2015年5月11日
今月(2015年6月号)のライオリで一番笑ったのがライフからのゲスト「ポイズンガール」のカラオケでの沢田さんの曲目本の持ち方。
こういうシンプルでインパクトのあるネタが一番好き。
芸人さんでも同じようにスパッと殺傷能力の高い笑いが好き。
一例を挙げると次長課長の河本さんの「姉がレズです」とか。
ちなみに、次長課長真元々トリオで、その時は「次長課長社長」で、それぞれ役職の割り当てもありましたが、社長の脱退の後どちらがどちらの役職か、というのもなくなったそうです。
その人が家賃を払っていたから「社長」だったのだとか。
あと、「晴れのちシンデレラ」の「ど・・・どうして石細工していた部屋に破片と姉さんのチョキしかないんだろう・・・」というセリフもGOOD!
オチ自体は予想の範疇でしたが、この言い回しひとつで破壊力が抜群に上がっています。
センスのある言い回しは笑いをより鋭利に、感動をより深いものに、心をより温かくしてくれます。
言葉のセンスある人、何をやっても強い!
「今日のノルマさん」は相変わらずの安定感♪しかも巻末カラーですよ、奥さん!
「練習」ですっと外に出る後ろ姿や「かならずしも」の4コマ目など、「絵で伝えるコミカルさ」のレベルが高い作品。
ほのぼの路線に見せかけて実は笑いのレベルがかなり高い良作です。
あったかい画風と相まって読む度にあたしの中のファン度数が上がっていきます♪
そしてそして、竹書房新人4コマ杯月刊賞受賞作品の「おでこさんウソつかない」がついに掲載!
意外と〇〇賞とかを受賞しても本掲載に至らないことってかなり多いです。それだけに凄いぞ!
ネタも表現もしっかりしていますし、応用の利きそうな設定。
個人的にもかなり好印象なこの作品。このまま続いてほしいです。
ゲストの「白石さんうつらうつら」もいい感じです。
メインのネタのバリエーションをどう増やすのか難しい題材かもしれませんが、こちらも是非是非連載化希望。
他のキャラの絡みや喫茶店という設定、白石さんや桜庭さんの側面などなど、メインテーマの「うつらうつら」とどう組み合わせるかで発展しそうです。
ゆったりとした作風とコミカルな表現がライオリの空気にすごく合っています。
ふむ、新人さんが豊作ですな。