たホラー映画に出てきた人と似てるな~、何か怖い人に……かっこいい服を着せてみたい」と思われていてほしいです。
龍哥からは「いつも適当な服装で少し心配だな……信一と十二少はおしゃれが好きだから、なおさら……でも、本人はおしゃれとかあんまり好きではないんだろうな」と密かに思われてそうです。


【写真の話】
龍哥が信一の写真を撮っておきたいと思い、当時の最新型のカメラを買っていろいろな写真を撮っていてほしいです。
こまめに写真を撮って、アルバムにまとめたものを龍哥が信一と一緒に見ていてほしいです。
(そして、この経験から信一は自分への自信がついていて自撮りとか、誰かに写真を撮ってもらうのを楽しんでいてほしいです。)

十二少と仲良くなってからは二人で写真を撮って遊んでいてほしいです。

四仔は写真を撮られるのが嫌なので最初は避けていたり、断ったりしがちものの、信一や十二少、近所の人たちの写真を見せてもらうのは好きそうです。
写真を撮られるのが嫌な状態から、少しずつ変わっていって撮られてもあまり気にしないようになって、信一と十二少になら写真を撮らせてあげていてほしいです。
(あとこっそり寝顔とか撮られていてほしいです。)

陳洛軍は自分や周りの人の写真があまりないので、信一と十二少と一緒に写真を撮って「こういうのが羨ましいとずっと思っていたから嬉しい」と現像した写真を大切にしていてほしいです。


【おやつの話】
四仔は服や食事、休みにあまり頓着していないため、忙しいと食事を抜いたり、具合の悪い近所の人の生活の手助けをしてきつめの肉体労働をしているのが周りに知られていて、患者さんから逆に心配されて食事やお菓子をもらっていてほしいです。
周りの人と親しくなるうちに食べきれない量のお菓子をもらうようになったことで、信一や十二少がお菓子目当てに暇を潰しに来ていてほしいです。
(陳洛軍を「ちゃんと食べているのか?」「疲れてそうだな」と四仔が心配してときどきお菓子をあげたりもしてほしいです。それで陳洛軍に懐かれていてほしいです。)

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『九龍城寨之圍城』の妄想です。
#九龍城寨之圍城

【注意】
香港版を見ていて、理解ができていない・誤解しているところが絶対にある妄想です。
全年齢向けの妄想で、CP等はありません。




【床屋の話】
龍哥が髪を切るお手伝いを信一がときどきしていて、仕入れた整髪剤をお試しで周りの人に無料で使っていてほしいです。
たまに失敗したり、仕入れた商品が微妙(使っている水や他の石鹸などに合わないなど)でうまくいかないので仲のいい方たちからは実験台と言われていてほしいです。

十二少は信一とノリでいろいろ試してくれて、四仔は無料かつ信一にめちゃくちゃ頼まれてしかやらなさそうです。
陳洛軍はそれを知って「俺もよければ……」と言ったら「あー……ちょうど試せそうなのがなくて」と遠回しに断られて落ち込んでそうです。
あとから信一が気を遣っておろしたカミソリなどの使い勝手のお試しの声をかけていてほしいです。


【髪の話】
十二少と信一はかなり髪に気を遣っていると思いますが、四仔は自分の服装や髪にあまり興味がないイメージなので、ときどき十二少と信一ががんばって髪を切らせに床屋に連れて行くようにしていてほしいです。

十二少と信一だと、「そろそろ髪を切った方がいいだろ、前髪とか邪魔で見にくくないか?」「困ってない。縛れば問題ない」「えー髪を切った方がかっこいいって」「……見た目はもういい」「すっきりして患者さんも怖がらなくなる」「患者とはすでに良好な関係がある」など延々とあえなく四仔に断られていて、床屋に連れて行くのに苦労していてほしいです。

龍哥だと「前に髪を切ったのはずいぶん前じゃないか? そろそろ来ないか」「……時間ができたら行きます」となっていてほしいです。
(あとに龍哥が言うと四仔が素直に聞くと知った十二少と信一が、龍哥の伝言を伝えに行くようになってそうです。)


【ビデオの話】
(時代はすべて無視していますが)四仔さんが入手したビデオに偶然『となりのトトロ』が入っており、病院に来ていた信一と十二少が見つけて、「アニメ? 面白いのか?」「子どもが見るものだろ」「見るならさっさと見て、病院から出ていけ」と見始めて、夢中で見ていてほしいです。
翻訳やどういう展開をしているかの説明は四仔さんが見ながら信一と十二少にしているといいなと思います。

見終わったあとに、四仔さんをトトロに見立てて信一と十二少がしがみついて飛ぶシーンを真似して、四仔さんは文句を言いながらも楽しそうに遊びに付き合っていてほしいです。
(四仔は三人の中で一番体格がいいのと体力があるのでトトロにされたと妄想しています。)

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『ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ』の監督挨拶付きの上映会(大阪)の感想です。監督挨拶の感想がメインです。パスワードは、『ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ』が全国公開された日付を8桁の数字にしたものです。
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『マミー』 の感想です。
#鑑賞記録



・映画関係者への誹謗中傷へはしっかり対応すると出されていて安心しました。
誰にどんな罪があったにせよ、それを公にぶつけていいわけはないと私は考えているためです。
(あと加害者側の家族や近しい人々にそういう攻撃がいく現実も知っていますが、それに対してあまりにも守る側が少ないと思うため、正しい表面だと思います。)

・人物の名前が出る際のエフェクトがドキュメンタリーっぽくないというか……良くも悪くもYouTubeみたいに見栄えを気にしている雰囲気があるな……と思いました。
(ドキュメンタリーは真面目だったり、硬めの題材を扱っていたりすると、名前に対して装飾はあってもこうしたエフェクトが出ること自体がほぼないと改めて気がつきました。なぜならドキュメントなので、エンタメ的に視覚的に楽しい映像効果は優先順位が低いし、むしろ淡々と名前を出した方がドキュメント感が出るのだなと気がつきました。)
(映画でドキュメンタリーだったら、こうやって目を引く表現自体不要で、簡潔で視認性の高い文字表示をしてほしいなと考えています。)

・題材、構成は面白いものの……あの……はっきりと誰を取材しているか出してくれません?!?!!!とかなり強く思いました。
事件を知っていて、息子さんが冤罪では?と言っているのを知らないと、「誰?!」と最初に思ってしまうし、事件など知っていても「この方は事件関係者の○○さんかな……?推測混じりでドキュメンタリーを見るのはよくないよな……偏見が入るから……」と自分の推測が事実と間違っていないかひやひやしながら見る時間がそこそこあり疲れました。

・『正義の行方』の出来がよすぎたな……と改めて思いました。
『正義の行方』も『マミー』もほぼ同じ題材を扱いながら、細かいところでストレスを感じるか感じないかで、前者は「なるほど、冤罪の可能性あるか。納得するところもある……再審してほしいですね」、後者は「……再審してほしいけど……この映画、……疲れたな……いろいろ思うところがある……」とかなり自分の中で評価が分かれました。

・そもそも『マミー』が結構林死刑囚の家族よりでは?と感覚的にと思いました。
どこが?と言われるとあまりはっきりとは言えないのですが、林死刑囚の娘さんが心中した事実が別に事件そのもののが冤罪かどうかの疑惑にまったく関係していないところです。
「冤罪かもしれない判決で、死刑囚の家族の未来にも悲劇を招いた」みたいな表現で、鑑賞者に対して感情的に「この事件は冤罪かもしれないだろ!加害者側家族が亡くなっているんだぞ!」と訴えられかけているように感じました。
『正義の行方』はこういうのは一切なく、あくまで事件の犯人が誤っているか、正しいと思うか、というものに紐づくインタビューや事実を取り上げていたので、比べてしまったのもありますが……
(『正義の行方』は死刑を執行されてしまった方のご遺族の方が出ますが、事件のせいで〜といった文脈はなく、事件時の話をしているところに焦点があたっていました。)

・それでも、ヒ素を使った保険金詐欺についてはやっていた人の生々しいことが聞けてよかったです。
いや、保険金詐欺はよくないのですが……
(ヒ素を舐めてみようも分からないし、体を壊すような詐欺が楽勝って……?と価値観の差にぞっとしました。)
(でも、確かにヒ素って病気に見せかけて殺害とかにも使われるそうなので、そうなのかも……?と思わなくもないのですが、もう少し言いようがあるのでは?とも思いました。楽勝はどう言ったとしても、こう……誤解を招きやすすぎる……!)

・大金って人を狂わせるんだな~!と改めて思いました。
詐欺でお金を稼ごう!遺産4000万をギャンブルに使った!なのも私には理解できない価値観で、怖かったです。
こつこつ合法の範囲内で収入を得て、のんびり生きようよ……
それはともかく、今も反省していないような言い方に私は感じてしまい(別にこれは犯罪をした方の反省を促すものではないため、どうでもいい個人の感情ですが)、「本当に冤罪を訴える気があるのか?」とは疑問に思いました。
なぜなら上辺だけでも反省してます、と言っておいた方が印象はよく世間的にも冤罪を訴えやすいのでは?と感情面では考えているためです。
(世間というか、人間が感情的なものに扇動されやすいため仕方がありませんが、本当に冤罪を訴えるのであれば「犯罪をしたときは簡単なものだと思っていた→今はそう思っていない」みたいな構造にした方が一般に受け入れやすいのでは……?と思ってしまいました。)

・だからといって、こんな人がいた!だけで、めちゃくちゃ報道しよう!とか、犯人の見込みが濃厚だ!みたいな捜査に動いてしまったとしたら、事実に基づいた報道・捜査をしてくれ!と思いました。

・個人的には保険金詐欺狙いの人が関係のない人を巻き込む事件を起こすかと言われると「しないのでは?」と私は考えています。
昔の保険金詐欺の事件を見ていると、だいたい親が子、夫婦の片方が片方を殺害、など身内でしているためです。
(私は事件への関わりも薄く、何を言っても単なる推測となってしまい事件関係者へ失礼な意見になると思っているため、事件の言及はできないと思っています。しかし、保険金詐欺をしていた→無差別殺人のような事件を起こすと思うか?と聞かれれば疑問です。)

・カレーに混入されたヒ素が、林家にあったものと違うのでは?というパートは……ちょっと……とびっくりしました。
『正義の行方』が鑑定をやり直した結果をしっかり提示したのに対して、『マミー』は事件当時の鑑定は別の専門家からすれば不備があった、事件当時に見つかった紙コップのヒ素と林家のヒ素は違うと主張しています。
しかし、『マミー』は改めてヒ素にした鑑定結果を出していません。鑑定結果やどういった鑑定をしたかを提示されなければ、鑑賞者としては納得できませんでした。
印象、感情、状況などの曖昧なもので死刑判決が出されて冤罪の可能性があると訴える映画にもかかわらず、証拠が目に見える媒体として出せるはずのヒ素の鑑定結果を出さない選択をしたこの映画を、正直私はあまり信じられないと考えています。

・街中で冤罪を訴える人々に絡むおじさんがちょっとあれな人(論破大好きそう、説教大好きそう、そもそも人にだる絡みするの大好きそう、なぜなら人に説教するのが好きすぎて誰も構ってくれなくなっているから)なのを厄介な人だったなという雰囲気を切り取って映す(冤罪を訴える活動をしている人が後から「○○みたいな人だったな〜」という文脈でやれやれ感を出す)のはどうなんだ?と思いました。
死刑と決まったものは違いないと信じている人を皮肉めかして表現したいのでしょうが……
ここで死刑を信じているか、冤罪と疑うか、の両者の立場で必要なのはお互いの理解であって、「どちらが意識が高いか」みたいに違いを浮き彫りにさせて対立を煽らせることではないのでは?と感じました。
あと死刑を疑わない人に説明しても時間の無駄なので……
(こういう対立をあえて映して編集で残した意図も、私はよく分からなかったです。冤罪の活動が大変!なのか、死刑を鵜呑みにする人がいてなかなか再審が進まない!なのか……個人的には、冤罪の活動をしていて、こういう厄介な人もいるんだよね……と映して冤罪は正しいのでは?と偏った意見を推している……?と穿って見てしまいました。さすがに穿ちすぎですが)

・警察、裁判所関係者に取り合ってもらえないのが、こう……『正義の行方』と何か取材方法で違いがあったんですか……?とつい穿って考えてしまいます。
(逆に『正義の行方』はよく取材をあれだけできているな……とも改めて思いました。)

・最後に監督が事件関係者の車にGPSを取り付けるために何度も不法に侵入した(うろ覚えなので不確かです。)で、警察に行っていて……もう……
合法の範囲内でしてほしいですとしか言いようがありません。

警察の捜査や裁判が下した判決を疑いをもって改めて見つめようとする立場が、不正をしてどうする……という絶望があります。
印象で左右されてしまうのはどうかと思いますが、やはり人間は印象による影響も大きいため、「不正を暴こうとしている側」はできるだけ「不正をしてほしくない」と思ってしまいます。
そうしないと、冤罪だと主張したいあまりに(あるいは、作品的に注目を集める映像を撮りたいために)不正、捏造、映像の編集で事実を誤解させるように伝えているのでは?と考えてしまいます。

・いや、監督自身が真実を追い求める(=映像の撮れ高など)あまりに犯罪をしてしまったことが、警察・裁判所の疑いの残る主張にもつながるのではないか?みたいな皮肉的な主張をしたかったのかもしれませんが……

・でも、監督が他人の家に勝手に何度も入ったとすれば、入られた側にとってはとても怖いと思うので……この映画の撮影のために監督によって被害者が出てしまった(示談で終わったようですが)事実は変わりようがないため、手放しで褒められないな……と思います。
私が『正義の行方』を見てしまっていることもあり、この件がなくとも個人的にはあまり評価はしていませんが……(試み自体は評価されるべきと思います。)

・わざわざ作品内のテロップに入れているのは「こんなことをしてしまった=反省している(隠すわけではない)」という意ならいいのですが、なぜ入れる?とも思います。
(監督が自らした行動をエンタメ化しようとしているのなら、嫌だなと思います。なぜなら、私は人生すべてをエンタメ化してエンタメとして済ませてはいけないことまで、エンタメとして消費しているように見えるためです。)

・題材と踏み込み方は興味深いものの、同様のテーマを扱う『正義の行方』と比較して見てしまいました。
その結果、ドキュメンタリーという表現、何を伝えたいか、冤罪に関わる感情的な感覚、を改めて考えてしまいました。(この映画そのものに関わることではなく、ドキュメンタリーによる情報伝達、製作陣の意見の偏り等を疑ってみることの重要さを考えました。)

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『ポリス・ストーリー 香港国際警察』と『サイクロンZ』の感想です。
#鑑賞記録



『ポリス・ストーリー 香港国際警察』
・香港映画のスタントのドキュメンタリーを見ているので、時折(あっ、危険なアクションシーン……)と思いました。

・秘書を捕まえるところ、今だったら炎上するのでは?くらい悪手で……もう少し考えてやって……!!!と思いました。警察だろ!!もっとうまく立ち回れ!!

・序盤から危険すぎるアクションが多すぎでは?

・道が塞がれている!村を突っ切れ!がやばすぎて笑いましたが、実行するのに躊躇いがなさすぎてテンポもよすぎて笑いました。普通なら葛藤して、回想シーンが入ってもおかしくないレベルのはずなのに……
この異常なまでのテンポのよさが最高。
(自分がテンポのよさが好きすぎるのですが、香港映画のテンポが本当にクレイジーでめちゃくちゃ好きです。テンポがいいというより、エンタメのために振りきりすぎてもはやRTAを楽しむ感覚に近いかもしれませんが)

・村を突っ切る車の場面が危なすぎるし、エンドクレジットでは車が上下逆転しているし……
でも、やっぱり派手な爆発は最高!!!

・バスを追いかけるシーンは人命が安い時代が感じられて恐怖を覚えました。これ以降もかなりの頻度で恐怖を覚えます。

・プロモーションさせられる主人公を見て、別の映画でこういう役柄として出ていたな……としみじみ思いました。

・護衛をするにも最悪すぎる手段を取るな!!!

・その後の本当の襲撃もやばすぎて怖いのですが。アクションがいい……!!!最高……!!でも、こんなにサクサク命を狙ってくるのは怖すぎです。

・あんなに壊れた車で走るんだ……と感動しました。
(自分の車をあんなに壊されている秘書さんもかわいそうです)

・メイさんの原付はかわいいが、主人公が引っ張ったせいでお尻からこけているのが痛そうすぎて……主人公!!!していいことと悪いことがあるだろ!!!!

・彼女へのモラハラがやばすぎるのでは……

・それにしてもケーキをぶつけるまでの逡巡みたいなものがほぼなくて、攻撃と間違うレベルでぶつけているのがすごすぎる。

・同居人が存在だけ明かされて、ほぼ出ないのが気になります。

・秘書さんにもてあそばれる場面っていります……?と思ったら、法定でしっかり使われていて笑……えるか……???と思いました。
アウトすぎて笑えません……(あと他人のこういうのが気持ち悪いなと感じてしまうため……)

・法定に証人がいないのもヤバイし、仕事ぶりもヤバイ……!!!
(性的暴行の扱いとか、公私混同とか……今だったら怒られる表現だ!とびっくりしました)

・鉛筆でラーメン食べないで!!!!絵面が悲しすぎます。

・ブレーキが壊れた車がナチュラルに出てきて、公衆電話が破壊されているのが特に物語的には意味がないのがすごくて笑いました。
昔の映画のこういう謎のシーンが結構好きです。意味が分からなすぎて。

・秘書さんを助けに行って、プールへの危険なアクションをして、それなのに主人公は裏切られて……なのがかわいそうでした。
結局、主人公は指名手配されているし……

・上司と署長が意外としっかり優しくて安心しました。署長は不正を嫌うのに、主人公はめちゃくちゃやってんだよな……普通は逆だろ!!!!
上が不正をしていて、主人公は不正を暴く側だろ!!!!なんなんだよ、この映画は……!!

・指名手配されてからの主人公の行動が劇ヤバオブヤバイとしか言いようがなく、落ち着けー!!!とまあ……仕方ないか……??!!??と謎の気持ちになります。
主人公を応援する側なのに、今までの主人公の立ち回りが悪いせいだからな……と突き放して見てしまいました。

・主人公の怒りのヒートアップの勢いがヤバすぎて、今まで我慢して笑いで済ませてきたのが一気にだめになって怒っているのかな……と不安になりました。

・ショッピングモールのアクション!なぜかどこかで見たことがある!で謎でした。
テレビでやっていたのか……?

・それにしても終盤のアクションの勢いが一気に激しくなっていて、すごいを通り越して恐怖でした。
秘書さんもバキバキにやられるし、メイさんも階段から突き落とされてるし……

・ガラスは割れすぎだし、人は落ちすぎだし、バイクのシーンは危なすぎるし、主人公が棒を伝って降りるシーンは本当に危険すぎる。

・主人公が棒を伝って降りるシーンは三回も見せてくれますが、本当に……危なくて……面白いとかではなく、「こんな危ないこと、やめてくれ〜!」だったので時代を感じました。

・主人公が最後にブチ切れまくって悪役どもを殴って、同僚に止められて終わるのが怖すぎです。
えっ、悪役たちへの裁きは……?主人公たちは無事なの……?
主人公は元に戻れるの……?くらいの主人公はブチ切れているし……
狂いを感じました。
これで終わりなんだ……いや、すごい名作(今見るといろいろうーん……問題かも……と思いますが)ですけど……勢いがすごいな……

・エンドクレジットの撮影風景は大変そうでしたが、NGシーンが見られて嬉しいです!
(私は別にジャッキー・チェンさんのファンではないので、脱税とかスキャンダルとかいろいろあるんだよな……といろんなことを考えながら見ていました。)




『サイクロンZ』
・事件を示談に持ち込もうとするのも、誤解されたからと相手を殴るのも、今なら炎上だ……とかなりショックでした。
主人公にしてほしくないことを最初にすべてやらないでください。

・女性に対してすぐ食事に誘うの、怖……と思いました。距離感も異様に近いし……

・裁判に勝っても負けても得だから、友人を誘っていろいろするぜ!なのに、そのいろいろがよく分からなくて最終的には計画が恋愛イベントを発生させるだけに終わるのがすごい。
盗聴器も使わないし、裁判関係者に取り入っても特に何も裁判に影響がない(裁判で告白するだけ)なのが逆にすごいです。

・トンさんの会話に(……笑っていいのか?)と思いました。
でも、私の好きな友人関係が表に出ていて笑顔になりました。

・それはともかく、トンさんの家の超デカスイッチと思想が反映された水槽には笑いました。
癖が強いどころではなく、トンさんの家はもう珍スポット並みにすごいので。

・盗聴器を仕込むところからウォンさんとトンさんが仲違いをしていて、ジャッキー!!!根回しはちゃんとしろ!!!と思いました。
そのせいでメイリンさんは命を狙われてるんだぞ!!!

・ウォンさんが武術の達人アピールをめちゃくちゃしていて、これくらい人物紹介をしてくれると助かりますね……としみじみ思いました。

・そういえばなんで弁護士が戦えるのか一切説明がないな……香港映画の主人公はだいたい強いので問題ありませんが!面白いので最高です。

・これ以上推しが増えるとヤバイと思って見ないようにしていましたが、ユン・ピョウさんのアクションが好きすぎると気がつきました。

・あの弁護士……強いな……消すか!になんでなるんですか?!?

・船での戦いも好きですが、香港らしいデート(香港らしいというか、香港だとこういうのをしてそうだなという勝手なイメージに合っている)で好きです。

・ウォンさんがイップさんに近づくのが意外と真摯で好きです。正攻法で好きです!と言ってくれないと私が告白しているかどうか分からないのが理由ですが……

・ウォンさんがメガホンで呼びかける場面が特に好きです。やっぱり策略とか嘘とか三角関係とかより、ド直球告白が一番分かりやすくて助かります。

・イップさんとウォンさんが付き合ったところで、結局ジャッキーたちの策略には一切利用はされなくて本当によかったです……

・裁判で告白するな~!!!裁判長もとめろよ!!!裁判長は公式CP推しか?????

・裁判での告白シーンはそんなに……好きではないかも……と思いました。なぜなら真面目に裁判をしてほしいので。

・大麻工場に潜入して捕まってしまったウォンさんに大麻を使うのはなぜ……?!もしや……サモ・ハン・キンポーさんのそういう場面を入れた方がファンが喜ぶからか……?!?!確かに、謎の色気がある気がして(気のせいです)なぜかドキドキしましたが……
冷静に考えたら体内から薬物が検出するような状態で水に突き落とすことで、薬物乱用者が誤って水場に落ちて死亡したと装うため、と見終わってからしばらくしてようやく気がつきました。
そうだよな、公式!!???

・工場でのアクションシーンがめちゃくちゃいいし、ユン・ワーさんが演じる社長もめちゃくちゃ強いし、社長は葉巻をずっとすぱすぱ吸ってるし、トンさんのアクションが精密かつ足技がきれいだし、メイリンさんも臆せず戦ってかっこいいし、ウォンさんもめちゃくちゃがんばるし、とにかく面白くてすごかったです!!!!
やっぱりアクション映画は最高!!!!
でも、今見ると危ないな〜!!!と思うアクションもかなりありました……

・ラスボスの人がめちゃくちゃみんなが戦っている最中にも大麻を袋に詰めているし、ジャッキーと戦う前に大麻を舐めていて笑いました。
なぜ仕事しているのか、なぜ大麻を舐めているのか、すべてが謎すぎて好きです。
一緒に戦ってあげるか、逃げようよ!そんな仕事なんか捨てちまおうぜ!!!!

・最後の終わり方で大麻を打たれてぐったりしていたウォンさんに気絶したトンさんがお姫様だっこされているのに笑いました。
確かにメイリンさんは相思相愛のジャッキーさんに連れて脱出した方が安心できるので、消去法でウォンさんがトンさんを連れ出すしかないのですが……トンさんはもうヒロインでは……?!(違う)

・最後に恋人になったジャッキーさんとウォンさんの中で、一人やれやれ……みたいなトンさんにめちゃくちゃ笑いました。こんな……かわいすぎる友人がいるのか……?!!!最高!!!

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次の作品の感想です。
『生きて、生きて、生きろ。』

『決断~運命を変えた3.11母子避難~』
#鑑賞記録





最近、よくドキュメンタリー映画を見ています。
理由はフィクションに疲れたからかもしれません。現実をフィクションにして物語化しないと多くの人々の共感を得られないこと、現実にフィクションを挟まないと伝えられないことが多い傾向に疲れた、というのが私なりに言語化した理由です。
(私自身が現実より、物語化された事象の方が共感しやすい傾向があり、あまりよくないのでは……と考えていたこともあります。なぜなら物語を介してではなく、現実は現実として理解と共感できた方が個人や集団を物語化してエンタメとして消費するのを避けられるのでは? と考えているため。)

数年間で、いろいろなドキュメンタリーを見ています。
その中でも、ドキュメンタリー映画がつながった(現実を映しているのだから、関係のない作品同士でもつながるのは当然なのですが。)と勝手に感動した二作品の感想を書きます。


『決断~運命を変えた3.11母子避難~』

3.11は、いまだにその日になると辛くなります。
私は被災していないのですが、当時いろいろと思い悩んだ時期でもあったため自身の無力感や、ストレスから身を守るための離脱感が強く記憶に残っています。

しかし、たとえ深く関わりのない私であっても、知らないのはよくないのかもしれないな……と考えて見ました。
知らないのはよくないのかも、というのは無力な自分が免罪符として知ることで何かできるかもしれないとおこがましく考えているだけかもしれませんが。

感想としては、すごい映画で見られてよかったと心の底から思いました。
特にエンドクレジットが、震災発生直前に放送された番組で防災についての話題が流れて、そのまま震災が発生して緊急事態の放送に切り替わったところは、当時を思い出して泣きそうでした。

すごい映画だと思ったところがうまく文章にできないので、箇条書きでまとめます。

・被災した方々の復興や支援が当事者の言葉としてしっかり分かった。
感情的な意見ではなく、確かに……と納得しました。
税金はこういう支援に使われてほしいし、必要な方に行き届いてほしいと思います。
あとNHKとかではなんか……前を向こう!みたいな……これからの私たち!みたいな前向きなものが多めで問題提起させてくれなさそうな番組群が多い印象だったので、こういう意見を伝えてほしい……と思いました。
(しかし、感情に訴える方が支援してもらうには有利というか……非常に悩ましい現実問題があります。)

・原発の問題は健康被害として出ている。
原発反対の運動をしている人を知っていますが、こういう現実を知ったらそういう活動をするよな……と考えました。

・なんで被害者側が訴訟してるの? やるのは加害者側では?
怒りしかないですね……
被害者側が訴えないと正当な補償すらしない大企業とは? 被害者側への負担が大きすぎる裁判とは? と複雑な気持ちしかありません。
(災害なので誰が被害者、加害者とは簡単に言い切れないと思いますが。)



『生きて、生きて、生きろ。』

『決断~運命を変えた3.11母子避難~』を見てからしばらくして見ました。
絶対に見るぞと思いましたが、想像の何倍もすごい映画でした。

なぜすごいと思ったかですが、真摯だと思ったからです。
福島から沖縄まで丁寧に取材をして、何年もの歴史と傷ついてきた人々がいることを映しているのが本当にすごかったです。
(いろいろとドキュメンタリーを見ていると、こうやって映したいんだろうなあ、だから内輪ノリみたいに見えるのかな? と思うのですが、この映画はいろいろと辛い現実が人々の数と歴史だけあって、今もなお続いているのだ……と泣きそうになりながら見ていました。)

感想がうまく文章にできないので、箇条書きでまとめます。

・『決断~運命を変えた3.11母子避難~』でも出ていた住宅支援の打ち切りの問題で、家族を失ってしまった方が取材対象になっており、被災者への理解が進んでいて住宅支援さえ継続していたら……と絶望しそうでした。

・戦争体験(兵士ではなく巻き込まれた市民側)がトラウマやPTSDになっていないのか、みたいなところは常々気になっていましたが後年になって影響が表に出てくる場合もあると知って「そうですよね……」と思いました。
戦争体験を語る人々からはそういう話があまりない=都合がよくない、あるいは目を引きにくいからメディアではカットされがちなのか? とも考えました。

・福島の歴史から説明してくれるのですが、アメリカの政治的な企み、貧困問題などが深く絡みついていて辛くなりました。
やっぱりアメリカは好きになれないですね……となぜか思いました。(元々私がアメリカやヨーロッパ至上主義がちな日本の価値観が好きではないのが原因だと思います。)
それにしても、貧しい土地だから移民として海外に移住させたり、問題が発生しても少なく抑えるためにと原発誘致をするなど、私は全然知らなかった事実であったため興味深かったです。
原発事故が発生したことも問題ですが、そもそもは貧しい土地とみなされて生贄のように原発建設先として選ばれたこと、政治や経済の問題は人命より優先されてしまう資本主義が問題なのでは? の今でも考えています。
(しかし、考え始めると国家という集団がそもそも弱い立場やマイノリティにとってはよくないのでは? 第二次世界大戦が発生したのは経済ブロックなどで結局経済を優先してしまう人類に問題があるのでは?……といろいろ考え始めてしまい頭がぐちゃぐちゃです。)

・アルコール依存症は怖い……と改めて思いました。
まず福島の原発関連の仕事が働く人を捨て駒みたいにしていて、とてももやもやしました。
労働は人を捨て駒みたいにするのが得なのは分かりますが、それでは今後の労働環境を先細りにさせていくだけなのに……とも思います。(つまり、人は大切にしてほしいな……私は大切にしてほしいから……という気持ちです。)

・取材されていた二人の方が、なんとかいい方向にいっているように見えて安心しました。


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『呪葬2.0』の感想です。
#鑑賞記録 #オカルト

演出について書いています。
ネタバラシを避けたい方は閲覧しないでください。



映画そのものは……まあ……典型的な怖がらせ方で……最後の匂わせも「後々に続編作れたら、むりやり膨らませるか!」というインパクトも弱めで……そんなに……
でした!!!(素直)
(ホラー映画を季節問わずにそれなりに見ていて耐性ができているオタクからは、「ホラー映画あるあるすぎてオリジナリティもない怖さに退屈するし、脚本も意外性がある!とかトリックにびっくり!人間ドラマに感動!まではないし、ホラーとしても単純な映画としてもそんなに……でした!」となります。)

映画はともかく、2.0の演出はどうだったかというと…………………………
そんなに………………………………………………です!!!!!

※これはオカルト大好きキモオタクの感想です。
ホラー映画の予告が映画館で流れることにブチ切れるくらいにホラー苦手な方とは価値観などが合わないと思います。

・映画館が停電ね……停電なのに、なんでスクリーンがぼんやり明るいんだよ!!!!
映画館に行き過ぎていて本当に真っ暗なときの映画館を知っていると明るい〜!!!ってなるんだよ!!!!

・この前に映画館から出たら近隣一帯が停電していてびっくりしながら帰ったこともあり、「まあ……こんなこともあるよお!!」と思いました。
リアルがフィクションの演出に並ぶこと、あります……
(停電の演出をするならスクリーンの明かりも消すか、非常電源という体裁でスクリーンにその場に座って待機してください!とか表示するフィクションの防御力を高めてほしいです。)

・アクションっぽい演出が入って笑いました。腰が入ったアクションっていいですね!

・後ろの席から若い子が騒ぐ声が聞こえてきて……ふーん……………………
(そんなにホラーを見なさそうな人たちが楽しめる=マイルドなホラー表現か……と失望する私)

・あと普通にいつもと違う客層の人が多くて、エンドクレジット中にもひそひそ声が聞こえてきてマナーが……その……よろしくない……(マナー警察みたいで嫌ですが……)という感じだったので、ミニシアターのマーケティングとしては成功しているのか……?と思いました。
(ミニシアターはリピーター重視だという感覚があるので、これからも定期で来てくれなさそうな新規客に向けて営業しても、既存客が離れそうで……とか勝手に思いました。余計なお世話ですが。まあ私が見た映画館はスタッフとそのスタッフの友人の方が「さっきみた映画は寝ちゃった〜!!!」とか話すような意識なので、既存客とかいう古参は面倒ないらない客なのでしょう………………………………いや、客と上映中の映画を落とすような話をするな!!!他の客が全員帰ったあとか、オフでやってくれ!!!!!リスクヘッジしろ!!!!あの映画は私の推しが出てるんだぞ!!!!それだけで5億点出るだろ!!!!!!!)

・最前列にいたせいか、おばけ役の方があんまり来てくれなくて後ろをちらちら見てました。
(お化けか幽霊か妖怪か何も分かりませんが。)

・最前列にも来てくれたけど、まあ……
白い服の長い髪のよくわかんない人が近寄って声を出す、というテンプレートで……

・それでも、もっと恐怖をくれ〜!!!!とめちゃくちゃ笑顔で待っていました。
怖ければ怖いほど脳が心地よさを感じるくらいオカルト、ホラーが好きなので……
(最近、ホラー映画を見ていて恐怖を感じると口元がにやけています。末期だなと思います。)

・唐突にデカボイスを聞いても「は?こっちはジングルベルで心臓破壊をしてきたインターネット育ちだが?あと生半可なジャンプスケアにも少しずつ耐性ができてきたから、デカボイスより嗚咽とか嘔吐の方が私は効くな……」と思いました。
(オカルト系が好きすぎて怖いものに対しても、「私には効く(自分には怖くて楽しかった)」「私には効かない(自分には怖くなくて微妙だった)」など言い始めています。書いていて思いましたが、キモオタすぎる。)

・デカボイスと叫び声はデカくてよかったです。
(ホラー映画を見ながら寝たり、オカルト系動画を流して昼寝したりするので、聞き慣れているため恐怖感はほぼありませんでしたが。)

・思い出したのですが、私は富士急ハイランドのお化け屋敷にも行っていて、心霊スポットも行って、聞くと障りのある怪談も読んだり、聞いたりしていて……
恐怖への許容値が異様に広くなっているのを忘れていました。
(つまり、私は客として来るべき層ではなかったな……と感じます。)

・あと光の点滅が3〜4回はあったので、光の明滅に影響を受けやすい方のために事前に注意喚起をしてほしいですね……
私はギャスパー・ノエ監督の『ルクス・エテルナ 永遠の光』などで慣れているので平気ですが。
(光の明滅を見ているとくらくらしてきて、見るドラッグみたいで脳が気持ちよくなる〜!!!と私は言っています。今回の演出は比較的短めでしたが、慣れていないとヤバそう〜!!!と思いました。)

・あと普通に向けられるライトがあっつい!!!寒さよりあたたかさを感じる……これが令和の恐怖表現……!!!
(光の明滅でびびらすなよ……とも思います)

・物語性のある恐怖というより、その場でお化け屋敷っぽいパフォーマンスをするという感じでした。
私は……旧ツイッターで暗夜さんのアカウントが見た方が怖いな!!!と思いました。
後半から後ろできゃあきゃあと聞こえる楽しそうな声を聞きながら退屈すぎて、早く帰りてえ〜……と思う客(私)は最悪すぎる……

・今回だったら映画に合わせて、時計の音がして、鳴り止むまで誰かが「もう帰ったか……」「ここに来るな……」「帰らないと……(ぐちゃぐちゃみたいな死体を解体してそうな音や死体を運んでそうな車の音、死の間際のうめき声みたいなのがたくさん聞こえる)」といったセリフ、実際の人が歩き回ることで足音や人の呼吸が続いて、すべてが終わったあとに「すみません、劇場の原因不明の不具合がありまして……宣伝の映像や鑑賞時のマナー用のアナウンスが混じってしまっただけの現象のはずで、決して心霊や超常現象ではなく……………………ああ、この作品は上映したら……だめか…………」と普通のアナウンスかと思いきや……な形で締める方が怖くない?!?!???と思いました。
最近は流行りですよね、こういうフェイクドキュメンタリーっぽいのが。(メタ的な発言)

・マジレスすると、私の身に起こった怪奇現象の方が怖いんだよな……あとオカルト系YouTubeとか……
(心霊スポットに行った先の旅館で謎の声が聞こえる、金縛り(入眠時幻覚)でベランダを叩かれたり呼び鈴が鳴らされたり部屋に誰かいたりする、ベランダを歩く足音が聞こえる、ホラー映画を見てご機嫌で帰ったら猫に威嚇される、誰もいない階でエレベーターが止まる、ある条件が重なると何かが来る、など)

・帰ったらお気に入りのホラー映画を見て、ゾゾゾやフェイクドキュメンタリーQでも見るか……と思いました。
私は家で常に怪談かオカルト系YouTubeを流してBGMにしているので。
(オカルト系の摂取のしすぎで恐怖感がバグったオタク)


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『新・三茶のポルターガイスト』の感想です。
作品の内容に触れています。
#鑑賞記録 #オカルト




・ロンドン塔やウィンチェスターハウスに並ぶ心霊スポットに三茶を入れるのは無理では……?観光地としての華がないので……
やっぱり日本の心霊スポットで世界レベルなのは青木ヶ原樹海か犬鳴トンネルでは!?(オカルトオタクのキモ語り)(冷静に考えたら犬鳴トンネルも華がありませんが……)

・てっちゃんが手を出して褒められるのを見て、「私も死後に幽霊とかになれたら、こうやって手とか出して褒められたいな〜!!」と思いました。
徳を積めば幽霊とかになれますか?(死後にポルターガイストをするために現世で徳を積むな)

・三茶で起こった怪奇現象の説明動画に「むっ……!これは『デニスの怖いYouTube』では?!」と思ったらエンドクレジットで書かれていて、自分はオカルトオタクですね……と自覚しました。

・きれいでかわいい女性に名前を呼ばれて、超常現象を起こしたら褒められるてっちゃんの性癖が狂わないか心配になりました。
私なら狂います。

・今回はオカルト懐疑派を呼んで検証しますという側面が前作と同様に意外としっかりしていましたが、大学教授とカチモードの児玉さんの三人ですげ〜!!と感動しました。
特に心霊団地の検証したとか、あのカチモードの!!となるので最高です。(オカルトオタクしか歓喜しない気もしますが。)
カチモードさんの出る動画はYouTubeで見ていたのでなおさらよかったです。

・オカルト懐疑派も呼ぶなら、オカルト肯定派の霊能力者とかも呼ぼうよ!!!!と思いました。
(私はオカルト懐疑派ですが、オカルト肯定派の霊能力者がいたらいたでそういう肯定派の意見や、霊能力者としてはどういう場所なのかを聞いてみたいし、それが史実や不動産の情報と合っていたらすごく面白いと思うので)

・しかし、こっくりさんから得た情報を一次ソースとしてあたかも信頼できる情報みたいに扱うのは、どうかと思います。
(私もこっくりさんは何回かやりましたが動いたことがないのと、既にどういう原理で動くのか解明されているため、私はこっくりさんに対してかなり懐疑派です。)
(こっくりさんで得た情報を信頼しているとすれば、検証が客観的にできるわけもないよな〜と冷めた目で見てしまいます。オカルト検証風モキュメンタリーとして見る分には面白いですが)

・手の動きが素人っぽくないというか、「こういう風に動かす方がウケる、またはアーティストみたいでかっこいい」動きで、本当の超常現象だとしても、演出だとしてもちょっと不思議です。
(田中泯さんのドキュメンタリーを思い出しました。)

・前作でも思ったけど、何で視界を遮る物を大量に置いたまま検証しているんですか?と純粋に疑問です。
本当に検証したいなら物をすべてそのままにした場合と、すべて撤去した場合で検証を実施して再現性があるか確認するのが科学的な検証ではありませんか?
(義務教育で学ぶ小学校の理科でも、仮定と対照実験の重要さは習うと思いますが……もしかして、理科の授業を忘れているのか……?!)
(現在も使用されている事務所だから物を動かせないなら、その事情を説明してできない旨を説明するか、三茶のポルターガイスト撮影陣と協力してやるかのどちらかではないと、「は?結局、ガバガバ検証かよ……」と萎えるので、本当に三茶のポルターガイストを信じてほしいのなら誠実なコミュニーケーションをしてほしいですね……(『This コミュニーケーション』のデルウハの気持ち)になりました。)

・事実、超心理学の先生からガチ詰めされており、「わあ!ガバガバな思想とガバガバな下調べで書かれた卒論の草稿でゼミの教授からめちゃくちゃ詰められている学生みたい!」と思いました。
まあこの映画のスタッフたちは何で詰められたのかも分かってなさそうで、日本の教育の敗北……と思いました。
(ヤラセがバレた場合の事務所側のデメリットがヤバすぎる、そもそも肉体的に再現が困難そう、検証者の教授やカチモードさん、その他専門業者などの悪評が計り知れない、を考慮すると状況証拠的にはガチの超常現象っぽいのですが、これで本当と判断すると……飯塚事件(『正義の行方』を見ると状況証拠のみで断定することへの危うさが分かります。)とかあるので……という気持ちになりますと。あとコナン・ドイルみたいな……)

・この映画は面白いけれど、ガチ検証するならちゃんとしてくれ〜……と思います。
ガチ検証できないなら、せめてできない事情を説明してくれ。予算が足りなくてできない、でいいので……

・降霊術のスクエアだ!!!!とテンション上がりました。

・照明ガタガタは勢いがヤバすぎて「地震?!」と驚きました。
(部品?も飛び散っているし、ヤラセでやるのは危なすぎるので、ガチっぽいのが好きです。そもそも備品が壊れそうなことを事務所側がやるかも疑問です。)

・スクエアで黒い手が映ったのが分かって「あっ!そこだあ!!!」とめちゃくちゃ嬉しかったです。
子どもの頃はあんなに心霊動画が怖かったのに、今では喜々として見てしまいます……

・親方のファンサ(?)がすごくて笑いました。
こんなに撮れ高を出してくれるてっちゃんと親方は一体何者……?

・魔法陣が浮くのもかなり謎で好きです。

・オカルトセブン7と聞いて、松原タニシさんがゴミ捨て場でマネキンの首を見つけて拾ったのをそういう名前をつけていたなと思い出して面白かったです。

・いや、なんでダンスさせたんですか?
(この発想自体が普通に怖いし、怪談だと幽霊に取り憑かれている状態みたいでテンションが上がりました。)
(ダンスと曲はかっこよくて素敵でした!あのメンバーは怖がっていて大変そうでしたが……)

・ダンス中に謎のもう一人が出てきて「これは……!『新耳袋』の表紙を飾った腕が一本多い写真みたい!すげ〜怖い!!!」と最高でした。
もう怖いのは怖いほど最高と感じる脳になってしまったので。

・ダンス中に増えるもう一人がめちゃくちゃ不気味で最高なのですが、「……クラスの学園祭の出し物練習中に馴染めない陰キャのキモオタみたい……」と悲しくなりました。

・それにしてもダンスしてくれたメンバーの怖がり方がリアルでめちゃくちゃ最高です。

・臭い草の塊、マジで何?!?!!??解析とかしてくれ!!!植物系に強い博物館の学芸員さんに聞けば分かるかもしれないだろ!!!!
(『裏バイト』のクッサ!を思い出しました。)

・体温があるから人間(または恒温動物、動作時に発熱する機械)の可能性が排除しきれないため、この映画の状況下では超常現象とは言いきれないというのが面白かったです。
超心理学やカチモードさんの目線が心霊や超常に真剣に科学的な視点で向き合っていて、こういう人がいるとオカルトを疑っていってそれでも残った謎がオカルトですよね……としみじみ感動しました。

・ただ、現象発生時に温度が発生する何かしらの現象が起こって、それが今は解明や観測ができない技術で、オカルトと仮定しておくしかないのかも……と私は思いました。
超常現象ではないって言いきるのもオカルト好きにとってはあまり言いたくないので、この映画で発生した現象は「検証に粗がないとは言い難いため、状況証拠はある程度揃っているがオカルトと言いきるのは難しい。そのため、現代の科学と技術では説明しきれないオカルトかもね……、くらいに留めておきたい」と私は考えています。

・床から現れた黒い手とか、ダンス中に現れたもう一人については、角さんの言い方が少しよくないのでは……
(状況証拠のみで早く結論付けてオカルト懐疑派の反論を聞こうとしていない気がします。状況証拠がたくさんあるからと断定されても、「いや、それをやりすぎると大量虐殺とか、冤罪につながってきた歴史があるので、確実な証拠か論理をくれ〜!!」と思います。オカルト好きゆえにオカルトを否定せずにある!!!と言いきりたい気持ちは分かりますが、その気持ちと資本主義でヤラセが横行していたオカルト・怪談などなど様々界隈を忘れてはならないので。)
(本当にこれが行き過ぎると新興宗教が信者から資本搾り取りまくるとか、陰謀論者が行き過ぎて非合法なことをし始めるとかもあるので……もう少しオカルトの危険性に配慮してほしいです。マジならマジのオカルトでいいのですが、マジのオカルトと断定できていないものをオカルト!!!と言いきるのは怖いです。)
(検証を本当にオカルト関係ではない第三者によって調査を依頼して、数ヶ月単位で何パターンも実施したうえで、ある程度の再現性を認められた場合に、ようやくヤラセ疑惑が払拭できると私は考えています。ただ事務所の都合、仕事への影響、利益に損を出す、等のできない理由を考慮して、できないだろうとは思いますが、作中でそれを言わないで「検証は超常現象と言いきれるくらい完璧にやった」みたいな言い方をするのはリスクヘッジができてないな……突っ込みどころがそこそこあるぞ……と思います。ガチガチの検証ができないなら、気持ちの面で感情に揺さぶりをかけ、あいまいな結論で終わらせろ!!!それがコミュニーケーションだ!!!)

・事務所と撮影陣が裏で手を組んでいるかもしれないのですが、撮影陣がどう動くか事務所側は知らないというのを角さん一人の証言で信じるのはちょっと危ういな……と思いました。

・いろいろ突っ込みどころはありますが、前作より超常現象の見せ方がぐっと怖くなっていて最高です。

・最後の映像は「あ〜昔よくテレビに出ていたパーティーの写真に天井から何かがぶら下がっている心霊写真みたい」と思いました。
怖いのにめちゃくちゃ動きがきれいで、前衛芸術みたいで楽しかったです。……本当にアピールの仕方を間違っている幽霊なのかもしれません(?)

・別アングルがかなり怖くて、最後は笑顔になりました。
怖いのはやはり最高なので!

・全体的にアンビリーバボーが心霊特集をやっていた時期の特番を見る感じで、懐かしく楽しかったです。
ただし検証については、本気で詰めると粗が散見されること、その粗をスタッフが理解していないことを踏まえて、半信半疑で見るのがいいかもしれません。
(分からないことを分からないな〜で放っておくことが、陰謀論者や新興宗教、スピリチュアルに傾かずに日常を継続させつつオカルトを楽しむコツだと私は考えています。)

・もし超常現象ではないとしても怖いので、解明されなくてもいい気がしてきました。
ダンスに一人の部外者が紛れ込んで得体の知れない消え方をしているのが超常現象ではなく、本当に不審者でも怖いのでもう超常現象と確定できなくてもいいかなと個人的には思います。


《個人的な考察みたいなもの》
これはほぼオカルトキモオタクの妄言です。
信じないでください。
この映画が本当かどうかは、この文章を鵜呑みにせずにご自身でお考えください。

【状況証拠的には、今の技術での再現は難しいのでは?】
・事務所側がオカルトで売り出すことにメリットがあまりなさそう。
オカルトセブン7もですが、オカルトで売ったところで俳優や舞台の仕事につながるかは疑問です。
そもそも心霊、怖いものが苦手な人は一定数いるため、オカルトで売り出して有名になっても俳優や舞台への影響を考えるとメリットが薄そうです。
(ヤラセのあるオカルトで売り出していかないとヤバイくらい追い込まれた状況なのかもしれない、昨今のオカルトブームで若い人材は怖いのが平気な人もある程度はいる、YouTubeなどで配信して宣伝も狙う、という可能性は捨てきれませんが)

・検証中に見つかった隙間はあるものの、人間が再現するのは難しそう。
子役を使うという労働基準法が真っ黒そうな方法なら……とも思いますが、閉所や暗所を怖がる人も少なくないので難しそうです。

・映画撮影陣と事務所側が結託していても、ゲスト(不動産や建物内装の専門業者、その道に詳しい教授など)まで結託するメリットがない。
映画撮影陣と事務所はもしもヤラセがあったとして、ヤラセと判明しても「怖いものを撮りたかった」「怖いものを売りにした事務所にしたかった」みたいな言い訳で信頼が落ちても仕事がなくなるとまでは思いません。
ただゲストは顔出しで検証に協力してくれているため、ヤラセとバレると「ヤラセに協力するんだ、仕事頼みたくないな……その道の専門なのに嘘つくのは嫌だな……」とイメージダウンにつながって仕事に直結しそうなのでメリットがほぼなさそうです。
教授とかはへたすればその立場も職も失うわけなので……
つまり、映画撮影陣た事務所が裏で手を組んだとしても、ゲスト側までも結託してヤラセに協力するのはかなりリスクがあるため、少なくともゲストはヤラセに協力してないのでは?と状況から考えています。
(オカルト懐疑派のキャラクターのために無茶苦茶な否定や、オカルト肯定派キャラクターのために無茶苦茶な肯定をしたり、「合理的に考えればそんな仕事は受けない」と思ったものを受ける場合も様々な状況や人によってはあったりするため、内部事情を知らない立場からはヤラセに協力している可能性を0にはできませんが。)

・なんでダンスを踊らせたの?
事務所としてもせっかく映画を撮るなら事務所の人材の宣伝がしたかったのでは?
せっかくオカルト風のいい曲もあるので……
(傍から見れば唐突な提案ですが、当人や関係者からすると「まあ……そうしたいときもあるよね……」みたいな非合理な行動を人間はしばしば取るため。)
飛行機事故で子どもに操縦させたことによる墜落事故 などは、本当に冷静に考えれば「そんな合理的でない、リスクのあることやるわけない」と思いますが、現実で起きてしまっています。)

・カメラに映った手に影響された影があり、物理的に存在している?
幽霊がいたとして、光などに影響できる物質として存在しているのか?など考えましたが、合成で作った映像の場合はもっと人間らしくない映像に仕立てるよな……とかなりメタ的に考えています。

・発生する超常現象がかなり危ない。
ヤラセにしては時計がガタガタしたり、ホワイトボードが揺れたり、照明が部品?が落ちるくらい揺れたり、角さんの足元に手が出たり、天井から手をゆらゆらさせる人影が出たりしており、「これを人力やトリックでやったとしたら(映像を合成したなど以外で)、危ないな」と思いました。
時計やホワイトボードが落ちれば事務所の備品が壊れて怪我や損失につながります。特に照明や足元の手は出演者への怪我につながりかねないので、相当危ないです。
そのため、こんなリスクのある現象をわざわざヤラセで仕込むか?とかなり疑問です。やるならもっと危なくない鏡の水とか、照明を点滅させる程度で十分なので。
それこそラジオにノイズが混じるとかを仕込んでやればいいのに、あえてこんなに危ないのを仕込むか?と疑問です。

・かなり以前から事務所で超常現象があると噂されているようで、もしヤラセだとするならばすぐに告発されてばれそう。
過去に事務所に所属していたけど、今は引退している立場の人に「そんな噂はない」と言われたら終わりだよな、と冷静に思いました。
ヤラセだと仮定すると相当コストをかけてやらないと成立しない、すぐにヤラセとバレるな……と私は考えています。

ヤラセとばれるリスクをなくすために十年単位で超常現象の噂を流して、共有させて、定期的に超常現象に見える何かを人為的に起こすか?と考えると……
大作ミステリのトリックみたいですね……(やろうと思えばできなくもないが、そのコストに見合うメリットや動機が想像もつかない。事務所が売れなくなった場合に宣伝するか、お金を得るための手段としても、オカルト方面へ売り出したところでヤラセとかで叩かれそうかつ利益が出るかも相当怪しい選択肢を採用するのはあり得ない気もします。)


【私の結論】
・前提
この映画と前作の映画に映っていること、出演者の発言のすべてがフィクション、虚偽ではないこと。
(すべてがフィクション、虚偽の場合、ゲストも当然撮影に協力するうえ、超常現象も映像の合成で説明がついてしまうため。)

状況証拠からはヤラセでやることに対して、得られるメリットの割にデメリットやリスクが大きすぎる。
そのため、超常現象(現代の科学や技術で説明できない現象)、あるいは常識の認知から外れた何か(※1)によって引き起こされていると考えると、オカルト的には興味深い。
しかし、映画内で行われた検証には疑問や、対照実験(※2)がなされていないといった粗があり、異論や疑問を差し込む余地がないとはとても言い難い。
以上の理由により、私はヤラセではない確率が高いと考えたいが、映画で行われた検証が十分とは断言できないため、今までと同様にオカルト懐疑派の立場で考えている。
(疑いようのない検証が行われない限り、続編も作れるし、オカルトオタクはホラー映画が新しく作られてウィン・ウィンの関係でいいのでは?とメタ的には思います。)

※1
常識の認知から外れた何かというのは、本当に事務所も撮影陣も知らない不審者がいた、オカルトに狂気的に傾倒している人物(あるいは集団)が何年もかけて仕込んでいた、という理由です。
超常現象が起こると、手品みたいなトリックがあるのか、幽霊か、という選択肢のみ着目しがちですが、不審者が実は絡んでいたのでは?と選択肢から外れがちではあるが現実でなくはない可能性の考慮も必要だということで書いています。

※2
部屋に何があると謎の現象が発生するのか、部屋に人がいると謎の現象が発生するのか、動物や電子機器を入れたらどうなるのか、そういったいろいろな検証をしてほしいです。
また、人やトリックが仕込めそうな場所から物をすべて移動させた状態で、塞いでしまったという壁なども一度すべて元の状態にするか監視カメラ等を置いて観測してほしいです。


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『流転の地球 -太陽系脱出計画-』の感想です。
#鑑賞記録

作品の内容に触れています。



・エンディングの曲でウー・ジンさんが歌っている?!!!!となり、『戦狼2』の作中などで歌うところは本人が恥ずかしそうに歌う動画などみていたこともあり、(えっ……めちゃくちゃ歌がうますぎる……練習されたんですね……)とキモオタになりました。

・これでウー・ジンさんとウー・ユエさんが歌えるので、お二人で共演して一緒に主題歌とか歌ってほしいですね……(キモオタの見る幻覚)

・この映画は主要人物の名前がどん!と出るのでよかったです。会話とかで出てきた名前を確認するまで(えっと誰だろう……)という状態で見る労力を省いていてすごい。

・主人公、死ぬんだよな……1で……と辛くなりながら見ていました。

・序盤からカメラのカットが印象的で「おっ!『攻殻機動隊』の人形使いみたいにネットワークから生まれた生命体かな、それとも三次元以上の観測が可能になって過去や未来にメッセージを送れるようになった未来の人類が見ていることへの示唆かな」と考えていました。
550Wか~『2001年宇宙の旅』のHALみたいなことしやがってよお!!!!!
(文明維持に最適なのは流転の地球計画でないなら、こう……もっと……やり方があるだろ!!!!別の計画の方がコストやリスクが低いとか提案したり、人類が脳のデータのバックアップを取る流行を作って行かせてじわじわデジタル生命派を増やしていくとかさあ……時間がない割に10年単位で問題を起こしているので、10年あれば人の倫理とか価値観に影響を与えることくらいできるだろ!!!)
(真面目に考えると月がぶつかる危機も、あれを流転の地球計画で回避できない場合、人類ほぼ絶滅ルートなのでどうやってモスは文明の存続をさせるつもりだったんだよ!!!!と思います。月がぶつかるまでの数日間で文明を存続できるに十分数の人間のデータ取得ができるとは思えないし、そのデータの維持は地球がないとネットワークや機器がすべて破壊されるだろ!!!!地下にそんな完璧にデータ保存とかできる設備があるのか????)

・いろんな地域や人種の人がかなり出てくるので、金があるってすげ〜!と思いました。
娯楽映画でもこういう細かなところでポリティカル・コレクトネスを意識していると表現できるので、やはり娯楽とポリティカル・コレクトネスは相反するものではなく同時に成り立つんだな……と思いました。
(本当にポリティカル・コレクトネスが意識されているかはともかく、表向きにでも意識しているなと思わせるのは、「は?ポリティカル・コレクトネス?そんなの娯楽作品にあったら面白くない」とか語るより遥かにましだと私は考えています。)

・は?宇宙飛行士が訓練に恋愛事持ち込むなよ……(無性愛者なので恋愛するなという規律があった場合それを守れない人がいると、「え……もしかして恋愛感情とか性愛がある人……?怖……」とどん引きしながら見ています。)

・訓練が和気藹々としていていいですね〜と見ていたらテロが発生、さらに宇宙のターミナルが落ちてきて死者が3000人を超える大惨事で辛くなりました。

・ここの戦闘機の戦いが『スカイ・クロラ』を読んでいるみたいで楽しかったのですが、草薙水素がきっと軽々やっただろう飛び方なんだろうな……あの小説みたいに軽やかかつ淡々とした戦闘機の戦いを見せてくれ……と思いました。
(『スカイ・クロラ』シリーズが好きすぎて、戦闘機のアクションを見るより小説を読む方が遥かに楽しいので戦闘機のアクションメインの映画を見なくなりつつあります。)

・ウー・ジンさんのアクションシーンが、格闘そんなにやっていない人でも運動神経と宇宙飛行士の基礎トレ、臨機応変な判断で何とかできた!みたいな雰囲気で最高でした。
腰が引けているのを見て「ウー・ジンさん、めちゃくちゃ戦えるのに……ギャップ萌え……?」となりました。
あんなに「戦ったことない!怖いけどやるしかない!」みたいな演技をしているのに、香港映画とかはバキバキに強いんだよな……

・『This コミュニーケーション』を全巻読んでいたおかげで、デルウハ目線で見ていました。
こういう規模がでかいSFは感情移入すると辛くなるので、合理的に感情を排して見ると楽です。
特にこの作品はウー・ジンさんが未来で死ぬのが確定なのでこうでもしないと見ていられません……

・デジタル生命派の定義する生命って何……?!と思いました。2024年でも生命の定義には議論が巻き起こるし、倫理も時代に応じてどんどん変わっていくので気になります。

・デジタル生命派の言い分も分からなくはないが、そのデジタル生命とやらを維持するエネルギー、機器、設備、メンテナンス、ネットワークの問題はどうするんだよ!!!!精々太陽が太陽系を飲み込む数百年までの間しか持たねえじゃねえか!!!!
(『シドニアの騎士』みたいに超距離航行可能なロケットにデータとエネルギーを積み込んで、地球みたいな環境を見つけてどんどんネットワークを築いてコピーを増やして、老いや死が排除されたデータに多様性を持たせていくのもありかもしれませんが。)
それなら流転の地球計画と並行して、地下都市に入れなかった人類は構築したネットワークにデータ移行させるとかして、テロしてる暇より流転の地球計画派に擦り寄って「一緒に共存しましょ〜我々の主義主張は人道的なもので、あなたたちにとって危険分子にはなりませんよ〜」ってアピールしていけよ!!!!!
真面目にデジタル生命派をやれ!!!!
(真面目……?)
(過激にテロやっていると、勝つか負けるかの極端な二択に執着しがちなので、結局勝つとか負ける以前に戦う土俵に立たずに共存していく方向性でじわじわ思想、教育あたりから広げていくのが着実なので。)

・そもそも人間の脳を電子的に完全にコピーできたとして、そのデータに対して出力、入力がなかったらどうなるの?みたいな疑問が尽きないな……
(ここらへんは原作の『攻殻機動隊』の最後あたりでも語られてきたことなので、20年以上経っても人間を電子的に置き換えられるのかみたいな疑問にスマートな回答がなくて、少し退屈でした。流転の地球計画に対立する側が欲しくてデジタル生命派がいる気がして……)

・アンディ・ラウさんはめちゃくちゃかっこよかったですが、トゥー・ホンユーさんは娘のデータを量子コンピュータで何度も繰り返させて変化を起こさせて自意識を発生させているのも怖いし、月のエンジンテストあたりで「こいつ……殺しておいたほうがよくないか?(デルウハ)」とかなり思いました。
(娘の自意識が苦しんでいるのを見ても、データを繰り返し再生しているのが、まともな精神と倫理があったとしても娘への異様な執着が勝っていて怖すぎです。)

・がんがんエンジンを作るあたりがメガストラクチャーがメインのSF小説や『BLAME!』を思い出して楽しかったです。
今までの人類の技術では叶わなかったことが、技術の発展でがんがん進んでいって効率的で合理的なシステムが構築、維持されていくのに私は美しさを感じます。
(その裏で人間の労働が奪われているのもリアルですごかったです。)

・宇宙飛行士になる面接での試験で、「なるほど、寿命の短い妻より別の保護者に権利の付与か!その手がありましたね!」となりました。
デルウハ目線で見ていたのと、テストらしいのでこれくらい割り切って答えるよな!と思っていたら、主人公が落ち込んでいて(……私が社会不適合者なのか?でも、宇宙飛行士になるくらいならめちゃくちゃ優秀で感情ごときを排して最も合理的な回答程度できるだろ?)と思いました。
(私なら「妻を捨てて合理性で保護者を選んだことになり、体裁も息子のメンタル面でもデメリットが大きいため、まず妻に権利を付与して妻の死後に権利を別の保護者に移譲します。もしくは、妻本人に権利の付与を打診して本人に意思決定させた過程を取ります」と答えます。妻本人に意思決定させる過程があると、人間の場合は同情されやすくなるし、妻本人の意思を無視したことを行ったみたいな非難も発生しないので。)
(そもそも量子コンピュータか人工知能かは分かりませんが、人のどんな行動に対して最も価値があると認識する基準が分からないな〜と思いました。あの質問群だと各個人で最も合理的な判断の方が評価値が高いか、個人ではなく集団の利益になる合理的な判断の方が評価値が高いか分かりませんでした。)
(文明の維持への評価値が高いなら、こうした感情的な問題の発生しやすい家族なので権利を行使せず、問題が起きにくそうな別の家族に権利を譲りますとかの方がよさそうです。なんで面接テストの攻略方法考えているんだ?)

・核兵器や死ぬことが求められる作戦への描写を見ていて、これだから規模がでかいSFは辛い……となりました。
あと50歳以上って……やめろ!!!そういう流れになると断れないだろ!!!!
若者よりは……とか、老いた方が若者を犠牲にするよりは……なのかと思いましたが……

・中国とロシアは共産主義だから仲がいいよな!!!と思いました。
この世界での北朝鮮の扱いとか気になります。

・えっ?!ロシアの起爆装置はトリガー剥き出しで、安全装備みたいなのがないのか?!?
なんでですか?

・この世界、インターネットがないんだ……その方がいいかもね……と思いました。復活しましたが。

・馬先生、善性の塊かもしれません。説得はへたですが……
(娘を喪って気落ちしているやつに正論を語っても、さらに落ち込むか、執着できるものに執着するだけだろ。デルウハに怒られるますよ。)

・月がヤバイ!暗号解読とかやらないと!デッドラインは30時間!になっていくあたりのヤバイ労働描写にうっ……!となりました。

・主人公が大変すぎて辛くなった心が「1で死ぬまで死なないんだからもう落ち込むのやめよう」と切り替えて、終盤はメタ的な視線で見ていました。
(SCPでこういうオブジェクトあったな~みたいな気持ちになります。)

・インターネットを回復させるあたりの描写に、北京だけなんでできないんだ?その原因は人種だ、みたいな文脈と仲間=「仲間って言っても全人類ではなく、中国系ルーツあるいは共産主義者なんだろうな」みたいな雰囲気を感じてしまい、「おっ!ナショナリズムとイデオロギー!!」と思いました。
(中華人民共和国の検閲を通った映画のナショナリズムとイデオロギー感は、かなり丁寧にこの作品に紛れていて、なるほど〜(悪い学習)と思いました。質の悪い作品はナショナリズムとイデオロギーがあからさますぎて「もう少し……がんばって……(がんばるな)」と思いますが、この作品はお金がかかった娯楽映画でヘイトコントロールや緊張感を和らげるガス抜きの描写もしっかりしているところに、ごく薄まったナショナリズムとイデオロギー感がさらりと表現されているのが独特で興味深いです。)

・軍用犬(機械)がかわいくて……もうこの子とバディを組んで、ヤーヤーちゃんが生きていたかもしれない未来のためにお父さんは生きようよ……と思いました。

・核爆弾の爆発が人の手なのが限界感があるうえ、それぞれの爆発はそれが起爆装置を持った人の意思決定でされたのか……という重みがすごかったです。
(あと序盤の「地球は美しい」を回収していくセリフもすごく脚本や構成が丁寧で感動しました。私は倫理的な面から、自爆するのを美徳とは思いませんが。)

・最後はヤーヤーちゃんとお父さんの協力でインターネットが回復して流転の地球計画がなんとかいけましたが、あの二人の生活(?)をエンドで見る限り結構怖くてぞっとしました。
うさぎとか見ても、「生成したんだ……」としか思わないし……

・あとデジタル生命といっても入力と出力の幅があれだと狭すぎて、20年経ったくらいで人間性のところで苦痛や狂気とか発生しそうですが……大丈夫なのか気になります。
steamとかでゲームできるとか、ネットを介して生きている人とチャットできるならよさそうですが。
(作中のあの描写を見ると、限られた世界しか生成できないため、自意識が壊れていくのを並列処理を繰り返して、生活に幅を持たせて防いでいるのか……?と思いました。)

・スウィングバイってなんだろ〜と思っていたら、「あっ、これ重力を利用して勢いをつけて推進力にするやつか〜」と分かってどこで自分が知ったのかわからず混乱しました。
『地球外少年少女』『ブラックマジック』『火の鳥』あたりの知識っぽいのですが……怖……

・ロッシュ限界のところは翻訳と説明の限界という感じがしました。説明が出るのを想定しておらず目で追いきれませんでしたが後から何度も「これ以上月が近づくと地球が崩壊する!」と説明してくれるので、感覚で分かって助かりました。
(鑑賞者に向けて丁寧に「説明しなくても分かってると思いますけど、セリフや展開で今の状況を分かりやすくてしてまーす!」と導線がしっかりしていてとても見やすかったです。)

・月がなくなると中秋節がなくなるのか〜みたいなセリフに、「いや、既に地球の自転が変わってしまっているため、既に太陽暦や太陰暦は機能しているとは言えず、暦に対応した文化や行事はこの時点でないとも言えるのでは?なぜ月がなくなるタイミングで?」とクソみたいな理屈を捏ねていました。
(月=中秋節というイメージによるセリフで、暦とかはあんまり関係ないのかもしれませんが。)

・最後に過去、未来、現在に渡って影響を及ぼしているモスが出てきてわくわくしました。
最後に前作を見ていると「あっ!」となる演出も最高です。
影響の仕方がオカルト(この時点の人類と人類の技術では未知なる存在のため、オカルトの本来の意味で認知できない存在でありますが)っぽくて私はめちゃくちゃ好きです。
でも、人類と共存してほしいな……(こういうAIなどの人間以外の知性体が人類と、人類ではない知性体で対立する構造に飽きています。対立するより共存した方がお互いにメリットがありそうなので、個人的には対立させた方が物語として分かりやすくて大衆受けするからやってるだけでは?と思ってしまうので。)

・エンドクレジットが『来る』方式で助かりました。

・めちゃくちゃ面白いけれどやはり約三時間(173分)って長くないですか……?と思いましたが、『越後奥三面 山に生かされた日々』(145分)が良すぎて二回見たので、自分の感覚が壊れているだけでした。
めちゃくちゃ面白い映画は面白いのでどれだけ長くても大丈夫です!!!!

・私は内省的なSFが好きなので、『虐殺器官』『攻殻機動隊』みたいな方がやっぱり好きですね~この映画も面白かったけど……みたいな気持ちになりました。
(でかい機械、宇宙!より、人と機械の融合、BMI、人間の意思や自我とは何か?みたいな延々と考えても答えが出ないものの方が好きです。)

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2024/5/20に体験したこと。
#オカルト



眠っていたら、突然体がびくりとした目が覚めた。
寒さや暑さ、尿意などが不快で真夜中に起きる感覚ではなかった。
悪夢を見てしまって、飛び起きる。そんな感覚に近い。
何時に起きたのか、なぜ目が覚めたのかが分からず、まず窓を見た。
カーテンの隙間からぼんやりと薄明かりがさしている。
真夜中ではなさそうだ。明け方で、まだ車もほとんど走っていない時間帯のようだった。
静かだった。

夢で見ている視覚情報の認識と比べると、はるかに明確で「これはどうやら夢ではないな」とぼんやり考えてながら、妙に不気味な感覚がして居心地が悪い気分になっていた。
そのとき、耳元でアイマスクのコードが引かれて、ハンモックの縁にあたってとんとん、と聞こえてきた。
(アイマスクは電気式でコードで電源につないで温めるものが、電源から寝ている自分のもとにまで伸びていた状態)

ハンモックで寝始めたのが、去年の夏頃だ。もう一年近くもこの状態で眠っているが、こんな音を聞いたのは初めてで恐怖で動けなくなる。
誰かがいる? 不審者? 鍵は? 幽霊?
自分が無防備な状態で「本来ここにいるはずのない誰かが傍にいるかもしれない」と感じたことは過去に何度かあるが、やはり慣れるものではない。
しばらく、ハンモックに仰向けで寝そべってじっとしていた。窓のカーテンは夜に閉めたときと変わっていないようで、私の呼吸以外には何も聞こえない。
誰が、なんのために?
耐えかねた私はスマートフォンを取るついでに、アイマスクのコードを引っ張られてとんとん、と聞こえたあたりを見た。
部屋の家電が待機状態を示す小さなランプが薄闇に光っていた。
あとは床や家具しかない。
誰もいなかった。

スマートフォンを手探りで探してみたが、うまく見つからなかった。そのまま誰もいないことを確認したことで安心したせいか、眠ってしまった。

起きてからはいつも通りだった。
昼頃に、「他人の睡眠を邪魔しやがって……超常現象か、私の脳が作った悪夢か、幻覚かともかく、許さねえ……」とじわじわ怒りになっていった。

それにしても、済む場所によって見る幻覚(あるいは悪夢、または入眠時幻覚)は変わるものなのだなあ、と考えることでいったん解決した気になっておく。

今まで住んできた場所すべてで、確かな理由を説明できない超常現象らしきものに遭遇しているため、私の脳が異常な挙動をしてしまったと結論づけるのが最も可能性が高いからだ。

それに私には霊感だとかはまったくないから、解決や原因究明もできない。
だから、すべては私の脳が起こしたこと、としてしまうのが楽でもある。
いつか、自分の脳が起こした異常な挙動ではないかもしれないと思える体験をしてみたい、気もする。

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2024/5/16に見た夢
#オカルト



起きる直前に見た夢だったと思う。

私は海のすぐそばに引っ越しをした。
引っ越しをしたばかりらしく、そのときの私は海を眺めながら街を散策するつもりだった。
海は青くて、よく晴れていた。人もかなりいた。もしかすると観光地なのかもしれない。
(波の音はなかったので、夢を見せている脳の機能が音までは補えなかったという感覚があり、夢らしいなと思う。)

ただ、砂浜には大きな、それこそ人を飲み込めるくらいの黒い蛇のようなものが何本も転がっていた。目に入る砂浜の方が面積が少ないくらい、黒い蛇みたいなものが転がっている。
蛇のようだけれど、顔らしいものはなくワームのように牙の生えた口だけが端にあるのが見えた。
「海藻が落ちているのは見たことがあるけれど、ここにはこんなものが落ちているのか」と思う。
周りの人たちは見向きもしないから、なおさらそう思った。

しかし、その何体もの蛇らしいものの口の中から人の体の一部が飛び出していた。
見ていると、若者が出てきた。面白半分で遊んでいるらしく、にやにや笑っている。度胸試しなのかもしれない。
よく見ると周りに転がる蛇の口から、何人かの人が見える。
口の端から上半身だけ出ている若者がいて、その人を仲間が抱えあげて引っ張り出した。
抱え上げられた人には下半身がなかった。(正確に書くと、下半身ではなく太腿の真ん中あたりから下の部分。)
傷口は黒くなっていて血は出ていなかった。内臓も見えなかった。
(おそらく、夢の中で人体の断面を出力するのに脳が間に合わなかったのだと考えている。しかし、夢の中の私は「削り取られるか、食べられるかすると、ああなるのか」と思い込んで疑問に思わなかった。思考かいたって簡略化されて疑問を持たないのも、また夢らしい)
私は「大変なことがあるものだな」と思い、家に帰った。
危なくないと思い込もうとしたものが、その実危険だというのが受け入れがたく、頭が疲れてしまっていた。
けれども、周りの人は誰も騒ぎ立てることはなかったたため、あの夢の世界では普通のことかもしれない。

しばらくして、その下半身を失った人の番組か映画を見た。
下半身を失った人が上映か何かの記念で監督と一緒に来ていて、作品を見に来た人の前に立つと、大勢の人が下半身を失った人に寄ってたかった。それが怖くなったのか、下半身を失った人はパニックになってどこかに行ってしまう。それを監督が追いかける。
「サアちゃん」「ザアちゃん」みたいなあだ名で監督が呼んでいたのが印象的だった。

妙に不気味な夢ではあったが、殺人鬼に追われたり、知らない街をぐるぐる回ったり、死んだり、ある街であるものを見かけると夢から覚めたりするよりは、ましな夢だった。
子どもの頃から死ぬ夢を見続けているが、だんだんと死んだ瞬間の意識のなくなり方が生々しくなっている気がする。
(死んだことはないので、確かめようはないが)


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『キラー・ナマケモノ』の感想です。
作品の内容に触れています。
#鑑賞記録




タイトルに『キラー』とつくホラー映画はだいたい名作(ぶっ飛んだ方向に)という自分の中のジンクスがありますが、この作品も名作すぎて最高でした!!!
本当に何を食ったらこんなすごいものを作れるんだ……?(インプットとアウトプットを繰り返して、試行錯誤して、客観的に面白い作品を分析した努力と、予算内で「爪痕残す作品を作るぜ!」という熱意を保ち続けた結果、生み出された素晴らしいホラー映画なのだろうなと思います。)



以下は何も考えていない感想です。

・序盤から「このナマケモノは人を殺すぜ……!」と導入が早くて最高です。
まさかのナマケモノvsワニが見られるとはね……やっぱりホラー映画って最高!!!人生一度でいいからナマケモノvsワニは見たいですよね!!!

・「むっ……!このナマケモノ、ミユビナマケモノ?!」と『大丈夫倶楽部』を読んでいたため思いました。

・このナマケモノがやばいから薬を飲ませておくか……って気がついた人、すごいのでは?
あとでこのナマケモノの強さが分かっていくに連れて、対処方法が分かった人の強さが分かって笑いました。
(HUNTER×HUNTERで幻影旅団の強さが分かるにつれて、ウボォーギンと戦った陰獣の強さが分かっていくのと同じやつで笑いました。)

・主人公たちとナマケモノが出会う導入がめちゃくちゃ芝居っぽいものの「アメリカとかならあるのか……?!」「導入が早くて分かりやすくて最高!」となりました。

・各登場人物のSNSのフォロワー数がパラメータなのも人物紹介を兼ねていてお洒落で分かりやすくて面白いし、「この作品はSNSが関係あります!」としっかり示されていて映画の導入のレベルが高すぎてすごかったです。

・ブリアナさんのつよつよというか、「おいおいこいつ死ぬわ(死なない)」みたいなホラー映画での悪役ポジションとして分かりやすいキャラクターの見せ方が最高でした。

・ゼニーさんが私の好みすぎて本気で最高すぎです。

・恋人のタイラーを振り返りざまにカウンターを決める主人公、そして駆けつける日本刀を持ったゼニーさんという、この映画が「ホラー映画だけど、暴力!コメディ!映画です!」と分かりやすく表しつつ面白すぎて最高です。
やっぱり低予算B級ホラー映画と言えば日本刀ですよね!!!(『マッド・ハイジ』『キラーカブトガニ』を思い出しました。日本刀が急に説明なく出てくる低予算B級ホラー映画は最高!!!!)

・あとここで恋人同士を最低限いちゃつかせることで、「よし!いちゃいちゃシーンOK!ではホラー映画で人をぶち殺してOK!」になるのが面白かったです。

・ナマケモノのおかげでフォロワー伸びまくり、学生生活もイケイケになりまくり!な場面で「勝ちまくり!もてまくり!」みたいな札束風呂で美男美女を侍らす人の画像を思い出しました。

・このナマケモノ、めちゃくちゃ俊敏に動くし、めちゃくちゃ頭がいい策略で人を殺して失踪に見せかけるし、本当に何なんだ……?
(説明が一切ないので途中から「そういうものか〜面白いし全然いいや!!!」となる魅力があり、めちゃくちゃ楽しかったです。)

・ブリアナさんも取り巻きはいるものの、そんなに悪どいことをして仲間にしているわけではないらしくて寮内の派閥とか友人関係がかなり主人公よりだったり、「ブリアナかあ……別の立候補者がいればなあ……そっちを支持したいかも……」みたいな雰囲気が分かりやすくあったので選挙とかもどちらか一強ではなくてはらはらするバランスが面白かったです。
(本気で悪どいことをしていると、親の権力を使って友人の親の職場で影響をもたらすとか、いじめで自殺に追い込むとか、弱みを握る写真を撮っておくとかして脅迫するので……)

・パソコンをするナマケモノに「インターネット・ナマケモノだ!!!」と爆笑しました。
何なんだ、ネットサーフィンできるナマケモノ……
(あと私はすぐに「インターネット・〇〇」とか言って爆笑するのですが、頭が小・中学生のままなので……)
インターネットやめろ!!!(ナマケモノも私も)

・主人公の友人で「元いた場所に帰そうよ!」と言っていた方が、まさかのナマケモノに殺されかけていてびっくりしました。
このナマケモノ、まさか……故郷に帰されるより「ここにいて自分を連れてきた人間どもに復讐する」を選んだのか……?!!
(しかし、このナマケモノなら自力で故郷に帰れそうなので「帰らさせると復讐できねえし、何こいつ動物愛護とかほざいてんの?人よりナマケモノの方が強いが……?復讐してから買えるか……!」くらい考えてそうです。)

・病院で選挙に絡んだところの重要な場面を描きつつ、ナマケモノに車を運転させるための布石にするの本当に展開がうますぎて最高です。
ドライブ・ナマケモノが見られるとは……
いろいろ映画を見ていてよかったと思います。
あとここで警察に追跡されてしまい「あ……警察の方は死にますね……」と思ったら死ななくて安心しました。

・ナマケモノが自撮りしていて笑いました。
セルフィー・ナマケモノまで見られるとはね……

・ナマケモノが人を殺すところはしっかり怖くて最高です!
CGではなくパペットっぽいのですが、動きもきれいですごかったです!

・選挙後のパーティーもですが、寮への勧誘パーティーとかも、「うわ……陽キャ……怖……私は陰キャキモオタだから本気で無理!!!」と思いました。
怖すぎる……

・選挙パーティーでのシャワーゲームは初めて知ったのですが、怪我とかしそうで怖いな……という目線で見てしまいました。
しかし、ここでのナマケモノの熱湯と感電のコンボが強くて笑いました。

・このあとで「ゼニーは死なん」と武器フル装備で登場するゼニーさんが最高すぎて好きです。

・ブリアナさんもがんばって戦おうとしたり、主人公を見捨ててしまうとき謝ったりしていたり、完全に悪役ではない臆病な人ポジションでヘイトがあまりたまらないのもすごかったです。

・寮母さんであるメイさんが少ない情報で「このナマケモノが人をめちゃくちゃぶち殺しているな……」と判断するのも早すぎのうえ、容赦なくぼこぼこにしていて笑いました。
最高!!!!

・メイさんが主人公に洗いざらいいろいろ話すところで、主人公の返し(「60代なのに……」「まだ40代ですけど……」とか)がいちいち攻撃力が高すぎて精神へクリティカルヒットを叩き出すし、メイさんもメイさんで「こっそり片方の靴下を盗んで履いていました」という告白がやばすぎて墓場まで持っていてくれ〜!!!と爆笑しました。
なんなんだよ、この場面の異常な面白さは……(異常なだけかもしれないですが……)

・日本刀を白刃取りするナマケモノを見て、爆笑しました。ナマケモノがしていいのか?!面白すぎるのでもっとやってください!
白刃取り・ナマケモノまで見られるとはね……

・その後、負傷した友人が駆けつけてくれて助けてくれる胸熱展開が最高です!!!!
しかし、銃で撃たれても死なないナマケモノとは……?

・タイラー、本当にくだらねえ(タイトル回収しているのですが)ことを死人が出る中で言っていて笑いました。
こんなにヒロインの恋人ポジションが変なポジションかつ見せ所がないのは初めてで爆笑しました。
(男性がそもそも出ないのと、女性の友情重視なのでむしろこのバランスが最高なのですが、それにしてもタイラーの扱いがひどすぎる。)

・まさかの日本刀を持つナマケモノに、日本刀・ナマケモノが見られる……?!?!!!!このホラー映画最高!!!!!!となりました。

・最後のナマケモノと主人公の一騎打ちは、今までの承認欲求とかそういったものをまとめて「大切なのは目立つことじゃない!」と締めくくっていてすごかったです。

・ナマケモノが武器を捨てて素手でのバトルを望むの……『エクスペンダブルズ ニューブラッド』の最後のオセロットかよ……!!!で爆笑しました。
『キラー・ナマケモノ』と『エクスペンダブルズ ニューブラッド』で重なる部分があるの、本当にカオスで私も意味が分かりません。

・最後のエンディングも自然にいる動物を保護しようという終わり方かつ、敵対していた寮生同士で仲良くなるという見事な終わり方で本当にすごかったです!!!!
なんであんなにとんちき展開しておいて、ここまでめちゃくちゃまとまった映画にできるんだ?!?!!!
素晴らしすぎる……
私は主人公とブリアナで百合妄想をしかけたので、「こんなに尊い二人に対してこんなけしからんことを考えるとは、時代が時代なら切腹ものだ......」という気持ちになりました。

・エンドクレジットも作中で使われたSNS上の画像を使ったり、映画に合わせた曲でマジ最高!!!!です。

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『フィシスの波文』の感想です。
#鑑賞記録




イメージとしては『陶王子 2万年の旅』寄りのドキュメンタリーかな、という感覚で見たのですが、歴史を追う、芸術や文化としてどのように紋様が機能したり表現されたりといったテーマではなく、紋様とは一体何なのか、どういう文化に組み込まれているのか、それらを研究、作り、様々な表現をされる方の意識、感覚を自由にたくさん映している映画と私は感じました。
自分は映画や本といった作品はあるテーマに沿っていくイメージが強かったのですが、この映画自体が見る人たちに「何を感じますか?」と波紋として影響する側面が強いように感じられて、テーマに縛られることなく紋様の可能性、人がそこに見出すものってすごいな!と思いました。
(本当にすごいな……しか言いようがなかったので、すごい!です。急に語彙力の幅がなくなってしまいましたが。)

まず和紙に紋様を写していく職人さんが出るのですが、こうした手作業で逐一作られているとは知らなかったためとても興味深かったです。
あと今見てもすごくかっこよかったり、かわいかったりする模様の刻まれた木の版を見て、自分の同人誌の表紙もこんな感じでしてみたいですね……と思いました。(私は同人誌を作るオタクのため。)

あと紋様って「繰り返し」なんだなと改めて実感しました。
ぶれなくある規律に基づいて繰り返しを正確に行うことにも、ある程度「遊び(余裕、人間から作られることによって生まれるランダム性)」があることにも、どちらにもある一種の美しさが存在していて、すごいなと感動しました。
美しさはありとあらゆるところに、実はあるし、そこに深い意味やDNAに刻まれた根源的な何かがあるかもしれないし、実はないのかもしれない……など考えました。
(私は何にでも意味がある!と突き詰めていくと陰謀論とかに片足を突っ込んだり、オカルトな考えが行き過ぎてしまうので、そこに意味や理由があってもなくても面白いな、興味深いなというスタンスです。)

芸術家の方の作品群がもう何をしているのか分からないくらいたくさん形が変わって混乱しました。
すごすぎるのは分かるけど、何がすごいのか全然頭が追いつかない……!
(図形と空間把握の認知機能がなさすぎて、本当に何が起こっているんだ……?!と思いました。)
(すごく大盤振る舞いでめちゃくちゃ見せてくれるし、説明してくれるぞ……!と見ていたら、トークショーでたくさん見せてくれたと伺って笑顔になりました。インタビューとか取材にうーん……とか、仕事だから……という雰囲気ではなくて、すごくはきはきしてお話したり、作品を動かされているのを見る方が私は好きです。)
(たまにテレビとかの取材が高圧的で……とかしばしば聞いたり、話したことと違う切り取り方をされたとかも聞くのですが、そういうのがなさそうだなと信頼して見れました。)

和紙を作ったり、糸を染めたり、布を織ったりするのが、すごく手間暇かかっていて「すごい価値が詰まっているんだ」と今さら思いました。
身近にあるものの歴史とか、それらが作られる過程を今さらながらに知って、やはり文化や技術を形作っていく人の歴史はすごいなと感動しました。

祇園祭はほぼ行ったことがないのですが、こんなに外から来たタペストリーとか使われていたんだ!と驚きました。
特に羽織り?に仕立てられたものは、虎と鹿が今見てもすごくかわいいというか、動いているようにいきいきとしていて「この模様を入れた小物とかあったらほしい!」と思いました。

アイヌの人々の狩りの様子なども、賛美するわけではなくある程度距離を保って寄りすぎず、離れすぎずの距離で撮られていた気がしたのが、印象的でした。
(日本がなかったことにしようとした文化、人々のことを過剰に持ち上げたり、逆に抑圧して差別した日本側を擁護したりはせず、フラットに映そうと努めていると分かると、私は安心します。)



・上映あとのトークショーについて
いろんなお話が聞けて楽しかったです!
90分の講義として詳しくお聞きしたくなりました。
(あと自分の持ち物にも紋様がありますね!と言われて、人見知りの傾向があるため「こういう登壇者と鑑賞者が近いトークショーは初めてでどきどきする〜!」と思いましたが、好きなブランドの象徴として使っているモチーフをすぐ分かってもらえて嬉しかったです。)

細胞、原子は常に揺れているとか、本当にそうだ……突き詰めて考えると、長い年月安定したものを生命は持ち得ないから「パターン性を常に変わりゆく自然や現象から見出して、パターンから象徴を抜き出し概念化して紋様にすることで、不安定な存在を安定したものと認識する」ことに安心したり、力を得られると拠り所にしたり、認知しやすくして身近に感じて祀ったりしたのかも……?と考えたりしました。
(自然や超常的と信じられたものを祀ったりするのにもシンボルがあると集団で特定の概念への共通認識を維持するには便利だなとか、昔人間が原因を発見できなかった自然の力を崇めることで「未知」から「神・精霊」みたいな概念を与えることで理解しやすい物語に落とし込んだのかなとか考えました)
(あと、放射性物質などを示すハザードマークや災害を示すピクトグラムは、概念や現象からイメージを形にして、万人に分かりやすくさせる機能を思い出しました。)

完璧な丸は宇宙でしか作れないとか、そう考えると人間は完璧な何かを求めて創造するのをとめられなかったり、完璧でないことを受け入れるために物語を想像するのかな、など思いました。

あと私は紋様に「恐怖」を感じて育ったことを思い出しました。
古い布団の花柄が叫ぶ顔に見えて「かわいくないな……」と引きながら寝ていました。
水玉とかは懐かしいとか、アラベスク模様などは重みがあってかっこいい!とか感じているのですが、やはり繰り返しの手間を考えると「えっ……これどれくらいの時間が……?」と恐怖も感じます。
繰り返しは私の中では怖い感覚なのかもしれません。(変化しないことへの憧れと恐怖が同時に存在する感覚です。)

赤字になってしまうパンフレットを印刷した話に、「うわー!オフセット印刷にしたい気持ち分かります!オンデマンドよりオフセットですよね!あとせっかくなら凝った装丁、作りにしたいですよね!」と完全に同人オタクになりました。
それにしても、この作品は本当に文化庁から援助金が出たと聞いて安心するくらい、プロデューサーの方が大変だったみたいで……この映画を作ってくださり、本当にありがとうございます……!

あとトークショーに登壇した方がUFO(今だとUAP?)を呼び出していらっしゃるとのことで、「ここでオカルト話が聞けるとは……!」と感動しました。
私はオカルト全般好きですが、幽霊や未確認飛行物体などを見たことがないので、いつか見られるよう頑張ります!(幽霊は見たことありませんが、怪奇現象はたまに体験するのでこのまま頑張ります。)

ただ、石巻山という山が愛知県にあって、その山が実は人工ピラミッドという噂があり、UFO目撃談も多くて……とサイン会のとき語ってしまい申し訳ありませんでした……
(私は見たことありませんが、地元の人が怖い体験をしたとか、霊験あらたかな山と人づてに聞いたりしています。山の近くに住む人の中にはUFOを見た人が多いとか、なんとか……)


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原稿入稿しました日記です。
#日記



10万字の本文を書き上げて、校正して、原稿データに配置してみてレイアウトとか気にしつつ組版しつつ校正して、校正して、事務ページ作って……めちゃくちゃ疲れました。
最終的に11万字を越えているんですけど……
今まで本を作るときは3〜8万字程度だったので、疲れました……
この他にもいろいろ書いていて、3ヶ月で15万字以上書いているので本当に何なんだ? と思います。
ただもう少し書く速さと質が安定するともっと効率的かつ、量を書けるので、健康に気を遣いつつ文章の書き方も勉強していかないとと思います。

校正校正校正校正校正みたいな感じで毎日やっていたので、段々と言葉の意味が分からなくなったり、簡単な文章でさえ「おかしくないですか?」となっていたり、句読点の打ち方に迷いまくったりしていました。

自分は書いた瞬間から書いたものを忘れていくので、校正したとき前半部を読んで「こんなの書いた……? え? でも、自分好みですね……?」で笑いました。
記憶がなさすぎて……

逆に「この表現なら、こういう比喩したいな」と思ったら既に使われていて笑いました。
やっぱり自分が書いた文章です。

喘ぎ声を最後まで修正していましたが、本当に……成人向けの内容は難しすぎる……
私には早すぎる……といつも言いながら書いている気がします。あと成人向けって何? みたいなこともずっと言っていると思います。

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2024/4/17の日記です。
#日記



原稿の校正中、わずかに建物が揺れている気がした。
たまに強い風などで揺れるけれど、何かが違う気がして少し混乱した。

こういう感覚的な、自分が普段五感で感知していない細かな差を言語化できないのも混乱の原因な気もする。
もともとの気質で音や振動を勝手に感じてしまって、勘違いしてしまうので、(自分の頭が狂ったのか)(本当に揺れているのか)とも分からず、動揺した。

揺れがなくなったと同時に、急いでニュースを調べた。
強い地震があった。
今年に入ってすぐに起きた地震を思い出して、自分が何もできないことを思い出して、諦めて、そんなすぐに諦める自分が嫌になって、車に酔ったみたいな吐き気がした。

原稿をしながら、スマートフォンでNHKのニュースを流し続けている。
自分はこんなことでパニックに陥るのかと落ち込んでいる。
でも、まずニュースを調べるくせをつけたいと思う。


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『NN4444』の感想です。
#鑑賞記録

※感覚で書いているので文章がくちゃくちゃです。
※入場時にもらったカードに記載のサイトを見ていない状態で書いています。そのため、意図を汲み取りきれていない、理解が浅い部分が多々あると思います。
またサイトを見てからの感想も書けたら書きます。




・全体の感想
ホラーというと、私は分かりやすい怖さをイメージしがちだったのですが、この作品群は「なんだかすごくぞわぞわするけど、何が原因か分からない。快、不快も分からなくて、自分の価値観や認識みたいな感覚に近い部分が不安になってしまう」と感じました。
とにかくホラーとはなんだろう、人間って何が怖いんだろう、そもそも恐怖って何だろう?とたくさん考えさせられました。
あと各作品のタイトルの見せ方、エンドクレジットのおしゃれな感じがめちゃくちゃ好きです。


・犬
主人公のパートナーが、主人公の人権を認めていないモラハラ具合と、無自覚に暴力性を振りまく人間性に「あっ!これこれ!やっぱり家族とかパートナーってこれですよね……」と安心しながらも「ふざけるな!ハラスメントやめろ!!」と思いました。(これは私の生育環境が一般的でなかったことと、今の私はハラスメントとか暴力は当たり前によくない!という考えを持っているため発生する感情です。)

ファミレスでステップファミリーらしい人々のやり取りに心がぐちゃぐちゃになりました。
母親しか頼れないのに、仲良くさせるためとか言って子どもをほぼ他人の大人と二人きりにさせるな……!
檻の中に動物を二匹閉じ込めても仲良くなるわけないだろ……
(自分の過去のことを思い出して心がぐちゃぐちゃになりましたが、短い場面でこうやって人の心を揺らせる作品は本当にすごいと思います。日常のささやかな暴力性を描き出すのがすごいというか……うまい言い方が見つかりませんが)

冒頭の犬の人(あんまりよくない表現ですが、他に短い文字数で示せる言葉が見つからなかったので以下この言葉を用います。)を殴るパートナーに、「えっ、暴力性怖!!!普通は殴れないだろ……」と引きました。
ここあたりでもうパートナーが暴力を振るうことに疑問を抱かないんだ……と恐怖を覚えます。

主人公、会社でなんでそんなことしちゃうの……となりました。
気持ちは分かるけど、でも、自分もするかも……
全体的に本当に辛い……
あと会社の上司の意味深な接し方が「あの……性暴力とか……ないですよね……?」とぞくぞくしました。
あ、ありそう……最悪……

パートナーの人の見下し加減やばすぎて怖かったです。あと暴力への抵抗がなさすぎるのと、兄弟を異様に気にしているところで「この人も育った環境がよくなかったのだろうか……」と思いますが、だったら他人に暴力を振るっていいわけがないし、自分で自分を省みるためにカウンセリングとかDV加害者とかの集まりとか行くという選択ができなかったり、周りから指摘されたり、自分の暴力性に気がついて認める機会がなかったんだろうなと諦めの気持ちになりました。
あと母親のメールも……なんでこんなに人を見下したり、もの扱いできるんだろう……
(環境、世間の価値観、その人の先天的な気質、差別、偏見が関わってくるのでしょうが、それでも、人権とか社会の授業で習ったり、正せる機会がないとこうなるのか……と絶望的な気持ちになりました。)
(しかし、私もそういう人間かもしれません……)

犬の人を家に連れ帰ってきてから、彼女と主人公の穏やかなひとときが素晴らしかったです。
傍目から見たら歪で、人が死んでいるのに、解放感が心地よかったです。

朝起きて、状況が改善されたり、解決はされていないという絶望と、会社で詰められた中で吠える主人公の声が犬より、本人の声で犬の鳴き真似をしているのが「犬になった、のではなくて犬になってしまいたくて人が狂ってしまったのだろうか」と考えて怖くなりました。

この作品の「犬」はこの世の中の文化や知識、人間の社会性が未熟で虐げられる弱者(あるいは、弱者と思い込んで鬱屈とした加虐性を溜め込んでいる人なのかもしれませんが……)にとって現状を暴力で解決してくれる「野蛮」「暴力」みたいな象徴なのかなと私は考えました。
(本当は対話で解決したいけど、暴力を振るう相手って対話する同じ立場に持ち込むことすら困難とか、被害者側が加害者側に「対話してほしい」と頼むクソみたいな状況が生まれたりしがちなので、皮肉なことに暴力に暴力で立ち向かう方が遥かに手っ取り早く、楽になりがちなことを皮肉?みたいに表現しているのかな、と思ったりも……)

だからこそ、主人公は「犬」になりたかったけれど、純粋な犬ではなくて人の合理とかに縛られて暴力を使うことを選んだから「犬の鳴き真似をする人」になったのかな、とか考えました。
「犬」は犬だけれど、周りの人は都合のいい暴力とした利用しているのも何だか皮肉というか、世の中の暴力が正義感で炎上させたり、強い言葉でなじったりするのとつながるのかも……とかいろいろ考えました。

あと私は社会性を保つのにストレスを感じたり、家で働きたくねえ!ニートになりたい!社会性を失いたい!と考えるとき、犬の鳴き真似をしたり、威嚇音を真似していることがあるので、「わ、分かる……気もする……(たぶん違いますが……)」と思いつつ見ていました。


・Rat Tat Tat
場面が切れ切れになったり、時間軸がどうなっているんだろうと混乱する作りで面白かったです!
『去年マリエンバートで』を見たときみたいな、迷宮に入ってしまってどこにいるのか、出口があるのかすら分からない不安になる雰囲気が好きです。

社交的な場や、周りからの目、世間的なイメージみたいなことをぶつけられるパーティーの場が苦手すぎるので「う、うわー!!!つ、疲れる……処理する情報が多すぎて胸がどきどきする……」と見ていて疲れました。
好きな服装もできないし、ここにいるみんなシスヘテロっぽそうだし、みんな働いてそうだし、なんか投資とか、未来設計とかちゃんとしてそうで、まともな家庭で育ってそうで、……とか考えてしまいます。
私はちゃんとできないし、そういうまともさがもとから欠けている人間なので……

主人公が周りの目をすごい気にしているのが分かって、苦しかったです。私も人の目を気にして道化を振る舞ったり、(これは真面目に答えない方がいいな……)(相手が私を見下しているから、馬鹿のふりしておくか……)と考えています。

お手洗いで主人公が血を抜く場面は、ストレスを抜くみたいな隠喩なのかなと考えたりしました。

子どもに関する会話、接し方の絶妙な雰囲気で「過去に子どもに関する何かがあったんだろう……」と察せる張り詰めた雰囲気がうますぎて、私はパーティーから帰りたくなりました。私は見ているだけなのに?!

拍手が手拍子になっていくところで、ナチスが音楽を支配のために収容所で使った話(『虐殺器官』にあったなあ、など)思い出しました。
拍手はいいイメージが強めですが、こうやって社会的なイメージ、価値観、差別みたいなものを交えて人を圧迫していく暗黙の規律みたいなものになっていくよな……と思いました。
異性が結婚したら子どもがね……、とか……私はそういう価値観が嫌いなので、他人の将来に口を挟んだり、話題に出したりしませんが、そういう世の中の圧力、差別みたいなものをこの場面から感じました。

あと子どもが生まれなかったら、さっさと別の話題に移るのも……世の中って最悪……?(私もその最悪の中の一部ですが)と考えました。
(あそこの場面は、白い液体状に子どもの形だったものがなっていく=精液が受精に失敗して性交しただけの隠喩なのかな、と考えました。あの場面はおぞましすぎて、本当に怖かったです。)


・洗浄
個人的な好みとしては、この作品が最も自分には合っているかも……と思いました。
(どの作品も本当に素晴らしくて、甲乙つけること自体ナンセンスですが、もし自分の好みから好きな作品を一つ選ぶなら、こちらの作品という感覚です。)

最初に若者がいて、ウェイ三人と落ち着いた主人公、少し変わり者で利用されている人(ドローンの操縦をしている人)で、ホラー映画のあるあるでは?!と勝手に盛り上がりました。
湖に沈んだ人に気がつかないのと、主人公が何も行動に移さないのを見て、「え……どうして……実は、主人公は他人がどうなってもいいのかもしれない?」などいろいろ考えました。
(私もそんなに……な人だったら「あ……」と思ってぼんやり見ているかもしれないところがあるので、少し分かるような気もしながら、社会性とか体裁を気にするところもあるのでどうして?と思いました。)

その後で自分への陰口を聞く主人公が、諦めみたいな感じでその場で聞いてしまうのがわ、分かる……なんか聞いてしまいますよね……(誰?)となりました。
あともう少しうまく隠して陰口言ってほしいですね……陰なんだから隠れてくれ!
いや、そもそも陰口を言わないでほしいです……!
(こういう場面から、人を見下しているな……と分かるのがうまいというか、言語化が難しいネガティブな感情の揺れ方の表現がすごいな……と感動しました。)

そのあとに、湖に沈んだ人から大量の水が出てきて突然動き始めるところが怖くてすごく好きです!
だんだん水をすすっていると分かったり、感染したりするのが分かる流れもテンポと恐怖感が最高で、楽しかったです!
(感染する条件は分かりませんが、近くで何かしたら伝染るんだろうな、とかこちらからアクションを取らない限り敵意はほとんどなさそうだとか(ゾンビみたいに見境なく人間を襲うのではなく、水を得るのを最優先にして動くときに周りのものを傷つけたり、影響を及ぼしたりするのかな)と分かるのがスマートでクールなホラー!って感じでかっこよかったです!)

最後に残った男性に、主人公が水鉄砲で水をかけていくのが段々と水の量が増えていくところにすごくカタルシスを感じました。
残酷かつ、無邪気に、淡々としながらもどこか愛おしそうに弄ぶ様子がとても美しく、背徳的な芸術と感じて感動しました。

最後に窓を開けてあげる場面あたりで、感染した人々が無我夢中で水を求める動きが機械的というか、人ではない(理性を失ってある目的のためにしか動いていない本能しかない状態)がものすごくて演技ってすごすぎでは……?と思いました。

湖に突っ込んでいく人々を後ろから追う主人公が、放牧した羊を見守る人みたいな美しさがあり、とても心を惹かれました。

水の音と揺れる湖面に、恐怖と安らぎを同時に感じました。
なぜ自分がそう感じたのか説明できないのですが、とにかく美しさと世の中の薄暗さ、陰鬱さがこもっている気がして、私はとても好きです。


・void
これも変な言い方ですが、この作品が最も分かりやすいホラーの文脈?というか、「ホラーっぽいですよ~」という説明的な場面があるなと思いました。
その反面、確かに違和感があるのに、何が起きているのか、どこが狂っているのか、何がおかしいのか、おかしいってそもそもなんなんだ?となっていく不安感がまとわりつくような空気感がすごく魅力的でした。
(夏にすごく暑くて、眠くて、鬱屈とした気持ちで行っていたラジオ体操とか、夏休み中によく連れて行かれた蒸し暑い温室とか、夏なのにとにかく陰鬱で薄暗い雰囲気で過ごした幼い頃を思い出しました。自分でもなんで夏にこんな記憶があるのか、そもそもこの記憶は本当にあった出来事を記憶しているのかさっぱり分かりませんが……)

初めの場面から、もうすごく怖いのに美しいです。
何なんだろう……とにかく異常なのに、日常で普通に起こるのかもしれないと受け入れてしまうような場面の美しさ?淡々とした迫力?があって、絵画のように魅入られてしまいました。

女子高生の会話も何だか変な気がするけれど、どこがおかしいのかすら分からないぞわぞわ感がすごくて、怖かったです。
屋上の景色や校内の清潔なイメージが強いのに、何かがどこかに潜んでいて、それはよくないものなんじゃないか、そういった圧を感じるような繊細な映像がとても好きです。

家での携帯料金の話とか、家族内の歪なパワーバランスとか、子どもへの圧力とか……なんかもう心がぐちゃぐちゃになりました。
辛い……

学校に出没する謎の男性は一体……?
あの人は最後まで「キモ……上から目線で、若い女性を見下したように話してんじゃねえぞ!!!」と思いました。

喫茶店でオカルトな話が出てくる場面は、物語の核心に迫るようで、あの街で何が起こっているのか(この作品で表現したいものは?)の手がかりになるのかも……と思いましたが、頭が空っぽすぎてよく分かっていません。
ただ、経済的自立ができていないときに、保護者から人権をないがしろにされたり、学校とかの先生に人権をないものとして見下されたり、友人とも微妙な距離感だと、すごく鬱屈とした感情を抱えて表現の仕方が分からなかったことを思い出しました。

最後に人がどんどん亡くなっていくのが、異常なのに「ああ、そういうものだから」と受け入れそうになってしまう淡々としながらも美しい映像の進み方に、穏やかなのに不安でじっとしていられないような矛盾した気持ちになりました。
窓から落ちる人とグラウンドで倒れる人の美しさ、卓球で目を打たれる人の場面の強さ、それらの異常さが日常と馴染んでしまっている、みたいなところに私の感情が動かされたのかもしれません。

点々が増えていって、何かしらが完成してしまったのかな……とか考えました。
オカルトだと三角っていろいろ意味があると言われるので……


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日記です。
パンを焼いたらはちゃめちゃだった日記です。
社会不適合者の日記のため、見ていて不安になる方は以下を読まないでください。
#日記




急に思い立ってパンを焼くことにしました。
三週間くらい迷っていたのですが、映画を見た帰りに「……やるか」となったので帰り道で材料など買いました。

帰ってから早速いろいろやって、パンを作り始めたのですが、スキムミルクを買い忘れていたうえに代用品がないためそのまま進めました。
なんか……失敗するときのパターンいってません?

パン生地をこねるときもまな板とかそういうのがないため、ボウルの中でこねました。バターもオリーブオイルで代用しているし……フラグを立ててるような……
オーブンで一次発酵するぞ!と思ったら、その機能がなかったため急いで湯たんぽを作ってそれでなんとかしました。
二次発酵もそうしたら、なんか……過発酵してません?!になりました。
まあいいやと思って焼こうとしたらオーブンの設定を間違えてめちゃくちゃエラーが出ました。
なんとかいろいろやってパンを焼いたら、上面が焦げてるし、皿に出そうとしたら型からパンがひっくり返って出てくるしでもうすべての段階で躓いていました。まあ適当でいいや~……と生きているので、仕方がないですね、私はいつもそう……と思ってパンを立てました。
包丁もないのでキッチンバサミで無理やりパンを切って食べましたが、おいしかったです。
次はもう少ししっかりやろうと思いました。
たぶん次も適当にやるのでしょうが…… 

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『成功したオタク』の感想です。
#鑑賞記録

【自分が参考に見たサイト】
女性に性的暴行、身体に虫を入れさせる動画を…史上最悪のデジタル性犯罪「n番ルーム事件」、“懲役42年”の意味

「彼」自身の言葉で、語るべきではないか――料理と食を通して日常を考察するエッセイ「とりあえずお湯わかせ」柚木麻子




まず最初に、芸能人を推すとか好きを表すためのライブとかのイベントの熱量すごいな!!!と思いました。
結構普通とか感じていたけど、それは慣れのせいで「こんなに人が特定の目的のために集まって、デカ感情を持っていてグッズとかにお金を落とすの……発展した技術と社会が生み出したすごいことだな……!!!?」と改めて気がつきました。
(『映画の朝ごはん』を見たときの感覚を思い出しました。)

私は推しに認知されたくないタイプ(知られると嫌われる可能性が発生するのが怖いため)なので、認知された監督のファン活動にすごいな〜と思いました。
というか、私は認知までされたいと思う対象ができた場合「もしや自分はこの人に依存しすぎていませんか?依存先を分散させて自分の精神を守るためのリスクヘッジをするか……」と感情を抑える傾向にあるなと改めて自覚しました。
(あと推しについて調べすぎると疲れたり、ネットストーカーに発展しそうで怖いので、そもそも調べるのが大変な海外俳優さんを推すとか、グッズは買いすぎないとか、推しに関わる情報を発信しすぎないとか、SNSは壁打ちするとか、疲れたら調べない、といったリスクヘッジをしています。あと自分が情報過多で疲れていると思ったら、別のことをします。精神がへろへろなので常に適度な休息とリスクヘッジをしないとさらにへろへろになってしまうので……)
(休息ができているとか言われると謎ですが……同人は休んでいたらできないので。)

推しの犯罪でヨーグルトマッコリを作ろうとしてすべてこぼすオタクを見て、わ、私か……?と思いました。なぜなら、私はめちゃくちゃに粗忽者なので……
笑いましたが、休め……!とも思います。なんであんなことになっちゃったんだよ……

いろいろな人が推しについて語りますが、ここでセカンドレイプをするファンの意見はなくて(監督自身が推しの犯罪について不起訴の記事が多いのを見て、記者本人の方を責める以外は推しを擁護、被害者を叩くところがなかったと私は認識しています。)安心しました。
(推しがしたこと、これから自分が推しを応援できないことを認めたくないのはともかく、だからとはいえ被害者が黙っていればよかったとかは本当に最悪だと私は考えています。人権は誰にだって当然あるもので、かつ人権は誰に対しても守られるべきものであって、誰かの利益のために立場が強くない誰かの口を封じるのは本当に徳や理性がないと感じます。過去の歴史的な虐殺とか未だに残る根強い差別とかにつながりかねないので。)
(思うのは自由であっても、被害者を責めたりする意見を表に出すか、出さないかの選択肢と意思は各個人が持っていて、表に出してもいいがその責任は取るべきだと私は信じていたいので。本当はそんな攻撃するための意見など出していいわけないのですが……)
(自分も差別とか、偏見はできるだけしないで生きていきたいですが、私にできるのはできるだけ差別や偏見する自分自身を自覚し、他人を傷つけることを表に出さないように他の人に気遣ったり、自分なりに勉強して振る舞うことだけで、感情的な部分までの制御は困難だな……と思います。私にできることは、差別や偏見は人類が社会集団を維持するために、他人と自身を区別するために得た脳の機能の一部に過ぎないと理解したうえで、その機能が差別や偏見の方向で暴力性や加虐性を持って他者の権利がないと思い込んだり、差別や偏見していることを当然と思い込んで他者の権利を侵害したりしないことだな……と自覚して気をつけたいです……)

グッズの葬式のときに、そのグッズ一つ一つに思い出があるんだよな……と泣きそうでした。
そのすべての思い出が犯罪者のせいで泥がつくのは本当に最悪すぎる。

死んだ人しか安心して推せないというのを見て、例外を除いて確かにそうだよな……と思いました。
(死後に暴露、告発される場合があったり、歴史上の偉人でも過去の文書が見つかったり、研究が進んだりで解釈が変わるため)

政治活動も熱心にし続けているとアイドルファンの活動とも似ている気がするなと感じると同時に、「推し活とか体よく言っているだけで、政治・宗教活動ではないから自分の生活とかにはそれほど影響がないと思い込んで、生きがいとか趣味とか、生きるのに必要とか理由をいろいろつけて時間やお金といった労力をかけることへの免罪符にして熱中する理由とか、消費者として熱狂したいとか、熱狂するのに都合いい相手を見つけてストレス発散しているだけなのか……?」と考えていました。
(そのため自分は推し活という言葉があまり好きではありません。推し活といってもいろいろなやり方があるわけで、一言で括ると語弊とか誤解とか生じやすいのでは……?と勝手に懸念しているためです。)

途中で、n番部屋事件を思い出して「それは……推しが一瞬で無理になるな……」と絶望しました。
肉体の性別だけで性的に搾取されることへの絶望とかで頭がぐにゃぐにゃになりそうでした……(「その人が好きだから対等に付き合いたい」ではなく、「その人ではなく、性的な価値のみ都合よく搾り取りたい」は、加害者と被害者の性別関係なく最悪ですが。)
唯一の救いは監督がはっきりと女性の権利について語ってくれていることです。ただ、肉体の性別は関係なく老若男女全員が守られるべきであるのに、なんでわざわざ言わないといけないのか、しかし、人は常に考え続けて学ばねば……など思いました。(急に真面目になるオタク)

監督のお母さんの意見がすごく芯があってすごく感動しました。
特に「亡くなるのはだめ」というのが……加害者が亡くなったとき、加害者はかわいそうって言われて、被害者はそれを許さなければならない価値観とか物語性を帯びていくほどおぞましいことはなかなかないと思うので……
あと監督が一人のときに推しの存在があってよかったということに、私もゲームや漫画、音楽で救われたことを思い出しました。
(今だと「あのゲームはなあ……」と思ったりいろいろありますが、当時に熱中させてくれることで自分が逃げる場所になってくれていたので、ありがたいと思っています。)

推し活のために心が広くなりたい、愛が持てるようになりたいと言う考えには共感します。
そうしたらいろいろな人と適度な距離感を保ってうまくやれる気がしました。(ここでの愛を私は隣人愛とか、慈愛、博愛みたいな解釈をしました。)

推しが罪を犯したとき、ファンが自罰的感情に陥るのはおかしくないか?!とも強く思いました。
なぜなら悪いのはそれを隠す本人、本人の周囲の人、マスコミであって、ファンが推しを常に監視して清廉潔白と証明し続けるのは単なるストーカーで許されないし、ファンは騙されてるんだよな……
事件が発生したときファンがなにかできるわけないんだよな……犯罪を犯した側が罪を語って償う以外には……と思いました。
(だからこそ、私は裁判を通して容疑者にはその心情や真実を語ってもらって、再犯を防いだり、模倣犯を減らすために利用してほしいと考えています。)

最後にそれぞれのオタクがそれなりに元気になっていて笑顔になりました。
みんながまた元気に笑顔になってほしいです……

私も自分がずっと推しのことを、推しを知ったことをよかったと思えるといいなと思います。
長い間好きでいてよかったと思えるように、適度な推し方、依存しすぎない、自分にあった情報の入れ方とかで調整していこうと思います。
(しかし、この作品を見る前から「嫌いになりたくないから、調べすぎないようにしている」など自分なりに適度にやってきていて自分でも驚きました。このまま継続して意識的にできるといいですね。他人事みたいに書いてしまいましたが……)

あと善悪とか人権とか、そういうものを考慮してから、推しのしたこと、自分のすることについては考えたいと思います。
自分が過去に残した言葉を思い出したとき、「自分なりに正しかった」「徳を落とさないことをした」と思えるようになりたいです。
(私は徳という概念があるのですが、その徳を自分なりに積んでいきたいと考えているためです。)

またこの映画を見て、消費と推し活、人権、差別や偏見、犯罪での加害者と被害者で被害者側の負担が大きすぎるといった問題の根深さに気がつきました。
自分の中で、すぐ結論を求めずにいろいろゆっくりと考えていきたいです。

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『ペナルティループ』の鑑賞記録です。

以下、何も考えていない感想で、作品の内容に触れています。
#鑑賞記録





・光の使い方とか、ときどきブラックアウトするとか、ループに「あれ?」となったりするとか、BGMが延々とループしそうな淡々としたもので、一見穏やかなのにどこの場面も印象的で最高です!!

・主人公の「あの人、オフィスカジュアルでもなくてもっとカジュアルな服装だし、何の仕事をしているんだろ……」と感じる人の仕事(フリーランスっぽくて仕事の内容はアート寄りそうで、サラリーマンではない感じ)をやってる雰囲気が好きです。
何なんだろう、あの場面だけで主人公の雰囲気が掴めるの……すごい!
優しいんだろうなとか、仕事はアートとか建築系っぽいな、恋人が大切なんだろうなとか分かる情報を説明なしに表現するとか物語の進め方がうますぎる。

・ここからループに入るのですが、私は「えっ、合法的な復讐!?やったー!!!ホラー映画みたい!!!過去に行われてきた拷問とか全部やり尽くしたい!!!!ハッピー!!!」(実際は復讐するというより、遺族のメンタルケアの一環ですが)みたいな思考だったので、主人公が意外と優しくて驚きました。
四肢切断、致命傷を避けて痛めつける、内臓を取り出して「きれいな内臓!まだ脈打ってますよ!」と本人に見せてあげるとか、とにかくやりてえだろ?!!!と私は思っていたので……やり尽くして飽きたらループから出たいかもしれませんが……

・というか、私ならまずどうして殺したのか(たとえ犯人がVRなので本人の脳から情報を取得して再現したAIだったりしても)聞きたいな……理解したい……と思いました。
殺人事件とか戦争で起きた虐殺の本とか読んで調べて、なぜ人は人を殺すのか、殺してしまえるのか、それが私はずっと気になっているので、聞きたいなという欲求がみんなにあるものでは?と考えていましたが、どうやら主人公は違うな……?と気がつくのが作品後半くらいからでした。
気がつくのが遅すぎるな……

・主人公が犯罪を倫理とか、法、心理とかではなく、自分の認識できる物語(=犯人を人と認めて対話して、犯人でも「私とあなた」という関係の物語にして理解、共感できるタイプ)にして認識したいんだな〜と気がついてから私も理解できました。
私は「どうして」「なぜ?」という疑問を犯罪心理とか、類似した事件から理解をしたい(なぜ願望系なのかというと、人間の心理は理解できないし、他人の考えを理解できることは今の技術では絶対にできないからです。)と考えているからです。
なので主人公の葛藤とか犯人との関係を見て、「共感するんだ。私ならそうやって苦しくなるのが分かってるからしないな……それより内臓ぶち撒けて殺すために腹に爆弾を入れてみよー!!!(学術的な方面から冷静に理解したいという気持ちと、それはそれとして復讐したい感情的な気持ちは両立するので、対話した方が理性のある人間らしいとは分かっていても、私は自分が満足できる方を選びます。)」と考えていました。

・主人公、復讐よりグリーフケアの方がよかったのでは……
それだったらペナルティループで恋人が実は知らないところで生きる望みが希薄だったり、恋人について自分が何も知らなかった、恋人を気遣って何も知ろうとしなかったことへの後悔もなかったはずだろう……と考えてしまいました。ペナルティループを選ばなかったとしても、いつか気がついてしまうかもしれませんが。
復讐で恋人や犯人と向き合う方向、悲しさを受け入れる方向、どちらも人に寄っては向き不向き、いいところ、悪いところがあるかもしれませんが、自分にあった悲しみの向き合い方ができるように主人公を支えてくれる誰かや何かがいたらよかったのだろうか……と考えてしまいました。

・ペナルティループの中でゲームマスター(システム管理人)みたいな人の映し方とか、視線が主人公に向かっている雰囲気が「あれ? ループにみんな気がついてないはずなのに、おかしいな……」となる表現がすごかったです!
あとボーリング場のセリフは今まで韓国映画を少し見ていたおかげで「あっ!ハングルの罵倒語だ!!!」となってよかったです。(よくない)
(なんでハングルなのかなと思いましたが、主人公なようなプレイヤー側にシステム側のキャラクターが罵倒をするのが分からないようにとか、システム側=人間ではないのでいろいろな言葉を駆使できるのが普通だよ、みたいな表現かな〜とぼんやり考えています)

・ループに気がついて、主人公と犯人が仲良くなるところはコミカルなのに、主人公の意思に関係なく殺さないとならないシステムのため死なないといけない恐怖がつきまとって不穏な感じが好きです。
シュールなギャグがすごく好きなのでめちゃくちゃ笑いました!重いテーマなのにこういうガス抜きというか、感情のコントロールがうまくてすごすぎる作品です……すごい……

・最後に犯人を殺すところで「これ……性交渉の隠喩では……?」となってしまったので、こんな不徳な見方をしてしまうとは腹を切るしかあるまい……と武士になりました。

・過去に主人公と恋人が知り合ったときの、不穏な雰囲気と、それを察してもできるだけ助けたいみたいな主人公の優しさに、すごい絶妙な人間関係の描き方というか、少しでも間違えたら「距離感怖……」「性犯罪とか狙ってる……?」みたいになりそうな懸念がなくて、安心して見られるバランスがすごかったです。
(男女二人きりという状況自体が、お互い初対面だと危なくないですか……?みたいに現実だと考えてしまうのですが、そういった懸念を主人公たちの人柄を丁寧に描くことで安心して見られる場面にしているのが真摯でとても好きです。)

・現実に戻るまでの主人公と恋人のひとときが、主人公は恋人のことを全然知らなかったとか、実は恋人は主人公をそれほど必要としていなかったのではないか(主人公が恋人に向ける感情と、恋人が主人公に向ける感情の大きさは相当違うとか、ベクトルが違いそうだな……と感じました)と考えてしまい、主人公は辛そうだな……と思いました。
私は「同じだけの感情をそれぞれ持つのは不可能だからな」ともう諦めているので、辛いけどそういうものだよな……と思って見ていましたが、主人公は恋人を素直に好きで相手も自分が好きだと無邪気に信じられそうな育ちの良さそうな気質だなと思ったので、最後の事故の場面で「大丈夫じゃないから逆に大丈夫って言って無理やり元気そうにしている人だ……」とはらはらしました。
主人公はどこかで割り切ってしまうか、何か支えみたいなものを見つけられるといいですね……美味しいご飯を食べて暖かい布団でよく眠ってくれ……としか思えなかったです。悲しすぎる……

・主人公の家に無印良品の商品があり「あっ……っぽい!!!こういうおしゃれな人がおしゃれに使ってそう!!!」と思いました。

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ピアスを開けた日記です。
※ボディピアスの話です。画像はありません。
※ボディピアスは自己責任で開けてください。
#日記
















約一年ぶりにピアスを開けたので備忘録です。
もとからずっと開けたかったのとはちゃめちゃ忙しい時期を乗り越えたのと、あとはなんかいろいろあったので。

セルフでピアスを開けるのは怖いので今まで開けたピアスはすべてボディピアススタジオで施術してもらっています。(法的にはグレーゾーンなので自己責任でお願いします。)

今回開けたのはタンウェブで、舌の下にある部位です。
本当はスクランパーにしたかったのですが、排除されやすく安定しにくいと聞いたのでやめました。あとはスクランパーにつけたかったピアスも、アメリカの最新ピアス業界では今だと危険らしくて推奨しない、あるいは施術しないみたいなので……

タンウェブは「そんなに痛くない」とピアススタジオの方から説明してもらいましたが、確かに「あ〜ニードルが刺さったなあ……」くらいでした。むしろずっと口を開けている方が辛いかもしれないです。
ピアス特有の皮膚や筋肉の層を破った感覚はほぼありませんでした。(耳のピアスだと皮膚を破ったときのぷつみたいな音が聞こえるときがあって、「わ〜!穴があいた!」と人体が面白くなります。あとタンにピアスを開けると筋肉の層を貫通したときの音?感覚?がして新鮮で興味深かったです。)

開けたあとはやっぱり……めちゃくちゃ最高!です。
自分が好きなファッションをするとやはり気分が上がるというか、不思議な気持ちになります。(注射は迷走神経反射を起こしかけたり、パニックになって話せない、立てないくらい苦手なのにピアスは平気なので謎です。針が刺さり続けている状態が駄目な気もしますが……)
あとセンタータンと違ってご飯を食べたり、会話への影響が少ないそうなのでタンウェブは比較的楽かも……と思っています。

個人的にピアスを開けるときの痛みがない順だと、
ナベル(へそ)<タンウェブ≦イヤーロブ(耳たぶ)≦耳の軟骨<セプタム(鼻の鼻中隔)<センタータン(舌の先端)
という感じです。
開けたあとはどれだけケアできるかにもよりますが、だいたい治るまでは痛いです。
鼻のピアスは他の部位と違ってわさびを食べたときみたいにつーんとして痛いのですが、痛みのベクトルが違っていて面白いです。
(でも、治しやすさやばれにくさを考えると、センタータン、タンウェブ、セプタムがおすすめな気がします。完治まで早くて隠しやすいので)

センタータンを開けたときは数日は固形物を控えるなどありましたが、タンウェブは刺激物を食べない、マウスウォッシュも刺激があるものはしないの制約があるだけなので嬉しいです。
(タンエッジにしようか迷いましたが食べるときに困るのでやめました。タンのピアスは本当に開けて三日くらいがめちゃくちゃ痛いので。)

開けてから時間が少し経っていますが、タンウェブのところに違和感と、舌を動かすと痛いときがあるのでセンタータンを開けたときを思い出します。
ご飯も食べれるけど……なんか違和感あって痛いですわね~(お嬢様)になりました。舌の下が常に攣りそうな感じです。
まあ数日もすれば落ち着くでしょう……

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『エクスペンダブルズ ニューブラッド』の二次創作で、ホワイトデーの妄想です。
#エクスペンダブルズニューブラッド


いろいろとオンラインイベントのための準備などで忙しくホワイトデーの話が書けなかったため、こういうのが書きたいですね...というメモです。
※ここで書く妄想はフリー素材の扱いとしますが、後日私が書く可能性があります。
※一部CPと感じられる部分があるかもしれませんが、基本的にほのぼのギャグのつもりです。


・バーニーとクリスマス
バレンタインデーのときはイベント開催の準備で散々だったからホワイトデーはやらないと軽口を叩くクリスマスさんに、「あのときは悪かった。ほら、お前が好きそうな酒とチョコレートだ。バレンタインデーに渡せなかったから」とお返しを受け取って「本当か...?あのときの苦労が報われるぜ」と照れくさそうにしていてほしいです。


・ジーナとラッシュ
一緒にバレンタインデーのチョコを買いに行ったお礼として、ホワイトデーにお出かけしてケーキとか食べていてほしいです。


・ラッシュとトール・ロード
トール・ロードさんが家にラッシュさんを招いてスモアを一緒に食べて「お返しになるかは分からないけど、一緒にやりたかったんだ」とはにかみながら言っていてほしいです。
ラッシュさんは一緒にこういうのをやってくれるのが一番嬉しい!と楽しんでいてほしいです。



・ガランとイージー・デイ
ガランが紹介してくれた犬カフェが気に入ったイージー・デイさんが、お返しとして一緒に行っていてほしいです。
(そのとき犬にまつわる思い出話をガランさんがして、イージー・デイさんが「な、泣かせるなよ...」となっていてほしいです。)



番外編
・ヤンとガンナー
お返しがしたいとめちゃくちゃメッセージを送ってくるガンナーさんがうるさいので仕方なくヤンさんがビデオ通話をしてみたら、「見てろよ!俺が今からお返しを作ってやる」(調理実況が始まったんだが?お返しされるようなものあげたか...?そもそも欲しいって言ってないんだが...今さらいらないとは言えないな...)と思い、ヤンさんははガンナーに見えないようカメラを壁に向けて筋トレしていてほしいです。



・ラフマトとデーシャ
ラフマトさんが「今日は空いてるよな?」と仕事終わりに聞いてくるので「そうだが?」と答えたら何も言わずに手を握られてお菓子屋さんに連れて行かれて「好きなだけ買っていい」「えっ...と、ああ、ホワイトデーか!ありがとうな」と不器用なラフマトさんの一面に(いろいろ考えてくれたんだろうな、でもこういうラフマトが見られたのが一番嬉しい)とデーシャさんには思っていてほしいです。
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『犯罪都市 NO WAY OUT』の感想です。
作品の内容に触れています。
#鑑賞記録



過去作も劇場で見て最高〜!!!になっていたので楽しみにしていました。
全体的には物語もしっかり面白いのにアクションシーンが違和感なくたくさん入ってきて最高!!!になるうえ、主人公たち刑事チームの仲がよく信頼しつつも暴れすぎるな〜!といういろいろな関係性が簡単に分かるテンポのいい掛け合いとギャグシーン、敵たちの容赦のなさもしっかりありすごかったです。
日本語もしっかり聞き取れたので丁寧な作りだ!と感動しました。(『アルティメットバトル 忍者vs少林寺』は日本語が謎のタメ口になっていたりしていたのとギャップが大きすぎて驚いています)



ただ、自分の好み的にはそんなに……?と思うところもあったため以下に書きます。
アクションとシリアスを両立させた1から暴力に振りきった2から続く3はどんな感じか期待値が高すぎたのか、「面白い……面白いけど、韓国映画の常に優等生感があってもっとはちゃめちゃにしてほしい気もするな……」と思いました。
面白いんですけど、『カンフートラベラー』シリーズとか、低予算B級ホラー映画、香港映画みたいに「これどういう展開???!!!アクセル全開で進んでいく感覚が面白すぎ!!!!3億点!!!!!」みたいな感覚があると嬉しいな〜!という感覚です。(自分が低予算B級ホラー映画と香港映画の見すぎで感覚が壊れただけでは?)(ここまで来ると、低予算B級ホラー映画と香港映画とインディペンデント映画だけ見てろよ……と自分でも思います)

2より暴力が出てくるのが早い!!!
暴力が出てくるのが早いとテンポがよくて最高!!
(2とほぼ同じ導入なのも笑いました。そこはもう少し捻ってほしいかもしれないです)

暴力団のくせに死体の処理がビニールに包んで海にぽいって「は?もっと真面目に死体処理しろよ……!!!こんなの絶対に見つかるだろうが!!!」と思いました。(腐敗して浮かんできてしまったり、腐敗しても指紋が腐敗しきってなくて身元特定につながる可能性もあるので、全身バラバラにして溶かす、焼く、ミキサーにかけてぐちゃぐちゃにしてからの処分がいいですよ!あと事前に業者とつながりを作っておいて焼却、分解してもらうとか。ちゃんと死体は処理しましょうね!!!と思いました。一般人より死体の処理の知識がない暴力団、何?になるので)(でも、死体が見つからなかったら物語の展開に困るよな……とメタ的には思いました)

『常識として知っておきたい裏社会』を読んでいたので、薬物のヤバさが分かってよかったです!やっぱり暴力団、薬物、現実の事件の知識があると解像度が上がっていいですね。(よくない)
ついでに死体の処分とかにも詳しくなります!(いらない知識)

最近はフィットボクシングをしているので、アクションを見て「おっ!ガードして体の重心を動かして避けてからのボディアッパーっぽい!すごくかっこいい!!!」と解像度が上がっていて過去より楽しくアクションが見られました。
(ただアクション場面が多い割にあまりアクションのバリエーションがない気がしてしまい、もっと香港映画みたいにテクニックを見せるアクションを入れてほしい気もしましたが、これは完全に私の好みでしかないため、このまま体格と力で押すアクションで振りきってほしいです)
(テクニックというか、体幹のよさとか素早い動きとか……リアリティより見てきれい〜!!!となる動きが好きです。ここまで自分のアクションの趣味がはっきりしているのなら園村監督のアクション映画を見ろ!と思います……)

ヤクザが意外と暴力を用いて相手を恐怖で支配していなくて、「もっと暴力と恐怖と痛みで相手を支配しろ!主導権を握れ!!!マインドコントロールして意思を奪うつもりで痛めつけろ!!!逆らう気概を根こそぎ消すつもりはあるのか?!??!!!」と思いました。(現実の事件を見ると本当にひどいので)
商業的に売れる方向に作ると生々しい暴力とか過剰な暴力描写はどうしても画面に映せないのでしょうが……やっぱり暴力団といえば暴力と恐怖!!!(暴力の怖さが見たければ『ザ・レイド』『ベイビーわるきゅーれ』『孤狼の血』を見ろ)(今作のヤクザはヤクザの割に相手と対話していて品がいいな〜と思いました)
それはともかく日本のヤクザがかっこよくて好きです!!!会長と殺し屋リキの主従関係に萌えかけたので叫びそうになりました。(萌えとか未だに言うのキモいのでは……?と自分で自分のことを思っているため、できる限り別の言い方をしたりしていますが主従関係が好きすぎてつい出てしまいました)

全体的にギャグ、仲間の信頼、物語の展開、アクションのバランスがよくて最高なのですが、出来がよすぎる……!
暴力刑事は『狂獣』がいまだにずっと一番に振りきっていると思うし、個人的に好きなアクションはもう少し違うものなんだなと思いました。
(全体的に卒がなく品質の高い作品より、多少の粗があっても『狂獣』『無敵のドラゴン』みたいに振りきった作品の方が好きだなと改めて思いました。)

あと自分としては1のアクション、ギャグ、シリアスのバランスが好きだったり、2の方がテンポとアクションが好きかも(あと前作とのギャップがあって面白かったです。2を見てからだと3もこういう暴力、ギャグ推しなんだろうな〜と推測できてしまうため)と考えています。

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『ヴァチカンのエクソシスト』の鑑賞記録です。
#鑑賞記録


ネタバレしています。
※酷評しています。この作品が好きな方は絶対に見ないでください。







































これどこが面白いんですか??????
ホラー映画としても全然怖くないし、ギャグコメホラーとしても振り切っていなくて新鮮さもないし、アクション的な面でもだるだるで面白くないし、バディしてねえだろ!!!!!
は????バディ………………めちゃくちゃ好きなんだが????『貞子vs伽椰子』の霊能力者バディ見たことあります????
私がバディものを認識する脳の組織が壊死してしまつまたのか????
この映画でバディっていう方は『貞子vs伽椰子』とか、『コワスギ』シリーズとか見たことある????(『コワスギ』シリーズはバディか謎ですが)

ホラー映画に見せかけて中身がアクション、ギャグとかの作品は全然あるのでいいのですが、それは作品そのものが面白いからだろ!!!!
この作品はすべての要素が中途半端すぎてマジで面白くないところは逆にすごい!!!!!(皮肉です。)

・エクソシストものって、強い神父とか出てこなくて(私には強いとか弱いとか分からないのもあると思いますが)だいたいやられていてすっきりしないな……と思っていましたが、この作品はマジで神父が強いのか弱いのかが分かんねえ〜!!!!!
全然すっきりしないし、展開が終盤までだるすぎる。こんな脚本でいいのか????
低予算ホラー映画でももっとテンポよくて、物語の筋が通っていて、怖くて「楽しかった~!!!」ってなる作品ありますが?????
『キラーカブトガニ』『アフリカン・カンフー・ナチス』の方が私は好きです!!!
なぜなら低予算でも超面白いので。
あとエクソシストものなら『バトルインフェルノ』見ますね。
私はホラー映画が好きなのでありとあらゆるジャンルを見るし、いろいろな地域の映画を見ますが、この作品ほど中途半端でつまらない作品は初めてです。
『死霊の盆踊り』くらいクソ映画として振り切ってくれればクソ映画としても最高なのにな……

・これってホラー?アクション?ファンタジー?家族もの?バディもの?ギャグ?全部微妙すぎて、脚本作ったのプロか???と思いました。
悪魔に取り憑かれた息子が「父親が亡くなった事故の原因は実は息子にあり、家族で軋轢があった。悪魔に取り憑かれたときに家族の軋轢を乗り越えていくのか?」みたいに考えていましたが、全然なくて笑いました。
あとバディなら「パンツ嗅ぐのは普通……一般性癖……?うーん……まあ大丈夫だろ……」「それフォローになってませんって!」みたいな掛け合いを期待していましたが全然なくて笑いました。
(私は食人が好きなので、食人してないなら大丈夫だよ……パンツ嗅ぐのはわからないけど……と思いました。)
あとホラーの表現とか悪魔の攻撃が「どっかで見た!!!」と思いました。つ、つまんねえ……!!!過去のホラー映画の名作見たほうが絶対に面白いだろ……
『シークレット・マツシタ』とかの方がずっと怖かったし、ずっとハラハラしたな……『バトルインフェルノ』はしっかり悪魔が仕組んだことが最後の企みにつながっていて伏線回収されて全編怖かったのにな……
この作品は舞台がきれいなだけで特に何もない!!!
真面目にホラーしろ!!!!(これは自分が毎晩怪談を流し、季節に関係なくホラー映画を見て、自分に怪奇現象が起こると「ホラー映画みたい!」とはしゃぐキモオタなのが悪いのですが)

・神父さんが原付に乗るのが評判ですが、別にそんなに面白い絵面でもないだろ。『リゾートバイト』で若い女性が中年男性と中身が入れ替わって八尺様とカーチェイスするほうが面白いが????
原付に乗ってスピード超過して現場に向かう熱血神父だが、後で教会の上司からめちゃくちゃ怒られるとかが見てえんだよ!!!!
単に原付に乗っているのを面白く思えるのはその俳優さんのキャラクターを知っている鑑賞者だけだろ!!!!俳優さんのイメージに甘えるなよ!!!!
私は香港映画とB級低予算ホラー映画、アクション映画しか見てねえんだぞ!!!!!
誰だよ!!!ラッセル・クロウさんって!!!!
私はトム・クルーズすらよく顔が分からないんだぞ!!!!!
あと神父が原付に乗っている以外で面白いところもなかったし……
これこの作品の魅力がないからネタにされてるだけでは????(これ言うと怒られるな……とは思っています。)

・主人公の神父が精神攻撃に弱すぎて「どこがベテラン???見ていてだるだるのバトル見せられるの本気で苦痛なんだが……???これが面白いって評価がつく日本がおかしいのか???(私の頭が狂ったか……)」と真剣に思いました。
精神攻撃食らったら痛みで自我を取り戻すとか、現実と精神攻撃の区別するとかあるよな?

・バディものといえば『エクスペンダブルズ ニューブラッド』のバーニーさんとクリスマスさんのコンビが、作中でそんなに一緒にいないのにバディって分かるのがバディもののお手本だと思うのですが、主人公神父と若い神父が結構同じ画面にいるのに「えっ、仲がいいの?」「どこで仲良くなったの?」「それぞれのキャラの個性が分かる掛け合いもないし……」とずっと思いました。
バディものが好きで相当期待をしていましたが、これでバディって思うのってバディものを見るのを10年くらい禁じられた人ですか????

・悪魔が特定の人に執着するのがよく分からないな……その人を堕落させたら多くの人に影響があるなら執着する価値もあると思いますがの、まさか悪魔が一方的な感情で特定の人に執着するとかないですよね????
なぜなら悪魔は人間を堕落させる存在と私は思っているので……(特定の人に感情で執着する悪魔の描き方、解釈違いです)

・ホラーにしても、アクションにしても、バディものにして、とにかく中途半端すぎて見終わったときの感想が「無」です。
虚無を見たのか?私は???

・アマプラで無料で見てこれだったのですが、公開当時から「ホラーを突き詰めた映画でもなさそうだし、エクソシストでバディってどうせ悪魔の精神攻撃とかで過去のトラウマえぐられて仲がこじれるとかだろ」と思って見ずにいたのはよくないなと思ってようやく見たのですが見なくてよかったなと思いました。
やっぱり自分の趣味や好みの感覚を信じて世間で流行っているから面白いと思い込まない今のまま好きな作品だけ見ていきたいです。

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『エクスペンダブルズ ニューブラッド』の二次創作小説です。
某匿名掲示板風のssです。
#エクスペンダブルズニューブラッド

バーニー「次の依頼は心霊スポットに行くことになったんだが」


バーニー「次の依頼は心霊スポットに行くことになったんだが」

クリスマス「は? 俺の耳が狂ってたのかもしれないからもう一回言ってくれ」

バーニー「次の仕事先は心霊スポットだ」

クリスマス「俺、今回は不参加でもいいか? 医者にパニック発作が悪化するからストレスは避けろって言われてる」

ガンナー「俺は面白そうだから行くぜ。ヤンに土産話にしてやる」

イージー・デイ「……俺たちが参加する意味あるか?」

バーニー「それは今から説明する。きっとみんな納得してくれる理由があるんだ」

バーニー「街から少し外れたところの大きな屋敷に、幽霊が出るって噂があるんだ。最近、特に人影を見るって噂が多いらしい」

ジーナ「それって不法侵入の可能性もあるんじゃない?」

バーニー「その通り。事実、そこを根城にしている犯罪集団がいるってある情報屋が掴んで俺たちに依頼が来た」

トール・ロード「俺たちに来るってことは危険なんだな?」

バーニー「察しがよくて助かる。出入りする人物や荷物から退役軍人が武器を不法に売買しているだとか、爆薬を作ってる可能性がある」

ラッシュ「心霊スポットだから人が来ないだろうって算段で根城にしたなら頭も悪くないだろうし、プロに仕事を回すのが当然の判断」

ガラン「俺たちはプロだからどんな場所でも常に本気だ。依頼主はいい判断をしたな」

バーニー「というわけで、次の仕事は室内戦が主になる。屋敷は今は誰も住んでいないが、建てた人物が管理している。できるだけ中を破壊しないように」

クリスマス「その管理人に許可は取ったか?」

バーニー「もちろん。危険な集団がいるかもしれないから制圧の際に銃や刃物で傷つく可能性があるとは説明済みだ。このまま犯罪に使われるより、過去に住んでいたときの思い出を踏みにじられたくないと許可してもらった」

クリスマス「それを聞くとあんまり暴れられないな。みんな、死なない程度に気をつけるぞ」

バーニー「ああ、あと一つ管理人から頼まれたことがある。屋敷から引っ越すときほとんど私物は運び出したが、ある物だけ見つからなった。子どもが使っていた日記帳が見つかったら教えてくれと」

ガンナー「なんかホラーゲームみたいだな。怪しい研究所を探索していたら重要な書類があって、みたいな」

イージー・デイ「その年代で分かるのか?」

ガンナー「チャットで若い子たちに教えてもらってるからな。実況……? とかたまに見る。途中で寝てるが」

バーニー「これはゲームじゃないから、本当は引っ越しのときに紛失したのかもしれないがな。しかし、管理人にとっては大切なものらしいから、一応覚えておいてくれ」

   * * *

A班:バーニー、クリスマス、ジーナ、ガラン

バーニー「俺たちA班は二階のベランダから侵入。上から下へと敵を制圧していく」

クリスマス「できるだけ生け捕りだな?」

ジーナ「街中で死人が出たら大事になる。それに依頼人は他の犯罪集団の情報も聞き出したいらしいから、頑張らないと」

ガラン「バーニー、B班は下の階から支援だったよな?」

バーニー「そうだ。だから逃げたら深追いするな。ベランダから飛び降りそうなら捕まえてほしいが、下の階に逃げたらB班が捕まえてくれる」

クリスマス「了解。じゃあ俺たちは上からパーティーに参加と連れ込もうか」

――ベランダから侵入後

バーニー「人の気配がするな」

ジーナ「管理人が業者を雇って定期的に掃除してたって聞いたけど、生活感がありすぎる……なんでここまで他人の家にごみを捨てっぱなしにできるのか不思議」

クリスマス「ある意味、俺たちはごみ掃除に来たってわけだな」

ガラン「この部屋は……浴室だな。一応水場は使わないとか頭は回るらしいな」

バーニー「下から足音がする」

クリスマス「どうする? 上の階で物音がしたからって確認に来たみたいだが――」

バーニー「別の部屋か廊下に隠れて、ここに来たやつらを捕縛する」

ガラン「閃光弾を使おうか?」

ジーナ「敵が何人か分からないから追い詰められたときで」

バーニー「よし、その方針で行こう」

――階段に移動

ジーナ「バーニー、近くの部屋で物音がした気が……」

バーニー「二階は寝泊まりに使ってたかもしれないな」

クリスマス「俺とジーナで見てこよう」

――ジーナとクリスマス

ジーナ「この部屋だと思うんだけど、誰もいない……」

クリスマス「年季の入った屋敷だから家鳴りかもな」

部屋の扉が叩かれる音

ジーナ「誰?」

???「バーニーから伝言。もしチームがピンチになったら危ないから、二人はそのまま隠れていて、連絡があったら助けに来てほしいって」

クリスマス「了解」

ジーナ「了解。あの船のときは大変だったから……思い出すのも最悪」

クリスマス「あの部屋は小便の匂いがしたな……大変だったな」

ジーナ「ちょっと、変な方向に誤解して同情しないで。思い出したくもない」

――バーニー、ガラン

バーニー(やはり下から見張りが来た)

ガラン(二人くらいだな。階段の両脇で待ち構えて捕まえよう)

ギシギシ……ガヤガヤ……

見張り1「上で物音がしたから来てみたが、どうせネズミだろ?」

見張り2「ボスは疑いすぎなんだよな。こんな古い建物なら動物が入ってきて物音くらいすっ……」

バーニーとガランが見張りの背後から首を締めて失神させる。

バーニー「これで終わりだ」

ガラン「拘束しておいて、俺たちが来た浴室に置いておこう」

拘束した見張りを浴室にまで抱えていく。

バーニー「無線だ」

ガラン「俺にも来た。緊急事態か?」

???「二階の一番大きな部屋、ダイニングに敵がいるから気をつけて。ダイニングの目印は動物のプレートだよ」

バーニー「ああ、分かった。ありがとうな。まだ俺たちは三階だから慎重に行こう」

ガラン「B班が索敵してくれたのか。助かるな」




B班:ガンナー、トール・ロード、イージー・デイ、ラッシュ

トール・ロード「イージー・デイは裏口の外で逃げてくる敵を捕まえるために待機。残りの俺たちは中で敵の捜索、見つけ次第拘束。この段取りでいいな?」

イージー・デイ「了解。もし逃げた敵がいたら連絡してくれ」

トール・ロード「それじゃいくぞ」

――屋敷の一階にトール・ロードたちが入る

ガンナー「物音がするな……」

ラッシュ「上からみたい」

トール・ロード「一階に人影はないな。上からバーニーたちが敵を見つけて確保中なのかもしれない。連絡を取って見るから少し待っててくれ」

トール・ロード「こちらB班、一階に人影はいない。バーニーは?」

バーニー「三階に見張りがきたから捕まえて拘束済み。見張りが戻ってこないのを怪しがって上に仲間が来るかもしれない」

トール・ロード「了解。じゃあ、B班が一階に敵がいないことを確認したら上に向かって敵を挟み打ちだ」

バーニー「了解。見張りからして戦闘の素人だ。油断は禁物だが本気で叩きのめすなよ」

トール・ロード「了解。ガンナー、ラッシュ。この階に誰もいないか確認後、上に向かっていって敵を拘束する」

ラッシュ「了解。それでどう動く?」

トール・ロード「ツーマンセルができないからな、三人で動こう。リスクより安全重視だ」

ガンナー「了解。被害が出て、近所も巻き込んだら最悪だからな」

トール・ロード「廊下を一周すると、ほぼすべての部屋が確認できるはずだ。廊下を一周して各部屋の中を確認。それが済んだら上の階に行く」

――B班、一階を散策

ラッシュ「以外と一階は荒されていない、か」

トール・ロード「一階を拠点にすると何か不都合でもあったのか……どの部屋も小綺麗なままでときどき靴の汚れがあるくらいだな」

ガンナー「実はここが一番幽霊が出るから、とか」

ラッシュ「オカルト検証番組なら見たいけど、今幽霊に出られるのは困る。相手を間違って傷つけてしまいそうで……」

トール・ロード「どんな幽霊が出るかは知らないが、元住人なら不法侵入者を捕まえる俺たちに味方してくれるんじゃないか?」

ガンナー「そうか? ホラー映画に出てくる幽霊なんてだいたい理不尽だが。……ん?」

トール・ロード「どうした?」

ガンナー「いや、あの隅の何か聞こえた気がして」

???「あっちに気をつけて」

ラッシュ「聞こえた。待って、あそこよく見ると陰に部屋がある」

――部屋に三人が入る

ガンナー「誰もいないな。A班の誰かが連絡をくれたのか?」

ガンナー「ここ、やばいな」

ラッシュ「軽く武器屋になれるくらい銃と弾がある……倉庫代わりにしていたんだ」

トール・ロード「これを放置していくのは危険だな。ガンナー、念のため一階に残って誰も来ないか見ていてくれ」

ガンナー「了解。一階を巡回して見張っておく。連絡くれたらすぐ向かうぜ」

トール・ロード「おう、任せたぞ」

――ラッシュとトール・ロードが二階に向かう
――ガンナーは一階の巡回を始める

ガンナー「ん? 声がするな。ラッシュとトール・ロードは上に行ったが、戻ってきたか?」

???「お腹痛い……」

ガンナー「この部屋からか、おい大丈夫か?」

ガンナー「この部屋、元子ども部屋っぽいな」

???「苦しい……助けて……」

ガンナー「具合が悪くなったら早く言えって。仕事中だと助けにくいから早め早めが大切だ。で、腹が痛えのか」

???「うん……」

ガンナー「トイレ行くか。おぶってやるからちょっと我慢しろよ」

――ガンナーたちがトイレに向かう

ガンナー「ほら、トイレだ。外で敵が来ねえか見張ってるから安心して言ってきな」

???「……ありがとう」

ガチャ、バタン

ガンナー「……昔、俺の元の仲間がいてよく怒られたもんだ。アルコールに頼るな、仲間で馬鹿な話でもしてろって。体を壊されると仲間が困るんだって」

???「うん……?」

ガンナー「当時はうるせえし、自分勝手なやつだとしか思わなかったが今なら分かる。我慢しないで本音を吐き出してほしいんだよ。仲間とか友達は失ったら戻ってこねえんだ」

???「それって」

ガンナー「お、分かったか。仲間としては自分を大切にしてほしいってことだ。迷惑をかけてもな。俺は散々仲間に迷惑かけたからな、多少のことなら朝飯前よ」

???「うん……ありがとう……」

――三階から二階の階段

バーニー「見張りが戻ってこないから敵連中が騒ぎ始めたな。本格的に抵抗される前に一気に攻め落としたいところだ」

ガラン「この様子だと十人くらいはいるんじゃ? もう少し人数がいると安心する」

バーニー「B班に連絡を取ろう」

バーニー「B班、こちらバーニー。二階の敵が騒ぎ始めた。手が空いている者は全員二階に来てくれ」

トール・ロード「ちょうどいい。俺とラッシュが二階に行く階段の途中にいる」

バーニー「了解。敵がかたまっている部屋があるから、上と下から一気に行くぞ」

トール・ロード「どの部屋だ?」

バーニー(ん? あれはB班からの連絡じゃなかったのか? まあいい、後回しだ)

バーニー「ダイニングだ。動物のプレートがあるらしい」

トール・ロード「了解。俺たちはいつでも行けるから合図をくれ」

バーニー「よし、10カウントして0で行く」

バーニー「10、9、8、7、6、5、4、3、2、1、0」

 * * *

バーニー「よし。これで全員確保。警察に引き渡すだけだな。あと少しで来るらしい」

クリスマス「珍しく、俺の出番がなかったな」

バーニー「派手なやりあいも大変だが、味方の援護も重要だぞ。お前たちが残ってくれたおかげで、背中を任せられた気分だ」

イージー・デイ「そう言ってもらえると光栄だ」

クリスマス「警察が来たぞ。引き渡そう」

――警察に引き渡した後、エクスペンダブルズの拠点

バーニー「今日はみんなご苦労さま! 好きに飲んでから帰ってくれ。ここで寝泊まりはやめろよ、体が痛む」

クリスマス「じゃあみんな乾杯だ!」

「「「乾杯!」」」

ガンナー「そういや、心霊スポットの割に何事もなかったな」

イージー・デイ「俺は外にいたから分からなかったが、中ではどうだった?」

ガラン「特になかったぞ」

クリスマス「そうだな。噂に聞いてたようなのはなかったな」

バーニー「……あー、少し言いにくいんだが……俺とガランに敵が二階のダイニングにかたまっているって通信をよこしたのは誰だ? A班の誰かじゃないのは確実なんだが」

トール・ロード「俺たちは誰もそんな連絡入れてないぞ。そもそもバーニーから連絡があって二階に俺とラッシュが行ったわけだからな」

ジーナ「そういえば、三回で誰かの声を聞いて私とクリスマスはある部屋で待機したけど。思い出してみるとこの中のメンバーの誰の声でもなかった……」

クリスマス「……怖いこと言うなよ。だが、俺も聞いたがそのとき変とか思わなかったんだよな。なんていうんだ、この感覚」

ガラン「座敷童子とかって日本にはいるらしいぜ。俺が日本の子に声をかけたとき教えてもらったんだが、子どもが遊んでいるとき初めて会った子も混ぜて遊ぶだろ? そのとき、帰り道になっても誰もその子の顔とか覚えてられないんだってさ。そういうゴースト? らしい」

ラッシュ「私が聞いた声を思い出してみると、子どもっぽかった」

クリスマス「子どもって言ってもやばいやつじゃないよな。ホラー映画だと子どもでもやばいなんてありがちだ」

ガラン「幸福を招くとか、そういう逸話があるって聞いた。危ないとは聞かなかったな」

クリスマス「怖くないならセーフだな」

ジーナ「確かに。私とクリスマスを心配しているみたいだった」

バーニー「元住んでいた誰かの幽霊かもな。侵入者を追い出してほしかったから協力してくれたのかも」

ガラン「仕事も無事に終わったからいい幽霊ってことしにしておこうぜ」

ガンナー「そういえば、途中で具合が悪くなって俺がトイレに連れて行ったやついたな。あれも幽霊か?」

バーニー「作戦中に体調を崩した報告は俺のところに来てないぞ」

ガンナー「相当辛そうだったから話してたんだけどよ、途中で声が聞こえなくなってよ。失神してたらやばいから中見たんだよ。そしたら誰もいなくてよ」

クリスマス「おい! 急にホラーな展開にすんじゃねえよ! いい感じで話題が終わりかけてただろ!」

ガンナー「俺の気のせいかと思って……あんまり確認もできないうちにバーニーたちが二階で敵の制圧を始めたから、そっちの援護に行ってたのもあるし。そんで戻ったらいなかったんだ」

クリスマス「……ギリギリ気のせいで片付けられるか?」

ガンナー「最近の幻覚は背負えるし、意外と会話ができんだなとは思った。ちゃんと会話が成立したんだよ」

バーニー「気のせいじゃないな、これ。しばらくガンナーは酒も飲んでなかったからな」

ラッシュ「無邪気ってすごい。人徳がある……?」

ガラン「ホラー映画のフラグを立てまくってるのに本人が気づいてないもんな」

ジーナ「これでよかったの?」

ガンナー「あ、そうだ! トイレに本が落ちてたんだ! すっかり忘れてた」

バーニー「どれどれ……おい、これ屋敷の管理人が言ってたものだろ」

クリスマス「内容は十年以上前の日付になってるな。最後のページは?」

バーニー「ここだな。『優しくしてくれてありがとう ずっと我慢してたけどこれで大丈夫』ってある」

トール・ロード「どういう意味だろうな」

バーニー「お前たちを怖がらせると思っていて言わなかったが……管理人が当時屋敷に住んでいたとき病気がちの子どもがいたんだと。管理人夫妻が夜に急用で出かけたとき、子どもが体調不良でも大丈夫と見送ってくれたのが最期になってしまったと」

ジーナ「子どもは親を不安にさせたくないから無理をしてしまっていたのかもね」

ガンナー「ずっと我慢してた、ってのはそういう意味なら分かる気もする」

イージー・デイ「そう言えば、作戦が終わったとき屋敷から出たあたりで庭を走っていく子ども見たな。近所の子が肝試しにでも来たのかと思って追いかけたら、いなくて心配だったんだが」

クリスマス「亡くなってから親の管理人夫妻が心残りで、屋敷から出れなくなってたのかもな。その子が無事に出られたって考えておこうぜ。これでハッピーエンドだ」

ガンナー「そうだな! ヤンにも話してやろう」

バーニー「もう遅いから、ガンナーが見つけた日記帳は明日に俺が管理人夫妻に渡しておこう」

クリスマス「これで本当に終わりだよな?」

バーニー「まあ次からは心霊スポットに行くような依頼は断ってもいいかもな」

クリスマス「そういえば、みんなは怖いのはどれくらい大丈夫なんだ? 怖いってのはホラーとか心霊って意味で」

バーニー「俺は平気だな」

ジーナ「私も」

トール・ロード「おれはあんまり」

ラッシュ「私は結構好き! 映画とかゲームとか怖いの楽しいよ」

ガラン「俺もそんなにだな。幽霊とか見えたことないしあんまり信じてないかもな」

ガンナー「怖いが声を出しながら家でホラー映画とか見ると楽しくなってくるな。怖楽しいって感じだ。で、クリスマスは?」

クリスマス「俺はそんなに……」

バーニー「苦手なメンバーが一人でもいるなら心霊絡みの仕事は断る。安心しろ」

クリスマス「いや、意外とみんな平気そうで驚くぜ」

ジーナ「イギリスじゃ幽霊が出る家の方が価値が高いのに?」

クリスマス「生まれつきだ。仕方ない」

バーニー「心配するな。今日は添い寝でもしてやろうか?」

クリスマス「そこまでじゃねえよ」

ジーナ「あら、私のところに来てもいいけど」

ラッシュ「散々いじられてる」

トール・ロード「あれが愛情とか友情表現なのさ。気にせず俺たちは飲もう」





番外編

デーシャ「バーニーから連絡があったんだが、エクスペンダブルズが心霊スポットで仕事したらしい」

ラフマト「……悪いがそれを聞いてもよく状況が分からないが」

デーシャ「廃墟を犯罪集団使ってたのを捕まえたらしい。そこが心霊スポットってことだ」

ラフマト「なるほど。でも、傭兵なら怖がることでもないだろ」

デーシャ「そうか? 戦うのとかとは別の怖さがあるんじゃないのか」

ラフマト「俺はそういう体験がないから分からない」

デーシャ「タイだと幽霊話とか肝試しが好きな人が多いから、俺もそこそこ好きだ」

ラフマト「たとえば?」

デーシャ「その家で病気で亡くなった人が毎晩出てくるだとか、学校やビルで自殺した人が出るとか? でも、冷静に考えたら亡くなった人に失礼かもな」

ラフマト「なるほど。そういう感覚で話題にするのか」

デーシャ「信じているか、信じてないかは人それぞれだと思うが、俺はちょっと体験したことがあるからあんまり否定できないんだよ」

ラフマト「え?」

デーシャ「戦場で見つけて救護班に引き渡した誰かが、夢に出るんだ。翌日、人づてに亡くなったことを知るんだ。遺体安置所近くで見張りをしていたら、中から人の声がするから話していたら、朝になって中には遺体以外見張りも誰もいなかったとか」

ラフマト「……」

デーシャ「今の拠点でもそうだな。夜番していてトイレに行ったら、交換したばかりの電灯が点滅し始めるとか、勝手に水が流れるとか」

ラフマト「それはここが古い建物だから、とか定期的にトイレの水が流れるからではなく?」

デーシャ「この前、夜番してたら廊下で人影を見たんだよ。真っ黒なやつ。こっち来たから『外の方がそういうのが分かる人がいる』って言ったら出ていった」

ラフマト「いわゆるここは出る物件か?」

デーシャ「さあな。俺がそういうのに遭遇しがちなだけかもしれない。お前は体験したことないから大丈夫だろ」

ラフマト「そうだが、聞いたら心配になってくる」

デーシャ「大丈夫。そういうのもいるだけだ」

ラフマト「よくそれで気にせずにいられるな……」

 * * *

ラフマト「デーシャ、ちょっと来い」

デーシャ「どうした」

ラフマト(何も言わずにデーシャの腕を掴んで自室から廊下に出る。そのままトイレに向かう)

ラフマト「俺が出てくるまで待ってろ」

デーシャ「了解」

デーシャ「……ああいう話題は苦手なのか」

ラフマト「待たせたな」

ラフマト(またデーシャの腕を掴んで自室に向かう)

デーシャ「悪かったな」

ラフマト「何が?」

デーシャ「いろいろ。今日は添い寝でもしてやろうか?」

ラフマト「……余計な気遣いだ」

ラフマト「ただ、デーシャがどうしてもと言うなら」

デーシャ「素直に言えよ」

ラフマト「言ったら絶対にからかうだろ」

デーシャ「お前、苦手なものがなさそうだからな。たまには俺を頼ってほしいんだよ」

デーシャ(今度、ホラー映画を一緒に見てやろう)

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フィットボクシング2プレイ日記です。
#日記



2024/2/7
Switchが来たのでようやくリングフィット2のプレイができる!(Switch Liteは体を動かさないゲーム用に買っている)
リングフィット2は先月のセール時に買いました。我ながらマイペースすぎる。
インターネット老人会所属のため、「ゲームキューブとかDSとか、PSPなら分かるのによお……!」と言いながらSwitchの設定をしていました。
ちなみにテレビはないのでテレビにつないで遊ぶとかはありません。(なんだ、こいつ……?)

リングフィット2ですが、リズムが分からないのですが褒められるので嬉しい〜!もっと褒めてくれ!!(強欲の化け物?)となるくらい楽しかったです。リズムには乗れていませんが。

インストラクターはラウラさんにしましたが、かっこよすぎて「セブンスドラゴン2021を思い出しますねえ……最高!」とキモオタの発言と笑顔をしていました。

Switchを置くのにちょうどいい場所がないので映画のディスクを入れている本棚に置いてプレイしていますが、視界に推しのDVDがあると(推しはアクションがすごいし、強いし、私も頑張らないと!)(……私は暴力刑事とか、黒社会のボスの護衛になりたいのか?)といろいろ考えてしまいます。

15分くらいプレイしてみましたが、プレイから2時間後程度で二の腕に痛みが……

あと初音ミクバージョンも欲しいなど調べていたら、初音ミクとプロテインコラボのグッズがあるらしくて「買う〜!!!かわいい!」と秒でキモオタになりました。
初音ミクちゃんは熱心に追えてはいませんが、好きなボカロPの影響で「最高〜!!!」と一瞬でなれます。初音ミクとフィットボクシングのコラボ、本気で感謝しています。私が運動するきっかけになるので……


2024/2/8
肩から背中、腰にかけてバキバキです。
痛すぎて上着を着るのに時間がかかっていて、普段の運動しなさを実感しました。

バキバキだが15分くらいプレイしました。
バキバキでもいいスコアが出せてラウラさんが褒めてくれるので最高!
ありがとうございます、これを作ってくれた方たち……

エプソムソルトで入浴して筋肉痛に備えるぜ……!こんなこともあろうとも用意しておいたぜ!(以前買ったのが余っていただけ)と思いながら入浴しましたが、昨日から使えばよかったのでは?


2024/2/9
昨日より体がバキバキすぎて朝起きれないかと思いました。
痛すぎて怪我した?と思うレベルです。
でも、推し(推しの俳優さんが演じている推しキャラクター)は怪我をしても最後まで戦い抜くので私も頑張るぞ!と思いますが、扉を前後に引くのでさえ腕が痛くて「私の体、運動してなさすぎ……?! もういやだ〜〜!!!」と思います。

今日は20分くらいやりました。
アッパーをやりましたが、顎を狙って!とラウラさんに言われて「暴力……?」と思いました。(でも、顎を殴って頭を揺らすのは有効だよな……エクササイズより暴力寄りすぎるが)

リズムに乗れているのかはまだ全然分かりませんが、「アクション映画みたい!楽しい!(体がバキバキでもやる)」なので楽しがっているようです。

ゲームオタクだったので攻略を早くしたいのですが、プレイする体がバキバキすぎて「今日はここまでなのか……もっとやりてえ〜!!」と喚いています。
体はバキバキなのにな。


2024/2/10
体のバキバキがましになってきました。
エプソムソルトが効いている気がします!買っておいてよかった。

ダッキングが入った途端に足もバキバキになりました。秒で足が痛くなって笑えません。
しかし、ダッキングが入ったことでほどよく汗もかけて、体が暖まるのでいい感じです。
足がバキバキですが。

あとベルナルドさん(大塚明夫さんボイス)にインストラクターを交代したら、「ガンナーさんはこんなこと言う……? 4なら言うかも、メンバーでスパーリングとかしててほしいよな!!」と妄想していました。

メタですが、ヤンさんが遊んでいて「このインストラクター、お前に似てるよな」「えっ、そうか〜!俺もかっこいいもんな!」(違うが面倒だから黙っておくか……)となるのを想像してました。


2024/2/11
昨日のダッキングで太ももがバキバキになってしまい、本気で辛かったです。
映画を見に行くだけなのに階段とかが辛くて辛くて……歩くだけでもバキバキすぎて大変でした。

今日もベルナルドさんをインストラクターにしたのですが、体がバキバキすぎて「無理です……」と呻きながら20分くらいやりました。

久しぶりプロテインを飲みました。
懐かしい味ですね……


2024/2/12
ダッキングで破壊されてバキバキになった足が全然ましにならなかったため、呻きながら歩いています。
階段がやばすぎて手すりを使ってゆっくり移動しています。
……これ、大丈夫ですか?
(ランニングとかしていたとき、始めたばかりの時期は全身バキバキだったのでたぶん大丈夫です)

今日はデイリーを軽めから普通にしてみました。体はバキバキでも何とかできました!
フリーでダッキング2をバキバキの足でこなし、ウィービングをしました。

体はバキバキでも体を動かすのが楽しい〜!ので続けられています。
ベルナルドさんの声を聞きながら「これ、ガンナーさんっぽい……?」「4なら言うかも」「絶対言わない!」「これ、言ってほしい〜」とめちゃくちゃオタクの遊びをしています。
オタクのキモ遊びをして本当にすみません……


2024/2/20
先週は忙しすぎて家にいる時間が一日の1/3程度しかなくて、デイリーの軽めだけやっていました。
それでも毎日プレイして、休みの日は20〜30分くらいやっていたおかげで日常生活に支障が出るほど全身がバキバキになることはなくなりました。
ステップまではそこそこできるようになったので、楽しくやっています。
汗をかけるくらい体を動かすの楽しい〜!


2024/2/23
買ってから毎日続けていますが、今日初めてデイリーの目的を健康維持からダイエットに変更して重めでやってみました。
30分くらい容赦ないコースで体が重いです。ここしばらく肩や腕がずっと重くて回復が追いついていない気がするため少し気をつけて遊びたいです。


2024/2/25
最近はフリーで軽めから重めにして遊んでみたり、ステップに苦戦しながら遊んでいます。
ようやくマットを買ったのでこれで安心してステップもできます!


2024/2/26
いろいろ落ち着くかと思っていましたが、めちゃくちゃに忙しくなってしまいました。
それでも、フィットボクシングは遊んでデイリーだけはやっています。
あと今日は足が痛いなと思っていましたが、昨日フィットボクシングをやりすぎたせいらしく反省しています。


2024/3/1
今日はようやく忙しさが落ち着くと思いきや、突然また忙しくなってしまい"終わり"ました。
しかし、家ではフィットボクシングを20分ほどプレイしており意外と続けられています。

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『フィスト・オブ・コンドル』の感想です。
#鑑賞記録



面白そうなあらすじだったので見てみました。
アクション映画が好きなのですが、香港映画と邦画(園村監督がアクション監督をしているか、推しのアクション俳優さんが出る映画)が多めだったのでいろいろみたいなと思って見ました。

・タイトルのときに「前編」とあって笑いました。
最初に前編とあることで「なるほど〜続編が前提!」と納得して見られるのでよかったです。
(ホラー映画とかナンバリングがおかしかったり、そもそも2から日本公開されたりなのでもう気にしていないです。日本語字幕があるだけ感謝……!)

・主人公の語りが中心で進むのが結構新鮮でした。
主人公が何を考えているか分かりやすい反面、抽象的だったり、後から分かる過去などを前提にした語りがあり、「これ、後からきっと分かるやつだな……」「分かった〜!よかった〜!(過去が重い……!)」と思いました。
個人的にはあまり見たことのない雰囲気で好きですが、普通にお金のかかった映画が好きだったり、B級映画に慣れていないと「?」と思うかもしれません。

・コンドル拳の書物、コピーしたらいいのでは?
貴重そうな書物の取り合いが物語の主題の一つですが、こういうのを見るたびに「コピー……だめですか?!」と思ってしまいます。
人力で書き写す方法でしか書物が作れない貴時代ならともかく……
あとどれだけ貴重か、コンドル拳をなぜ習得したいのか、書物が手元にあることで何を示せるのか分からなかったので最後までいったいなんだったんだ?と思いました。

・空手?合気道?みたいな師匠が韓国語を話していて、何の武術か気になりました。
それにしても主人公の弟の手下にボコボコにされていて、もう少し見せどころを……!と思いました。

・主人公の初アクションシーンがなぜか海辺で、「『魔界転生』でこんなのあったなあ……」と思いました。
この場面以外にも、中華(香港?)映画や日本のアクション(特撮?)っぽい雰囲気の構図や物語の要素があり、そういうのが作りたかったのかなと思いました。
木人樁みたいなのを打つところが『葉問』シリーズっぽいし……(肘で相手の攻撃を受けるところとか少し似ている気もしましたが、よく分からないのでかっこいいな〜!と見ていました。)

・双子の弟に間違えられたり、酒場で絡まれたり、主人公がとにかく大変そう。
この日は、『フィスト・オブ・コンドル』を見る前に『エクザイル/絆』を見ていたため「今日はかっこいい人が液体がぶっかけられる絵面をよく見るなあ!」と思いました。
『マスターZ』くらいテンポを早くしてボコボコにしないので主人公はすごいと思います。(香港映画のテンポが早すぎるのでは?)
それにしてもバイクに乗る主人公のシーンで仮面ライダーっぽい雰囲気を感じてしまい、やはり特撮っぽいアクションが撮りたかったのだろうか?と考えています。

・めちゃくちゃ主人公が弟を恨んでいるらしいので大切な人を寝取られたか?と思いましたが、そんな鉄板じゃなくて弟×主人公の同人誌を作られて頒布されたとかでは?と思っていたら寝取られたうえに妻子を殺害されていて、「想像の斜め上の重さがきた……」と思いました。
私は寝取られが分かった時点で、「は? 双子が騙したとはいえ数年は一緒にいた相手が分からない妻子、いる?」とめちゃくちゃな思考で解決しました。
(というか、寝取られのとき主人公ではない相手に寝取られたというショックが欲しいので、寝取られならがっつり妻にも寝取られショックを与えてくれ〜!と最悪なことを考えていました。寝取られはショックがでかければでかいほど脳がぐちゃぐちゃにされて最高なため……)

そもそも主人公が妻子の生活を見守っているの、プライバシーとかストーカーとかの面で心配です。

あと弟が兄の妻子を殺害したのもよく分からないです。
兄が好きすぎて妻子を持つな、俺を見ろってこと……? それか一緒に修行したいとか、弟にとって最強の敵を作って打倒してさらに強くなりたいとか?

・修行のシーンがテンプレートながら結構独特でよかったです。
令和の時代の価値観から見ると非効率かもとは一瞬思いますが、伝統的な武術の精神的な修行も込み(物語の側面もある)ので気にしねえ!の精神で見ています。

それにしても道場にいったら地面に顔を埋めている先輩がいるの、インパクトやばすぎる。

あと弟は入れなかったはずなのに欠番みたいな存在になって「非公式の弟子」みたいな扱いになっているし……
師匠、臨機応変なのはいいけどちゃんとこういうのは対応したほうがいいですよ……(イレギュラーを認めたら、他のイレギュラーにも対応しないと不満が出て厄介なので。)
(師匠、武術の腕はあっても集団をまとめるカリスマ性とかリーダーシップ能力はそんなに……感があり、心配です。)

・この作品で結構好きなのがしっかりタンパク質を摂っていることです。タンパク質は大切!

・コンドル拳の書物が盗まれるときに、弟にボコボコにされた弟子が泣いていて「泣く暇あるなら立て!!!早く治療して追いかけろ!!!泣いてカロリー消費する意味ある???なんのために修行してきたんだ?!!!」と思いました。
いろいろ映画は見てきましたが、負けてこんなに即座に泣く人は本当に初めて見ました。
書物を取られたら世界が滅びるのかな……(たぶん滅びません。)

・道場に入るときの主人公たちが髪型しか違いが分からず、「どっちの髪の長さが兄で弟だっけ……」と思いました。
人の顔を覚えるのが苦手だったので兄と弟を見分けるときに頭がフル回転していました。

・アクションは体がしっかり動く人のアクションでよかったです。
なぜかSEが小さめで爽快感が薄めなのが気になりますが、暴力描写重視ではない特撮風の表現がしたかったのかなと思いました。(あと画面を揺らして動いている感を出す表現があまりなかったのも印象的です。)
その割に最後のアクションで『モータルコンバット』のフェイタリティみたいな攻撃で、敵の脳を破壊していますが……
コンドル拳をだれにでも伝授していたら危険すぎるのは一発で分かりますが、今までの暴力控えめアクションから後半で一気に暴力度が上がって驚きました。

あと敵が主人公の弱点をつくために手で縫い物をして装備品を作っていてよかったです。そういう地道な努力の表現と「あっ、それさっき作っていたやつだ!うまくできてよかった〜!がんばれ!!」と勝手に思うのが好きです。

・低予算感はありますが、個人的には後編も見たいです!なぜならアクションがよかったので!!!
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『インファナル・アフェア』シリーズの感想です。
#鑑賞記録


『インファナル・アフェア』シリーズをまた劇場で見ました。
人に『インファナル・アフェア』シリーズを劇場で見るんですよ〜と話したとき、「またですか?」と聞かれたことがありますがまたです。

何かこいつよく見てんなと自分でも思うので、備忘録代わりに書きます。
私は『ドラゴン×マッハ!』から香港映画にはまったので、2018年から今まで定期的に『インファナル・アフェア』シリーズを劇場で鑑賞しています。
なぜなら、定期的に『インファナル・アフェア』の上映を劇場でしているので……(他のテーマが似ている作品の上映に合わせて再上映だったり、オールナイトでやっていました。)
そのため、20周年記念のリマスターと言われてもあまりぴんときておらず、「私にとってはインファナル・アフェアシリーズは最近知った作品だけれど、20年前に見た方には懐かしいんだろうな……」とぼんやり思っています。感覚が完全にバグっている……

4Kリマスターを初めて見て感じたのは、3のヨンさんのセリフあたりにノイズがやっぱりかかっていてリマスター前のノイズよりは多少はましだけど完全に除去はできなかったんだ……と思いました。
それでも、リマスターをして音声もきれいに調整できないこともあるようなので映像がしっかりきれいになっていてとても見やすかったです!
劇場で見る『インファナル・アフェア』シリーズはやっぱり最高!
しかし、みんな亡くなっていく……本当にいや……無茶をしないで全員に生きていてほしい……と1、2、を見たあと最後に3を見ていて思いました。
全体を通して脚本、物語の意外性、各作品ごとに独立させてもとてつもなく面白い、演出の細かさ、複雑な人間関係からなる重々しい善悪への問いかけ、すべてがとにかく名作!しか言いようがないです。


【気がついたことメモ】
・1だけ見ると、ラウが善人として生きていくよ!エンドにもできそうですが、ここでマリーがラウの真実を知ってしまったため「すべてが平和に終わるとは限らない」と言わんばかりに続編で過去の因縁、善悪の難しさと自我の混在が絡み合う複雑なストーリーを展開できるのがすごすぎるなと改めて思いました。

・2のハウさんが最後の最後にヤンの真実に気がついてしまうところは、本当に救いがなくて「い、いやだー!!!」と思いました。

・何回2を見てもロ・ガイさんが亡くなるのが信じられねえよ……の気持ちになります。

・私は2のロ・ガイさんとハウさんがめちゃくちゃ好きで、本当に……かっこいい……!!ロ・ガイさんは寡黙でかっこいいし、ハウさんは底知れない黒社会のボスとしての才覚をさらりと見せるところがかっこいいです。

・3で出てくるロ・ガイさんのお墓、見たくないですね……というか、こんなにたくさんの人々が亡くなったんだ……といつも思います。

・3を見ていると、本当にどこからどこまでが現実でどこからどこまでが自分の幻覚が見せるものなのかが分からず怖くなります。(ただ私は『スカイ・クロラ』シリーズが好きなので、3の雰囲気がとても好きです。あと『去年マリエンバートで』とかみたいに、現実と非現実が容易に区別できずに夢の中をさまようような表現が好きなので、見ているだけで楽しいです。細かな表現は分からないところもありますが……)

・3の最後で、ラウが殺したマリーがラウを撃つ描写は「ラウの幻覚であり、自分はマリーに殺された。今の自分はヤウだ」と思い込んでいる表現なのかなと思いました。

・ヤンが最後にウィンクするのは、本当に粋な表現で好きです。

・どのシリーズもエンドクレジットで流れる曲がかっこよくて最高です。
特に1はアンディ・ラウさんとトニー・レオンさんが歌っているため、「これ公式CP?」といつも思います。


【二次創作的妄想とか】
この前、ウェブ拍手でもらったメッセージから過去に「平和世界線でルームシェアとかで一緒に暮らす友人同士のラウとヤン」を数年前に考えていたことを思い出しました。
(私はラウヤンなどCPではなく、ラウ+ヤウのコンビで見ています。)

サムとマリーは夫妻で、過去に黒社会で大金を稼いだが足を洗って稼いだお金を元に起業して成功。
その資金をもとにして孤児院などを営んだり、支援していて、ラウがそこで育つもサムたちの過去を知って「自分は黒社会の金で育ったのか? そんな金で俺はのうのうと生活していいのか?」と悩む優等生を妄想しています。

ヤンは父が黒社会から足を洗ってを隠居したことで、無事に警察学校を首席で卒業していてほしいです。
ウォンさんやハウさんたちにかわいがられつつ、自分の努力で実績を積んでいく好青年のイメージです。

若いのに実力でどんどん手柄を上げるラウが「あいつ、黒社会の金がもとで運営されてる施設育ちのくせに恥ずかしくないのか」「実は内通者なんじゃないのか?」と陰口を叩かれているのを、ヤンが密かに気がついて休憩が一緒に取れそうなときは外でお昼を食べたり、夜に飲みに行ったり、帰りが遅くなったときは家が近い方に泊まっているうちに「家賃も安くなるし、一緒にルームシェアしないか?」としていてほしいです。

ヤンは警察では地道な捜査や被害者や加害者に親身になって調書を取るので、周りの人たちの信頼があり、着実に出世するうえにだいたいの人に好かれているイメージがあります。
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『映画の朝ごはん』の鑑賞記録です。
#鑑賞記録


トークショーつきの上映を見ました。

映画やテレビの撮影現場で食べるロケ弁の存在は知っていましたが、大手のお弁当屋さんや惣菜屋さんで作っているんだろうなと思いこんでいたため、すごく人の手がかかっているのを見て『聖者の食卓』を見たときと同じ感動(人の善性や、たくさんの人で成り立つ社会というシステムの儚さと美しさ、当たり前を維持する労働の多さへの気づき、労働の尊さなど)を感じました。
単なる生活の一部にもたくさんの人々の生活があって、人生とか歴史とかがあって、というごく当たり前のことを改めて思い知りました。

撮影現場、過酷すぎる……と鑑賞中に思いました。
寒空の下で撮影準備、道具の準備、撮影のセット、温かい食事の用意、後片付け、……自分だったらできるか?と思いました。
スタッフさんのタフさがすごいと同時に、労働環境がこれからよくなってほしいですね……私にお金があれば……と考えたりしました。
映画の撮影にかかる費用が平均1500万円など具体的なお金の額が出てきて、映画って人類が生み出した作品という娯楽の中でも相当豪華だし、日常的な娯楽の一つとして鑑賞(消費)できるのは本当に贅沢なことだなと感じました。
(贅沢というか、人類が構築したシステム、物流、技術、ライフライン、社会秩序、平和があって成り立つものであって、改めて社会と芸術のすごさを改めて感じました。)
(私が金持ち道楽のボンボンだったら映画のスポンサーになって労働環境の改善にまで口を出したい!!と思いました。これからもすごい映画を作っていってほしいので。)

私は夜が開ける前の朝の雰囲気がとても好きなのですが、この映画で夜中から早朝にかけておにぎりやおかずを作るポパイの工場、おにぎりを配達する人たちの運転する車内の雰囲気がとても素敵でした。
どうして自分は夜が開ける前の朝の雰囲気が好きなのかなと思うのですが、みんなが寝ていて静まった街中が日中と違いすぎて非日常を感じるとか、多くの人が平和に眠れる穏やかな生活感とか、これから人が起きてきて街が起きる感覚とか、でもそういう中でも働いている人がいる事実を改めて実感するとか、そういう普段自分が日常と認識している感覚との差を感じることで、日常が成り立っているすごさみたいなのが好きなのかなと考えました。

映画の制作部が本当に大変そうで……寝てください!休んで……本当に……どうかお元気で(誰目線の感想?)と思いました。
仕事への熱量とか愛はいいことだと思いますが、それがあるとはいえ低賃金長時間労働とか、やる気ややり甲斐搾取みたいなのではなくて、健康的に自分の夢を追い続けられる映画界になってほしいです、と少し考えてしまいました。
(私のこうした考えは机上の空論みたいにむちゃくちゃな理想とか夢なのかもしれませんが、体力がある人しか残らないのでは様々な才能が淘汰されて、結局映画界が先細りしてしまいそうなので……)
(あと私は労働は嫌いですが、そこそこお金はほしい!それでのんびりしたい!みたいなむちゃくちゃ矛盾した考えで今まで生きてきているため、寿命や健康まで削ってまでいい映画を作ってほしいわけではないと考えています。派手に死ぬよりそこそこで生きていきたいし、映画は映画として作られただけでとてもすごいので……世間での映画のハードルとか品質が上がりすぎでは?クリエイター業って過酷すぎないか?クリエイター業が過酷なのは消費者側が消費するスピードが早すぎないか?……いろいろ考えました。)

ポパイの事務所の人が、家に帰っても電話を受け付けていると聞いて「大丈夫ですか〜?!?休んでください!」と叫びそうになりました。
映画界(あとテレビでしょうか?)ってなんだか……とても大変かも……
(発注忘れとか防ぐために作業の分担したほうがいいですよ……制作部の方の仕事量が半端なくて驚きます。)
でも、ポパイの関係者の方々は皆様本当にいい表情をされていて、感動というのは陳腐ですがすごく自分の中で元気が出ました。

脚本家を目指している制作部の方が『最強殺し屋伝説国岡 完全版』のBlu-rayを持っているうえ、面白いと仰っていて「マジで分かる〜!!!最高ですよね(お前は誰だよ)」という感想が出ました。
ジョン・カーペンター監督作品は面白いよね~!!とか本当に勝手に共感までしていました。(ジョン・カーペンター監督の作品はリバイバル上映で見たくらいですが……)

時のパートで、いろんな人のいろんな変化があったんだよな……でも、いろんなことがあっても続いているんだよな……不思議だよな……たくさんの人が生きてて、もちろん一人一人に生活とか、日常があって、でもなんで続けているのかとかははっきり分からないし、分からなくても生きていれば日常は続いていくし……といろいろ考えました。

最後にドキュメンタリーから急に物語っぽくなったぞ!と思って見ていたら、カチンコでカットにつながって現実とドキュメンタリーが「映画の撮影」という形でフィクションを介してつながった気分になってすごかったです。
(ドキュメンタリーっぽくはないですが、映画撮影現場のドキュメンタリーが、ドキュメンタリーではない感じの映像の撮影をしているのをカチンコでくぎって撮影陣がいるとつながっていくのが、これはドキュメンタリーなんだとつながっていく感覚でした。書いていてこの感覚を言語化できない!と己の語彙力のなさに地団駄を踏みそうです。)


・上映後トークショー
自分は早めに映画の予約をしていたのですが、トークショーつきの回を見るつもりはいつもあまりなく(※)「ま、監督さんが来られるのかな?だいたいトークショーってそのパターンだからな~」と何も調べずに行ったらスズキナオさんが監督の対談相手で……?!今年初めて喜びでびっくりしました。
なぜなら私はデイリーポータルZでスズキナオさんとパリッコさんの記事を読んで、この二人の記事も、それぞれの方が書かれた記事も面白いし、読みやすいし、美味しそうだしで最高!と思うくらい好きだったからです。
お二人の生活にまつわるお話に、なるほどと思いつつ聞いていましたが楽しかったです!
映画やライターのお仕事の裏話がたくさん聞けて、ここでしか聞けないのがもったいなさすぎる!!と思いました。
トークショーの後にスズキナオさんが劇場にいらしたので直接感想を伝えられたのもありがたかったです。
本当に……めちゃくちゃ最高です!!!
本当に生活とか人生をテーマにした映画だったし、トークショーの内容とか雰囲気もすごくあっていて本当に素晴らしい上映でした!

(※:いろいろ理由はあるのですが、単純に人混みや人が多い雰囲気が苦手だったり、変な質問を登壇者にする鑑賞客がときどきいたり、そういったあれな鑑賞客に適切な対応をできない劇場や運営が少なくなかったり、事前にしっかり注意してなかったり……という事情です。あと登壇した方が令和にはあんまり合わないトークを始めたりといった事情もあり……トークショーつきの上映はよほど真面目な映画でない限り、結構な確率でもやもやするイベントまたは人に遭遇するため私はリスキーだと感じています。私は静かに映画を見たいだけなので。)
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『シャクラ』の鑑賞記録です。
作品の内容に触れています。
#鑑賞記録






香港版のBlu-rayを去年の夏頃に購入していたため、答え合わせみたいな感覚で見ていました。
そのため、ユエさんは負けるけど生きているし、ドニーさんも死なないと分かっていたので安心してみていました。

オープニングで名前が出る人の部分でユエさんの御名前を確認し、ありがとうございます!!と叫びそうでした。
推しの名前が見られる、それだけで3億点……

日本語字幕を見て、主人公が序盤でお腹を刺すところを香港版で鑑賞したとき「無実と訴えるためとはいえお腹を刺すの、ちょっと感情の振れ幅デカすぎて怖……」と思っていたところがあっていたので笑いました。

アクションがすごい!!!
気功?みたいな能力は、香港版を見たときから「ハンターハンターの念能力みたいだな。でも、日本語字幕で見たら説明があるのか?」と思っていましたが、説明がなかったのでハンターハンターの念能力!!!と笑って見ていました。
(だいたい変化系か、放出系っぽいな〜と見ていました。)
(こういう説明がないところは、別作品のこういう能力とか概念だろうな〜と自分ですべてを想像せずに別作品の設定を借りて解釈することであまり深く考えずに見ています。たぶん映画側でそんなに練った設定ではなさそうだし……念能力者に対して念能力が使えない人は歯が立たないみたいなのもそれっぽいし……)

あの荷車の檻に入れられていた人はそんなに活躍がないまま終わって、なんだったんだろう……と思いました。

無実の罪を主人公に押し付けるのに物的証拠がなくて、ガバガバかよ!!感情論と人種差別やめろ!!!!と思いました。
(この時代背景なら仕方がない……?!とはあまり思いたくないので)
(人種差別を自分がしていないとは思いませんが、これからなくなってほしいし、やっぱりしてほしくないのでしてほしくない!と思って見るようにしています。

恋愛の展開がべたといえばべたですが、個人的には「えっ、どこで好きになったの?友人じゃだめなの??(恋愛などが理解できないため、好意=友情と考えがちです)ちゃんと同意した???」と思いました。
でも、手を握るし、命を助けてくれたら好きになるのかな。

ユエさんが若様と呼ばれていて最高……!!!!!とキモオタになりました。
若様は腕組みしたり、冷めた視線が本当にかっこよくて……好きです!!!(これもう姫騎士では?などと考えていましたが、私の中で身勝手に言っていてキモオタすぎる……と思います。)
あとアクションもすごい!!!映画公式のweiboを見て撮影風景なども知っていたのですが、これを撮るとき大変だったんだなと改めて感動しました。
最後の戦いでは髪も乱れるところもすごくよかったです。

阿紫みたいなキャラクターがめちゃくちゃ好きで、やれ!!!!と応援していました。
お父さんは「ぐだぐだ戯言を抜かしてないで金と土地と家などの資産を残したらとっとと今生からログアウトしてくださいませ」と真剣に思いました。
それにしても娘を殴ったお父さんをお母さんがパンチをぶちかますのが最高でした。
(このあと、結局家族が散り散りになったぽくてそれはそうだよなと思いました。)

策略が暴かれたとき、敵役の人が「私にひざまずかない男はいない!」とめちゃくちゃかっこいいことを言っていてよかったです。
(アシッドアタックは現実問題で考えると最悪ですが、フィクションで最悪の敵役が武器かつ誇りにしていたものを踏みにじるのは最高でした。)

息子(ユエさん)が生きていたら、勝負の勝敗はどうあれ生きててくれてありがとう〜!!!!と思わないのか?!?!とお父さんにブチ切れていました。
(厄介すぎるオタクの視点すぎて最悪ですが……)

主人公の実父がなぜ主人公の養父母を殺害したんだ?とは思いましたが、息子は孤独でも強く生きてほしいみたいな……過酷な経験を積ませるのが目的?と思いましたが、親の因縁を子どもに引き継がせるなよ……と結構引きました。

エンドクレジットがBlu-rayでも爆速だった記憶が定かではありませんが、流れる速度がマジで早すぎて「これなら『来る』形式でやったほうがいいのでは……」とぼんやり思いました。
それか昔の映画形式でオープニングでエンドクレジットに出す方の名前を出しておくとか……
(ここの尺が長いからエンドクレジットは短くするぜ!の解決方が「エンドクレジットの流れる速度を爆速にする」で香港映画らしいかも……と思いました。)
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『エクスペンダブルズ ニューブラッド』の感想です。
内容に触れています。
日記部分、パンフレットの内容、字幕と吹き替えについての感想もあります。
#鑑賞記録




・前売り券購入
あまり行かない映画館で購入しようとしたら、パンフレットなどを販売しているカウンターでは前売り券を売っておらず、せっかく見る映画が上映されるシアターのある階にいたのに受付のある階に移動して、機械ではなく有人カウンター(一つしか開いていない)でチケットを買う人の列で待機して前売り券を買いました。
私はただ前売り券を買いたいだけなのに、カウンターで買う人の迷惑では?と思いつつ買いました。
本当に気まずかったです。

前売り券は一枚ですか?と聞かれたので、三枚ください!と言ったら「三枚、ですか?」と確認されました。
すみません、オタクが混乱させて……
前売り券を受け取るまで結構時間がかかったのですが、特典の用意とデザインを三枚被らないようにしてもらったので時間がかかってしまったらしく、申し訳ないと同時に本当にありがたかったです。

それにしても前売り券で「公式がバーニーとクリスマスをCP認識してるんですか?!」と思っていましたが、実際に見たら「バーニーとクリスマスは仲が良すぎて公式で認められたニコイチ感がやばすぎる。……BLの可能性がまったくなくはないのでは?(そんなことは一切ない)」と思いました。


・感想
序盤からはちゃめちゃ銃撃戦が始まって、この感覚……懐かしいぜ!!!!と思いました。
最近はホラーとか、ドキュメンタリーを見る傾向があり、娯楽に振り切った金のかかった暴力映画をあまり見なかったため久しぶりにマックを食べた気分になりました。この映画はマックに加えてトンカツ、ラーメン、焼肉!!!!みたいなハイカロリーでアクションだけで笑います。
豪華すぎるアクションって、それだけで笑顔になれる。なぜなら本当に豪華ですごいから!!!最高!!!!

イコ・ウワイスさんの登場が早すぎて、「マジ??!!?!まさか主人公(違う)……?!!!今日もかっこいい!!!最高!!!」と心臓の心拍数が上がり、発汗するほどテンション上がりました。
ザクって私も刺されて、将軍の居場所を即座に言いたい!!!(夢妄想はあまりしませんが、モブになってやられたい!などこのあとめちゃくちゃ言います。)
あと睫毛が長いし、余裕の笑顔でファンサ(ファンサではない)をしてくれるのマジで……最高すぎる……

将軍を吐かせるために家族から痛めつけるのは、私も同じ立場だったらやるので「やれ〜!効率は大切だからな……」と思いました。
子どもも後になって証言とかされると厄介だからな……(こういう場面は悪役が救いようのない悪役としてヘイトを集めているのは分かりますが、現実だったらするなという考えで私は見ています。)
(へたな悪役より冷徹とかの方が好きです。好きな俳優さんが演じているのも好きな理由としては大きいですが……)
でも、子どもの手を引いているし、子どもは無傷なのが結構優しいよな……と気が付きました。
マジの暴力とか恐怖表現を突き詰めると、子どもが本当に怯えている顔を強調させたり、武器を突きつけて今すぐ殺すアピールしたり、見つけた瞬間に人質が抵抗する気力を削ぐために殴っていてもおかしくなかったり、手なんか引かずに首あたりとか掴んで引っ張るとか部下に抱えさせていつでも首を締めて殺せるアピールするので。
(こういう細かい表現とかを見ると、暴力映画ではあるけれどあくまで娯楽であって、無闇に怖さやリアリティを突き詰めないし、子どもとかに実際にやったらだめなこととか映さないようにしているんだろうなと思います。暴力で人を傷つけるのはしてはいけないことですが、物語上でどう悪役を印象づけるかにおいてできる限りヘイトを溜めつつ、恐怖や「現実でこうすれば犯罪しやすいのかな?」みたいな考えを避けている?ところがすごかったです。)

ここのアクションとか、敵の服を盗んで潜入するボスに「部下にやらせるだけではなくボス自ら仕事をするとは」と感動しました。
ただ部下は待機してくださいと言っているので、部下側としては計画的かつボスを危険に晒したくなさそうです。
ラフマトは「将軍が逃げるかもしれないのに何なまっちょろいこと言っているんだ」とか考えて一人で敵陣に乗り込んでいるのか、など妄想しています。
部下としては「うちのボス、何してんの?!」とお腹が痛くなると思いますが。

リー・クリスマスの痴話喧嘩、マジでシリーズのお約束になりかけていて笑います。
バーニーとクリスマスは改めて見るとすごくBLっぽい……?(BLではない文脈があるのに男の友情が強すぎるというか、二次創作でネタにされる要素がありすぎて、BLではない文脈が逆に作中でこの二人のラブがないだけで裏ではあるのでは?と想像を掻き立ててくるのかも……と真面目に考えていました。『AKIRA』とかと似ている……?)
(私のキモオタ度が上がって、ブロマンスとかBLを妄想する想像力が上がっているだけかもしれません。)

指輪を賭けで取られたのは分かるとして、返してもらうならもっと穏便にやれ!!!と笑いました。
店の人が大変だろうが!と思いましたが、そうでもなさそうなところも好きです。
また、ここで出てきた人が犠牲になるとは思いもよらなかったです。

仕事のときに新顔を三人も出す割にしっかり説明するし、そんなに説明感が強い場面でもないし、(これあとで回収されるな〜ちゃんと見ておこう)と見ているとしっかり回収される安心感があり、単なる暴力娯楽映画ではなく意外とストーリーがしっかりしていてすごい!!と感動しました。
(『アルティメットバトル 忍者vs少林寺』『無敵のドラゴン』みたいな面白いがはちゃめちゃすぎてよく分からない!!!ではなく、『アイスマン』『先生!口裂け女です!』みたいにはちゃめちゃながらも筋の通ったストーリーで最後まで見せてくる力がすごいです。)
(全体を通して過去作より、各キャラクターの描写の深みがぐっと増していて、「このキャラはこういう個性があるんだ〜」→「こういう展開につながるの?!面白い〜!!かっこいい〜!!」「みんな魅力的だな〜!!!」という流れを物語にアクションの息抜きとして差し込むのがうますぎて最高でした。)

ここのガンナーは、英語予告公開時から「は?あまりにも私好みすぎるビジュアルだな……私の頭が狂ったか幻覚か?これ……現実……?!??!!!!最高……!!!」とキモオタになりながら何度も見ていたくらい好みで、最高でした。
ネットで知り合った女の子に合わせてという緩い理由もらしくて笑いました。(次はその髪型で浴衣とか、セーターとか着てほしいです。)
(このあと戦場でスナイパーをするガンナーが眼鏡を外したのを見て「公式は分かっちゃいねえなあ!!!眼鏡のよさを!!」と思ったらすぐにまたかけてくれて、ありがとうございます……と手のひらをくるくるさせるオタク)

あとガンナーがスナイプのために移動したり、ガンナーだけみんなと離れていて落ちた飛行機のバーニー(バーニーではない)のもとにいなかったり、他の登場人物たちも「戦闘中って普通に地味で映画映えはない行動多いよな」としみじみ思いました。
戦闘の解像度が過去作より上がったというか、過去作で派手な戦闘のみ切り抜いたのを今作だと「実際、派手じゃないときもあるよな」と諦めて少し入れたことで緩急とか、リアリティにうまい具合に機能している気がします。

飛行機でクソクソお下品なお排泄物系下ネタ話に私にその趣味は理解できないんだよな、マジで最悪な空間だ……と笑ってました。
でも、黄金シャワーがこの後で回収される伏線とは思わなくてさらに笑いました。
ガンナーが断酒(禁酒?)の本を読んでいて、1の姿を思い出すと泣いてしまいそうでした。そのまま健康でいてくれ〜!!!
(その後で酒を飲むガンナーが面白すぎて笑いましたが)
(ガンナーがヨガとか瞑想とかしてたり、ヘルシー食とか食べたりしそうで、健康になってほしい……と本当に思いました。なんなんだ、この妄想……?)

それにしても飛行機を迎え撃ってくるところが、敵の強化を感じます。(予算が増えたとかが理由だと思いますが。)(敵に情報が漏れてるところが敵の強化につながり、しっかり伏線と活かされているのが本当にすごすぎる。)

飛行機に加えて機動力の高いバギーとかあったんですね?!と驚きました。
予算がある映画ってすげえ!!!と素直に思いました。

序盤のアクションからぶちかましすぎてて感動しました。
イコ・ウワイスさんはマジでかっこいいし、アクションはすごいし、エクスペンダブルズメンバーはそれぞれはちゃめちゃに強いし、クリスマスのコンビは車を平気で飛び移るし……これ普通のアクション映画ならメインくらいのアクションになるのにまだ序盤?!

バーニーが死ぬのはマジで信じていなかったため、「えっ……遺体がある……???何で???」と思いました。なぜならバーニーは死なないので。(書いてて自分でも怖いなと思いました。)

クリスマスがバーニーを助けようとするのは理解できるけど、これはバーニーとクリスマスが信頼しあってる描写がしっかりしているからだよな……仲がいい……と感動しました。
私なら任務を遂行しますが。なぜならバーニーは死なないので。

スタローンさんが卒業みたいなことはふんわり知っていたので、やはりキャラクターの死はシリーズを終わらせるために必要だな、続編が作りにくくなるからな、と考えていました。
(葉問シリーズは例外ですが。)

バーニーの死を悼む会が陽キャすぎて陰キャとしては見ているだけで疲れました。
遺体の腕があるし……少し……怖い……

仕事が仕事とはいえ、クリスマスが正論かつ容赦ないことで責められるのは見ていてつらくなりました。
ガンナーがフォローしてくれましたが、ちょっと……遅いよ!!!!

いらいらしたクリスマスが別の職を探すのは分かるけど、何でインフルエンサーの護衛をやってインフルエンサーの口が悪いからってボコボコにするんだ?!?!????と爆笑しました。警察沙汰になりますよ……
(ただ新聞で職探しをしていてよかったです。バイトとか転職アプリを見ていたら嫌だったので。)
あと私がYouTubeとかでよく見るのがオカルト・心霊系なので、心霊スポットに行ったり、怪談をしたりするのがインフルエンサーっぽい人(絶対に違うのは分かっていますが……)というイメージがあるため、「インフルエンサーってこんな〇〇パーティーとかするの?何で?見てて楽しい?」と真剣に分かりませんでした。
品のない承認欲求に飲まれたインフルエンサー、本当に怖いです。

このあとでむしゃくしゃして、うわ~!!!!!となったクリスマスがパートナーの家に侵入して金庫を開けているのがむちゃくちゃな流れで笑いました。さすがにエクスペンダブルズとはいえ展開が急すぎるだろ。面白すぎなので最高ですが。

バーニーが亡くなったことで物語を進めつつ、アクションを入れつつ、お色気シーンに移るのがうますぎて笑いました。(ホラーだったら死人が出るので久しぶりに安心してお色気シーンを見ていました。)
ただここのアクションが本気でやっているのではなくじゃれあいという感じで、もっと本気なのが見たい〜!!!それか『カラテキル』『ビーガンズハム』みたいな流れの方が好きかも……と思いましたが、自分はアクション(本能的な興奮がポイント?)が好きすぎて脳みそまで筋肉が詰まってんのか?と思いました。お色気シーンにまでアクションとか野性味を求めるな。

形見のナイフを託すぜ……と仲間から外された(はぶられた)クリスマスがかっこいいシーンなのに、発信機をナイフにつけていて追いかけるのが怖くて笑いました。クリスマス、バーニーのことが好きすぎるだろ……最高……

デーシャさん、マジでかわいい……かっこいい……めちゃくちゃ最高!!!!ありがとうございます……!!!
デーシャが指輪でバーニーと気がつくのは、指輪があまりにもバーニーのアイデンティティになりすぎていて笑いました。いつからあの指輪をつけてたんですか?!!?
あとクリスマスはバーニーの形見の指輪をつけている(物語をスムーズに展開させるためかもしれませんが)のも笑いました。それはもうBLの文脈では?

デーシャさんの「戦いに溺れかける自身に恐れ、戦いから一線を引いて平穏に過ごす」キャラクターが本当に……好きすぎて……でも、助けに来てくれて……最高……!!!
あと睫毛が長いし、笑顔が最高すぎる。最高。(睫毛が長いのが好みです。最高だから……)
それに私物のナイフって……トニー・ジャーさんの私物で斬られる敵が羨ましすぎです。

前情報を入れなさすぎて「トニー・ジャーさんはイコ・ウワイスさんと仲がいいので、二人はエクスペンダブルズの敵役で二人とも亡くなるのかな……やだーーーー!!!!」と思っていたため、トニー・ジャーさんが味方で安心しました。
でも、……イコ・ウワイスさんと共闘するトニー・ジャーさんも見たかったかも……(それなら『トリプル・スレット』を見ろよ)

船に招き猫が置いてあるのにびっくりしました。かわいい……

エクスペンダブルズメンバーで戦場に行く前にわちゃわちゃしているのが好きなのですが、武器を選ぶときに一緒のものを選んで手を握りあうのが「は?こんなの恋愛漫画だろ……もしかして恋愛が始まっちゃう!!??心の準備ができてないよ~〜〜助けて……(そんなわけないが、恋愛漫画の文脈に驚いて混乱している)」と思いましたが、おい〜お前さあ〜みたいなじゃれあいが始まって私の体が爆発するかと思いました。
やめろ、萌えすぎてヤバいから!!!(普段使わないようにしている萌えが出るくらい萌えました。)

マーシュがメンバーについていくうえ、飛行機から降下して船に着地できるので、「動けないで指示を出しだけのやつとは違うんだ!」と感心していたらまさかの敵でよかったです!どんでん返しが面白すぎです。
演技とか事前に決まっていたにしろ、しっかり敵に殴られてるのもしっかりしていて好きです。口は汚いし、最後は急に銃を捨ててタイマンを持ちかけてくるが……

ジェイソン・ステイサム映画か?!くらい暴れるクリスマスに笑いました。スタローンのポジションをステイサムに引き継ぐぐらいの意気込みでこの作品を作ってるんだ……と感動もしました。

インフルエンサーボコボコ暴力事件が拡散されて、密かにファンができているクリスマスにも笑いますが、「いつか会ってみたい」と言ってくれているファン感激(悲惨とも言いますが)な出会い(死)で感情がぐちゃぐちゃになりました。
ファンとしては嬉しいけど、こんな出会いはしたくないよ〜〜……
それにしてもインフルエンサーボコボコ暴力事件がこんな伏線回収されるとは……何????

仲間たちが拘束されている場所をせっかく聞き出せたのに、仲間を探すより敵を倒す方が目的になってないか?!と暴れるクリスマスに笑いました。何で強いバイクを見つけて嬉しそうに暴れてんだよ!!!さすがに敵も戸惑っているだろ!!
『AKIRA』みたいな戦い方が見られてで楽しかったです!

助けに来てくれるデーシャ、強いしかっこいいし、かっこいいし、強いし……最高……!!!アクションがかっこいい!!!回転して上段への蹴りを二回繰り出すのは体が動きすぎていて本当に最高……
あと貪狼とか狂獣みたいな前方への回転しての蹴り技とか、『ドラゴン×マッハ!』みたいにコンビをクリスマスと組むところで、アジア映画とかのアクションの表現を取り込んでいるのか……?と少し思いました。
それにしてもデーシャさんは『ドラゴン×マッハ!』の影響か、コンビで戦うのがすごく魅力的で……最高……これは実質二人はプリキュアでは??(オタクの狂った頭で見えている幻覚)
(あと過去の出演作でよく見た技や体の動きは比較的控えめで、ナイフを使うアクションが新鮮でした。各キャラのアクションが4ではすごく魅力的で最高です!)

銃器を持っていないデーシャがクリスマスに中〜遠距離相手の銃器を持つ相手を任せて後ろに下がるのが、リアルというか、現実問題それはそう動くよな……でもエクスペンダブルズだからやらないと思っていた……でもやっているな……かわいいかも……と頭が混乱しました。

というか銃器を持っていないデーシャに、本当に戦いから一線を引いたのに来てくれたんだ……優しい……と泣きそうでした。

排水用のところから脱出するか!になって、なんでその……用を足すところをみんな遠慮なく見てるんですか???特にガンナー……なんで???みんな小学生か????

あと急に舌骨が〜とか語り始めるところで、みんなが引いていて笑いました。今作でシュールな笑いとか息抜きポイントの入れ方が絶妙で面白すぎです。
あとボーイフレンドって誰だよ!!!すぐそういうのよくないよ!!!と思いました。小学生かよ……でも、オタクゆえにそうなの?!と都合よく妄想してしまうため自分のご都合主義に最悪!!と思いました。

黄金シャワーの伏線回収するなよ!!と笑ったうえ、トニー・ジャーさんが「小便の匂いだ」と認識する場面に、「推しの俳優さんが小便の匂いを感じて言及する場面があるんだ」と思いました。

仲間と合流したあとのデーシャさんとエクスペンダブルズメンバー間で微妙に「誰?」感がエクスペンダブルズメンバー、デーシャさんともにあり、デーシャさんが手持ち無沙汰っぽいところがめちゃくちゃかわいくて……何??かわいすぎる。(成人男性にかわいいというのはどうなの?と思いますが、キモオタが妄想しすぎで頭を狂わせて見ている幻覚です。)

戦闘中にデーシャが肘でポチッとボタンを押すところで、ボタンになりてえ!!!とキモオタになったので自分が最悪でした。

それにしてもデーシャのアクションがよすぎる……ラッシュの動きもすごくかっこいい!!!最高……

半年も断酒に成功していたのに、「もう飲もう」で飲んじゃうガンナーを見て、「アルコール中毒が心配だよ〜!!!(誰だよ)」と思いました。
ここ面白すぎです。お酒で強くなる(?)ガンナーが見られるの、最高すぎです。
ここは字幕より吹き替えの方が好きです。

ラフマトとの戦いもかっこいいし、イコ・ウワイスさんの動きが超よくて……武器も使えるし、素手でもいけるし、特に素手でのところは過去作品でのアクションを思わせる感じでめちゃくちゃ最高です!!!(アクションのことは詳しくないのですが、それぞれの俳優さんの見せ場の作り方とか、過去作で見せたアクションも少し出しつつ新しいアクションも見せてくれたりして本当に最高です。特に素手での連打とか、相手を突き放す動きとかが私は好きです。)
あとすごいかっこいい蹴りのあとに床に倒れて起き上がる動きも最高なうえ、お腹が少し見えるのがファンサ(ファンサではない)すぎて最高すぎて……何ですか……この……オタクに都合のいい現実は……本当に現実……???ありがとうございます!!!

今までやってきたことが悪人なので死ぬのは仕方ないなと思いますが、過去作で辛い目に遭いがちなイコ・ウワイスさんが痛そうなことをされていて「や、やめてください!!なんでそんなひどいことするの???!!!」となりましたが、このシリーズの悪役は死んで終わるので……

最後に敵の罠に気がついてピンチ!の中でどう逃げよう……となっている中で、「俺の船を使おう」と提案してくれるデーシャへの「早く言え〜!!」という突っ込みが字幕も吹き替えも面白すぎてマジで最高すぎでした。
デーシャさん、今までのトニー・ジャーさんが演じた役の中でもあまりなかった雰囲気の役で本当にかっこいいし、頼りになるし、でも厳しいわけではなく親しみがあって、マジで萌えすぎてヤバい……(語彙力の死)

船に降りてきた人たちをデーシャさんが支えてあげるところで、こんなに優しくされたら心臓が止まってしまわないか?!と心配しました。
優しいデーシャさん、マジで最高。

マーシュが命令に逆らった部下を殺すし、なぜか起爆用のボタンを捨てるし、パワハラ最悪上司でこいつ……なんで上司をしていられるんだ??と思いました。こんなやつは裏切って退屈な仕事を抜け出してやろうぜ!!!それでどこかで楽しいことしようぜ!!!(こんなパーティーからは抜け出してやろうぜの気持ちです。)

最後の最後まで爆発!!暴力!!敵の死!!があってすごかったです。最初から最後まで常にハイカロリー!!!!最高!!!
(核爆弾については諸々思うことがありますが……まったく架空の爆弾とかでは駄目なのか?)

最後で船に一発加えて沈ませたのは画面映えもありそうですが、沈めてできるだけ威力を落とそうとしたのかなと思いました。

シリーズ恒例のエクスペンダブルズメンバーの打ち上げにデーシャがいなくて、「そんな……どうして……」と泣きそうでしたが正式なエクスペンダブルズメンバーではないのと、本人が戦いから一線退いたためまた戦いに戻りたくないからいなかったのだと考えていました。
(現実は予算とか撮影スケジュールの都合かと思いますが。『SPL2』のイベントでウー・ジンさんとマックス・チャンさんはいるのに、トニー・ジャーさんは行けなくて等身大パネルが用意されていたのを思い出しました。あと『貪狼』でもトニー・ジャーさんはいないことが多かったのも思い出しました。)
あとガンナーが牛乳を飲んでいて、今作でめちゃくちゃコミカルなキャラになっいて過去作とのギャップが最高です。


・パンフレットの感想
結構充実していてデザインもおしゃれで、ページもたくさんあって、インタビューがたくさんあって、マジで最高です。
これは私の中では国宝にしたいです!
(ただキャラクター紹介に匂う映画秘○みたいな昭和サブカル中年男性みたいな雰囲気は、ちょっと令和にはきつい気がしました。初代プレステ時代に作られたゲーム攻略本みたいな文章で……)


・字幕と吹き替え
吹き替え版はすべて日本語吹き替えではなく、字幕で英語の字幕がついているセリフ(英語以外のセリフ?)は日本語吹き替えなしで原語のままでした。
字幕も吹き替えも見て、どちらも流れは一緒でストーリー改変などはないはずです。
私はどちらも好きですが、字幕の方がセリフの聞き漏らしの不安がなく安心して見られました。(私はアニメや映画の音声聞き取りがかなり苦手で、しばしば聞き取れないので)

個人的にはイコ・ウワイスさんとトニー・ジャーさんの吹き替えは今まで見ても「イケボ〜!でも、特に好きってわけでもないかも?」くらいでしたが、今作はかっこいい声がキャラクターに合っているように見えてマジで最高!!!!と思いました。
ラフマトさんはかっこよすぎて私設の軍隊でファンクラブがあって、ファン内でラフマトさんの肉声を録音したCDが出回ってそうなくらいかっこよかったです。


・考察というメモ
なんで関係者が亡くなったら公開される資料があるの?
→公開されたら関係者が狙われる可能性があり危険。
また、関係者を守りたいが誰も知らないのは困るから関係者がいなくなったのを見計らって公開することで、情報を引き継いで調査をしてほしい。

マーシュが起爆装置を捨てたのはなぜ?
→マーシュが負けを悟ったが悪あがきで捨てた?
それとも、自分が助かる手段があったか、自分が死んでも儲かるのは自分の身内とかの事情があった?

船に忍び込んだエクスペンダブルズメンバーがすぐに殺されなかったのはなぜ?
→マーシュが隠蔽工作をして罪をエクスペンダブルズメンバーに被せるために、すぐに殺すとあとで辻褄が合わなくて困る可能性があったから?

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『ハードボイルド・レシピ』の鑑賞記録です。
#鑑賞記録


作品の内容に触れています。
この作品に関するネガティブな感想が読みたくない方は絶対に読まないでください。
これは個人の単なる愚痴です。



























えっ、"ハードボイルド"って何………………????? これがまず第一の感想です。これでよくタイトルに「ハードボイルド」ってつけられるなと素直に思いました。
次が「これに金を払ったのか、私は。マジ……?(悪い意味で)」です。
ハードボイルドって小説だと『マルドゥック・スクランブル』とか、映画だと『次元大介の墓標』『ザ・ミッション 非情の掟』『終末の探偵』、漫画だと『攻殻機動隊』『アップルシード』とか、そういうイメージしかない浅学かつ頭が空っぽカスカスゆえにハードボイルドが理解しきれていないかもしれないのですが、もっと重々しい物語と重厚なアクション、そして心揺さぶられる冷たくも熱い感情が生まれる展開!みたいなのを期待していたので「は? どこで盛り上がるんですか? どこで盛り上がったんですか? アクションもそんなにないし、シリアスな犯罪とかの描写も中途半端、最後もこれから!みたいな感じだし……」となっていました。
今年最後かもしれない映画がこれか……と結構後悔しています。まあこれは私が自分好みの映画を選択する感覚が鈍っているのかもしれないという落ち込みです。





↓何も考えていない感想です――――――――――――――――――――
70分の作品なのに2時間くらいに感じられて笑いました。もしやタイパがいいのかな?(皮肉です。)

最初の仕事の話をしているところはいいし、料理に例えるのも題名の回収だ! となりますが、これ以降料理を彷彿とさせるところもないし、料理くらい綿密な計画か? と言われるとよく分からないです。
(綿密って言ったらそもそも大麻の取引から実は裏で仕組まれていたとか、依頼者を守るついでにマニラシスターズを始末したかったとか、汚職警官の悪事を晒したかったとかだったら『すげー! コース料理(すごい計画)!』と思いますが、伏線回収とかありました? 私にはない気がしてサスペンス的な要素は楽しめませんでした。そもそも悪人専門のボディガードとか使っただけで襲撃されるとかよく分からないし、依頼者は一人を除いて殺されてるし……えっこれがプロの仕事?! ここらへんの設定がどう活かされているかとか、どこがプロなんだろうとかよく分からなかったです。)
(ヤクザの抗争とかよく分からないのですが、ボディーガードを雇ったら殺されるってありますか? 組員同士のトラブルがきっかけで刃傷沙汰になるとか、上に反発して抜けた組員が作った組織と元いた組織間で仲が悪くて定期的にトラブルが起こってお互い報復し合うとかはありそうですが。元から殺す計画があって、『げっ、ボディーガードつけるの? あの優秀なボディーガード? じゃあボディーガードつける前に襲おう!』なら分かります。)
(そう思うと、『ベイビーわるきゅーれ』とかの殺し屋はマジで強いし、死体とか殺し方とか躊躇が一切ないから殺しのプロと分かるのがすごい。だめだろ、他の作品のよさに気が付かれる作品は……)

路地に入らせて、出てきた敵を叩く。まあありがちな手口ですが、ここの路地で襲いかかってくる敵がさあ……何で殺すターゲットを挟み打ちしてんの????!!!! 前にいる味方を撃ち殺す危険あるけど???? 『攻殻機動隊』の最初の話を読んでたらこんなんしねえよな???!!!! 別にミリオタとかじゃなくても知ってるのでは? 見映え優先なのかもしれませんが、ハードボイルドだったら戦い方もプロっぽくしてくれ〜……(あと日本のヤクザは銃をそんなに使わないとか聞くんだよな……懲役太郎さんの本を読んでてよかった)
あとターゲットをしゃがませてそこを銃を撃ってという計画はまあいいけど、ここの動きが微妙すぎて(あっ、これアクション微妙かも……と結構絶望しました。ここでパッと動いて素早く撃ったのが分からないの、えーっと……マジで予算がなかったのかな……)

あと公衆電話での指示する流れは、最近『アメリ』を見たため(『アメリ』の方がわくわくドキドキ奇想天外で面白い〜
!! のに、この作品だと全然緊張しなくて笑えてくるな)と思いました。

マニラシスターズ、超かわいいんですけど『ベイビーわるきゅーれ』の二番煎じを感じました。説明しにくいんですけど、どっかで見た! という既視感がすごくて……初見の作品で新鮮なはずが新鮮ではない!!! 逆にすごい。
ビジュアルはいいけど、ビジュアルしかよくなくてキャラ付けとか、そのキャラクターを好きになる見せ場がなさすぎて登場人物全員に「無」の感情を抱きました。
(これがマジで悪いキャラとかだと『最悪! 嫌い! 負けろ〜!』になったり、良いキャラだと『生きててほしい! がんばれ!』とか思いますが、印象に残る場面がないとマジで『同じにクラスにいたけど話さなくて、何も知らないやつ』と同じ『無』の感情しかないです。)
(長女、次女、三女のキャラ付けが分からなすぎて髪型で見分けてました。三人いるのに長女が下の姉妹を諫めて、依頼を受ける役割がある。次女と三女はすぐ喧嘩するくらいしか分からないの逆にすごい気がしてきました。)
(人数が多いからキャラごとの性格とか表現できませんでしたとかで擁護できそうですが、『グリーンバレット』はこれより大人数のキャラをめちゃくちゃ魅力的に描いているため人数が多いから表現しきれなくても仕方ないとは思い難いです。)

あと全体的にセリフが聞き取りづらくて、音の聞き取りが苦手な私はときどき聞き取れなかったです。
マニラシスターズの皮肉はよかったけど、悪態とかはテンプレートだったのでもっと口が悪かったり、(こいつら、犯罪が普通なんだ……)と思わせる悪態ついてたりするといいな〜と思いました。
(尾行に失敗したら、『この前、借金を払えなくて攫ってきた女の内臓を売るときの絶望した顔みてえだな』『は? そんな顔してねえよ。でも、あの顔笑えたよな。これからお前がするんだよ』、『怒ってぷるぷるしてっけど銃撃てますかwww〜? 支えてあげよっか〜???』とか姉妹間で一般人から絶対出なさそうな煽りをしてほしかった……)

尾行がさあ……へた……
終わりです。
そもそも何で一人で尾行すんの? カップルとか友人同士で遊んでるふりとかしないの? 前方尾行とかも一緒にしないの? 人員不足???? 世知辛いですね。
着替えがたくさんあるのはいいけど……それ以外のリアリティとかが……(『攻殻機動隊』『ハコヅメ』を読んだ後だとなおさら感じる)
あとシールをつけられているから「あのボディーガード、尾行に勘づいてやがる……さっさと始末するぞ!!!」とかになるかと思いきや特に回収されずにびっくりしました。私が伏線回収を見逃しただけかもしれませんが。

あと……尾行中の街のカットが多すぎて笑いました。
何でこんなにカット入れてるんですか? 尺稼ぎ? え? これ私が理解力がゴミのカスカス、物語を認識できないだけで重要な伏線とか表現がありました?
(言い方が最悪ですが、駄作ってこういう景色のカットが入ると『は? 何の意味があるの? テンポが悪い〜!!』というつまんなポイントとしてカウントされていくのがよく分かります。名作は景色のカットを息抜き、ガス抜き、場面転換とかにしてうまく使っているので。)
カラオケで流れる謎PVかな? と見ていました。

走る場面で顔あたりのアップと足元しか映ってなくてマジで冷めました。正直冷めるを通り越して萎えました。まだ子どもの運動会を撮影したファミリービデオの方が動いている感があってさすがに引きます。
低予算ホラー映画の『キラーカブトガニ』でもちゃんと走っている、見ていると一緒に走っている気持ちになってハラハラする! みたいな場面があるのに、アクションもあるはずの今作で躍動感皆無の走りが見られるのマジですごい。(皮肉です。)
『いずれあなたが知る話』の遠景で長距離走る場面とかすごく印象的だったので、低予算とかだから走るシーンが撮れなかったのでは? といった擁護はできません。

マニラシスターズ対ボディガードのアクションは、まあまあ……
うーん……、その、……これを見るなら『ベイビーわるきゅーれ』『ファーストミッション』『先生!口裂け女です!』を見るかな……
なんだろう、マジで何をしているのか分かりませんでした。私はアクション映画を見るのがへたなのかもしれません。
髪飾りのナイフで一気に形勢が逆転するのに、それぞれがどう動いてんのか分かんねえ!!!!
こういう複数人が乱れるアクションだと『ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー』の初めのアクションとかあるので、複数人が乱れるアクションは撮るのが難しいからで擁護はあまりできません……
あとトランクケースを持った女性対(たぶん)長女のバトルは躍動感? が私には分からなくて、「ちゃんと当ててる? なんか……相手の顔に当てようとしたら避けられた、弾かれて反らされた感がなくて、相手の顔の左右の虚無にナイフを振ってる?」みたいに思いました。
なんだろう、アクションのSEが微妙だったのか? アクションを見る感覚が死滅したのか不安になって、『ベイビーわるきゅーれ』を見返したらめちゃくちゃすごいアクションだと認識できて安心しました。
ズシャ! って体勢低めにしての移動とかは良かったですが、全体的にカメラがアクションに近すぎて「誰がどういう動きをしたのか?」が分かりにくくて……これは私が香港映画とか園村監督のアクション見すぎてアクションのレベルが上がりまくってるのが悪いのですが。
あと映画館での銃撃シーンは雰囲気はよかったですが、銃撃のアクションシーンの華やかさ? 見映えのよさ? がなくて銃口を向けて撃った、死んだ、みたいな感じで笑いました。いや、まあリアルといえばリアル。
でも、緊迫感とか、接敵するはらはら感とかみたかったな……
あと二人が向かい合って銃口を頭に突きつけ合うのは時間の無駄では……? 早く撃ちなよ!!!!
そういう演出は今まではらはら感とか緊張感出して張り詰めた雰囲気ができてたらすごい場面になるけど、「え、これがプロの動き?」みたいな中でされても退屈なだけなんだ! と気が付きました。
(『ザ・ミッション 非情の掟』のアクションのレベルの高さを感じました。)

最後もよく分かんなかったな……
刑事がどれだけ噂を流しても、警察という組織の方針として犯罪組織の捜査をやめることなんてないだろうし……
マジで警察を脅すなら住所特定して家族に手を出すと脅すか、家族を事故に見せかけて殺すとか手段はいろいろあるので。こんなめんどいことするか? という気持ちです。(刑事を生かして帰らせる代わりに警察を裏切らせて犬として使うのはありかもしれませんが。)
こんなん賄賂と脅し、情報提供で警察とか根回しできるし、逆に警察の身内を殺すと脅す効果より警察内部で復讐心が芽生えて捜査に力を入れられそうでは? とか考えてしまいました。こんなにアホカスボケボケの理屈こねられる程度にはこの映画を見ていて暇だったわけです。
あと言う事を聞かせるなら、「はい」ってはっきり答えるまで足を撃つとか指を撃つとかして分からせた方が早いのにな〜とか考えていました。

でも、指輪をさせるのは良かったです。

あとキャストの役名と俳優さんの名前が最初に出るのと、エンドクレジットがさっさと流れるのはよかったです。
上の理由ですが、
・誰が何を演じたかは知りたいから
・エンドクレジットも長すぎるとだれる気がしている
です。
ただ好きになったキャラクターを演じている人が誰かは知れると嬉しいですが、この作品で好きなキャラはいないのが難点です。

この作品で『ボディーガードがかわいい女の子とか予想外で最高!』とかいった感想を見ましたが、……そ、そうですか?
ボディーガードは確かにといえば確かにですが、女性が誰かを守る作品なら『ガンパウダー・ミルクシェイク』とか『パーフェクト・ドライバー/成功確率100%の女』とかあるし……
女性のアクションがメインならめちゃくちゃあるし、殺し屋なら『悪女』、『魔女』、『ベイビーわるきゅーれ』シリーズ、『グリーンバレット』がありますし、意外性なら『最強殺し屋伝説国岡』に出てくるでかい銃をぶちかます舞妓さんとかあるしで……
どこでオリジナリティ出しているんですか? ただ設定が「なさそうっぽい」だけで物語やアクション、表現とかにオリジナリティを感じられませんでした。
↑何も考えていない感想です――――――――――――――――――――







映画上映後に、監督挨拶と主演の俳優さんの挨拶がありました。
ここで観客の方が「ひゅー」とか言ってて、私は何で言ってるの? もしかしてこれって主演の方がアイドルだから……ファンが多い?!!?!!(気がつくのが遅すぎ)と理解して完全に私はアウェイでした。
そりゃ好きなアイドルが主演の作品なら大喜びするよな、ファンは……(推しが声だけ出演する映画を見て、最高〜!!! とはしゃぐオタクなので理解した)

そこで監督が「低予算で……」と話し初めて、低予算映画だからって言い訳するなよ!!!! と思いました。(低予算映画が好きなキモオタ)
低予算でもいい作品はあるので、低予算を言い訳するなと思いました。低予算でも見られて最高〜!!!の映画はめちゃくちゃあるだろ。

その後は映画の話があるのかな〜と思っていたら、ほぼなし(化粧水の量の話とかで超どうでもいい〜! 演技とか、アクションとかの話が聞きたいのだが……)でした。
でもかわいいし、歌は素敵だったのでアイドルファンならいいのか? 私には分かりませんでした。
(韓国映画に出てくるような、アイドルだけど映画に初出演する方とかが他の俳優さんと比べても遜色ないとか、アクションがすごいとかを知っていて期待値がめちゃくちゃ高くなっていたのが悪かったのかもしれません。日本のアイドルにアクションとか演技を期待するとそんなに……という話を人から聞いて、そっか………………と思いました。)

あと主演の方が顔が怖くてよかったと監督が語っていましたが、アクションとかのシーンで顔のアップで印象的なところがなかったので私はよく分かりませんでした。
『ベイビーわるきゅーれ』のラストバトルのアクションで気を抜いたら死ぬという緊張感と研ぎ澄まされた集中力で手に汗握るような眼力とか、『グリーンバレット』で躊躇なく人を撃ち殺すとか、そういう場面がありましたか?
(これを言うとマジ最悪だと思いますが、内輪ノリ優先で客観的な評価とかフィードバックができているか心配になりました。)

何か歌が始まったところで、「私はファンミーティングに来たつもりはないのだが……」と思ったので帰りました。私は映画を見に来たのであって、アイドルを応援しに来たわけではないので。
(ただめちゃくちゃいい映画だったら、全然俳優さんのファンとかじゃなくてもその場でパンフレット買ったり、それがきっかけでファンになったりします。)
初めてだよ、トークショーとか挨拶つきの上映回でイベントの途中で帰ったの……(この日は予定があって早めに帰りたかったのもありますが。)

アイドル映画(アイドルがメインの、アイドルを売るための映画の意で使っています。)だからって偏見はよくないよね! 見たことないから見てみよー!!! と思ってみたら、「世間でありがちなアイドル映画への偏見が正しいのか? もう日本のアイドル映画は見ません……」になりました。
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引っ越し先にようやく冷蔵庫が来たので、備忘録です。
#日記


某月某日
引っ越し前に買っておいた冷蔵庫が引っ越してからもしばらく来ないことが確定して笑うしかない。


某月上旬
トースターが来たが、棚がないので使えずに2週間ほど過ごす。
早くトーストが食べたい。


某月中旬
棚が届いたのでトースターを棚に置いてパンを焼いて食べた。
めちゃくちゃうまい。
思えば自分で初めてトースターを買った。


某月中旬
電子レンジと冷蔵庫が来た。
嬉しいが、久々すぎて使い方を忘れた。
冷蔵庫にはジャムを入れた。
結構いい感じの冷蔵庫で嬉しい。高かったが...あと冷凍庫ない!
冷凍庫がなくてもまあいいか〜と思っているが、周りには冷凍食品とか食べられなくていいの?と心配される。生活能力がないから冷凍食品に頼らない方がいいと思って、冷凍庫つき冷蔵庫を買うのをやめました。
あと最悪冷凍食品を買ってすぐ電子レンジで解凍して食べればいいかと考えている。


12/19
冷蔵庫に伊達巻と納豆を入れた。
冷蔵庫内:ジャム、伊達巻、納豆


12/20
冷蔵庫にチーズを入れた。
冷蔵庫内:ジャム、伊達巻、納豆、チーズ


12/21
買っておいたパスタを開封したまま放置していたのを思い出し、保存のため冷蔵庫に入れる。
冷蔵庫内:ジャム、伊達巻、納豆、チーズ、パスタ


12/22
スーパーで買ってきた惣菜を食べるまでの間入れておいた。
電子レンジで温める惣菜だったが、おいしすぎて文明と食材のありがたさに改めて気がつく。
冷蔵庫内:ジャム、伊達巻、納豆、チーズ、パスタ


12/23
冷蔵庫を使わなかった。


12/24
冷蔵庫を使わなかった。

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『狂獣 欲望の海域』と『無敵のドラゴン』のクロスオーバーなどの妄想をしています。
#狂獣 #無敵のドラゴン



以前に書いた阿徳さんと九龍さんの話の後日談として、九龍さんと阿徳さんがまた偶然街中で出会って連絡先を交換をしていてほしいなと思っています。
連絡先を交換した後は阿徳さんがときどき「元気ですか?」「そちらの警察署近くに仕事で行くので一緒に飲みませんか?」とか連絡していたら、九龍さんが阿徳さんに懐いて(懐くよりも、最初は人見知りしがちでも「この人は打ち解けてもいいかも!」と気がつくと一気に話しかけてきたり、一緒に行動したりする距離感を九龍さんはしてそうと考えています。)「今日は天気がいい」「この店のコーヒーがうまい」などとよく分からないメッセージをほぼ毎日送っていてほしいです。
阿徳さんは唐突に送られてきたメッセージにも(こういう距離感の人っているよな。西狗とか...)と思いながら返信してそうなのでさらに九龍さんに距離を縮められていてほしいです。

阿徳さんからの返信が遅くなったり、飲みの誘いを断られがちなことに気がついた西狗さんが九龍さんが最近阿徳さんと仲がいいとふとしたことで気がついてからは、西狗さんと九龍さんで阿徳さんを取り合っていたりしていてほしいです。
(阿徳さんは「なんか大変なことになったな...」と思いつつ、口を挟むと「お前はそいつを庇うのか? 俺の相棒/友人じゃないのか?」とさらに厄介になりそうなため黙って少し離れたところで見守ってそうです。)

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『ジョン・ウィック:コンセクエンス』の二次創作の小ネタです。
※ほぼギャグです。また何でも許せる方向けです。
#jw4


人と話していて思いついたり、ぼんやり考えていただけでどこにも出せなかったネタが出てきたのでメモです。
気が向いたら書くかもしれないですが、一生書かないかもしれないです。


【おもてなし(物理)】
・コウジのおもてなし(物理)が見たいです。
柄が悪くて評判もよくない殺し屋が大阪コンチネンタルに来たときに、受付で職員に最悪なカスハラをし始めたのでコウジが思い切り殴って出て行かせるときに「これが日本の"おもてなし"だ」とか言うのを見たジョンとケインが(えっ……怖……)と引いてそうだと思いました。


・おもてなし(物理)を侯爵に発揮してほしいです。
ジョンとケイン「えっ、侯爵が来るせいで警備が厳重になって人手が足りないから俺たちも大阪コンチネンタルの手伝いをする!?」から始まり、大阪コンチネンタルに来た侯爵におもてなし(物理)をしていてほしいです。
足湯をさせてごりごり足のツボを揉んで悶絶させたり、肩のマッサージと称してさらにツボを押したりしてほしいです。
その後で調子がよくなった侯爵が「く、悔しいっ……! あんなやつらにめちゃくちゃ痛い思いをさせられたのにこんなに体が軽いなんて……!」と思っていてほしいです。


・あと侯爵がコンチネンタル内で履く靴を「健康にいいんですよ」とか言ってスーパー温泉で履くみたいな足つぼマッサージサンダルにして、痛めつけつつダサい格好にさせていてほしい気もします。


・コンチネンタルにあった卓球をやってみたいと侯爵が言ったら、全然接待プレイをされずにコウジたちにボコボコにされて悔しがっていてほしいです。
「日本では常に真剣勝負をしないと相手に失礼とされています(大嘘)」とか言って紳士的な笑顔で圧勝するジョンが見たいです。
その後で侯爵は温泉旅館にありがちな格闘ゲームを一人でやっていそうです。


【某匿名掲示板風ホグワーツ魔法学校ss】
・ジョンとケインが先生として魔法学校に行ったら生徒と仲よくなって、「魔法を見せてくれ」と頼んでいてほしいです。

ケイン「アクシオ、コウジの眼鏡って言ってみてくれ」

生徒「はい!」

大阪コンチネンタルにいるコウジ(急に眼鏡が吹っ飛んで壁に当たって粉砕し呆然とする)

ジョン「アクシオ、コウジの日記って言ってみてくれ」

生徒「はい!」

コウジ(急に懐に入れている日記帳兼メモ帳が出てきて壁に吹っ飛んでいき呆然とする)

コウジ「コンチネンタルに除霊が必要か……?」


・ジョンとケイン「アクシオ、この中で強いやつって言ったら誰が一番強いのか分かるんじゃないのか?」
この一言でコウジも魔法学校に強引に連れてこられて誰が強いのか判明させるためにアクシオしたら、3人とも引き寄せられて「あとはサドンデスだな」とバトル(戦うのは危ないため腕相撲)が始まります。


【3人でプリクラ取っていてほしいです】
・大阪コンチネンタルにあるプリクラ(大阪コンチネンタル限定背景と装飾あり)で3人で撮影して、「日本では『○○で来た』とよく書くんだ」「ケインは何で来た?」「飛行機。ジョンは?」「飛行機」「二人がそれなら飛行機って書くか……あっすまん、チャリで来たって間違えて書いた……」でチャリで来たプリクラを撮っていてほしいです。


・完成したプリクラは拳銃に貼ったり、携帯電話とかに貼っていてほしいです。
この世界線、「最近はやってるらしい!」とか言い出したケインが剣の柄にスワロフスキーとかでデコレーションしてそうですね。(この妄想、マジで何?)


【殺し屋同士のマジギレ禁止】
・殺し屋同士がマジギレ喧嘩をすると危なすぎるため、大阪コンチネンタル内ではスマブラで決着をつけることになっていたにもかかわらず、ゲーム時にケインが煽って喧嘩が終わらなかったり、ジョンが夢中になって遊びすぎてしまいスマブラ禁止になっていてほしいです。
スマブラ→腕相撲→指相撲→コンチネンタル敷地内に落ちているきれいなどんぐり探しとかに変わっていってほしいです。
(ハンターハンターの幻影旅団ネタです)


【風邪を引く話(没ネタ)】
・コウジが風邪を引きかける話です。
体調が悪くて「今日は早めに休む」と午後から薬を飲んで安静にしていたら、夜になってベランダあたりから物音がして(すわ強盗か?)とふらふらベランダに行きながら携帯電話で誰か呼ぶ準備をしていたら怪盗とか特殊部隊みたいにベランダから侵入してきたジョンとケインがいて「何でベランダから……?」と引いていてほしいです。
ジョンとケインはお見舞いに行きたいと思っていたら、感染予防とコンチネンタルでは上の立場に近いコウジは護衛の関係でお見舞いは親戚、あるいはコンチネンタルの一部しか基本許されていないとかで、「だったらベランダから侵入するか」「侵入、潜入は殺し屋の手口でよくあるからまあできるだろう」と侵入しました。
コウジがベランダからお見舞いに来たジョンとケインに引いていると、ポカリスエットとかのど飴、生姜湯、ゼリーをたくさん持ってきたのを見て「仕方ないな。だが、次は許可を出すから二度と俺を驚かすな」とコウジが苦笑いして「帰るときは気をつけて帰れよ」とベランダで二人を見送る話です。
ベランダから侵入できたからこのまま誰にもばれないように帰る!ってなって二人はベランダから帰ると妄想したのでこの終わり方です。
(没ネタにしたのは顔を赤面させるのがCPっぽく見られたり、BL感強めで見られたりしそうで気が進まなかったのと、風邪を引く話とかありがちで書かなくていいのでは? と思ったのと、そんなに膨らませて書けないからせいぜい2000字くらいの話になりそうでだったら書かなくてもいいかと思ったためです。)
(あと体調が悪い人を困らせる話は、無理させたくないうえ相手のことをしっかり思いやっているなら体調が悪い人を困らせないよなと思ったのも理由にあります。)
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『魔界転生(1981)』の二次創作小説です。作中で霧丸と出会うあたりの話です。天草×霧丸、妄想捏造の要素があります。お気をつけください。#魔界転生
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『下妻物語』の鑑賞記録です。
内容に触れています。
#鑑賞記録


下妻物語、最高……!!!
この気持ちを十数年ぶりに感じました。
まだまだお子様時代にこの作品をテレビで見て、「映画ってこんなにおもしろいんだ!」と思ったため大人になってから劇場で見られて泣いていました。


【思い出とかいうクソ自語り】
ここは飛ばして問題ありません。
なぜならキモオタの自語りなどよほどの文豪でない限りは時間の無駄となる気持ちの悪い文字列に過ぎないからです。世の中には大勢の文豪がいらっしゃいますが、当然のごとく私は文豪ではありません。
でも、日記代わりに書きます。
自我とかダセーから書かねーぜ……と粋がっていましたが、そんなことより自分の記憶が曖昧になって都合よく改竄されてぼやけていく方が怖いので。

私はあまり映画を見て育たなかった。見たのはジブリとポケモンとごくまれにピクサー、あとは休日の午後にテレビで流れる映画とイベントで乗るバスで流れる映画だった。
そのため、周囲とあの映画が面白かったなどと共有できた記憶がない。
何が面白いのか、自分はどういった表現を好きと感じるのか、マジで微塵も分からなかった。
自我が芽生えかけた子ども時分、休日にテレビを見ていたら偶然にも『下妻物語』がやっていた。だが、運の悪いことに桃子が牛久大仏にいるイチコのもとに行く途中に事故に遭う場面であった。もう終盤の方の場面である。
それでも、その場面の勢いのよさと絵面の面白さ、そして、その一場面を見ただけで「これは嶽本野ばらの『下妻物語』だ!」と一瞬で結びついた。当時から嶽本野ばらの本をそこそこ読んでいる、今思えば謎の子どもであった。特にゴスロリ好きでもないので本当に謎過ぎる。
そこから最後まで映画を見たはずなのではあるが、記憶にない。しかし、原作がある映画でも原作の骨子となる核を巧みに掴み取り、文章としての表現を映像としての強みを活かして新たな表現の斬新さに心を打たれたことは間違いなく覚えている。
なぜなら、次の日に学校で対して共通の趣味を持つわけではないクラスメイトと「昨日テレビでやっていた『下妻物語』の面白さ」で盛り上がったからだ。
改めて当時を思い出すと、話しかけてきたクラスメイトは映画のタイトルではなく「こういう映画がやっていておもしろかった〜」と話し始めていた。それに私が「『下妻物語』?」と気がついて盛り上がったのだ。
あの話をしたクラスメイトも私も、昨日見た映画が面白かったけれど、原作はあまり子どもが読むものでもなく、さらに当時はうまく面白さを言葉にして伝えることもできないから、タイトルを出さなかったのだろう。
ポケモン、ジブリ、ピクサー、ディズニー映画の話題ではしゃぐことしか知らずに、みんなが見ていないかもしれない映画を共有するのに戸惑っていたのだ。周りで流行っていない映画をするのは子どもには難しすぎたからだ。
この経験は、私の中で「自分が今うまく言葉にできなくても面白いものは面白くて、他人と共有できると何だか嬉しい」「面白いものを身近な人と偶然にも共有できたのは、ささやかでも奇跡みたいで面白い」という記憶になった。

そんなこんなで今の私は「どこから見ても面白いものは有無を言わさずに面白い」と信じているし、縁という概念を何となく使ってしまうし、気まぐれで映画を見ている。
理論とか理屈にこだわって面白さに優劣つけたり、こだわりもなく周りに流されてシネコンで上映されるめちゃくちゃ有名な作品だけ見てそれがすべてとか思ったりしたくないと、自分の好き勝手に映画を見られているのは『下妻物語』が原点にあると思います。
単に偏屈なオタクになったといえばそれだけの話ですが。


【『下妻物語』の感想】
十数年ぶりに見て、深キョンと土屋アンナが出て……いるだと?!!?となりました。顔がよすぎてびびりました。今まで知らなかったので……
顔がいいのにセリフとか頭突きとかしていいのか?!あとパチンコもしてる……とかいろいろ思いました。(俳優さんのイメージ的に大丈夫?!という文脈です。)

あとこんなん百合だよ〜!と思ったり、『ベイビーわるきゅーれ』くらい仲良しか?!!?最高!!と当時は思わなかったことを感じたためオタクになったなあ……としみじみ実感しました。

尼崎、尼崎ねえ……尼崎変死事件とかあったし、尼崎変死事件の本を読んで生活保護に関してあれな話も知っていたので、当時と比べて嫌な方向に解像度が上がった目で見ていました。
梅田とかでいろんなブランドの服が見られるのは、マジで学生のときは夢だよな~とか思いました。

下妻から東京が遠すぎないか?!と思いました。あと今はなきジャスコがめちゃくちゃ出てきて笑いました。本当に田舎はジャスコしか行くところがないからな……と頷きました。だってあと田んぼと畑とビニールハウスと山と河しかないから。

それにしても桃子のキレキレな物言いは芯があるのと、しっかり考えられていて今でも憧れます。

VERSACEとユニバーサルジャパンにピーとか入れられていて笑いました。……ちゃんと配慮されているのか?

イチコの話を聞いていないようで桃子がちゃんと聞いているのが優しいし、面白いからと思いながらもそばにいるのは気になるからなのかもしれないなと少し思いました。

ヒミコの伝説部分のアニメーションがかっこいいしかわいいしで、売春・薬漬けのハードさやヒミコの強さをうまく表現している!と感動しました。

中盤くらいで桃子の父親が宮迫さんと気がついて「あーよくわかんないけど焼肉とかでいろいろありましたね……」としみじみ思いました。
これが2004年の作品を2023年に見る重さだ!(原作者の嶽本野ばらさんも逮捕とかいろいろあったなあ……)

桃子の部屋のロココぶりがマジで最高すぎて最高です。
『今日駅で見たかわいい子』とかで「かわいい〜!!!」ってなるものが桃子の周りには詰まっていて素晴らしいです。

BABYの刺繍を請け負った桃子の戸惑い、イチコへの心配、そして磯辺さんのかっこいい一言で収束していく物語に、「友達はいらなくて平気だし、いないと思っているけれど、実はちゃんといて、それは桃子がなんだかんだ思いながらもしてるイチコに接してきたから成り立つ友情なんだよな」というデカ感情が出てきました。

牛久大仏のところでのアクションも見せ方がうまいし、桃子のブチギレた迫力と「こんなでまかせ信じるのか?!信じるんだ……」となるギャグの入れ方が絶妙で、イチコと桃子が無事に帰れるのかはらはらしつつも最後は『下妻物語』というギャグ青春物語にしっかり戻ってエンディングにつながるのが最高です。

最後にイチコと桃子が原付きで二人乗りするシーンで、過去のイチコと桃子が映るのが示唆的というか、二人ともあまり傷ついているとははっきり言わないけれど未来を考えるのが辛かったであろう(イチコは中学生のとき、桃子は母が出ていった小学生のとき)自分を今と重ねて「今は友達がいるよ!幸せを掴み取ったんだよ」と思っているのかなと考えました。
何かこのあたりがよすぎて泣いていました。

イチコがモデルになるくだりは尺的に難しいかと思ったら、ちゃんとエンディングにあってめちゃくちゃかわいくてかっこいいイチコが見られてマジ最高でした。
かっこいい系のイチコが着こなすロリータ服、本当にクールでかっこいいのに超はちゃめちゃにかわいくて……本当に好きです!!!

エンディングでイチコと桃子が衣装チェンジしたり、わちゃわちゃしてるのがかわいすぎて「百合?!?!」と脳がバグりました。
かわいすぎます。最高……!!!!
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『ジョン・ウィック:コンセクエンス』の二次創作小説で、某匿名掲示板風のSSを書きました。
ネタでホグワーツとのクロスオーバーです。
全年齢向けですが、何でも許せる人向けです。
※分霊箱の設定を無視してます。
#jw4









ジョン「俺とケインがホグワーツ魔法学校に行くことになったんだが」



ジョン「俺とケインがホグワーツ魔法学校に行くことになったんだが」

コウジ「は? ホグワーツ魔法学校?」

ケイン「知らないのか? 何か……杖とかで魔法を使う学校があるんだ」

コウジ「ついに殺しのために魔法を学ぶのか? 薬物でもやってないか?」

ジョン「俺たちを疑うのか? 何でもホグワーツ魔法学校で闇の魔法での事故や事件があったから、物騒で野蛮な魔法の使えない人間の防犯や護身術の教師になれと」

コウジ「まあ俺は構わないが、コンチネンタルはなんて言ってるんだ」

ケイン「金がホグワーツ魔法学校からもらえるし、魔法を殺しに使えないかコンチネンタルが研究したいらしくて即座に行けって命令が出た」

ジョン「コンチネンタルからも出張手当が出る」

コウジ「(契約書とか小切手とかにホグワーツ魔法学校って書かれるのか……?)ならいいが。気をつけろよ」

ジョン「ああ。言ってくる。飛べる箒があったら持って帰ってきてやる」

ケイン「俺は賢者の石とかほしい。仕事をがんばったらくれるだろ。長生きしたいからな」

コウジ「土産はいいから早く行ってこい。あとケインはもし賢者の石を見つけても、勝手に使うなよ。ジョンか俺に相談しろ」


――ホグワーツ魔法学校――
ジョン「ここが魔法学校か」

ケイン「デカイ、あと冬は寒そうだな」

ダンブルドア「よくおいでになられた。早速だが、こちらに来てほしい」

ジョン「この……帽子はなんだ?」

ケイン「汚いな」

ダンブルドア「これは組分け帽子じゃ。生徒たちはこれを被って組を分ける。先生方にも被ってもらってどの組の生徒と気が合いやすいか知ったほうが授業がやりやすいかと」

ジョン「なるほど。適性検査みたいなものか。これも仕事のうちだ被るか」

ケイン(転職活動してるやつみたいなこと言ってるな)

組分け帽子「帰れ! 帰れ! 帰れ!!! コンチネンタルに帰れ!!! 組分不可此人間何者?!?!?! 怖!!! 此強過人間超危険!!!」

ジョン「……ケイン」

ケイン「俺はどうかな」

組分け帽子「帰れ! 帰れ! 帰れ!!!
コンチネンタルに帰れ!!! 組分不可此人間何者!!! 此強過人間超危険!!!」

ダンブルドア「すまんのう。おふた方は組分け帽子が対応できない存在だったらしい。バグが出ておった」

ジョン・ケイン((バグで偽中国語出るのか))


――ホグワーツ魔法学校・授業①――
ジョン「人間による闇の……魔法? に対する防衛術の授業を行う」

生徒「へーどうやるんですか?」

ジョン「今から見本を見せる。魔法で用意してもらった人間の模型に、鉛筆で的確に首の血管を突く」

生徒「ぎゃー!! 血が! 人間の模型がグロい!」

ケイン「おい。殺しが初めての生徒には刺激が強いだろ。ほらダンブルドア先生からもらった杖を使えよ」

ジョン「生徒諸君、驚かせてすまない。えー……杖を構えて……『エンピツノドモトシトツ』と唱えてから、先ほどのように首の血管を杖で攻撃する。致命傷を狙える。事前に用意したマネキンに各自試してくれ」

生徒「ジョン先生! できません! 本当にこんな魔法があるんですか?」

ジョン「ない。今作った。ただし、これを唱えて相手の喉元を攻撃する癖をつければ、唱えるだけで体が動くようになる」

ケイン「そうだな。あとは日々の基礎的なトレーニングで体力をつければ、先手を取れる」

生徒「魔法にしてほしいです……」

ジョン「敵が魔法を唱える前に攻撃するには体力が必要だからな。魔法を使うにしても素早く杖を構え、的確に敵に当て、正確な魔法を唱える。肉体を鍛えるのが重要だ」

生徒(それは……そうかも……)
生徒(魔法の意義とは……)


――ホグワーツ魔法学校・授業②――
ケイン「俺の授業は室内だと難しいから外での授業だ」

生徒「先生はどんな授業ですか」

ケイン「俺はな『シコミツエデカチコミ』と杖を構えて唱える魔法だ」

生徒「ジョン先生と一緒の魔法ですか?」

ケイン「そうだな。まず魔法を唱えたら、敵に杖で仕込んだ剣で斬りかかる」

生徒(やっぱり魔法じゃない)

ケイン「慣れてきたら魔法もいらない。的確に腱や血管を狙って動けなくするのがおすすめだ」

生徒(先生、とうとう魔法をいらないって言っちゃったよ)

ケイン「では実演だ。『シコミツエデカチコミ』!」

生徒「うわー! また血がグロい!」

ジョン「生徒諸君、よく見ておけ。的確に首の血管を切り裂いている」

生徒「お昼ごはん食べられなくなりそうです……」

ケイン「生徒が怖がってるだろ。えー、みんな血や暴力沙汰が苦手なら無理しないで逃げること。防犯ブザーを鳴らすか、大人を呼ぼう!」

生徒「「はい!!!(早くそっちを言ってくれ……)」」


――ホグワーツ魔法学校・業務終了後――
ジョン「飯もうまくて、割り与えられた寮の部屋もお前と同室なところ以外はいいが……」

ケイン「暴力沙汰が苦手な生徒が多くて授業は難しいな。あと一言余計だ」

ジョン「もう少し親しみやすい護身術か筋トレの授業にするか」

ケイン「それか防犯意識を高める授業とか。まず犯罪や暴力沙汰に巻き込まれないようにすればいい」

ジョン「運転免許証を取るときに見せられる講習ビデオや、警察が作る防犯ビデオでも流すか」

ケイン「それは護身術というより防犯講習だろ。楽だからいいが」

ジョン「……コンチネンタルで免許取るときに講習に流すビデオ、あったよな」

ケイン「あれはだめだろ。交通事故に見せかけて人を殺すためのビデオだろ」

ジョン「そうだったな……」

ケイン「コンチネンタルでも一応コンチネンタルの護身術のビデオあっただろ。それは?」

ジョン「あれは『襲いかかってきた人間は殺してよし! コンチネンタルが死体処分します!』って内容で、結局殺しの講習になるからだめだ」

(二人のいる部屋の扉が叩かれる音)コンコン

ジョン「誰か来たな。出るか」

???「お疲れさまです。初授業大変だったでしょう」

ケイン「ああ、まあな。で、あんたは?」

???「この学校の教職員です。少しお話したいことがありまして」

ジョン「なんだ?」

???「この世界には懸賞金のかかった犯罪者である魔法使いがいまして……もし先生方が強ければ捕まえてお金稼ぎもできます。気分転換にいかがでしょう」

ケイン「金には困ってないが……暇つぶしにいいかもな。ついでに生徒たちに尊敬されるかもしれない」

ジョン「たしかに。これ以上生徒に引かれるのは嫌だからな」

???「ならばその魔法使いを呼ぶ方法をお教えいたしましょう。この紙に書かれた名前を呼べば来ます」

ジョン・ケイン(ヴォルデモート?)

???「それでは失礼いたします」

ガチャ、バタン

???「これで人間界の邪魔者が消せる。人間界の余計な知識などを持ち込まれてあの方の危機につながることは避けねば……」

ジョン「明け方にこの名前を外で呼んでやるか」

ケイン「そうだな。部屋を汚すと怒られるからな」

ジョン「森があったからあの中がおあつらえ向きだ」

ケイン「よし。じゃあ仮眠を取っておくか」

――明け方
ジョン「よし、呼ぶぞ」

ケイン「武器は持ったか?」

ジョン「銃がある」

ケイン「俺も剣と銃がある。十分だな」

ジョン・ケイン「ヴォルデモート」

ケイン「ん……? ざわざわするな。来たか?」

ジョン「おい! あそこに不審者がいるぞ」

木陰の人影「俺様を呼んだのは貴様らか?」

ケイン「おい。不審者。来るな」

木陰の人影「ここで呼ぶとは子どもも巻き込んで攻撃してもいいのか? だがまずはここまで呼んだ代償として貴様らには苦しんでのたうち回ってもらおう……クルー……」

ガンガン

ヒュッ、ザク――

ドサ……

ジョン「不審者はお呼びじゃない」

ケイン「あっけないな。雑魚かよ。弾も避けねえし、簡単に斬られてつまんねえ相手だ。杖を構えるのが遅すぎるぜ」

ジョン「それにしても子どもを巻き込むつもりだったのか? 警察……? この世界の警察を呼ばないとな」

(死体を引きずりながらホグワーツ魔法学校に向かう)ずるずる……

――ホグワーツ魔法学校
ジョン「ダンブルドア先生」

ダンブルドア「おお、おはよう……はっ? なんじゃその死体は!」

ケイン「不審者がいたから殺した」

ケイン「何もしてない俺たちに攻撃してきたから正当防衛だ」

ダンブルドア「教職員、全員集合ー!!! 生徒たちは寮から出させるな!」

ジョン・ケイン「「……俺たち何かやりました?」」

ダンブルドア「この死体は危険な闇の魔法使い、ヴォルデモートじゃ……人間の武器で殺されるとは思いもよらなんだ」

ケイン(ジョン、闇の魔法使いなら悪っぽいから殺していいのか?)

ジョン(マフィアのお偉方を殺ったらまずいだろ)

ケイン(あー……まずい、まずいな。復讐とかが厄介すぎる)

ジョン(厄介だろ。ただ全員殺せばいいだけだがな)

ケイン(お前が言うと物騒なんだよ)

ダンブルドア「大変じゃ! ヴォルデモートを殺されたと知った闇の魔法使いの仲間が来たわい」

ジョン「すみません、殺してきます」

ケイン「俺も殺ってきます」

ダンブルドア「ヴォルデモートを倒せた君たちに託そう……だがあやつらは手練じゃ。くれぐれも気をつけるよう」

ジョン「問題ない。相手が杖を構えるより先に俺が銃で殺す方が早い」

ケイン「杖を構えられても腕を切り落とせばいいだけだ」

ジョン・ケイン「「殺ってくるか」」

ダンブルドア(とんでもないやつらが来ちゃったな〜……まあいいか。この際、闇の魔法使いたちを一掃してくれるかもしれんしのお)

ダンダン、ガガガ
キンキン――ザク、ザク
ギャアー! ヒイーー!!
ウデガーーッ! タスケテ……

シーン……

ダンブルドア「阿鼻叫喚の地獄と化しておる……」


――その後――
ジョン「すごい額の金をもらったな」

ケイン「殺し屋を引退したくなる金額だな」

コウジ「二人ともおかえり。魔法学校はどうだった?」

ジョン「銃の方が魔法を唱えるより早い」

ケイン「魔法より俺のフィジカルの方が有利だ」

コウジ「ロマンがなくなることを言うな」

ジョン「魔法学校でも体育の授業を入れるらしい」

ケイン「あと防犯の授業も入れるらしい」

コウジ(……魔法学校のロマンを壊しまくってきたなこいつら)
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『ウルフパック』の鑑賞記録です。
内容に触れています。
#鑑賞記録



主人公っぽい医師がキャンプの医療施設で安楽死を示唆するのはどうなんですか? と考えてしまった。
何が人道的なのか次第ではありますが、あまりにも患者の意志を無視していて「は?」と言っていました。緊急時で治療が難しい状況かつ、患者が苦しむ中で意思確認ができなければ他の患者の治療などを考慮して安楽死をさせてしまうかもしれませんが……そこまで追い詰められていなければ最善を尽くす姿勢くらいは見せてほしいと感じました。
(内心はどうでもいいがポーズくらいは人命最優先くらいを見せてくれと感じます。)

荷物を川に投げられて、拉致された先で正論言ったら薬で眠らされるのひどすぎて笑ってしまいました。
医師がしっかり「拉致だぞ!」と言っていてなあなあに進まなかったのはよかったですが。

えっ、黒ジャケットはおって黒系統の服でまとめたマックス・チャンさんかっこよすぎて……寄生を発して感謝の言葉を口にしていましたがあまりにも自分の行動がキモオタすぎて泣きそうでした。
タバコ吸ってるし、セリフもかっこいい……
「殺されたいか」って言われたら「はい!」と答えるかも……と自分に引きました。そんな返事して相手を引かせるな。

でも、無茶苦茶な治療をさせられた医師が大変すぎて「これ、ブラックジャックですか?」と10回くらい言いました。
その後ではちゃめちゃな交渉しはじめるし……無茶な仕事の誘い方するし、医師の隣に座ってくるし、かっこよすぎて夢女(男)子みたいなことを考えてしまったので「私は夢はしない!!!」と脚を叩いて理性を保つようにしていました。
これを書いていて自分は狂ったのか?と思いましたが……

「早く寝たほうがいい!」みたいなことを言うセリフが突き刺さったので「はい!寝ます!!!!」と答えたキモオタになりました。
(このあといったん中断して本当に寝ました)

医師が逃げるの当然すぎるな〜と思っていましたが、逃げるときに動けすぎていて医師なのにフィジカルが強すぎる……もしかしてブラックジャック先生並みに戦えますか?になっていました。

オイルタンクの足場を崩す作戦はいいですが、オイルタンクの支えが脆弱すぎて現場猫を思い出しました。

医師が強姦現場を見て見過ごせないのは心情的に理解できるけど、私は利己的な人間なのと「今やるべきこととこれからやるべきことで生まれる利益、生き残る人々」と「今ここで感情的に動いて発生するリスク」を意識してしまう方なので理屈的には「は?何余計な正義感振りかざして自己満浸ってんの?死にたいなら一人でやれよ」でした。
すみません……
物語的には傭兵の説明とか、鑑賞側の視点での説明をするために重要な役なのは分かりますが、自分は合理的な考えのキャラクターが好きなので、自分の好み的には微妙です。

隊長がガムを吐き捨てるのを見てガムになりたいと思ってしまった最悪なオタクで本当にすみません。

子どもに尋問するシーンで「自分の命がかかっているのでまあ尋問するよな」と思っていましたが、医師に倫理があって「それはそうだけど、私は自分の命が惜しいから共感できないな」と思いました。
それにまだ爪も剥いでないし、指も切断してないし、骨も折ってないし、電気流したり、水責めしたり、火傷させたり、歯を抜いたり、四肢切断もしてないし、えっ……?尋問してないのでは?と思いました。
(ホラー映画だったらもっとやるだろ!あと戦場だからもっと...やらないんですか?と物騒な姿勢で見ていたためです。戦争や傭兵ものは素直に見ると死人が出たとき辛いので、蛮族の思考で見ています。)

隠れ家で白いセーターを着る推し、似合いすぎていて最高すぎます。
あと煙草を吸うシーンがかっこよすぎて、「獄長より吸ってる、こんなに見ていいんですか?」などと言っていました。

医師がめちゃくちゃ頭いいキャラクターなのは分かるけど、何でカンボジアの友人から暗号解析ツールをもらってここまで調べられるんだ?カンボジアの友人、何者?!
あと第一次世界大戦の暗号とか過去に調べ尽くされていて解読されやすそうだから使うのやめたほうがいいのでは?(セキュリティにどこまで重きを置くか次第ではありますが)
など考えていました。

医師の本当のことを聞く!と隊長に向かい合うシーンで、壁ドンとかします……?と思っていたらしなかったので安心しました。

ここらへんから子どもができた発言と、医師とマブダチになって死亡フラグを立て始めていて本当にドキドキしました。死亡フラグを立てるのやめろ!(結果的に死亡フラグが一人あたったのも悲しすぎる)

隠れ家に突入されて黒い袋を被せられる隊長を見てはちゃめちゃにドキドキしたので、落ち込みました。いや、でも初めて見たからドキドキするのも当たり前なんだよな。自分でもどうしてドキドキしたのかマジで理解できなくて気持ち悪いですが。

要人警護をしたあとに網膜認証をするところで、会社代表と大臣が命を張って認証してたのが単なるモブとは思えないかっこよさとキャラの立ち方に「こういう誇りがあって利他的に動ける人々は好き!!特に偉い立場の人は矢面に立ちたくなさそうなのに大きな危機に対しては進んで自らを危険にさらす選択もできるの最高!!」と思いました。

隊員一人が亡くなったのは悲しいのですが、隊長が泣く場面で(マックス・チャンさんが泣く……?!あんまり見たことなかったな……こんなに泣く?!!えっ???)と脳がバグりました。
今まで獄長や鬼眼さん、西狗さんのイメージが強すぎてこんなに泣くのが想像できなくて本当にすみません。
あと私は状況を受け入れるのに時間がかかって、感情が出たり、自分は何を感じているのか理解したりするのが遅くて、今はひとまず生きないとと悲しむより黙々と別の何かをしてしまいがちなので、「何でこんなに泣くんだろう?」と思ってしまいました。
落ち込みすぎて泣く元気がなかったり、憂鬱になってじっと横たわっていることしかできないので、こうした激しい悲しみの感情を受け入れて悲しみ、次のことに進めるのは強いからできるのだろうなと感じました。

次の仕事は隊長の金を使って報酬をさらに倍にするって、ハンターハンターのジンかよとつい言ってしまいました。
でもそうやって自分を削るのはよくないよ!美徳として表現するのはあんまり……と思いました。

爆弾を止められなければ死の任務に、結局最後まで巻き込まれている医師がかわいそうでした。
本人はいいのでしょうが、見ている側としては隊長が戦友の死から戦友の息子を見守っていた(監視)していたのも怖いし、傭兵に誘うよりもう少し別の方法もあるだろ!!!となったのでここのあたりの物語の咀嚼が難しいな〜
(物語としては面白いけど、拉致してるし、隊長が無茶苦茶勝手に動くし、戦友の息子を命の危険にさらしているしで、人道的支援をしている傭兵たちでも他で倫理的に問題があるし(そもそも人道的支援をしているからってその集団が『人道的』という証左にはなるわけねえだろ……と引きました。マネーロンダリングとかペーパーカンパニーに金移してるとかで支援にかこつけた不正利用なんていくらでも考えられるし)、感情的にも他にも何か手段はあっただろ!という隙がありすぎる。防御力低めで、攻撃力がピーキーすぎる作品の印象です。)

隊長が赤ちゃんの泣き声を聴いているのを示唆されて、「実は妻子を亡くしているのでは」と思うし、何もなくすものがないというセリフにも悲しくなりました。
そういう悲哀や陰が似合うのは分かりますが、妻子元気!家帰るの楽しみ!みたいなキャラでフラグ回収されない悲哀を入れなくてもいいのに……と少し思っています。

最後の戦場で、女性対女性のアクションがよすぎて「あ〜!こういうのが見たいんですよお!!!最高!」と思いました。最高!!

隊長が戦う相手がカランビットナイフを使うところで、「あれ……どっかで見たな?」と思いましたが、その後のアクション含めて「『RE:BORN』とか、園村監督のアクションを思い出すな……」と感じました。
ただカランビットナイフをせっかく使っているのに微妙にアクションの撮り方が合っておらず、すごく印象に残るアクションではありませんでした。
つまり予算感に対してそんなに……よくなかったです……
『RE:BORN』、『ベイビーわるきゅーれ』、『バッド・シティ』とかのアクションがよすぎたせいで、近接格闘は私の中でのハードルが上がりすぎているのが大きな原因ですが。
(ちなみにこのあとで『ベイビーわるきゅーれ』を見て、やはり園村監督のアクションは体の動きがわかりやすいし、近接格闘の細かな動きも見やすくてはらはらするんだよな……なんでこんなにすごいんだろう?と真剣に考えていました。ストーリーで表現できるアクションシーンの場所の広さや状況にもよるのでしょうが)

爆弾の解除は無理だ……の流れから隊長が来て分解しろ〜!!!になる流れが感情ジェットコースターすぎて笑いました。諦めムードでお通夜みたいに沈み込むのが早すぎるし、そこから隊長が来てからでいけるかも〜!!!になる落差がやばすぎる。
あと主任に人望があって作業員の方たちが助けに戻ってきてくれるのに感動しました。(嫌な上司だったら私は見捨てて逃げるので)

爆弾を外した後に必死で戦闘機に合図を送る隊長たちのがむしゃらぶりがリアルで笑いました。
今までの冷静ぶりはいったい……?

最後に仲間を見送る隊長の衣装がよすぎて、白手袋最高!!と言っていましたが、結局医師の件についていい感じで終わったので「そこはだめだろ!!!ちゃんと話したほうがいいよ!!」と思っていたらエンドでした。
まあ……いいか……
(『戦狼』みたいに2でめちゃくちゃ予算とかもらってもっとクオリティを上げた作品が出るのかな〜とか言ってました。医師を拉致した件は続編でしっかり解決しているといいなと思っています。)

エンドクレジットの名前が小さすぎて読めないのがすごかったです。

マックス・チャンさんの衣装がめちゃくちゃあるのと、過去作と比較すると割りと常識的(物語の文脈から理解しやすいキャラクター。ただし戦友の息子の引き込み方がとか見守り方がクレイジーすぎですが)ので、見れてよかった!!!ありがとうございます!!と思いました。
でもこれよりは『大脱出3』とか『無敵のドラゴン』みたいにふりきりまくった作品の方が好きかも?と自分では感じています。
なぜなら私はテンション上げて振り切っていくぜ!!!みたいな無茶苦茶なテンポで斜め上の展開をしまくる香港映画や低予算B級ホラー映画が好きすぎるので、アクセル全開で進む映画がどうしても好きになってしまう傾向にあるためです。
これは個人の好みでの判断なので、この作品が特別うーん……と感じるわけではありません。
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もらって嬉しい感想と嬉しくない感想、インターネット(言葉)のコミュニケーションに対する自分の考え(鍵は「ok」です。)
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『トンソン荘事件の記録』の鑑賞記録です。
※作品の内容に触れています。
#鑑賞記録


【感想】
うーん……個人的には、60点です。可もなく不可もない平均点はそこそこ高いものの「ここが面白い!」「ここが怖い!」「最後にはこうなるのか……!」となるポイントが少なく最高点が低かった印象です。
(韓国ホラーはときどき見ますが個人的好みに突き刺さる作品が少ないので、韓国ホラーは切って別ジャンルのホラーを見ようかな〜の気持ちになってきました。)

まあこの作品を見る前に『劇場版 ほんとにあった! 呪いのビデオ100』を見ていたので、モキュメンタリーに対するハードルや期待値が上がっていたのもあり総合的な感想が次の通りになりました。

・モキュメンタリーとして映像がきれい(構成も悪くない)だけれど、『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』みたいに謎に踏み込んでしまって恐ろしい何かが不明瞭なまま終わる恐怖を描きたいのか? 『アントラム』みたいに実在する体裁の呪いの映像を表現したいのか? 『女神の継承』みたいに謎を考察するのが面白い作品にしたいのか? の軸がぶれている。
そのため、ドキュメンタリーとして事実を追って謎が判明する物語に視線を置くのか、何が起こるのか分からない恐怖に視線を置くのかが分からない。
ビジュアルはいいけどそれ以外の脚本、構成を練ったのか不安になる。

・恐怖の表現が残念ながらありきたり。怖いものが映ったなら本当にあった呪いのビデオシリーズみたいにピックアップしてほしい。ミッケみたいに隠し要素みたいな感じで入れられても単純にビビるだけでびっくりさせてくるフラッシュ作品と同レベルの恐怖で残念。(こっちはジングルベル逆再生で子どものときから鍛えられてんだぞ……! となりました。)
鏡に人影、謎の音、映像機材への影響など……全部どっかで見た! 感がある。
良くも悪くも安定した恐怖表現で新鮮にも感じないうえ、製作陣に観客を怖がらせようという意欲があるのか? と疑問になる。
こう考えるといたずらで驚かせてくるフラッシュや恐怖画像に怯えながらインターネットをしていたほうが怖い気がしてきますね……だめだろ、モラルが低いインターネットに負けるホラー映画は……

・事件を通して恐怖の事実が浮かび上がる……ことなし! 最後に警察の調査ですべて解決! なの、じゃあ今まで撮影スタッフたちがトンソン荘の調査をしてきたのって何? になる。
いやまあ調査したからあの結末になったのは分かるけど、警察の調査ですべて解決とかじゃなくて、最後に判明する事実が撮影チームの調査で匂わされていて、作中で匂わされていた何かがを警察の調査であたりだったと確定するとかにしてくれ。
(これマジで無粋なことを言うと、これ警察を呼べば解決するのでは? とかになる。猫が殺されたあたりで警察を呼んで、女性記者を追っていれば解決しそうだし)

・物語におけるストレスとストレス発散(報酬系)の作り方が微妙すぎる。
『劇場版 ほんとにあった! 呪いのビデオ100』がストレスのかけ方とストレス発散のバランスがよすぎて最後まで好奇心や興味が尽きずにめちゃくちゃ面白いのですが、『トンソン荘事件の記録』は「何かが判明」→「新たな謎」→「それが何か新しい謎、発見につながらない」→「また別の謎か事実確認(事件に対して風呂敷の広げ方がうまくない)」の流れで先をみたいと思うポイントの作り方が微妙でした。
何か手がかりが分かっても、そこから先を知る人を探すのが大変、どうなる?! すべての謎を解く鍵ではないけど複数ある可能性をある程度絞り込めた! とか謎を発展させてくれ〜!!! この作品、謎が解けていく爽快感というものが一切ない!!!
『トンソン荘事件の記録』の場合、謎が解けそう? となっても「その謎が判明して結局なんなの?」という作りのせいで見ていてストレスが溜まる一方で楽しくなかったです。
過去の殺人事件の犯人とその親戚の誕生日が一緒だからって何なんだよ……事件の真犯人とその親戚が実は双子でしたってだから結局何なんだよ!!! 双子だからって「あーなるほど!」って全然ならないし、「は? で?」という冷めた感想しか出ねえよ!!!
綾辻行人『殺人鬼』を読んでこい!!! そのくらい物語に入れる要素と謎や物語とを組み合わせる構成にしろ!!!
あと『劇場版 ほんとにあった! 呪 いのビデオ100』のうまいところは、警察に相談しても解決方法が見つからないだろうから撮影陣ががんばって聞き込みとかしていくしかないという物語の流れに納得がいく作り方をしていたんだと気がつきました。
(トンソン荘事件の記録のだめなところを見て、他のホラー映画のいいところに気がつけるのはいいかもしれないです。)

・撮影手法が何を表現したいのかが分からない。
モキュメンタリーだとリアリティのために手持ちのカメラ(手ぶれしがち、臨場感あり)で映しましたよという体裁の映像が多いので、見ている側も「取材中に取ってるんだな〜」となります。
ただ『トンソン荘事件の記録』はモキュメンタリー風の映像の中に「これ絶対取材中に撮れない凝った撮影をしているめちゃくちゃきれいな映像(手ぶれなし、カメラが複数ある構図、少ないスタッフのはずなのに途切れないきれいな映像)」が出てくるせいでモキュメンタリーとして見るべきか、物語として見るべきか分かりません。
途中の除霊シーンでマジ萎えました。
萎えすぎて除霊シーンあたりから「これそんなに面白くねえな〜韓国映画ってだいたい面白けど、面白くないのはマジで映像がきれい以外は退屈だよな……コワスギシリーズは低予算でもあんなにはちゃめちゃに面白いのになあ……死霊の盆踊りみたいに面白くなさすぎて伝説級ってわけでもないしなあ……」とクソオタクになっていました。
マジでさあ……こんなにきれいな除霊シーンが撮れるかよ!!! ドキュメンタリーの体裁でさあ!!! この映画は何なんだよ!!! モキュメンタリーなら割り切って低予算っぽい映像でいいんだよ!!! むしろ低予算っぽい代わりにリアリティがあれば十分なんだよ、モキュメンタリーは!!! 生半可にきれいな映像入れて主軸がぶれるようなことするな〜〜!!!!
『クローゼット』『女神の継承』みたいにうまく除霊シーンを作中に入れる作品があるため、一切擁護できません。

・最後に監督が行方不明なのは息子の幽霊が取り憑いて逃げた? と思いましたが、息子の幽霊に対して特に恐怖を覚えなかったため大してオチが怖くない。
作中の構成がうまければここでめちゃくちゃ怖かったのでしょうが……


【考察】
これたぶん脚本、構成あたりが何も考えずに作ったので物語に粗が出ていると思いますが、一応考えたことをメモに残しておきます。

・結局この事件で殺人を起こしていたのは何なの?
事件①
作中で「ある一家の息子が母と妹を殺害後、自らも焼身自殺していた事件」

息子の父親が閉院した病院から出てきた(閉院したために情報として行方不明扱いだった)が家に帰ってきて、家にいた自分の双子の兄弟を殺害し遺体を隠した。そして、妻、双子の兄弟と妻の間にできた女児、息子を殺害。
(これなんで真犯人が事件を起こしたのか分からないので、映画を見ただけだと「へー」にしかならないんだよな……もっと掘り下げろよ!)
(『残穢』みたいに土地とか一族に関連する根深い何かが潜んでいた! とかでもないし……)

事件②
トンソン荘でアルバイトが恋人を殺害した事件

アルバイトに息子の幽霊が取り憑き、恋人を殺害。
動機は、事件の映像にアルバイト(息子の幽霊が取り憑かれた状態)の行動を止めようとしたため?
(このあとに書く③の事件で説明ができるところもあるけど、微妙に説明しきれないのでこの事件はタイトルとか、作品のメインフックとして適当に入れたのか? と考えています。)

事件③
最後に撮影スタッフが巻き込まれた事件
女性スタッフに息子の幽霊が取り憑き、父親のいる場所に向かう。そこに撮影スタッフも居合わせたため殺害、その後父親を見つけたため復讐として殺害。

【考察】
・息子が最後の寺での場面で意味深なことを言っていたので何らかの儀式の犠牲? とかで生贄にされた?

ただ理不尽に父親に殺された無念でこの世に留まった息子の幽霊の恨み節と考えた方が物語としても順当(違和感がない)ため、製作陣が何も考えずに意味深なセリフにしただけでは?
(製作陣を信頼していない考察です。)

・なぜ長年の間、真犯人の父親は息子に殺されなかったのか。またなぜ長年の年月の末、作中最後の寺での事件に至ったのか。

ハンターハンターの念能力の制約と誓約みたいに「ある人物に取り憑いたうえで、自身の命日にしか他人を殺せる力を発揮できない」とかでは? と考えています。
そう考えるとトンソン荘での事件は取り憑ける相手が偶然5月5日にいたのが一回だけだった、と一応説明ができます。
寺での事件でなぜ真犯人である父親が殺害できたのかは、5月5日に自由に動ける相手に取り憑くことができたこと、5月5日中に移動できる範囲の寺に真犯人がいたこと(なんで真犯人が寺にいるのがわかったのか? 今までは息子が殺された事件の家にある庭にいたらしいのに……という疑問は生じます。ただ5月5日以外の日は家の庭で真犯人の父親が来るか見張っていたのかもしれません。)で説明ができます。
何でハンターハンターで考えているのかというと、作中で一切の説明、示唆がないので、自分でこうでは?  
と妄想するしかないからです。
考察のための手がかりがなさすぎる!!!

・なぜ真犯人の父親以外を、息子は殺害したのか。
可能性①
上であげた②の事件は行動を止められたため。
(なぜ父親以外を殺してしまい混乱? して父親を殺しに行けなかった。もしくは火で焼かれた記憶が蘇り行動不能に陥った)

可能性②
上であげた③の事件は撮影陣が邪魔だったため。
(ホラー映画的には殺された方が見映えもいいし、恐怖を描けるというメタ的な理由もありそうです。ただそんなに怖くなかったのが残念です。)


【総評】
攻撃力となる物語の見せ場、伏線回収、恐怖の描写、謎解きが中途半端に弱いため、見ている間に白けて防御力が弱い部分(映像がモキュメンタリーっぽくない、あんまり謎を調査できてないな? と感じる)にガンガン気がついてしまう。

言うまでにもないが表現する媒体やジャンルにはそれごとに得意不得意がある。
たとえば、小説はコストが低く誰でも書きやすいため書くための物理的ハードルは少ないが、漫画やイラストと比べて一見した際の情報量が少ないため多くの人に読まれるハードルが他の媒体と比べて高い。
このように媒体ごとの特性を生かして表現してうまくハマったのが、小説では叙述トリック、映画では4DX、アニメでは週ごとに見た人で盛り上がれるといった例であり、媒体ごとにある特性(あるいは長所、短所)を活かしている。

では、モキュメンタリーの強みは? というと、「低予算であっても、逆に取材中の映像という説明でリアリティを増すことができる」「謎を曖昧に残しても、逆に現実にあるのかもしれないといった後味の悪さや不気味さを残せる」という点です。
こうした特徴をうまくいかせずに殺してしまい、むしろ予算があったのかモキュメンタリーらしくない妙にきれいな映像を入れてしまうあたりが長所を生かさず短所を補おうとして自爆してしまった印象があります。
(そもそもモキュメンタリーの特徴、長所を把握していなかったため、撮影技術と予算はあるのにうまくモキュメンタリーを撮るのに使えなかったのか? という気もしています。でも、これが韓国でウケるならいいんじゃないんですか? とも思います。なぜならこの作品が私の好みに合わなかっただけなので)

これを言ったらおしまいですが、全体的に詰めが甘いんだよな……という作品です。
モキュメンタリーが見たいなら、『トンソン荘事件の記録』より、『劇場版 ほんとにあった! 呪いのビデオ100』、『シークレット・マツシタ/怨霊屋敷』、『アントラム』、フェイクドキュメンタリーQあたりを見るほうがいいです。
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映画『リゾートバイト 』の感想です。
#鑑賞記録

作品の内容に触れているため、感想は続きに伏せています。

あとセリフはうろ覚えです。
主人公の女性はさくら、主人公の男性はさとし、さくらの友人はのぞみ、バイト先の旅館にいる従業員は岩崎、だと思っていますが、名前を勘違いして覚えているかもしれません。




始まり方は元の匿名掲示板の話っぽい旅館だ〜! と見ていましたが、まさか行くときの船でのぞみが遊んでいるゲームが伏線になるとはね……と思いました。
あと旅館の仕事が終わったら、食事したり、暇な時間は海辺で遊んだり、釣りをしたりの青春感がすごくてホラーとは思えない明るいBGMがなぜか面白かったです。(他のホラーはここから落とすための演出と分かりますが、この作品に限ってはホラーを盛り上げるための演出か、青春出したい! と特にホラーのために入れていないのか分からないため。逆に言うと伏線の入れ方がすごすぎる。)

女将さんが変な部屋行ってるから肝試ししよ! は倫理的にやばくね〜っすか……? と思いましたが、若者から提案せずに調子に乗りやすい中年男性が提案してくるのがリアルで納得しました。
(今どきの若い世代は他人のプライベートのところに踏み込もうぜ! とかはあんまり自発的にやらない気がします。心霊スポットの廃墟に行ったユーチューバーが逮捕とかされる時代なので、本当にモラルがない人だけ余計なことに首を突っ込む時代になった感覚が反映されている気がしました。)(考え過ぎでは?)

岩崎さん、さとしに刺し身を出してきたときに(これが美少女ならラブストーリーなのだが……)と引きました。まあ今の時代は感染症とかで美少女でも引きますが。
さとしは主張が弱めな感じの性格かな? と思っていたら、ギックリ腰をやった岩崎さんを助けないうえに掃除用の水を容赦なく流してて容赦なくて笑いました。

謎の部屋で何か食べている表現がすごくてビビりました。絶対に食べたくねえ!! と久しぶりに感じました。

周りの人には見えない何かが追いかけてくる不気味なところは『イット・フォローズ』を思い出すくらいよかったです。(ロケ地が雰囲気があるのと入り組んでいる感がすごくて、島という狭い土地で、逃げ場がなく段々と追い詰められていく怖さが好きです。)

リゾートバイトだと思っていたら「禁后(パンドラ)」が出てきて爆笑しました。リゾートバイトに出てくるとは思わないだろ!!!
これが洒落怖のクロスオーバー……?!

子どもたちが追いかけてくる場面で、商店に入ったときに男の子に手を引かれるところで(幽霊でも子どもの手を払うのは抵抗があるな……小学生くらいの子どもの手を大人が振り払ったら、大人なら駄目だよな……)とめちゃくちゃ倫理が働きました。
でも、さくらが大根を掴んでさとしを掴んでいた人の頭を殴るとは思わねえが?!! と笑いました。何でここで幽霊ではなくて生身の人間を殴るんだよ!(私は幽霊の方を殴ります……生きている人間は警察を呼ばれるが幽霊はたぶん大丈夫なので。子どもの幽霊を殴るのは抵抗がありますが……私は汚い人間なので)
あとここで幽霊が見えない人たちが、ただぎょっとして引くのでなく、さくらがさとしに何かされたかと誤解してもすぐに助けてくれたところに倫理を感じました。

さとしが子どもに囲まれたときに、「ぽ ぽ ぽ……」と聞こえてきて笑いました。八尺様?! なぜここに!!(匿名掲示板発祥の怪異スマブラ?)

八尺様に取り憑かれてからの旅館の主人に「お前らあそこに行ったのか(「お前らあれを見たのか」だったかも)」というセリフから、お寺に行くまでの流れがあまりにも洒落怖で見たものすぎて怖がるどころかテンション上がりまくって笑顔になってました。

ただ寺の住職が怪異は若者にしか取り憑かないために、「中年は不要だ!」と一喝されるのが勢いありすぎて笑いました。
攻撃力強すぎるし、もう少しオブラートに包んだほうが……でもテンポがいいのと勢いありすぎて面白いので独特の面白さが出ていて個人的には好きです。

ここから夜明けまで出てはいけないやつ……ふん、古典怪談や洒落怖で見聞きしまくった典型的なやつですわね……まあ余裕っしょ〜!!(コンセントとノイズキャンセリングイヤホンと、ワイファイ、スマホ、各機器の充電器があれば)と思っていたら、知ってる人の声で誘われて扉を開けててびっくりしました。
でも、これは私がオカルト好きなせいでこういう感覚だからであって、怪談苦手とかだったりしたら開けちゃうよね……と思いました。(ここでさくらがさとしをすごく心配しているんだと分かったり、のぞみを信頼してるのも分かったりして場面の展開と説明がうますぎてすごいです。)

魂が抜けた人の魂を戻すにはその人の肉体が必要なのは分かるけど、その手段が「魂を抜けた人に入れて動かす」なの急にハンターハンターの操作系みたいな感じでホラーなのにアクションみたいな要素が出てきて笑いました。
あと魂を入れる儀式でトラブルがあって中身がおっさんになった主人公たちで物語が進むのクレイジーすぎるだろ。はちゃめちゃに面白いのでいいのですが、一歩間違ったら「は?」で面白くなくなるクレイジーなさじ加減を見事に面白く見せていてすごいです。

八尺様がしっかり怖くて、薄い本で見た八尺様と違う……?! と脳がバグりました。R18の八尺様を近年見すぎていて八尺様が怖いイメージが薄れているのミーム汚染ですか?

八尺様を見たものは八尺様が見えてしまうため、八尺様が視界に入ると追いかけてくるのは分かりますが、魂を移し換える儀式を失敗したせいで外見は中年男性で中身は無免許運転でレースゲームプレイヤーの若い女性が「この私に仕掛けてくるなんて……」と死亡フラグを立てまくったカーチェイス(八尺様は車に乗っていないので、正確には何なんだと思っています)が始まるの展開がいい意味で振り切っており最高!!になりました。
物語の流れ的に「どうしてそうなる? 他に手段はあるだろ!」ではなく「確かにこの状況で生きるか死ぬかならこうする……こうする……決心早くて好感が持てるし、ずっと心霊的に怖くてハラハラするシーンが続くよりバトルを入れて臨場感があるのも最高だけど……どうしてこうなる?!」と必然的に物語に組み込まれた八尺様vs無免許運転のカーチェイスが始まる構成はすごすぎです。
無免許運転、カーチェイス、夜道が組み合わさっており、真面目にある意味怖かったのも好きです。

それにしてもかくかく走る八尺様は予算がなかったのかもしれませんが、明らかに人間が普段目にする生き物と違う何かがやばいものだと分かって個人的には好きです。

中年男性の腰さえなければカーチェイスがいい線行っていたのと、岩崎さんが謝るのが面白すぎて最高でした。八尺様とのカーチェイスで人間が勝ったらホラー映画の雰囲気がどうなるんだろうと思っていたので、こうなるのかと夢中で見てました。

八尺様を倒すときの御札を貼る和尚の場面がかっこいい! と思っていたら、唐突に島が燃えて錫杖で八尺様を「はあ!!!」とした場面で寺生まれのTさん……? となんとなく思いました。
無茶苦茶な場面もそれっぽく入れる勢いがすごすぎて、なに今の?! えっ、まあ島で信仰があるって説明あったし……当然なのかも〜?!!! で受け入れました。最後まで説明がなかったのも潔くて最高です。面白ければすべてよし!!!

外見は主人公二人なのに、中身は中年男性のロマンスシーンが始まり、BGMがいい感じになったのマジで意味が分からなくて笑いました。ここで入れるか?! いや面白すぎるので最高です!!

「中年は魅入られない!」みたいな残酷なセリフがありますが、逆に言うと中年はこの島ではめちゃくちゃ強いのかもしれません。(若者がメインになりがちなので中年と言われる年代の方が活躍するのが見られたのは新鮮でよかったです! それに若者より中年の方が経験があって魅入られにくいとか理由もありそうなのも)

無事に入れ替わって日常、ギャグパートが始まって……と思ったら、まさかの伏線回収も始まり、魂が戻った二人の中身が違うのでは……? という落差に心底ぞっとしました。
戻ってきたのは旅館夫妻の子どもと住職の子どもと示唆されていますが、魂だけでも戻そうと何年も執着していたり、味方と認識していた住職でさえ加担していて味方ではなかったと分かるのが怖すぎです。

ぶっ飛んだ展開がところどころありますが、細々とした描写に倫理観があったり(ヘイトが溜まりにくい)、無駄なシーンがなかったり(登場人物の人柄が分かる、後で伏線として回収される)、ぶっ飛んだ展開もなぜそうなるかの理由・登場人物に動機があるため納得できたりテンポよく進むためストレスが少なく見れたり、怖いところはしっかり心霊的・ヒトコワ的な怖さを盛り込んでおり、物語の軸や展開、なぜ登場人物たちがそう動くのかが分かりやすいとある程度ぶっ飛んだ展開を入れてもしっかりまとまったすごく面白い作品になる証明をしていてすごかったです!
ヘイトやストレスを排除して鑑賞を継続させる防御力とテンポのよさや独特の展開、ホラー要素で最後まで面白い! と感じさせる攻撃力のバランスがよすぎて名作すぎます。



・考えたことメモ
禁后はこの世に魂を留めておく儀式で、爪と歯はこの世に留めておきたい魂が宿っていた肉体(遺体)から取ったとすれば辻褄が合う。

海で亡くなった子どもの魂を禁后の儀式で留めておき、八尺様で魂を取られた部外者などを利用して別の肉体に魂を戻そうとしていた。

八尺様が何でいるのかは聞き取れなかったセリフとかにあったのかもしれないのですが、島の誰かが肉体から魂を取るために利用できると思いついたときに島の信仰を利用して祓える準備をしておいたのが作中で燃える島や錫杖の描写につながるのかも? など考えました。

というか、住職や旅館の夫妻あたりの関係者は子どもたちが八尺様から助けを求めているのかもと知っていて、誰かの肉体から魂を抜くのに八尺様は利用できる代わりに、子どもの魂を別の肉体に戻すには八尺様が邪魔をしてくるかもと分かっていて島ぐるみで対策を立てていたとかなら理解できるな〜と勝手に想像していました。
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コロナワクチン接種とインフルエンザ予防接種をしてきたので記録に残します。
#日記


【打った人の概要】
コロナワクチン:5回目(過去に打ったものはすべてモデルナ)
インフルエンザ予防接種:約10年ぶり

コロナワクチン接種後に39度以上が出たのは、2、4回目でした。1〜4回目すべてに打った腕の痛み、38度程度の発熱がありました。

【注射をしてからの経過メモ】
10/20の16:45頃にコロナワクチン接種、インフルエンザ予防接種をしてもらいました。
打ったあとは病院で15分待機してから体調に問題がなければ帰ってよし!の流れでした。
(病院でインフルエンザもついでにしておきますか? と聞かれて「(私)やっぱりしておいたほうがいいですかね?」「(病院の人)厚生労働省は推奨してますね〜」「(私)じゃあします」と何も調べずに打ちました。事前に調べておけばよかったと思いましたが、コロナが流行った2019年はマジでどこの病院でもインフルエンザ予防接種ができなかったのでちょうどいいからやっておこうのノリで頼みました)
参考リンク:厚生労働省のページ


打ってから約1時間後の体温は36.8度でした。
打ってから約1時間半後には注射した方の腕ににぶい痛みがし始めました。

23:00頃から注射をした箇所に強い痛み(寝ている状態で腕を使うと痛む、腕を動かすと痛む程度。我慢はできるけど痛いな〜と動かすのを躊躇する)を感じ始めました。
ただ1〜4回目の腕の痛みと大きく変わっているとは思いませんでした。

ワクチン接種の次の日の朝午前5時に腕の痛みと頭痛で起きたため、鎮痛剤(イブプロフェン)を飲みました。
腕の痛みは、寝ている姿勢で注射した腕の方に寝返りを打つと痛くてできないくらいのものです。
このとき体温をはかりましたが、36度後半〜37.5度未満でした。

ワクチン接種から次の日の昼くらいから腕の痛みが強くなり、じっとしていてもにぶい痛みがあります。
夕方くらいには注射した腕の方の肩あたりまで痛くなりました。(デスクワークとかしていて腕や手を上げ下げするのも辛いかも...と感じる痛みです。)


後は随時記録します。
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『ジョン・ウィック4』の鑑賞記録です。
#鑑賞記録


2しか見てない私でも、前作のあらすじを教えてくれる映像があったのでだいたい分かりました!
2はアクションがよかったことは覚えていましたが、1を見ていなくてストーリーを理解できていなかったことを思い出しました。(記憶力なさすぎるので)

馬でのチェイスと砂漠の舞台のすごさは分かりましたが、なんで追いかけて殺しているのかはまったく分かりませんでした。
あの殺された人にはバイオハザードの商人みたいだと思いましたが、セリフから「こいつ、死ぬだろ!」と一瞬で理解しました。
人間は合理より感情で動くんだよ!(逃げ上手の若君で松本先生も言ってたものの受け売り)

一時間で退去しろ!と言われるホテルの人を見て、仕事とか課題で無茶ぶりされたことを思い出しました。一時間で何ができるんだよ!システムとか、お客様の情報とか、従業員の私物とか、ホテルの備品とか、わ〜レンタルしてる機器の返却は〜!?!!?と完全に社会人になりました。

ただホテルが爆破するのとデカ砂時計で笑いました。一時間のためだけにデカ砂時計用意するの、ある意味映画的でシュールでした。
あと侯爵のスーツがキラキラで笑いました。似合っているけど金ピカ過ぎる。

ケインさん、結ばれた契約がヤバすぎてクーリングオフとかできませんか?とベイビーわるきゅーれ 2ベイビーの気持ちになりました。
あとオフのときのケインさんが、革ジャンにジーンズ、少し長めの髪でめちゃくちゃ最高です。他の作品ではあまり見ない服装、最高!!!!
ケインさんが点字を読めるのを見て(珍しいな、点字読めるんだ。勉強したのか、視力を失う前から勉強して読めたのかも?)と思いました。『光をみつける ヴァイオリニスト穴澤雄介からのメッセージ 』を見ておいて、点字について少し知っておいてよかった!
(ただ、視覚に関して障害がある方の表現としてこれはいいのか?と思わなくもなく、ある障害をこういう能力に特化するのでは?という妄想を押し付けているのでは?と考えてしまいます。)
(フィクションとしては好きな表現ですが、フィクションと現実を重ねて見てしまったり、フィクションから何かしらのイメージを作ってしまって現実にいる人々に押し付けたりをときにしてしまう人もいるので……私もしがちなので気をつけないなと考えています)

大阪……だいたい大阪の景色っぽい……と思って見ていたら、急に大阪コンチネンタルとか出てきて笑いました。こんなの難波にはねえだろ!あと難波付近にあるっぽい大阪コンチネンタルから大阪城まで移動したっぽい雰囲気を出して、梅田に移動ってしなくないですか?と冷静になってしまいました。

大阪コンチネンタルでの各場面はかっこよくて好きですが、ジョンとコウジが山崎のお酒を飲む場面で(なんかよくわからん高そうなお酒を飲んでてほしい!)(いや、二人が仲良くなった若かりし頃に一緒に飲んだ思い入れのあるお酒なんだよ……)と感じ、瞬時にキモオタになりました。

ケインさんが気がついたらいるのがホラーすぎて笑いました。ケインさんがいるかも……ってなる場面だけ抜き取ったらホラー映画にしか見えない迫力がある!
ケインさんの戦い方とアクションがめちゃくちゃよくて、これこれこれ!こういうアクションが好きです!マジ最高生きているって素晴らしい……と感動しました。
アキラのアクションもよかったです!!!弓であれほど動いたり、体格差がある相手とのアクションは新鮮ですごかったです!!(伊澤さんがここでスタントしているのかな〜と考えながら見ていました)
あとドニーさんのアクションは葉問とか意識されてるな~とか、tiktokで上げてた動画?とかでも同じ腕ぐるぐるしてからのパンチしてたから好きなんだな(HUNTER×HUNTERを思い出すオタク)とか思いました。

海外映画が日本を舞台にしたとき謎のお相撲さんとか、入れ墨が入ったヤクザっぽい人とか、忍者とかごった煮で日本の文化ではあるけれどあんまり理解してないなのかな~と感じてしまいました。GIジョーがよかったあまりに……
(トンチキ日本の表現は嫌いではないですが、もう少し統一感があって『日本のことが分かっているけれどあえてトンチキ日本だよ』と私があんまり理解できず、ジョン・ウィック4はあえてのトンチキ日本なのか素直に知識不足とかでトンチキ日本になったのかが分からないせいです)
(でも日本の映画でも、無茶苦茶な京都移動とか方言の使い方が……とかあるので誰が見ても違和感のない土地を描くのが無理とは理解しています)

コウジとケインのバトルもよかったです!
それにしてもケインの戦い方が「現代の技術を駆使して戦う座頭市がいたら?」という感じで最高でした!!!よかった、過去に座頭市を見ておいて!
でもなんで大阪コンチネンタルでラーメンか蕎麦かうどんか、何かしらの麺類食ってんだよケインさん?!!怒られますよ!!!
あと甲冑や防具で防げる弾丸やナイフはあえて受けて戦うのが新鮮ですごく好きです!よかった、逃げ上手の若君を読んで甲冑を来た武士の戦い方を知っていて!

梅田駅に行けは無茶ぶりすぎるだろ!コウジさん……!(梅田の立体迷宮、複数ある駅はほぼ初見殺しなため)
どの梅田駅のどのホーム?!

犬を連れた人を見て(い、犬〜この世界での犬ってどれくらいの強さですか?!し、死にませんように……マスターキートンによる知識だと人間と比較したら犬はめちゃくちゃ強いはずだが生きててほしい!)と思いました。最後までの生きていてよかったです!(車にひかれていますが、人をたくさん攻撃していてよかったです!やれー!!!)

世界を飛び回るジョン・ウィックが元気すぎるし、親戚に挨拶に行ったら即座に殺されかけてるのがヤバすぎて笑いました。神父が即銃を構えるのがかっこよすぎて最高です。
それにしても過去に何をしたんですか?ジョンさん……身内を殺される原因を作った以外にも親戚から金を借りまくってFXで溶かして資産をふっ飛ばしてマイナスにしたとかやってません?

クラブでのアクションもすごかったですが、ポーカーやる意味……あります?!!?になってしまいました。ポーカーのところは、ケインさんがかっこいい〜しか思ってないです。ポーカーのルールも分からないし、ポーカーで決着がつけられるはずもなく絶対に暴力沙汰になるのが分かっているので……だってアクション映画ですよ?!ポーカーをせっかくやるならポーカーやりながら殴り合うか、武器とか賭けてからポーカーしろ!(戦闘狂の思考?)
しかし、ここでふくよかな人のアクションがよすぎてすごかったです。
斧を使ったアクションもよかったのですが、めちゃくちゃ高所から落下して背中を打ち付けるジョンさんを見て、これは死ぬだろ……と冷静になりました。
ジョン・ウィックシリーズを全然見ていないため、「どれくらいの負傷で戦えなくなるか」「どこまでダメージをリアルに描くか、フィクションと割り切るか(創作と現実の折り合いの付け方)」が分からなかったので過去作を見るのは大切だなと思いました。(ただジョン・ウィックの過去作を見るなら自分の好きなアクション映画の系統を見たいので見てこなかった)
でも、ジョン・ウィックシリーズのアクションとか、そんなに……好きではなくて……すみません……(アクション俳優さんのバチバチ身体能力アクションが好きなのと、カメラカット?がそんなに好みじゃない(もう少し引いてほしい気がしました。あと画面全体が暗くて見にくかったり、衣装に黒系統が多くて動きが追いにくいのが気になりました)のと、会話とかを冗長に感じてしまうのと、私が香港映画の見すぎでアクション映画の許容値が異常に高くなってしまったのが原因です)

相手の死が分かるものを持って来いと言われていたので(死体の首を切るんだろうな〜!斧もあるし!)とテンションを上げていたら、歯を引っこ抜いていてもしや自分の倫理観って戦国時代なのか?と思いました。

決闘の申し込みからして、侯爵が日和った腰抜けで笑いました。
金払いも悪いし、外見以外にいいところがなさすぎる。せめて金払いがよければな……侯爵なんだから金払いくらいすっきりしてると小物感を出しつつ、個性になるし話のテンポも早くなるし、ミスターノーバディも金をちゃっかりもらいつつ相棒の犬を守る(金をもらっておきつつ侯爵は裏切るが…)守銭奴感があって個人的には好みでした。
金持ちって金で解決できることとできないことが分かっているので金でさっさと解決できることは金で解決していてほしいです。(『唐人街探偵3』の野田を見習ってほしいですね)
でも、ホテルの支配人と仲が良かった人に直接手を下すのはよかったです!
あとスーツが統一されてて全部おしゃれでファッションセンスがいい以外は身体能力も知性も品性も意思決定などの判断力もだめだめで、最悪でした。
ミスターノーバディの左手にナイフを突き立てたの、マジで愚かパワハラ犯罪だし、なんで優秀な人が手柄をあげているのにそのパフォーマンスを落とすような怪我をさせるんだ?になりました。

パリでのアクションもめちゃくちゃよかったのですが、円形の交差点で車に轢かれながら殺し合うところで「一般人の車ー!!!」「一般人から見れば邪魔すぎる」「スマブラのオネットのステージみてえだな!やれ〜!!!」となり、アクション映画というよりゲームを見ている気分になりました。
その後の廃墟でのアクションも、上からの長回しはすごかったですが、穴が空いた床から落ちたりでゲームのステージみたいだな……となおさら感じました。
穴が空いた床があったら落ちるよな、ゲームなら!と思ってたらマジで落ちるとは思わないよ……だってこれはゲームではなく、映画なので……
ドラゴンブレスの銃とかは「ドラゴンブレス?世界樹の迷宮のオタクが作った弾?」と思っていたら、ゲームの終盤で解禁されるめちゃ強銃で笑いました。勢いがありすぎると逆にギャグっぽいというか……

新鮮なカットと長回しでかっこいいのですが、なぜか妙にゲーム感がありアクション映画としてレベルがめちゃ高くて品質が極上なのは分かりますが、やり込んだプレイヤーのゲームプレイを見ている感じがして、要するに緊迫感とか共感(アクションしている人たちの目線になって勝つのか負けるのかドキドキはらはらするとか)があんまりなかったのが不思議でした。
これがゲーム原作の映画化作品だったら、めちゃくちゃ楽しめただろうな〜……自分は……と映画を見る感性がなくて落ち込みました。

決闘場までの階段222段が途中でリセットされるのが辛すぎてrta in japanだったら泣いちゃうだろ……と思いました。これリアルタイムアタックだったら222段リセット入りました!とか言われてそう。
ここでケインさんとミスターノーバディの応援が入ったり、犬が危険な目にあいかけるところの物語が入ってきたりでめちゃくちゃ最高です!

悪口を言う場面でケインさんが広東語で悪口を行っていて笑顔になりました。香港映画でたくさん聞くので覚えました!
それにしてもドニーさんの動きが早くてきれいで、やっぱり好きだな……と改めて脳が痺れました。
(他の方のアクションもすごいですが、こういう体の動きと速さ、テンポ、武器の使い方、細やかでしなやかな動きがめちゃくちゃ好きです。書いてたらキモオタになったが……)

階段から落ちるスタントとか火だるまになるスタントがめちゃくちゃすごくてよかったのですが、危険なスタントの動きを見るより……見ていてかっこいい!となるアクションが見たいなあと自分が歳を取ったことを実感しました。(歳を取ったというか、経験を重ねて倫理観が変わったのと、「この落ちたりする動き、絶対にヤバい」と見ていて分かるようになったのと、スタントウーマンのドキュメンタリーを見たのも理由です。危ないのを無理に体を張ってやるより、安全確保を映像映えより優先してほしいと感じています)

タートルネックが似合いすぎのケインさん、最高すぎです……!
しかし、服の上からでも胸の筋肉の大きさが分かってしまい、「こんなことを考える私は……最低だ……」と落ち込みました。時代が時代なら不敬罪で打首されてもおかしくない思考だ。

最後の決闘前に「これでチャラだ」ってサクっと刺してくるケインさん、怖……当然と言えば当然ですが。

決闘のどんでん返しがすごかったのですが、侯爵は銃に弾が残っている状態で意識があって体がまだ動く人を警戒できないほど頭が悪いんだとドン引きしました。
せめて近寄るなよ……でも誰も侯爵をとめなかったということはルールの範疇で侯爵がやったことなので完全に自業自得だし、脳みそぶち抜かれた侯爵を全員無視して帰るところで人望もなさそうと悲しくなりました。
それにしてもケインさんが生きててよかった!ジョン・ウィックと戦う人ってほぼ死ぬため、推しの死を覚悟して見ていたので……(ここから、エンドクレジット後の映像にこの感情をぐちゃぐちゃにされるオタク)

ジョン・ウィックが亡くなることで続編の可能性を潰すのは、葉問4でも同じことやりましたね!(でも、葉問5が作られるとか……ジョン・ウィックはきれいにシリーズを終えられるといいのですが)

エンドクレジットからのケインさんがアキラに殺されるのを示唆して終わるのを見て「SPL〜?!?!まあ確かにケインさんも人を殺しまくって、コウジをアキラの眼の前で殺して、ジョンの情け(機転?)で決闘で生き残って契約からも解放されるのは都合よすぎですよね……でも、SPLシリーズだったらケインさんは死ぬとは思っていたけど、まさか本当になるとは……」と数秒で考えました。


・その他いろいろ日記っぽい何かとか、考えたこととか
今までいろいろな映画(ドキュメンタリー、アニメーション作品、昔の名作、アクションやホラーなど自分が普段見る以外のジャンル)をできるだけ見るようにしていて、知らない世界を知りたい!知識を深めたいという小学生みたいな気持ちでいます。
ジョン・ウィック4を見て、今まで蓄積した経験でこの場面には深みがあるなと気がついたり、表現について疑問に思ったり、アクションの質の高さや「ここでこういう動きをして体を動かしている、すごい!」と解像度が高めに理解できたりして、過去の自分と比較して映像や物語を読み取る感性が変化したことを実感すると同時に、ジョン・ウィック4の情報量の凄まじさを理解しました。

劇場で見たとき、シアターの入口までの通路の壁いっぱいにジョン・ウィック4の壁紙があってすごいな~と思って歩いていたらその壁紙を撮影しようと苦戦している方がいて、「あの、写真撮ってるんですか?よかったら荷物を持ちます」と珍しく社会性が出て声をかけました。(一歩間違えたら荷物盗む人とかに疑われてもおかしくない声のかけ方で反省しています。)
ただその方が持っていらしたポップコーンを受け取るときに、上から少しポップコーンがこぼれてしまい私ってなぜこんなに……やることが裏目に……?となりました。
声をかけた方が無事に写真を撮れたことが幸いです。
これからは少しずつ社会性と慎重さを持っていきたいなと思いました。
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映画『PARALLEL』を見ました。
#鑑賞記録
『PARALLEL』公式サイト


短めの作品ですが、濃密すぎて2〜3時間の映画を見ている気持ちになりました。
悪い意味で長く感じることはありますが、いい意味で長く感じることはあまりないため見ている間(これ、どうなるんだろう?)(今自分は何を感じているんだろう? うまく言葉にできない感情がどんどん出てくる)とずっと考える珍しい状態でいました。

・殺人の描写がしっかりしつつも、さらっとカットするところはカットしていて過激なホラー、スプラッタ映画としてだけではなく、人間模様や苦悩、愛などの物語とめちゃくちゃ合っていて全体的なバランスがすごかったです。
エグい描写を突き詰めれば痛そうなホラー映画としては名作ですが、さらにその一歩先を行った「殺人や自傷行為など痛々しい場面がかなりあって序盤は共感しにくいと思っていたのに、見ている間にだんだんと主人公たちの苦悩に共感し、幸せになってほしくなる」という物語に深みを持たせていてすげ〜!!と思いました。
(ホラー映画を見るうちに、スプラッタ描写を視覚的に徹底すれば必ずしも傑作になるとは思わなくなっています。なぜスプラッタな描写やホラーという要素を入れるのか? 恐怖に合わせてどう物語を見せたり、印象を深めるのか? という面もしっかり面白かったり、『こういう表現を突き詰めたい!』と製作陣が考えているのが伝わってくるホラー映画は傑作になるのかな~と考えています。)

・児童虐待の描写と、同じ部屋で親が殺害された主人公まいの恐怖、諦め、救いの重さが凄まじかったです。
あの殺人鬼シンジは一体何を考えて実行したのだろう? どうしてまいを手にかけなかったのか?(虐待されている子どもを助けたかったから?)や、殺人を犯したシンジの細かな説明がないため後世で都合よく解釈されて消費されてるのが怖いかも...でも、誰かの救いになっているのならばいいのか...?(事件の犯人を救世主というか、救いを見出すのって危ないなと考えています。なぜなら被害者がいて、その人本人がどう思うのかとかいろいろ複雑だと思うためです)などたくさん考えさせられました。
まいが虐待する両親から解放されるという意味でシンジに助けられたのと同時に、みきおはシンジの起こした事件から人造魔法少年シンジを創り出して救いや今までずっと悩んでいたことに対する答えと最終的になる奇跡的な愛に出会えたこの物語に対して、自分が感じたことを自分はまだ言葉にできそうにありません。

・異性への暴力と同性への暴力の解像度が高い...
男性→女性、女性→女性、男性→男性の面と向かってではない、物陰で隙を狙って襲うような陰険かつ相手を弱者と見下してする暴力の描写がメインではないのに、解像度というか「実際にありそうだし、あるだろうし、でも誰であってもこんなことしてほしくないし、誰であってもこんな目にあってほしくない!」と思わされました。
↑でメインではないと書きましたが、冷静に考えたらまいへの両親による虐待やみきおも家庭環境がよくはなかったと想像される語りに、「弱者への無邪気な暴力」は結構メインテーマでは? と考え直しました。

・みきおって人造魔法少女カイニの原案出してるの?!同人誌とか出してよ!と思いました。
造形の才能もありそうだし、個展とか開いたりしていれば殺人を介して自身の救済を見出す道を進むこともなかったのかなと考えてしまいました。
殺人を介しての表現を選んだみきおを簡単に否定するわけではありませんが、みきおには想像力があるし、それをまとめて誰かに伝えられるし、コミュニティにも入れるし...みきおさんって結構行動力があるので同人誌とか、創作活動で才能を発揮してほしいです。
あと監督と話すときの監督の理解力の高さとか、みきおの迷いとかがすごくはらはらして応援したい気持ちになりました。
監督はオタクに理解力がありすぎてそんなに登場しないのに、印象深くて好きです。優しい、監督...

・みきおに裏切られた殺人鬼グループの人たち、かわいそうだな...
みきおに恋人ができたことがきっかけで、頑張っていろいろしていたのに唐突にみきお裏切られて殺される人たち、本当にかわいそう...
みきおに裏切られた人々にとっては当然の怒りなのですがみきおを邪魔するな!という気持ちとそりゃ裏切られて殺されるくらいなら反撃するな...と理解できて感情がぐちゃぐちゃになりました。
(でも、みきおにとっては一人でバチバチに人を殺して、殺害した人々を変身させて動画をアップロードとかしているのに、他の人はアカウントめちゃくちゃ作って...とかだったら「は? その程度で何やったつもりになってんだ?」と苛ついていて自分の邪魔になったら殺してもいいかと思えてしまったとか...?)

・みきおがガチガチの陰キャとかではそんなになくて、目的のためならバーにいけるし、デートもできるし、部屋に来たまいに早口オタクにもならずに一緒にアニメ見れるのは人間力がありすぎて眩しくなりました。
オタクの部屋に行ってアニメを見てくれるまいも優しい...あと人造魔法少年という概念にテンションが上がりました。人造魔法少年シンジがめちゃくちゃ好みのキャラだったので!
あとまいの男性に女装してもらう場面で、(女装した男性ってなぜか好きだな。中性的で気になるというか...)(まいのトラウマの傷が深そうで心配)と思いました。

・まいの長髪(女装した男性)が好きそうなところに、かつて虐待していた両親を殺したシンジを慕う(または安心する?とか)気持ちがあるんだと少し寂しくなりました。
寂しいというより、割り切って「パパ、大好き」と言えないときがあったり、気が進まないハグをするなら長髪の相手でという場面で、女性性を切り売りする男性側の邪悪さ(女性性を買えると思っていることへの嫌悪とか、言葉にできない嫌という感覚です)や、父性を求めたいけれど過去によって歪んでしまった家族観への共感や苦しさなどを含むと思います。
ただ作中で言葉少なく場面や演技でここまで深みを出せるのはすごすぎて最高です。(こういうのをあからさまな言葉やセリフで語られるのはあんまり好きではありません。言葉で簡単に語れないから他の手段を使うイメージが私は強いからかもしれません。)

・みきおの武器って、人造魔法少女カイニが使ってたの?!となりました。
みきおオリジナルの武器ではなくて、カイニが使っている原作のファングッズだったとは...みきおが人造魔法少女の原案者であるなら、みきおが使う武器は公式なのかもしれませんが。

・みきおが武器のエンジンをかけるごとに、流れていたBGMがやんで代わりにギュイーンと武器の出す音に変わるのが(あっ、これで人は死ぬんだ。これから人が死ぬんだ)(これ、BGMが流れる作品ではなくて現実なんだ)と感じてぞっとしました。

・アクションシーンは少なめですが、しっかりしていてへたなアクション映画よりも見やすくて好きです。
あと特別協力?か何かでエンドクレジットに伊澤さんのお名前があり、(あっ!?)と驚きました。『ベイビーわるきゅーれ』が好きなので...

・作品本編が終わってからの人造魔法少女カイニを見て、カイニがんばれー!!とカイニのオタクになりました。
それにしても、この終わり方で魔法への答えがまいに返っていくのがすごすぎて好きです。

・魔法みたいな何かで助けてほしくて創作世界を現実世界に反映させようと足掻いてどうにか助けはないかと願っていたいたみきおと、偶然から助けられたけれども過去の苦しみから抜け出しきれずにもがくまいの出会いは奇跡だったなと最後に泣いていました。
自分の救いのために作ってきたキャラクターや仮面を信じたみきおが、まいとの出会いで自身の考えに少しずつ変化が起きたのも、まいがみきおと出会って弱さを見せて誰かに伝える勇気があったのも、過去に殺人や虐待があって辛い現実の中でも奇跡(救い)を信じていたから自身でチャンスを掴めたのではないだろうか?と思っています。
(みきおは苦悩に任せて人を殺し続ける殺人鬼になってまいを殺してしまう可能性だってあったはずで、まいもみきおに向き合わずに自分の傷や過去を隠し続ける可能性だってあったはずで、こうした可能性は救いがあってほしいと信じるのをのをやめるよりずっと簡単だったかもしれない...救いや魔法や、生きる意味を信じて求め続けるのは苦しいかもしれないけれども、信じるのをやめていればまいとみきおは出会って歩み寄れなかったかもしれない...と思うと、苦しみに諦めきって絶望しきらずに生きていたまいとみきおの意思と愛の結末に改めて感動します。)

・みきおの名前が「美喜男」で、どうして生まれたんだろう? どうして作ったんだろう? という作中の言葉が痛々しいほど刺さりました。
すごく幸せを望まれたであろう名前だと見てぱっと分かるのに、みきおの背景にはきっと虐待などがあったんだろうと窺わさせる重みがすごかったです。

・最後に力尽きたみきおに寄り添うまいの姿が美しすぎて、ある一種の宗教画を見たような気持ちになりました。
(宗教画を見たような気持ちは、自分の感じたことを理解しきれなくて言葉にはしきれないけれども、本能的な部分で尊さや気高さ、崇高だと感じるものに接したときの気持ちです)

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ボスが煙草を吸いたくなったときにライターを忘れたことに気がついて、獄長と一緒に喫煙所で煙草を吸っていてほしいなと思いました。
#ドラゴン×マッハ!

ライターがないと気がついたボスが、黙って獄長の手首を掴んで喫煙所にまで行って「煙草は吸わないのか?」と獄長に聞いて、獄長が「休憩してよろしいのであれば」と煙草に火をつけて吸い始めたところに煙草を押しつけて一緒に煙草を吸っていてほしいです。
ボスから何も説明のないことに獄長が(これはいったい...?)となって夜まで考え込んでいてほしいです。

ボスはライターを貸してほしいと言うと後で返すのを忘れるのが嫌だったり、一緒に喫煙所に行ってライターを貸してもらうときに獄長から火をつけてもらうのはそういう手を貸してほしいわけではない(ただ獄長の性格から絶対にボスにライターを貸してボスに火をつけさせず、自分でボスの煙草に火をつけるのを分かっている)という理由だったりで、ライターを貸してもらえば済むのを遠回りな方法を取っただけで、特に意味はないです。
意味があるとすれば、獄長にすごく気を遣っている振舞いをされるのはあまり好きではなさそうです。(身体的に気を遣ってくれるのはありがたいが、別にすごく丁寧に接してほしいわけでもなく、そうした丁重な扱いを側近の部下に常にされると息が詰まると感じているのはありそうです。)

亞囝くんがいるときに、ボスがライターを忘れて煙草を吸いたいときは獄長ではなく亞囝くんの手首を掴んで喫煙所に行っていてほしいです。
獄長と同じで亞囝くんも戸惑いますが、ボスと煙草を吸いながら(あの、今日どうしてこうやって喫煙所に来たんですか? 何か一人だと都合が悪いことがありましたか?)と尋ねてボスから「いや、ライターを忘れたが借りるためだけに付き合わせるのも気が引けた。強引ですまない」(いえ、驚いただけです。俺は一緒に休めて嬉しいです)などと和んでいてほしいです。
獄長はボスの行動の意図をいちいち聞くのは失礼では?と思っているため、もやもやしたまま過ごしていてほしいです。
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怖い体験をした。
#オカルト


夢の中で怪談収集家の人に、自分の体験を話そうとする。(場所は食堂らしいところで、怪談収集家は見たことのない海外の人? 自分は大学生だった)
話した内容は、学生の私が受けていたある授業が終わったときクラスの人が突然変な声を上げ、私に向かって「殺す必要がある/もうすぐ死ぬ」などの死にまつわることを言い放つもので、最後に私がクラスの人に何を言われたのかまでを話した。(このような体験は現実では一度もしていない。また夢の中で怖い体験について話しとき死にまつわることを誰かに言われたことは覚えているが、何を言われたのか具体的に覚えていない)

夢で上の話を話した直後、現実の自分の部屋の扉を叩く音がして目がさめた。朝の4時で、部屋には誰もいなかった。

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『狂獣 欲望の海域』と『無敵のドラゴン』、『貪狼』のクロスオーバーなどの妄想をしています。
#狂獣 #貪狼 #無敵のドラゴン

西狗さんと九龍さんは腐れ縁みたいに幼馴染みでも、そんなに仲良くはなく会えば「無茶するなよ」「他人に言えたことか?」くらいには話しているか、警察の身内の噂で聞いていてお互いに危ないやつがいるものだくらいの認識でいたのが実際に会ってみたら強い者同士で気があっていてほしいです。(ただし、会話が微妙に噛み合ってなさそうな気もします。)

阿徳さんと九龍さんは偶然香港の街中であって、九龍さんを見ていて心配になった阿徳さんが連絡先を交換してからときどき連絡を取り合っていてほしいです。
阿徳さんは相棒に似ているせいか気になるなと思っていて、九龍さんは刑事の中でも気が利いて頼りになる、自分の署に引き抜きたいくらいだと評価して懐いてそうです。
阿徳さんに謎の異動命令が来たら西狗さんとバチバチに喧嘩していて、なんやかんやで解決していてほしいです。

九龍さんとチュイさんは実は幼馴染みで、チュイさんはタイに移住して離れ離れに...とかがいいなと思いますが、西狗さんも阿徳さんに似ているからと気に入ってそうなので、チュイさんの負担が大きすぎる!作中の事件後はそっとしておいてください!と思います。

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ポケモンスリープをボスたちがしたらいいなと妄想しています。平和世界線です。
#ドラゴン×マッハ!

亞囝くんに(これ面白いですよ。洪さんもよく眠れるように一緒にやりましょう)と勧められて「亞囝が小さい時からあるゲームだな。あまりゲームは得意ではないがやってみるか」とやっていてほしいです。

・ソーシャルリサーチ機能を使っていてほしいです。
ボスと亞囝くんはリサーチャーコードを交換して、ボスは亞囝くんの睡眠スコアによく眠れているなと感心していて、亞囝くんはボスの睡眠スコアによく休めているのかなと少し心配していてほしいです。

・獄長も一緒にやっていてほしいです。
ボスが「亞囝がソーシャルリサーチをするためにやっているか知りたがっていた」と言われて亞囝と洪さんの健康にもつながるかと思い始めていてほしいです。
ただ獄長はソーシャルリサーチで送られてくる睡眠スコアに「もう少し寝てください」「本当に休めているんですか?」と注意してくるのでボスが「亞囝、共有の設定で睡眠スコアをオフにしよう...」と非表示にしてそうです。
あと獄長の睡眠スコアが30〜40くらいでボスと亞囝くんを引かせてそうです。(獄長はショートスリーパーっぽい気がしてます。)

・睡眠時の録音機能を使っていてほしい。
朝起きたボスと亞囝くんが一緒に録音された内容を確認していてほしいです。
ボスの方には亞囝くんが起こしに来たときの物音が入っていたり、亞囝くんの方は深夜に自室の扉が開いて、中に入ってくる音が入っていて(え、怖いです...)となっている亞囝くんに「すまない。昨日の深夜に起きてしまって寝付けなくなってお前の寝顔を見ていた」とボスの秘密が知られてしまっていてほしいです。
獄長はめちゃくちゃ静かで(生活感ないな...)と引かれていてほしいです。
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ボスの入院アンソロジーが見たいなと思っています。
#ドラゴン×マッハ!


ボスが入院したときにどうするか、何が起きるか?というのがテーマのアンソロジーです。
以前に自分が複数人のふりして書いたこともあるので、人数水増ししたアンソロジーをまたやりたい...?いや狂うからやめよう...という気持ちになっています。

思いついた案だけメモとして残しておきます。

1.平和世界線
ボスが定期的な検査入院(体が弱いので入院して人間ドッグ?)をする前に、「亞囝と離れたくない」と入院の準備をなかなかしないボスに亞囝くんと獄長がわたわたしながら準備をする話です。
入院が終わってから(入院といっても一日くらい)ボスと亞囝くんが一緒に添い寝するとか約束して、ようやくボスが素直に入院の準備をしていくオチになりそうです。

2.絶望好きな人格が書く話
本編世界線で体調を崩したボスが、入院先の個室で珍しく亞囝くんが泣くのを見て「私がもし死んだら、お前は好きなように生きればいい。今までしてきたことは足のつかないようにしてある」と言ったら、亞囝くんが(...すみません、嫌です。俺は洪さんのいない世界で生きたいと思えないです)と応える話です。
最後は作品最後の戦いの最中につながって、ボスが亡くなったことを知った亞囝くんがどこかへふらふらとあてもなく歩こうとするか、絶望して自死を選ぶのを匂わせて終わりです。
自分で考えましたが、自分で書きたくないな、これ...

3.普段の雰囲気で書く世界線(洪獄の世界線?)
ボスが入院したのを知った獄長が急いで香港に行って、周囲に当たりがきつくなる話です。
亞囝くんが看病しようとするのをとめて自分でやったりして、ボスに呆れられていてほしいです。
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ドラゴン×マッハ!の獄長の思いが空回りするのが見たいな〜と思います。
#ドラゴン×マッハ!


空回りというか、獄長がしゅん...とするのが見たいというか...

1.本編の妄想
最後の戦いの前にチーキットからボスのスマホで連絡が来たとき、メールか電話でしかスマホでは連絡したことがない獄長が(画面通話?!)と出たらボスは人質に取られているし、チーキットからの連絡ですごくショックを受けていそうと思いました。

2.本編世界線の妄想
ボスは亞囝くんと連絡するとき画面通話をしているので、獄長もボスに画面通話をしませんか?と聞いてみたらボスから「お前とは電話かメールで十分ではないか?」とあっさり断られて、内心で落ち込んでいてほしいです。

3.本編世界線のバレンタインデー妄想
獄長がボスに「海外ではバレンタインデーにチョコレートを送る習慣があるそうです」とチョコを贈っても、ボスは甘いものを食べるのを控えているため他の人にあげてそうだと思います。
亞囝くんがボスからもらって全部食べていてほしいです。あと、「洪さんからチョコレートをもらいましたが、高さんからの贈り物だったとのことでありがとうございます!おいしかったです!」とメッセージを送られて、なぜこうなる...?と獄長には思ってほしいです。

4.本編世界線にないかもしれない妄想
亞囝くんがソシャゲを始めて、ボスも一緒にソシャゲを始めてみてフレンドになったのを、亞囝くんから知った獄長が同じソシャゲをインストールして亞囝くんとはフレンドになれたので、流れでボスに「私もインストールしたのでフレンドに...」と聞いたら「それほど熱心にしていないので、フレンド登録も控えている」と断られてしまいそのままソシャゲを放置していてほしいです。
亞囝くんと獄長がフレンドになるのは、獄長が「お前と洪さんが遊んでいるゲームを私も入れてみたのだが」と尋ねたら亞囝くんが(フレンド登録しましょう!)の流れです。
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『ベイビーわるきゅーれ』『ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー』の原稿の入稿と事務手続きができました。
あとは本ができるのを待つだけです。
#ベイビーわるきゅーれ


同人誌を作るのが久しぶりだったのと、体調が不安定だったり、いろいろ忙しかったりして余裕をもたせた締切にしておいてよかったです。
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ボスと獄長が出張などで同じホテルに泊まったとき、外出するまでは私服でも構わないとボスが言っていても朝に朝食を食べるときには既に獄長はいつも通りの格好をしてボスに驚かれていてほしいです。
#ドラゴン×マッハ!

「仕事ではない時間にまで、よく身なりを整えられるな」
「たとえ朝食でも、洪さんに会いますから見苦しい姿はお見せできません」
とか話してボスに、高はこれだから堅苦しくて...と微妙に思われていてほしいでさ。あと隙がなくて詰まらないなど勝手につまらないと思ってそうです。

「亞囝は出張のときくらい、くだけた格好をしているのが非日常的で見ていて面白いが」
「...どのような格好で?」
「お前が知りたい理由が分からないが、Tシャツにジャージの動きやすい服装だ。若者らしくていいだろう」
「そうですが...」
獄長は亞囝くんが仕事以外で気の抜けた格好をするのが気に食わないし、洪さんのそばにいるのにといらいらしてそうです。

こういう一つの話にはできないこまごました妄想がそこそこあります。
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『コロニアの子どもたち』鑑賞記録
#鑑賞記録

実際にあった事件をもとにしている作品ですが、子どもへの性的虐待、大人にも性的暴行をする描写があるうえに大人から子どもへの「コミュニティの信条に反する者であれば、罰するという名目で暴力を振るってもいい」という思考が描かれており苦しかったです。
最後に、コロニアが2010年まで指導者が亡くなるまで存続したこと、それ以降は観光地として歴史を伝えることで被害者への贖罪を続けている旨が説明されますが、これほどおぞましい組織が2010年まで存続してしまった事実に「人間の本質は愚か・悪なのではないのか?」と落ち込んでしまいます。
それくらい落ち込むまでにこの作品の圧や表現力が素晴らしいとも言えるのですが、児童への虐待描写が苦手な方、トラウマがある方はお気をつけください。

個人的に、様々な事件を調べる趣味があるのですが、この作品の性的暴行が他の事件とも類似(北九州監禁殺人事件で家族同士を対立させてつながりを絶たせる、宗教的な名目を理由に性的虐待を行う、寵愛を理由に大人と子どもを閉鎖的な空間で二人きりにさせるなどの点で)しており、犯罪は「人はどのように教育し、注意すれば犯罪を行わないのか」ではなく「そもそも犯罪がしにくい環境を物理・心理的に社会で作っていく」方法も大切だと感じました。
社会的なつながりを複数持つ、第三者を含めて話し合いをする、トイレは性別ごとに離しておくなど、人間の善性を信じるばかりではなく人間は愚かだからこそ、愚かになりにくいようにする社会が重要なのかもしれないと考えました。

この作品の最後は、主人公が無事に逃げ切れたのか、ルドルフはどうなったのか、そして主人公は逃げ切れたとしてもこれから組織は続いていってしまう…そういった現実の生々しい終わり方をするのですが、本当に心底ぞっとしました。
もう二度と見たくはありませんが、すごい作品で見てよかったと思います。
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狂獣の阿徳さんが普段からおしゃれで物腰の柔らかい雰囲気でいるため、非番の日に街中で西狗さんと待ち合わせをする間に雑誌の写真に撮られそうになったり、モデルの勧誘をされていてほしいと思っています。
#狂獣


断っても相手がなかなか引かないので阿徳さんが困り始めたところで、西狗さんが来て「何だ? 早く飲みに行くぞ」と強引にその場から連れて行ってそうだと思います。
お店とかに入っても西狗さんがどことなく不機嫌で、不機嫌な理由が「阿徳が他人にべたべたされているのがいやだった」(西狗さん自身も、阿徳さんが困らされているのがいやだったのか、阿徳さんを取られそうでいやだったのか、阿徳さんの容姿が整っているのを他人に気がつかれたのがいやだったのか明確な理由が分かっていない)とかで、阿徳さんは「(西狗は分かりやすくて)面白いやつだな」と言ってほしいです。

阿徳さんは自分の外見が他人にどう見られるかを気にするうえ、客観的な判断もする程度に気を遣っているため自分が多少はかっこいい自覚がありそうな一方、西狗さんは他人に舐められないのを気にするだけで自分の外見はどうとも思っていないでほしいです。
阿徳さんは西狗さんのことを「しっかりすれば整っていて、もてそう」と思っていて、西狗さんは阿徳さんのことを「顔が整っている、人によく好かれる」と自慢の相棒だと思っていそうです。
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住んでいるところで変な声が聞こえた。
#オカルト


家に帰ると、女性らしい高めの声らしい「ぎゅい」「ぎゅあ」「ぅぐやあ」みたいな音を聞いた。
あたりを見回しても誰もおらず、どこかへ去っていく足音も聞こえなかった。
数年前、外出中に謎の女性の悲鳴らしき音を聞いたことがある。しかし、そのときは音楽を聞いていたため、気のせいか近所の人だろうと思っていた。
何かが周りにいるのかもしれない。
オカルト好きなため、これからどうなるのかが楽しみ~!
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『老ナルキソス』鑑賞記録
#鑑賞記録


予告がしっかり男性同士の恋愛(性的行為)があるところで好感触でしたが、映画が始まる前にもしっかり性的描写があると注意があり配慮というか、いろいろ丁寧に考えられていると安心しました。
(性的描写が苦手、トラウマがある方もいると思うので、残酷・虐待描写並みにこうした注意があってもいいのかもしれないと考えています。注意入れすぎと、ネタバレとかのバランスを考える必要はありますが。)

水石さんを『ベイビーわるきゅーれ』シリーズや『黄龍の村』などで見てきたため、かっこいいけど少し抜けているイメージがあったのですが恭介さんがはちゃめちゃ人に対して大人の気遣い(今後の人間関係への打算的な部分と、だいたい人ってこういうことをされると嬉しいよねと分かってやっている感)がすごくて本当に美しい!!素敵...と思いました。
ときどき田坂さんみたいなところが出ると(あっ、私が今まで見たことある水石さんだ〜!)となっていました。他の作品は忘れて見るべきなのは分かっていますが...

最初から最後まで性愛(性欲)をないもの、ないことにしたいものではなく、肯定的な(あるいは、消せないのだから前向きに昇華させたい)描き方で個人的には好きです。
この作品をみて、性愛があるのにないって言い張る方が醜いと思いました。
それはともかく、性的な描写がぼかしつつもしっかり描いていてすごくぞくぞくして、官能的ですごかったです。
性器がはっきり映ってぼかしが入らないように気を使われている画角が多くて、見ていてぼかしで気が削がれることもないのも演出としてすごく好きです。

恭介さんの家族が分からない不安が最初はパートナーにも理解されなくてどきどきしましたが、最後は里親にもなって、きっと理解や譲歩をしあっていいところに着地ができたのだろうと嬉しくなりました。
彼らの葛藤の中心であるだろう、家族が分からないけど、理解したい。自分は家族をいいものだと思っているから、パートナーと家族になりたい。でも、これからも家族が分からないままかもしれないから現状維持したいといった気持ちは痛いほど分かってしまって...
ただ、市役所でレインボーのバッジを渡してくるのがグロすぎて怖かったです。(でも、受付の人に悪気はないんだろうな...)
監督の言葉にしない物語での説明がうますぎて、衝撃を受けました。

山崎さんも過去にいろいろあって、死ぬかもしれない年齢になっても自分を愛したままで、でも醜い自分は認められない、みたいな葛藤もきっと人間が抱きがちな悩みだと思うのですが、ここまで明白に映し出されているのがすごかったです。
でも、急に養子にならないか?(=自分のものを継いでほしい、財産を継がせるから養子になって家族になってほしい)はちょっとえげつないのでやめたほうがいいのでは?、となりました。

良くも悪くも過去と未来の家族像(過去には強固な結束による自助的集団ではあるが性的役割などの圧力も強く、未来は多様ではあるがまだまだ社会的に認められるか不安定で、前例が少ない)が交錯し、家族ひいては人がどうやってお互い生きていくのか(それは様々な方法や出会いがある)と思えてなんだか幸せです。
未来は必ずしもすべてが明るいわけではないけれど、少し希望を持ってみていいかなと思えました。

最後の絵本はちょっと怖い終わりに感じましたが、こういう雰囲気の絵本もあったりするし、読む世代で感想が変わっていきそうで面白かったです。
(幼少期は気が付きませんでしたが、大人になってから「これ、作者の性癖では?」と絵本や児童向け小説を読み直して感じています。)

あと、山崎さんも自分が好きにいられるようになって振り切れたとすれば、私も嬉しいです。
自分が大好き、それは素敵なことだと思います!(自己愛性パーソナリティ障害を除きますが、病的ではなく健全な精神や身体の維持に役立つなら、自分が大事!好き!という感覚はいいと考えています。)
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『少年と犬』鑑賞記録
#鑑賞記録


『未来惑星ザルドス』の雰囲気(『ターボキッド』にも似た、1970〜2000年代までの終末)で、荒んでいる世界と独特のテンポの中でも「主人公二人がニコイチ!」というテーマがぶれずにきっちり終わってすごかったです。

あとある程度は説明するけれど基本的に細かい説明はないのに、説明の仕方がうまくて段々分かる部分と、まったく分からないけれど物語的に問題ない部分でふんわりと作品の雰囲気がつかめるので少しずつ作品に没入していく感覚が楽しかったです。

女だ!女だ!となる物騒な世界観と、犬はこんなこと言わないだろ!愛犬家に怒られるぞ...となる犬のセリフでスタートするのが最高でした。
犬が最後までかわいいですが、途中で主人公が犬を殺すシーンがあり複雑です。(人が犬を連れているシーンも女を見つけるためなのも)

地下世界の斜め上の正気そうに見えて外界との接触がないためかどんどん狂っていっても狂っているのかさえ分からない怖さがあり、明るそうな地下世界とは裏腹に怖くてすごかったです。
主人公が精子提供される場所で婚姻するのは倫理観がヤバすぎて笑いました。(主人公が拘束されて精子を取られるところで、えっ薄い本で見たことある!という最悪のベネッセをしてしまった。)
ヒロイン?は、判断力と手のひら返しの速さがヤバすぎて笑いました。こんなに手のひらくるくるしてるキャラクターは、ギャグ映画以外では初めてみたかもしれないです。
地下世界の農場行き(?)は実質の処刑なのが怖すぎて...
あと強すぎロボットが手で首をへし折ってくるのが怖すぎて笑いました。いや、地下世界は高性能ロボットが作れるほどの技術があるのでもう少し倫理的な殺し方をしてくれると思って...

最後に俺の相棒はお前だけさ...になるのはすごくよかった(ぽっと出のヒロインに長年の相棒の犬が負けなくてよかった。)のですが、ヒロインを殺して食べているという助かり方でへたなホラー映画顔負けの選択かつ、世界が終末を迎えて倫理や法がなくなったこの作品の世界観で取る行動としては当然で展開がうますぎてすごく好きです。
(作品全体の説明は控えめに、作品の世界観は物語の展開や主人公たちの行動で見せる姿勢が徹底していて見ていてずっと飽きない没入感がありました。)

丘の奥があるといいなあと最後に思いました。
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『独裁者たちのとき』鑑賞記録
#鑑賞記録


物語やエンタメ性は薄く、過去実際に撮影された記録を使用した作品で実験的(前衛的)だと感じました。

出てくる独裁者たちの経歴等を詳しく知らないので、詳しかったら面白そうだなと思いました。あとキリスト教にもある程度知識があればよかったです。

個人的には悪夢のような、ひどく皮肉っぽい寓話のような毒々しさを感じ、死後にここに行くとすれば神という概念は相当恐ろしいと思いました。
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『アムリタの饗宴/アラーニェの虫籠 リファイン版』鑑賞記録
#鑑賞記録


ホラー映画としてはきっちり怖くも幻想的な物語や、SF的(ファンタジー?)な要素を含んだ展開が予測もできずに面白かったです。
虫の描写ががっつりあるので苦手な方は注意した方がいいと思います。私は『ムカデ人間2』『フェノミナ』あたりを見たおかげかある程度平気です。
ただ『アラーニェの虫籠』は爆発要素があるのを全く想定しておらず、ド派手な爆発が三回起こるので(香港映画みたい〜!!!)と楽しかったです。
『アフリカンカンフーナチス』みたいな低予算ホラー映画とは比較するのが失礼なくらいきれいで大規模な爆発でよかったです。

一人で製作した作品というキャッチコピーですが、今となっては一人で製作した映画ってそんなに目新しいかな?と思います。
監督が一人から作り上げた『JUNK HEAD』、一人で製作されたアニメーション作品『Away』があるので。(こういうときに自分で「この作品と共通点あるな〜」とさくっと出てくるところが今まで鑑賞した映画の蓄積という感じがします。)
映画製作に関わった人数が作品の質と比例しないとは思いますが、確かにこれは一人で作ったをキャッチコピーにしたいくらい質が高い作品だと思います。
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外出中に背後で咳をする音が聞こえたので振り返ってみたが、誰もいなかった。
#オカルト


3月頃からkindle unlimitedの無料キャンペーンを利用して実話怪談本を毎日一冊くらい読んでいましたが、そのあたりから背後で足音や咳の音が聞こえるので振り返ってみても誰もいないというのが3回くらい起きています。

それも外でばらばらの場所で発生しているため、どうやら家や特定の場所が原因ではなく私に何かが「ついている」っぽいです。
客観的に見るとホラー小説とかホラー映画みたいで面白いですが、主観で見るとそろそろやばいか?という気持ちです。
(スタンド使いにとうとうなっちゃいましたか〜?と調子に乗っていましたが)

あと近畿地方のある場所について をスマホで読んでいたら、今まで使ったことのないグーグルアシスタントが何回も点滅して表示されて何かを調べさせようとさせてきているように見える現象にも遭っています。
...そろそろやばい感があるが、このまま放っておいたら自分がどうなるかも気になる!

去年の今頃も身の回りで怪奇現象が発生し寺社仏閣に行って解決したので、またそういう場所に行く頃合いなのかもしれません。
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『狂獣』のBlu-ray版(香港)を手に入れました。
#日記


広東語の字幕が出せるのがやっぱり最高!になります。

阿徳さんが西狗さんに対して「大哥(親しい男性同士での呼び方)」をしていて、腕組みしました。

あと音声を普通话?にすると、阿徳さんの声がおそらくユエさんの声になっているため、脳内で合法麻薬が出ます。俳優さん本人の声で、推したちが話しているのは本当に萌...ありがとう...

しっかり見ていないのでまた改めて見直したいです。

『天龙八部之乔峰传』も手に入れましたが、一回軽く見ただけなのでこちらも見直したいです。
ユエさんがめちゃくちゃかっこいいのと、ドニーさんがめちゃくちゃかわいそうな目に遭い続けることしか分かっていないので...

貪狼、葉問3のBlu-ray版(香港)も別の音声で見返したいです。
特に貪狼はチュイさんの声が「広東語は吹き替え、タイ語は本人」という少し複雑なものなので吹き替えなしで話しているのが聞きたいです。
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『なぎさ』鑑賞記録
#鑑賞記録


予告を見て、自分が好きそうだと感じて見ましたが自分の好みに合っておりとても好きな作品です。

主人公の雰囲気が序盤からひりついていて、どこかとても不安になる青年(青少年?)ですが、それが心霊スポットになっているトンネルに行くことで夢か現か幻かも分からない回想と後悔、愛情と他愛なくも大切な思い出が散りばめられたシーンに続くのが印象的でとても好きです。

妹と主人公が性的虐待、ネグレクトされた環境下で育ち、お互いがお互いの支えになっていたのだろうなと伝わる子ども同士の食事、遊びのシーンに寂しくも愛しさを覚えます。
また説明も少ないのですが、しっかり状況などで「兄は実妹を性的な意味合いでも好いているのかもしれない」という触れてはならない緊迫感のようなものが伝わってきて、誰にも相談できない二人の関係と閉塞的な環境が辛くも二人の兄妹には大切な場所だったのかと思いました。
(妹のなぎさが男性と物置らしい場所に入る場面は、やはり妹がその男性と付き合っていて、それを見た兄の文直が妹を取られたくない(=本当に好きなのは兄である自分だ)とキスをしてしまったのか...?と考えています。)
(それはともかく、避妊さえしていればこの兄妹が迎える結末は変わったのかもしれないとも思います。こう思うのは、私は近親同士の恋愛がすべて許されないものなのか分からないからなのかもしれません。
特にこの物語では兄妹が置かれた環境がいいとはとても言いがたく、虐待されており、適切な教育や自分の感情の表現・発散方法が分からなかったのではないか?と考えている節もあるからかもしれません。)

途中途中に挟まれるバス事故、実家に残された妹の苦悩、妹からの連絡を罪悪感から逃れるように無視した兄、バス事故で息子を失った母、過去の思い出を見ていて、過去の思い出や喪に服す様々な方法は人が亡くなったことで取り残された人々が縋るものでもあり、苦悩の根源でもあり、生きる人々が死に対して向き合うために必要なものなのだろうと思います。

また赤がとても印象的な作品で、生まれること、死ぬこと、生きること、肉体を強く意識しました。
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『THE WITCH/魔女 -増殖-』鑑賞記録
#鑑賞記録


前作はのむこれで見た(2018年)ため、5年後に続編が出ましたがゲームは新作が出るのが5〜10年くらいかかるときもあるせいか「お、続編か〜」くらいの感覚で見ました。新作までの間が長いゲームが好きでよかったです。(よくない気もしますが)
面白いけど、また続編前提の終わりをしたため前作と同様「面白!!それはともかく終わりが続編前提なの私の好みと合わないな...」でした。
続編前提の一作で終わらない映画とかが不向きすぎるので、完結するまでもう見ない方がいいのでは?と少し思います。

はちゃめちゃ美しい青少年(少女含む)たち、かっこいい女の人、など私の性癖には最高!でしたが、めちゃくちゃ好みの上海ラボ組が全滅してしまい(私の推しって死ぬのか?『魔界探偵ゴーゴリ』のビンフ署長も亡くなったし...)と見ていました。
まあ強い存在がさらに強い存在に無惨に倒されるのも好きなシチュエーションであるため、最高!ですが。(最悪な性癖)
特に最後の上海ラボ組を「捜せって言ったのに、何で殺そうとした?」とぶち殺す前作主人公、最高!
それはともかく「戦う意志がなかったから妹ではないから初手は攻撃して殺した」と語る前作主人公、怖...戦闘民族ですか?(生い立ちも原因なのだろうと思いますが、それにしてももう少し理性的な判断したほうが効率的に妹を探せるのでは?)

物語の組み方として謎を先に配置して風呂敷とか、物語の舞台を広げて謎を回収しつつさらなる敵とか、主人公たちの目的を広げて続編につなげたいのは分かるんですけど、それにしても前作見ていても「この場面何?!」「この人誰!?」「超人間主義派とユニオン派って何?!新しい概念〜!!!説明してくれ!!!」「各人の名前を出してくれ〜!!」「これ、5作くらい作るんですか?!いつ終わるの...?」になってしまうのは情報量が多くてエンタメとしては質がよくても高カロリーで見るのに少し疲れます。
特に土偶とか、ユニオン派らしい曹長と呼ばれる人物とかよく分からない新しい用語とか、とにかく入り乱れていて今作で初登場の人物たちの立場もよく分かりません。かっこよくて強いのは分かります!ここは最高!本当にかっこよすぎて大好きです。

また私は超人的な戦闘アクションが大好きなのでもっと見たかったのですが、そこに至るまでの人間ドラマの尺が結構あり、途中でだらけてしまいました。
香港映画くらいテンポよくアクションしてほしい...アクションは超能力アクションがすごすぎて目で追えない感覚も超人!って感じで好きだし、超人なのである程度の傷は無視して戦うとか、武器を使うより自分で殴った方が強いけど武器を使うと身体を使うより面での攻撃、遠距離攻撃が可能になるみたいな超人同士の戦闘の表現がめちゃくちゃうまいのでもっと入れてほしいです。
貪狼とか、ドラゴン×マッハ!とか、狂獣くらいのポンポン入れてほしいです。(香港映画のアクションが好きすぎるオタクの嗜好)
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チュイさんがSPLシリーズに出てくる警察官の中で最も善なる立場であるために、他のSPLシリーズや関連作品とのクロスオーバーを妄想したときにいろいろな人から気に入られていそうだと思います。
#貪狼


SPLだったらチャン刑事と部下たちには最初は嫌われてそうだけど、段々と打ち解けてそうです。
マーさんにもいいやつすぎて心配だとか言われて気に入られてそうです。

ドラゴン×マッハ!では、チーキットさんをチュイさんが助けてくれて心の支えとか、頼りになる友人の立場になっていてほしいです。(チーキットさんが本編で大変すぎるので、チュイさんに助けられてほしい願望です。)
チャイさんともタイ語ができるので一緒に事件解決していてほしいです。
獄長はチュイさんが戦えるのとタイ警察とつながれそうだと気に入って、ストーカーじみた方法でわざと出会う機会を作ったり、プライベートで会うよう仕向けたりしてそうです。怖...
黒社会側に真っ当な刑事を堕落させることを獄長が楽しむ節があり、チュイさんを金や人質、肉体関係などで落とそうと執着しているのが見たいです。(最悪の願望)
ボスと亞囝くんはチュイさんみたいに優しい人に無邪気に踏み込まれるのが苦手な気がするので、そもそも接点を持たないようにしてそうです。

狂獣は西狗さんと貴成さんがチュイさんを見つけたら、あの手この手で調べて接触をはかってそうです。
特に西狗さんは本編後にチュイさんと出会って仲良くなってから押し倒してしまってほしいし、なんとか穏便にやめてほしいと伝えるチュイさんに苦しそうな顔で「頼む、一度だけでも」と言って断れなかったチュイさんとしていてほしいです。そのときに西狗さんがチュイさんを「阿徳」と呼んでしまうのが見たい...
阿徳さんはチュイさんを「いい人すぎて裏があるのか分からなくて怖い」と思っていて、チュイさんは阿徳さんのことを「いい人だけど、どこか陰がある人で近寄りがたい」とあんまり踏み込まないようにしていて仲はいいけど微妙な距離感でいそうです。
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平和世界線で、季節の変わり目に衣替えとか寝具の交換が間に合わなかったとかで寝られないボスが亞囝くんの部屋にこっそり行って一緒に寝ていてほしいと思っています。
#ドラゴン×マッハ!


初夏の少し寒い日にはボスが亞囝くんで暖を取りに一緒に寝るし、初冬の少し暑い日は新陳代謝のいい亞囝くんが涼しく寝られる寝具をまだ使っているので一緒に眠っても涼しくて寝てます。

亞囝くんはボスに気がついたらタオルケットとかを持ち上げてくれそうです。
気がつかれなかったときはボスがこっそり亞囝くんの頭を撫でていたりしてほしいし、朝起きた亞囝くんを驚かせて楽しそうにしていてほしいです。
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『無垢の祈り』鑑賞記録
#鑑賞記録



数年前にオールナイトで鑑賞したときはひどく衝撃を受けると同時に、あまりの美しい祈りに感動した。
しかし、あまりにも強烈な児童虐待の描写に再び見る選択肢は取れなかった。
この選択を後悔していたが、改めて劇場で鑑賞する機会があったため是が非でもと足を運んだ。

まずタイトルが出る場面が美しい。胸がざわつく。湿った土とコンクリート、鉄、排気ガスの匂いが漂ってきそうだ。

不審者に対して抵抗ができない子どもの場面がリアルすぎて吐き気を催しそうになる。しかし、こういった最悪の行為をはっきりと描く監督や製作陣、俳優さんたちの仕事ぶりは真摯であり、決して虐待などを物語として消費するだけではなく現実にある問題としても明確に映し出している。

養父の威圧的でクズな振舞いと窮屈で息苦しい家の雰囲気に胸が詰まるのに、この窮屈な居場所のない空間に安堵する自分もいて、児童虐待がテーマの作品を見るのは自傷行為と精神的な治療的な意味合いを求めている節があるのかもしれないとここ数年考えている。
(どうしてこうした作品で自分はこう思うのか?という疑問を過去を踏まえて思い出すことで、苦しくも過去への折り合いをつけられるのではないのか?という試行錯誤を繰り返しているような気がします。)

具材のないラーメンを食べる描写に、子どものときはお腹が膨れればいいと考えがあったけれど、大人になってからは栄養とか、料理を楽しむといった選択肢がない子どもの様子に苦しくなる。
あと家にいるのが嫌で殺人事件の現場をひたすらめぐって、会いたいと書くところが本当に好きだ。原作と違って友人というか、ある程度話せるお姉さんもいるけれど、児童虐待に立ち向かえる心強い味方ではない現実的な問題も気に入っている。

骨なしチキンのあだなは原作者っぽいな...と思ううえ、殺人現場の描き方とかが原作並みに凄まじい。
そんなにグロテスクな雰囲気を押し出しているわけでもないのに、音と場面の切り取り方や、俳優さんの雰囲気に映画を見ていても背後を気にしてしまう。

最後にいたるまでのこの世の地獄みたいな描写と、母親に指を切られそうになってようやく声を上げるフミの抵抗と母親が助けてくれるかもしれない最後の希望が断ち切られた瞬間の絶望は、この世にある言葉では語りつくせないために、こうやって作品表現を利用し物語を介する必要があるのだろうと考えてしまう。

最後の「殺してください」で泣いてしまった。
人間を絶望に突き落としてすべての希望を絶って生み出される希望は私にとってこの世で最も美しい希望と映り、最も共感できるらしいとやはり気がついた。
初めて私が絶望に対して「救い」「希望」を求めていると気がついたときは、初めて『無垢の祈り』を鑑賞した日だったと思い出す。
これ以上絶望しようのない絶望の中で、今を生きるためだけに生み出された祈りは真摯で、無垢で、ある意味人間らしく、美しい。世の中の善悪、社会といった枠組みから外れた歪んだ美しいという概念であるものの、私の中では美しいものであることに変わりない。



考察めいたことをしてみるけれど、確かなことは時系列が意図的にばらばらにされているくらいか?
あとは鑑賞者の解釈次第な気もしている。

私としては
・序盤のフミが眼帯をしていることから映画の最後から後のフミ
・しかし、頭のガーゼには血が滲んでいないため「頭のガーゼを外したところからフミの回想が始まっている」起点
・途中にフミが見かける小屋の女性、未来らしい報道での死刑囚の死刑執行は、フミが最後に骨なしチキンには殺されずに生きていた映画後に続く未来の象徴(女性の服には番号がついているため、刑務所などで管理下に置かれている? 骨なしチキンと殺人を行っていたのかもしれない? 女性は自ら首に紐をかけているため骨なしチキンの死刑後に後追い自殺?)
くらいの想像をしている。
答えはないが、フミが最後に焦がれていた殺人鬼という希望に出会い、どういった形であれ希望が叶ったことは確かである。
それだけで私としては十分であるため、これ以上の無粋な想像はやめておく。
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最近は狂獣で阿徳さんがモデルで、ギャンブルにはまらずに西狗さんと付き合う世界線の妄想をしています。
#狂獣



この世界線だと、貴成さんが当て馬みたいな立場になりそうだと想像した瞬間に自分に対して解釈違いになりました。
(たぶんですが、この世界線だと西狗×阿徳、貴成×阿徳です。
同人誌の世界線とは違いますが、私は固定CPなどないときはない無節操なオタクなため「たぶん」としています。)

解釈違いになる理由は、明らかに特定のキャラクターを際立たせるための役回りが苦手というか、役割がたとえ当て馬でも魅力的にその人物を描いてほしい...!になるためです。
自分が自分と解釈一致する貴成さんの想像をする力が足りていないので、鍛錬が必要だなと思いました。

あとこの世界線の阿徳さんと西狗さんは幼なじみ〜警察学校の同期で仲が良くなった(阿徳さんはモデルにスカウトされて警察になるのはやめた)か、モデルをしていた阿徳さんがストーカー被害とかで警察に行ったら西狗さんに助けられて仲良くなるかを考えています。
警察学校を途中でやめた過去があると、原作と同様にギャンブル依存症ルートに進みそうなのでなさそうですが...
あと平和な世界線で考えたいので、ストーカー被害とかの事件に巻き込まれた阿徳さんと西狗さんが知り合う可能性も私の中では避けたいです。(妄想したけどこれは避けたいなという気持ちと、こんなのありそう〜というぼんやりとした妄想は両立します。妄想は適当に考えを膨らましているだけなので)

ここまで書いている間に、自分の願望を叶えつつと倫理的なストレスを解消するためには、次くらいの世界線になると思っています。
阿徳さんと西狗さんはたぶん幼なじみで、モデルになった阿徳さんが防犯やストーカー被害防止のために西狗さんと相談し始めたら元から仲が良かった関係の距離を少しずつ深めていってほしいです。
阿徳さんと貴成さんは、阿徳さんが街でファンに絡まれて困っているところを助けてお礼をしたいと阿徳さんに言われて少しずつ仲良くなっていってそうです。
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